群馬県で雪上ドライブしてきた。

  東京都に住んでいると「雪道ドライブ」を楽しもうという発想はなかなかない。ドカ雪が振ってもバスやトラックは休めないのでチェーン走行。一般ドライバーも慣れない雪道を極度に警戒するのでそれ以上にノロノロなわけです。関東に積雪が予想されていた2月4日はたまたま仕事が休みで前々から群馬の温泉に行く予定で、雪景色の露天風呂を期待していたこともありテンションは上がり放題だったのですが、果たして雪道をしっかり走れるのかやや不安も・・・。

  本格的に降るのは夕方からと想定し、午前中から出撃するも、関越の高坂SAですでに冷たい雨。高速道路ドライブには嫌な天気になってしまいました。彼女もなんだか期待はずれの表情に見える・・・。ちょっとマズいなと思いつつ、関越を北上。こちらの願いが通じたのか嵐山付近で早くも雪に変わる!外気温も0°を下回り始め、機嫌が良くなる彼女とは対照的に、緊張感が高まる。自分が気をつけていても、前方で誰かがスリップしたらちゃんと避けられるか? できるだけ大型車両から離れ単独走行できる場所を選ぶ。前後に軽やコンパクトカーを複数台従えておけば、いざというときクッションになるかな?なんて非人道的な考えも頭を過る。

  平日ということもあり無謀な運転をするミニバンや輸入車はほとんどなく、ブレーキランプを点灯させるせっかちな下手くそもほとんど見られず、安全なドライブでした。1台だけBMWが140km程度で追い越しを抜けていきましたが、それくらいでしたね・・・日本のプロドライバーの皆さんは素晴らしい!渋川伊香保ICを降りると、景色は銀世界で、久々の信号でブレーキを踏むと予想通り制動距離がかなり長い。高速から降りて気をつけておかないと危ないですね。

  さてここから宿泊地の四万温泉まで一般道なんですが、人間の深層心理とは恐ろしいもので、こういう天気の日だからとばかりに榛名湖畔を通る山道を衝動的に選択してしまいました。いつもは榛名山のあの有名な峠道が大好きな彼女もさすがに今日は心配そうで、群馬の強い風(からっ風)が雪煙を巻き上げると「ホワイトアウトしたらどうしよう」なんて呟いてました。確かに雪山で立ち往生してみるみる内にクルマが雪で覆われて、エンジン駆けっぱなしにしておくとCO中毒で死ぬという話は聞いたことありますが・・・。

  無知な東京人にとってはちょっとした「冒険」ですが、地元の人にとってはごくごく普通の生活道路なわけで、慎重に走る県外ナンバーを見てどう思ったのでしょうか・・・(恥)? 伊香保温泉を超えると、さすがにクルマ通りが少なくなり5分に一回くらい対向車がやってきますが、3台続けてスズキ・ジムニーばかりやってきます!路面はもはや完全にクロスカントリースキーのコース状態。登坂車線が多くの区間で用意されているので、ほとんどが10m級の幅を誇るのでコースアウトの危険は全くなし。万が一対向車がスリップして前方にスライドしてきても、余裕で避けられるほどの見通しの良さと道路幅があり危険な状況はほぼ考えられないので、雪道ドライブを楽しむなら最適な道路ですね。スキーに行ってきた気分でした。

  そのまま国道145号線をまで一気に下っていくルートも高低差の景色も素晴らしく道路幅も十分にあって、斜面が急過ぎる箱根よりも走りやすく、ブレーキに優しくて心苦しくないドライブが楽しめます。雪道を寄り道してのんびり走ってきましたが、伊香保温泉から山を降りるまで一切信号が無いコースの平均速度は40km/h程度になり、結局東京から休憩を含んでも4時間かからないくらいで着きました。四万温泉に着いてビックリしたのは、前面のグリルが氷に覆われていてナンバープレートも全く見えず、「オービスなんか怖くないぞ!」状態。そういえば高速乗っているときからエンジンが思ったより回らなかった気が・・・どうやら吸気に問題があったようです・・・。


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