日本メーカーが描く未来の日本市場はクッソつまらないものではないか!?
メーカーは儲かる 今の自動車業界の最大と思われる問題点は、複雑なシステムを持つ新世代の自動車の「価値」を公平に伝えようという気が全くないこと。従来のガソリンエンジンに加え、ガソリンターボ、各種のハイブリッドなどの電動車、ディーゼルターボ車がそれぞれ日本市場に増えてきたけど、各メーカーは不親切なセールストークに終始するだけで、パワーユニットを選ぶ基準すらまともに教えようとはしない。燃費測定法にしたって内容は非常に複雑であるし、過去には燃料を濃くして良く見せようと不正をするメーカーはたくさんあった。燃費よりもっと知りたいことは「故障発生率(不具合発生率)」ってやつだろうか。 日本車専有率90%はやはり弊害が多い!? アメリカでは各メーカーの現行モデルそれぞれに「不具合発生率」「ユーザーの平均使用年数」など細かくリサーチがされていて、どのモデルが不具合が多く1年以内に買い替えられているかなどわかるらしい。もし日本で同じようなことをしたら、その衝撃の結果によってあのメーカーとあのメーカーは真っ先に日本市場からフェードアウトするだろーけども・・・。 1400kgが分岐点 軽自動車のようにパワーユニットの選択肢がほとんどないならいいのだけど、Bセグ、Cセグ、Dセグのユニットはどう選ぶべきなのだろうか!? 色々なモデルを乗ってみての総合的な判断ではあるけども、乾燥重量が1400kgを超えるクルマはターボを選びたくなる。自然吸気エンジン、ターボエンジンどちらの魅力も捨てがたいのだけど、最終的に全てを決めるのは車重。メーカーも1400kg以上のモデルにはターボ、ハイブリッド、ディーゼルの導入が必須だと考えているようだ。日本メーカー車はまだまだ自然吸気を使う余地を残しているけど、Cセグ以上の輸入車は軽く1400kgを超えるのでガソリンターボ、ディーゼル一辺倒になるのも無理はない。 単価を上げたいメーカーの利害 エンジンの選択は車重を念頭に考えるべき!!ってことはクルマが好きな人にとっては当たり前のことなのだけども、カーメディアではしばしばそんな基準など御構い無しにレビューを綴る「素人まがい」な連中もたくさんいる。軽量化技術に長けていて1300kg前後でCセグを作っている某日本メーカーに対して「なんでターボ化しないのか!?」と当然