日本カーオブザイヤーという”茶番"の季節がやってきました!
昨年は初めて輸入車が受賞した「日本カーオブザイヤー」の10ベストカーが発表されました。この賞は1980年に始まり今年で35回目を迎える歴史あるもので、記念すべき第1回はマツダの歴史に燦々と輝く5代目BDファミリアが受賞しました。その後もソアラ、シビック、MR2、アコード、シルビアといった日本のモータリーゼーションを牽引した名車が続々と登場しています。伝説の日本車豊作の年1989年はやはり世界を驚嘆させたセルシオが受賞しました。2007年の第28回まではホンダ車がやや多い気がするものの、28台いずれ劣らぬ名車ぞろいで、その選択の素晴らしさに疑いの余地は全くありませんでした。 しかし翌年の2008年(第29回)でGT-Rではなく、トヨタIQが選ばれた辺りから変調を始め、日産リーフが圧勝したり、ホンダCR-ZとVWポロが激しく競ったりするのを見て、30年に渡るこの賞の重みが吹っ飛んでしまった感があります。この時期の審査員は氏名と得点が赤裸裸に公開されていて、おそらく全員が自身の名前を削除したいとか思ってるのではないでしょうか。それにしても今回の選考委員も見事なまでに「軸のぶれた」評論家がたくさん揃いました。主要雑誌でメイン記事を書いている高名な方々ではありますが、とりあえずI井M道、I川M照、O本K一郎、O沢Kジ、K岡H明、K口Mぶ、K下T之、K島T也、K沢M宏、S水K夫、N川J、M下Hとざっと有名どころだけでも12人のグダグダ評論家が集結しています。彼らの過去の著作物を検索すると、今とは真逆のことを言っていたりすることがたくさんあって、ガチンコ主義でこんな"茶番"に関わらなくても仕事がいくらでもあるF野R一郎さんやS村S太朗さんが、徹底的に軽蔑している「同業者」とは彼らのことを指しているようです。 ちなみに10ベストカーの内訳は国産6(デミオ、スカイライン、レヴォーグ、ヴォクシィ/ノア、ハスラー、Nワゴン)輸入4(Cクラス、308、i3、ジープチェロキー)です。すでにこの時点でヴェゼル、WRX、アクセラ、ハリアー、コペン、マセラティギブリ、アウディA3セダンといった売れ線が見事に予選敗退してます。これにはメーカーの意図があるようで、ホンダとしては受賞などしなくても売れまくっているヴェゼルよりも、もっと売りたいNワゴンを推していると