投稿

9月, 2021の投稿を表示しています

クルマが売れない。別にカネがないわけではないが・・・

イメージ
  インフレ クルマ、ロードバイク、書籍、靴、腕時計、ウイスキー、ジンなどなど。ある程度の年齢になれば「生活必需品」とされるものの「物価上昇」が止まらない。コロナ禍が続く中で、質の良いものを作るのはとにかく大変らしい。ちょっと前には経済評論家を名乗るデフレ大好き専門家が、メディアに多数露出して「クルマなんて要らない、靴や時計は安物でいい、本は買わずに図書館へ」とか家計のアドバイスをしていたが、それに乗った大多数の人々が救われずに路頭にさまよい、結局は安易な政権批判で自分を納得させている。失礼だが本を買わずに図書館通いしている人に政権批判をする資格があるとは思わない。 マクロ経済 デフレ大好き専門家に最初から懐疑的な視線を向け、クルマに乗り続け、本を買い続け、ロードバイクにもお金を掛け、服装、靴、腕時計にもそれなりのクオリティを求め続けてきた人は、かなりの確率で所得が上がったんじゃないかと思う。そもそもある程度の収入がなければそうしたモノにお金を費やすことはできない。それらのモノを「生活必需品」として買い求める人々の平均所得がこの10年で大きく上がった、その結果それらの物価も同じく上昇した。ニューヨークやロンドンの家賃が高いのと同じ仕組み。しかしそこで生活する人々が他の地域の人々より優秀だという話ではない。彼らが他の地域に移住したとして新天地の平均所得より多く稼ぎ出せるという保証はない。「環境」と言い換えることができる経済循環がそこに存在しているだけだ。 考えて買うから楽しい デフレ大好き専門家のアドバイスで唯一参考になるのは、資本主義で散発的に見られるバブル経済現象に巻き込まれないよう「自制」することだ。ほとんど経済的な負担を感じさせないくらいに激安なスーパーマーケットでレジに30分くらい並んで買い物している限りでは「自制」はあまり必要ない。それよりもアイスクリームが溶けてしまうリスクの方が高い。ちょっと前まで新車で250万円くらいで買えていたVWゴルフが、現行モデルでは400万円くらいまで跳ね上がった。これはまだ「バブル」とは言えないかもしれないが、VWグループの別ブランドのこれと同等のスペックのクルマが600万円とかで売られている。まだまだ身を滅ぼすような「バブル」ではないかもしれない。クルマを買うときはあれこれと考えて、人生で最高と言ってもいい