VWとBMWがピンチ! クルマ好きなら報道される前に気がつくだろうに・・・
アメリカでVWのディーゼルエンジンにあっては成らない偽装があったと大々的に報道され、今度はBMWにも飛び火しました。BMWはすでに日本でもディーゼルを発売しているので、騒ぎが大きくなればBMWの日本販売の7割を占めるという、ディーゼルを買ったユーザーの肩身がどんどん狭くなるかもしれません。ちょっと不憫ですね。 とは言うものの、今回の一件をきっかけに日本のユーザーもクルマ選びのあり方を考える必要があるのではないでしょうか。カーメディアの評論家が必ずしも正しいことを書いているとは限らないし、場合によっては出来の悪いクルマを売るために買収されているかもしれない・・・と理解できるくらいのメディアリテラシーが要求される薄汚い世の中になってしまいました。 大学進学率がアホみたいに高いせいか、日本人全体が「自分は高等教育を受けて頭が良い」と過信しているスマホ片手の「情報馬鹿」に成り下がっているように感じます。そんな世相を反映してか、クルマのブログをせっせと書いていると、中には記事の内容が気に喰わないという人々がしばしばブチキレたテンションで反論してきますが、その内容から「情報馬鹿さん」であることは結構簡単に見抜けます。こちらもブログ書いているくらいですから、こりゃウィキペディアから引用しているなとか、評論家が使う常套句だなとかほぼ100%解りますから。 例えば、レクサスISにHVが設定されたときに、某有名評論家が雑誌で「なんでリチウム電池を使わないんだ!」なんて書いているのを見かけて疑問を感じたことがありました。そこでその記事を引用した上で「リチウムはニッケル水素よりも発熱処理が難しいからレクサスは万全を期したんじゃないの?」と自分のブログでツッコミを入れたところ、「ニッケル水素よりリチウムが性能がいいのは常識だろ!オマエは馬鹿か!」みたいなコメントが来ました(笑)。 「バカはどっちだよ〜」と思いながらも三菱のEV開発者がその苦労をまとめた本があったので、「読め!」とばかりに紹介しておきました(その後反論なし)。新型NSXの実験車両も燃えてましたが、高性能になればなるほどにリチウムは急激に発熱するのも常識だと思うのですが・・・。有名評論家が偉そうにバカ言ってるのが諸悪の根源なんですけどね・・・。レクサスがコストをケチってるって?