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アウディTT と トヨタ86

  「週末の夜」や「休日の朝」といった定番のドライブの時間帯に繰り出すと、いろいろなドライビングカーが通り過ぎていきます。私が住んでいる東京西部では、ポルシェの人気が圧倒的なようで、絶対的な数はそれほど多くはないですが、ドライブ毎に少なくとも1台は911を見かけます。自動車専用バイパスが少なく、車線幅が狭い青梅街道や甲州街道がメインストリートとなっている多摩地区では、高級スポーツカーの中では911がサイズ的にもピッタリのようで、シボレー・カマロやフォード・マスタングといった車幅があるモデルは少ないです。   そんな道路事情を追い風に近所で増殖しているのが、トヨタ86ですね。多摩地区のトヨタはアフターパーツの売り込みにも熱心なようで、個性豊かな86が多くなってます。86だけでなく、プリウスやアクアがこれでもか!というくらいにオシャレ度を競っていて、ベース車のイメージからかなりの飛躍を実現したセンス溢れる個体も結構います。トヨタ=カスタムメイドのイメージができつつあります。   ノーマルだと、ややスポーツカーとしての「オーラ」が不足しがちな86は、発売から2年経ってどんどんハードルが上がっていて、なかなかお金がかかるクルマになった印象があります。トヨタが狙った町の修理工場の再生プロジェクトという意味では大成功なのかもしれません。発売直後は批判的な意見もいろいろとあって、発売前に200万円で買える!とやや期待し過ぎていた人々によるネガティブキャンペーンがネット上で盛んに見られましたが、現在では概ね落ち着いているようです。   86が町で増えてから、めっきりと存在感を無くしたモデルの1つがアウディTTで、2年前には小型スペシャルティカーの頂点に君臨していたのがウソみたいにオーラが無くなりました。もともと全長が短くて、ワイド&ローでスタイリッシュなフォルムが印象的だったのですが、そのポジションを86に奪われてしまいました。エクステリアのヴァリエーションで目を引く86に対し、アウディTTの外装を弄るのは相当にセンスが必要で、いわゆる「やればやるほど下品になる」典型のデザインですね。街中でもほぼノーマルというものが多く、いまや地味なスポーツカーの代名詞になりました。地味さがいい!というユーザーもたくさんおられるかもしれませんが・・・。   アウディTTもま...

トヨタ86は正しかった!

  いまや完全に日本の景色の一部になった大人気のトヨタ86です。発売当初は結構厳しい意見も多かったようですが、この1年半で作ったトヨタと選んだオーナー様が完全に正しかったことが証明されました。このクルマが1年後にしっかりと成功を収めると確信して、 300 万円を賭けたギャンブルに勝った気分じゃないでしょうか。   クルマの新車価格なんてあって無いようなもので、それを決定するメーカーの仕事は、イギリスで有名なブックメーカーのようなものかもしれません。そのクルマの将来に渡る人気を予測して“オッズ”を付けるわけです。 86 に付けられた“倍率”による価格は・・・およそ 300 万円というわけです。   そして 300 万円分以上は間違いなく楽しめると感じた人々の中からオーナーが生まれるのでしょうが、改めて 300 万円はやはり安いなと感じてしまいます。発売1年半後の今となってスペシャリティカーの中で不動の地位を確立したことを考えると、発売当初よりも余計に安く感じるかもしれません。   実際にトヨタでお買い得と言われている他のクルマと比べても遜色ないレベルです。トヨタの ” お買い得番長 ” と言えば 300 万円で V6 車が買えるマーク X が真っ先に浮かびます。最近では G’s が密かに人気のようで、街中でも見かける機会が徐々に増えています。カムリを見にトヨペットに行ったら、イマイチ個性が感じられずに、このマーク X G’s ご成約という人も案外多いのではないでしょうか。 V6 で FR でデザインも良好で3シリーズや C クラスよりもきっちり安いのはお金持っている人にはお買い得に感じるはずです。   乗り出しで 400 万円のマーク X G’s に対してさらに 100 万円も安いのに、外装デザインもしっかり作り込まれているトヨタ86は、コンセプトやサイズに満足できれば確実にお買い得です。そして86じゃなくてマーク X じゃなきゃダメという特殊な事情を持った人は今は少数派と言えるかもしれません。86は今後も日本車を代表する存在として勢力を増していきそうです。