アコードもレガシィも旧モデルがカッコイイな・・・。

  現行モデルが不調を極めるアコードとレガシィ。いくらセダン好きでも、購入候補として考える度に、あれこれ気になる点が出て来て、まあそれがほぼデザイン面に関する不満だったりします。ホンダやスバルの看板モデルですから、性能面ならば世界水準で見ても「間違いない」のですから、惜しいことです・・・。そんなことを考えながら、日々暮らしていると、勢いがあった頃のインテグラ顔のアコードや、フラット6が載っていたレガシィB4を見かけたりして、その色あせない魅力を感じます。

  同時期に活躍していたBMW3(E90)の揚げ足を取るようで恐縮ですが、やはりデザインの劣化を比べると日本車のデザインの優秀さを強く感じてしまいます。初代、二代目のアテンザは別格としても、BL系レガシィB4(2003年)とCF系アコード(1997年)も輸入車にはなかなか出せない繊細で上品なエクステリアの造形をしていて今でも街中でその輝きを放っています。トヨタや日産は国内専用モデルが主流だったこともあり、歴代クラウンやセド/グロにはなかなか普遍的な魅力を見出しにくい部分もあり、必ずしも日本車のデザインが優勢とは断定できないですけど・・・。

  惜しむべきは、先代のレガシィB4が歴代最高のデザインでありながら、現行B4が一気に評判を落としてしまったことでしょうか。何より一気に8cmも全高を上げてしまっては、先代のデザインの良さを引き継ぐのは不可能、まるでオディセイのFMC・・・。ただデザイン以外はあらゆる面で進化していて、内装はマツダをうまくパクってゴチャゴチャしていてガラクタ感が満載な歴代スバルのインパネから離脱して、新生スバルの流れを作りました。よくアイサイトがスバルに火をつけたと言われていますが、現行レガシィから始まった「内装革命」が実質的にはスバル躍進の原動力です。

  さらに新型2.5Lのフラット4NAはAWDに要求される出力を確保しつつ、競争力のある燃費性能を併せ持ち、なおかつ乗り味抜群で4気筒ながらフラッグシップらしい贅沢なエンジンです。つまりデザイン以外のあらゆる部分は文句なしに受け入れられるわけです。とりあえずはスバルの充実ぶりを眺めながら、黙ってさらに高級化すると言われている次期レガシィB4を待てばいいのでしょうけど・・・。

  


  

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