2013年10月9日水曜日

クルマにも「産地表示」の義務付けを!

  クルマの組み立てや部品の製造が行われている工場は都合が悪いと公表しないケースが多いです。メルセデスやBMWのディーラーで「このクルマは南アフリカ産の最高品質です!」などと絶好のセールストークとばかりに繰り出してくることはまずないと思います。国産率の高さを謳っているトヨタやマツダにしても主要部品の多くを中国・タイから調達しています。

  トヨタのミニバンなどに使われる2.4Lの直4エンジンの生産ラインは中国にあります。アルファード、ヴェルファイア、エスティマ、レクサスHS、SAI、RAV4などに使われています。中国向けのカムリなどに搭載される2.4Lエンジンは日本よりも中国の方が需要があり、トヨタ車をライセンス生産する第一汽車など多くの中国メーカーにこのエンジンを売って儲けているわけです。

  マツダも大型SUVなどをタイの工場で生産する関係で、自社開発の多くの部品の生産をタイの拠点に移しています。前社長は事あるごとに日本の雇用を守ると発言していますが、部品の生産国を公表しないで漠然とした話ばかりされると、どこまで本気なんだと思ってしまいます。

  レクサスやインフィニティが近々、生産ラインを中国へ移管することは既定事項のようで、もうすでに予告は済んでいるので、来年にでも中国製のレクサスやスカイライン、フーガが登場する可能性もあります。VWも中国生産モデルを日本で売りたい意向があるようですが、日本の販売店がなんとか食い止めていて、ゴルフⅦは南アフリカ生産モデルが輸入されています。

  命に関わるものだから、他の家電製品とは違い、日本製やドイツ製が多少高価でも、最終的に評価されて世界で人気を博してきました。日本製・ドイツ製だから安心と思って500万円掛けて買ったクルマが南アフリカ製だったり中国製だったりする時代がすでにやって来ています。500万円の右ハンドルのメルセデスとBMWは全て南アフリカ製です。じゃあ左ハンドルを買えばいいじゃんということなんですが、例えばF30系BMW3シリーズは正規ディーラーでは右ハンドルしか選べないのです・・・。

  そもそも右ハンドル(左側通行)の国がBMWを買う事が間違っています。左側通行のオーストラリア、タイ、マレーシアではBMWはそれほど人気はありません。右側通行の韓国、ロシア、ベトナムなどでは根強い人気を誇っていますが・・・。

  日本向けのクルマをタイや南アフリカといった左側通行の国で作っているというなら理解できますが、右側通行の中国でわざわざ右ハンドルの高級車を作る必要があるのか?という気がするのですが・・・まあ日本との距離が近いからでしょうけど。


 

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