2017年6月18日日曜日

シビックは3シリーズより売れればOKじゃないの!?

  シビックに文句があるなら還暦やアラフィフは買わなきゃいいじゃん!!(イメージが悪くなるし!!)。いつもどおりのことですけど、以前からある車名に、どーでもいいノスタルジーを押し付けてディスるの好きですよね・・・。スカイライン、クラウン、NSXなどなど。そして比較的に新しい車名のクルマに対しては、乗ってるヤツのマナーが悪いとか、安っぽいとかでディスる。プリウス、アクア、アルファード、ヴォクシー、オデッセイ、アテンザなどなど。(こんなこと言っては失礼ですが)50~60年生きてきてどんだけスカスカなんだコイツら・・・、K沢氏やO沢氏と全く同じ価値観で生きてる自分に何の疑問を感じないのか!?・・・そんなヤツらはやっぱり南アフリカ製や中国製の手頃なドイツブランド車でも乗ってればいいじゃん。

  若者は日本車が好き!?かどうかは人によるとは思いますけども、若い世代は『日本への愛着が高い』という報道が最近多いですねー。安倍政権の支持率を支えているのは20歳代!!なんてことが指摘されてました。やりたい放題の内閣だけども、全然支持率が下がらないのは若者の多くが確かな成長戦略に手応えを感じているから!?いやいや・・・若者は知っているんですよ。自民党政権が倒れてしまったら、経済成長云々よりも日本はとんでもないことになるって!!総選挙で自民党が負けたら、とりあえず向こう3年くらいは海外に移住します!!過去2回(1993年と2009年)の後に何が起こったか!?なんてアホでもわかるでしょ。2度あることは3度ある。

  「絶対売れない!!」とかしつこく報道されてますけど、300万円前後の新型モデルは実際にどれだけ売れれば成功なのか!?もし発売後1年で月平均5000台売れたら(年6万台)売れたら大成功でいいと思うのですが。これはクラウンでも達成が難しい数字になってますが、SUVを中心にクリアするクルマがちょこちょこ出ています。最低グレードが乗り出しで300万円超えるモデルだと、アルファード、レヴォーグ、ハリアー、CX5、エクストレイルの5台がクリアしています(輸入車では絶対に無理で2013年のゴルフ7がやっと2000台)。それなのに1年後に月10000台以上売れていたら坊主になる!!とかセコいこと言っている小沢コージさん。レヴォーグと同程度の5000台売れたら十分じゃないの!!数字もまともに把握できていないカーメディアが偉そうなこと言うな!!かっこ悪いから・・・。

  ベースグレードが200万円を下回るアクセラ、インプレッサ、オーリスに対して、全車1.5Lガソリンターボで最大出力も180ps前後としているシビックは270万円〜の設定になるようです。価格帯としてはメルセデスAクラス、アウディA3、BMW1シリーズ、ボルボV40(それぞれ299万円〜)、あるいはVWゴルフ(249万円〜)とほぼ同じですが、この3車種では月1000台以上を安定的に売れるモデルはゴルフだけ。ちょっと下回るのがAクラスとV40です。輸入車が好きな国民性を考えても、発売1年で月に1000台を達成できたなら、上々だと思うのですけどねー。

  シビックと同じ300万円くらいでワンクラス上のアテンザ、レガシィ、ティアナが買える。それでも1000台も売れないのだから、シビックが売れるわけない!!という意見もあるようですが、4800mm級のセダンは色々条件がきついです。一般的な分譲マンションに併設されている駐車場にはまず収まらないし、分譲一戸建てのデフォルトなスペースでも車幅というより、全長が厳しいです。近所で見かけるビルトインタイプのガレージに収まっているのはMINIとか多くて、どう見てもアテンザセダンは無理っぽい。アテンザよりも長くしてしまった現行クラウンも国内販売が壊滅的になりました。現実には新型シビックでも入らないというケースも多いでしょうけど、だいぶ条件は緩和されます。

  なんだかんだ言って1年間は月平均で3000台くらいは行くのではないかと思います。価格面で競合するCセグ輸入車の中で、最も静粛性コンフォート性能が高いとされているのがアウディA3です。ベース車のゴルフが当時の日本勢(アクセラ、インプレッサ、オーリス)を蹴散らす静粛性を売りに登場して少々驚きましたが、アウディA3はそこからさらにベースアップしていて、FMCで新型プラットフォームになったインプレッサにも引けを取らないレベルにあります。しかしホンダはこのアウディA3をターゲットにしてそれ以上の静粛性を追求したとのこと。レクサスCT200hを含めても、一気にクラストップに躍り出ていよいよ『クラウン並みの静粛性』を達成できそうな気配です。



  還暦のおっさんが頭に描いている『シビック像』は、いろいろな意味で歪んでいる!!というより5/6代目で人気の絶頂にあったEG型・EK型の頃のシビックは性能と価格の両面でユーザーを魅了するクレイジーさを持っていましたから、これはもう『麻薬』みたいなものですね。これを買った経験がある人には270万円=typeRの価格という感覚に陶酔するのも無理ないです。頭の中ヘロヘロになっているEG/EK世代と、そんな感覚を持っていない若い世代では、新型シビックのイメージは180度違う。そしてお互いにバカにし合っていて軋轢もある世代間ですから、違うイメージがそのまま両立していればいいと思います。

  ホンダは世帯年収1000万円前後のユーザー層と狙っていると公表しています。読み換えると『文句ばっかり言う古い世代は、もう相手にしてないから絡んでくるな!!』っていう意思表明のようで、当然ながら違和感を感じる層も一定割合いるでしょう。年収の1/3くらいの本体価格は自動車ローンを組む上でも健全なプライマリーバランス!!と言われて、納得できる下の世代と、納得できない(無理してもっと高級なクルマを選ぶ)上の世代ではリアクションがだいぶ違うものになりそうです。

  日本メーカーが輸入車並みの価格を提示すると、強烈に反発する人が多いですけど、メーカーが客観的にそのクルマの性能を評価して自己責任で付けた価格に、一般人ならともかくカーメディアの人間が無責任に『高すぎる』と断じるのは完全に『余計な御世話』だと思います。現実に本体価格で400万円するBMWの318iや(値引きによって)実質価格が400万円前後の320iと比べても、日本に導入されるシビックの方が高性能だと思うので、実際に270万円〜だとするならば、(個人的には)価格に関してはかなり納得できます。

  シビックが3シリーズを上回っている!!昔のシビックを知るユーザーには、もしかしたら理解できないでしょうけど、結局最後まで満足できる仕様にならなかったF30・320iを買うくらいならシビックを選びますし、周囲にもオススメします。ただし550万円払える!!ならば420iグランクーぺMスポをオススメしますが・・・。

  320iは安っぽく、420iは高品質という、BMWの『ダブルスタンダード』戦略は、1つの設計(F30系)でより多くのユーザーを満足させる意味で非常に価値があります。日本でブランド力を持つBMWにとっては有力な手段だと思います、もしホンダが最初から宿敵『BMW』をターゲットにしているならば、『ダブルスタンダード』に対抗して、『1グレード集中』戦略で、400万円の320iを切り崩しに来た!!とも読み取れます。欧州で販売する1.0Lターボなら200万円前後の価格になりそうですが、これを日本に持ってこないという戦略は果たしてうまく行くのかなー。


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2017年6月13日火曜日

新型シビック のように『走れる』モデル。

  ホンダが7月にシビックを正式発表するようですが、どうやら狙いは単純で『走れる』モデルを作ることだけみたいです。スポーツカーを除く乗用車の中で、C/Dセグメントのセダン、ハッチバック、ワゴン、クーペは、日本市場において、日本車も輸入車もほぼ例外なく走りに主眼を置いて開発されていて、それをセールスポイントにしているのですが、ホンダに言わせれば『全部まとめてやっつけてやる!!』ってことみたいです。

  さてさて既存モデルってそんな腰抜けばかりでしたっけ!?シビックごときには負けねーぞ!!というスパルタンなモデルくらいあるはず。対峙するであろうモデルを順番に見ていくと・・・。

①トヨタ・オーリス・・・ドイツで人気。欧州市場ではシビックに近い存在ですが、どちらも主力エンジンはディーゼルとHV。日本に導入されている共通ユニットは、マイナーなガソリンターボのみ、1.2Lターボでゴルフに合わせたオーリスと、1.5LターボでアウディA3をターゲットにしたシビック。現段階ではシビックの方が『走れる』モデル!?

②トヨタ・マークX・・・2009年デビューでエンジンやシャシーはさらに昔に遡る。旧世代すぎるゆえに、ホンダもマークしづらかったかも。価格&スペックでシビックに対抗する有力な1台。ですが思わぬ弱点があって、それは・・・FRであること。同じ車重&スペックで比べるとどーしてもFFの方が刺激的。トヨタ86のデビュー時にはこのFRの特性を打ち破るようなトリッキーな味付けを行なっていたが、2015年以降は大人しくなってしまった。

③日産シルフィ・・・北米ではシビックに対抗して1.4Lターボ(188ps)。NISMO版も登場して、北米や東南アジアで『コンプリートカー』市場の活性化を狙っているらしい。そのイケイケなグレードが入ってくれば、ホンダも青ざめるだろうけど、日本に展開されている1.8L自然吸気(140ps)ではシビックの敵ではない。

④日産スカイライン・・・最廉価グレードの2Lターボでも、シビックtypeRと価格が同じくらいなので、シビックのベースモデルと比べるにはちょっと難がある。さらに211psのメルセデスエンジンでは、シビックの水準の走りにはならない。やはり北米で売っているVR30DITという3LのV6ターボ(300ps/400ps)を持ち込まないとスポーティ面では評価しづらい。

⑤マツダ・アクセラ・・・北米でシビックに挑むマツダの主力モデル。シビックの1.5Lターボ(178ps)に対抗するため、北米専用で2.5L自然吸気(188ps)のグレード『GT』を用意している。シビックの人気次第ではマツダも動くか!?

⑥マツダ・アテンザ・・・シビックが同じ価格帯になるようです。『マツダのフラッグシップぐらい喰える』と完全に舐められている!?こちらも北米向けにアップデートしたハイスペック版が開発中で、日本で売っている2.2Lディーゼルではなくて、新開発の2.5Lターボの高回転版を作るのではないか!?と予測されています。マツダが以前採用していた2.3Lターボはフォードの手によって熟成され、いよいよ400psまで到達していますが、排気量から考えて同水準のものが作れるはず。ただし現行の日本向けモデルではスポーティとは言い難い。

⑦スバル・インプレッサ・・・新型プラットフォームが採用されていて、今後はこのシャシーを使って世界の頂点を極めるスポーティなモデルを作るんでしょうけど、まだ自然吸気エンジン搭載です。NAエンジンゆえにCVTのマッチングやハンドリングなどの操作系はまとめ易いはずなのに、某ライターによるとシビックに負けてるという評価だそうです。エーーー低重心の水平対抗なのに負けちゃうのか!?

⑧スバル・レヴォーグ・・・シビックの北米デビューと同時期にデビューも、当初は日本専売で出す異例の戦略を採って直接対決を回避。FFとAWDの違いこそあれども、『ダウンサイジング』という欧州発のグローバルなトレンドに同時に反応したスバルとホンダ。セダン/ハッチの王者シビックと、革新のワゴン・レヴォーグ。どちらもドイツ車を引き摺り下ろして『未来』を切り開いた英雄的モデル。だけどシビアにスポーティ度でジャッジするならシビックになるのかなー。

  一気に輸入モデルも列挙しようと思いましたが、すでに8台出てきてお腹いっぱいです。シルフィやアクセラのように北米でシビックのように、大胆なグレードを展開しているモデルもあって、とりあえずホンダが最初に北米のトレンドを日本に入れてみよう!!と仕掛けているんだということは感じていただけたんじゃないかと思います。

  とりあえずシビックの投入によって、日本で売られているモデルがどれだけ『去勢』された軟弱モデルであるかが白日の元にさらされます。『所有したいと思うクルマ』の大前提は、やはり魅力的な運動性能です。その部分を無視して、どの地域で供給される部品でも組み立て可能な『汎用モデル』に適当なデザインを被せて売ろうとしてきた、2000年以降の日本車とドイツ車。マツダもBMWもすっかり丸くなったなー。こんなクルマに400万円も払いたくないわ。

  そんな自動車業界への不審感を真っ先に打破したのが、まだまだ経済成長が止まらない北米市場です。ここではごまかしは効かない!!まだまだ高齢化もこれからですから、若者ユーザーに真剣に向き合わないといけない。三菱だってランエボを供給し続けています。そしてその取り組みでライバルに勝利したのが『シビック』!!北米COTYも獲りました!! C/Dセグにおける『北米のトレンド』をそのまま日本に移植されれば、クルマに興味を失っていた日本のユーザーも再びこのジャンルへと戻ってくるんじゃないか!? ホンダの経営陣の狙いも案外そんなところにあるんじゃないかと思う次第です。

シビックは絶対に売れない!!売れたら丸坊主になる!!とかつまんねーこと言っているO沢KジやK沢M宏はもう引退してくれよ!!
輸入車編は『もっと過激』に次回に展開したいと思います。


   

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福野礼一郎 新車インプレ2017

2017年6月9日金曜日

BMWは『ドイツのホンダ』!?なんか違うんじゃねー!!

  米英のカーメディアの表現でしばしば見かけるのが、ホンダとBMWの対比。日本だとありふれたホンダと、オーナーがドヤ顔で乗っているBMWにはやや『温度差』を感じたりもするのですが、日本よりも断然に長い100年以上にわたるクルマ文化を持つ米英から見れば、どちらも『敗戦国』から彗星のごとく生まれてきて、どちらも同国にある先進メーカーを追いかけて、やたらと威勢のいいエンジンを使って走行性能でアピールする手法が同じに見えるのかもしれません。

  トヨタへの異常な執着心を見せ、旧通産省の時代に行われた、対米アメリカ輸出台数の割り当て制度に、真っ向から異を唱えました。『アメリカ人が欲しがっているのは、日本車ではなくてホンダ車だ!!』ということで、いち早くアメリカにある二輪工場に生産ラインを作って、日本メーカー初の現地生産を行いました。かたやBMWは、メルセデスに対するライバル心を隠そうとはせずに、アメリカで確固たる地位を築いていたメルセデスを追って上陸します。

  どのメーカーよりも早く量産車に『ターボチャージャー』を導入したBMWに対して、ホンダは長らくターボを真っ向から否定していて、スーパーカーのような高回転エンジンを持つ量産車を目指します。そして『Vテック』によってエンジンそのもののポテンシャルを引き出し、高回転の素晴らしい乗り味を実現して世界に『HONDA』の名声を轟かせます。『セイコー、ソニー、ホンダ』は世界の人が日本を知る大きな礎なのですが、日本のマスコミにはこの3社を軽んじる『けしからん』記者が多い気が・・・。

  ホンダの高回転エンジンにもろに感銘したBMWは、『ドイツのHONDA』として独自に『バルブトロニック』という技術を導入してエンジンの基本性能の強化に邁進します。もはやメルセデスではなく、アメリカで完全にスターダムを駆け上がったホンダを追いかけるようになりますが、ホンダ、アルファロメオ、アウディ、BMWによる4つ巴による『アルティメットな高速ピストンエンジン開発競争』であえなく敗れ去り、再びターボへと舞い戻りました。ところが世界でCO2削減が叫ばれる中で、今度はホンダが自然吸気Vテックによる商品力開拓に限界を感じたようで、次世代技術として掟破りのVテック&ターボを実用化しました。
 
   ホンダとBMWの歩みは『シンクロ』しつつも『互いに複雑に絡み合い』つつも『適度な距離』が取られているように見えます。この両者が最も接近したのは、1990年代の中頃でしょうか。シビックtypeRが初めて登場した頃ですが、ホンダが英国ローバーとFF車の設計を共同開発していました。そこにBMWがM&Aを仕掛けてくるという暴挙に出ます。結果的にこの経営判断はBMWにとっては完全にプラスだったようで、この時に得たFF車の設計と本格SUVの設計によって、今のBMWの収益は確保されているといっても過言では無いです。

  ホンダにルーツを持つFFシャシーに、三菱ライセンスの直噴ターボ、トヨタ傘下のアイシンAW6AT、さらにマグナシュタイナーのXドライブ・・・。M3/M4用のユニットは日産RB26DETTのオマージュとも言える設計。BMWってやっぱりホンダでは無い。強いて言うならば『ドイツのヒュンダイ』。ヒュンダイも欲しい技術はどんどん吸収して行くから、BMWによく似てる。独コンチネンタルと中国系サプライヤーが大好きな点も似てる?

  BMWとホンダは2010年頃からちょっとダサくなりました。一番の原因は、ハイスペックエンジンに関して妥協してしまったところか!? この安易な選択に対して、アウディとランボルギーニは高回転エンジンの開発を続け、とうとうV10自然吸気のユニットを使って、ニュルブルックリンクでの市販車最速タイム(6分52秒)を打ち立てました。このままではGT-Rには絶対に勝てないと判断したのか、ハイスペックエンジンの全面ターボ化に踏み切ったBMWとホンダでしたが、自然吸気エンジンのマシンがモーターも使わずに、GT-R(V6ツインターボ)やポルシェ918(水平6ツインターボ&モーター)をあっさりと打ち破ってしまった!!という話です。面目は丸つぶれ・・・。

  やっぱりホンダとBMWは・・・ちょっと元気な一般peopleのクルマ。ランボルギーニは貴族のクルマ。そもそもの血統が違うからさ。間違ってもF1なんかに参戦してはいけないのかも。まだバブルの頃の勢いのあるホンダならまだしも、今のホンダにはF1は荷が重いです。BMWもF1では黒歴史を作ってましたけども。ホンダはインディーカー、BMWはDTMで頑張ればいいさ。間違ってもF1やルマンで勝とうなんて思ってはダメ。BMWはルマンで1度優勝したけど、それはもう過去の話で、今じゃホンダもBMWも必要な技術を安く世界から仕入れる『入札設計』の時代で、とてもじゃ無いけどワークスチームを運営する器じゃない・・・。

  さてホンダとBMWはもう決して過去の栄光を取り戻すことはないのか?『ノイエクラッセ』だ!!『CVCC』だ!!と奇声をあげていたミラクルな時代が再びやってくることはないのか!? 『シビックtypeR』vs『M2クーペ』は高齢者向けのノスタルジーな企画でしかないのか!? 『シビックvs3シリーズ』には、ジャガー、アルファロメオ、マツダを凌駕する底力がまだあるのか!? まだまだ見限るのは時期尚早な気が・・・。


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TopGear Portfolio: The World's Greatest Cars (Top Gear)

2017年6月4日日曜日

シビックとエボとRX7が復活したら・・・

  単なる『たられば』の話ではないです。現行の市販モデルに買う価値のあるクルマがどれだけあるのか!?という慇懃無礼なネタです。『価値』のあるモデルが市場にたくさんあるならば、クルマはもっともっと売れて良さそうなものですけどねー。現実にはカーメディアが『これだけ安全基準でメーカーが縛られてはもう仕方がない』とか無駄口を叩き始め、カスみたいな輸入車乗ってる音痴なオッサン連中が、救いようのない価値観を降りかざしていい気になって日本車を叩く・・・。これじゃあ若い世代がクルマに興味なんて持たないだろーよ!!

  『能力のある』日本メーカーがエグいモデルを作って、とりあえずシケたドイツ車を日本から一掃するくらいの大変革をしないと、もうどーしようもないと思いますね。とりあえず『日本の中型車』を世界にアピールしてきた、『ホンダ』『三菱』『マツダ』・・・この3メーカーに率先して頑張って欲しいですね。『スバル』はどーした!?このブランドはずっと頑張ってますよ・・・『WRX・STI』は健気に続けているし、300ps級のCセグ実用車もまだまだ発売しているし。けれどもちょっとマニアック過ぎるのかも。

  ホンダも三菱もマツダも『売りにくさ』を感じているとは思いますが、他のメーカーと同じようなスペックで似たようなデザインの『売れ筋のクルマ』を揃えたところで、販売店の実力が『某社』とは全然違うからいい結果なんて出るわけもないですし、一般メディアやカーメディアの『上流』を抑えているのもまた某社やドイツの某社。・・・ここ数年の試乗で『つまんねークルマだな』と感じた『走りを重視したモデル』は、この2つの某社と・・・メルセデスとスバルくらいかなー。好調と言われるメーカーほど『闇』を感じるのは、バイアスのせいでしょうか!?いやいや確かにこの4メーカーのクルマ(全て現行モデル)はひどかった。高齢者向けに『テキトーに作りました』といった感じ。ちょうどF30系3シリーズ非Mスポの、昔のカリーナみたいな乗り味にがっかりした時の感想に近いかも。

  その一方で、マツダやMINIは、確かに運転していて面白いんだけども、ちょっと『オモチャ』的なんだよなー。王道グランドツアラーのようなドッシリした『走り』にはほど遠いですし、一歩間違えるとヴィッツやカローラみたいな『ゆるさ』が、気持ち悪さとして体感へと這い上がってきそうな『偽物感』が・・・。マツダは果たして1.5Lガソリンのアクセラを『これが最良です!!』と胸張って出せるのか!? マツダもMINIも自分で手を入れて、足回りからエキゾーストまで自分流に調整しなきゃいけないクルマなの!? あまり弄っても良くなる気配のないけど。

  VWみたいにこれから中国メーカーと同じ土俵で競うために、年産1000万台を『どんな手段を使っても』達成しようという執念があるならば、そこそこ『走る』テキトーなクルマ作りやってればいいと思うけど、ホンダ、三菱、マツダにはそんなビジョンは全くない!! これでゴルフ(7代目)や3シリーズ(F30系)のような『狙わない』クルマ作りやってたら、もう『完全終了』するだけでしょ。ゴルフも3シリーズもカーメディアは『腫れ物』に触るように全く言及しないけど、この2モデルに使われているミッションが、も
しクラウンで使われたら『これで高級車とは笑わせるぜ」とか散々に批判されるのがオチ。日本車の水準から見ればどっちも『欠陥品』なんですよ。

  有名ライターは誰も欠陥品なんて言ってないですから、最初は自分の運転の仕方が悪いのかなーと思いましたね。そして無遠慮にディーラーの人に訊いてしまった!!『なんかアクセル踏んでもモタついて出てくれないんですけど、サイドブレーキとか利いてませんか!?』って(笑)。実家のプレミオのCVTも焦れったいなと思いますけど、さすがに不良品とまでは思いません。極論するとBMWはATの始動を支える『トルクコンバーター』がカスなんです。しかしBMWが好きな人に良い点を聞くと必ずと言っていいほど『ZF8AT』を挙げてきます。この人らは『本当に良いトルコンATを知らないんだなー』ってことです。ゴルフにしても乾式クラッチを使うモデルは動き出しが悲惨。湿式クラッチのGTIは良かったけど。

  いやはや『不良品』のことなんて、もうどーでもいいんです。中国メーカーと張り合う気満々のVW車は、これが『戦略』なんですから、外部が安易に批判すべきではないです。これに好きこのんで乗っている輩は単なる『物好き』だから放っておけばいい。もし奴らが日本車を批判していたりするなら、名誉のためにもその『勘違い』をわからせてあげるべきかもしれませんが。BMWは・・・もう知らないです。どーでもいい。乗る人の感性の問題。

  ホンダの人が『東京で売れる車の3割が(クソな)ドイツ車だー!!』と嘆いておられました。どうやらそれがシビック投入の最も大きな理由らしいです。けどさー東京の人間なんて忙しくてまともにクルマ乗る暇ないし、『走りのいいクルマ』よりも『有名高級ブランドであること』を優先するクルマ選びですから、シビックが出てきてどーなるものでもないのかなー。だけど(潔癖症で)新車で買いたいけど適当なクルマがない!!と不満に思っている人の需要はある程度は満たせるんじゃないかと・・・。

  300~350万円くらいで『充実の走り』『クラストップ水準の内装』『後席でも長距離移動に耐えるサイズ』の3要素がすんなりと収まっているクルマ。プリウス(上級グレード)だとまだ『走り』が不満!? レガシィ、アテンザ、ティアナだとレザーシートを選ぶとちょっと予算オーバー。カムリHV、アコードHVだと普通に予算オーバー。マークXだとちょっと後席が狭い。・・・などなど色々不満が出てきますが、ここに挙げた日本車はどれも『そこそこ』優秀なんですけど、メーカーが『魂込めて』磨きあげた・・・という雰囲気が薄いですね。余計なコストを使わない『儲かるクルマ』の匂いがプンプンする。リーマンショック&超円高の頃に立案された、日本生産を前提とした『企画』ですから無理もないですけど。

  (マークX以外のモデルは)最後は中国生産で帳尻を合わせればいい!!という思惑も見え隠れします。トヨタやVWに匹敵する規模がないのに、中国水準で設計してて大丈夫なの?中国人の好みに合わせてホイールベースを伸ばしまくったアテンザとか・・・。このアテンザを発売した頃のマツダは、ロータリーのスポーツカーを作らなくなったし、三菱も世界基準の質感だったギャランフォルティスとランエボXを日本から撤収させました。『アテンザ』を名乗るのも筋違いな感じの現行アテンザは、残念ながら『黒歴史』になるでしょうねー。あまりにも『普通』すぎる。セダンの形をしたピープルムーバー。現行レガシィも同じ。内装や装備を楽しむならいいけど。





  シビックもいいかもしれないけど、やっぱりエボ!!このクルマとっくに廃版になっていると思いきや、北米では根強い人気なようで、年次改良を行わない2015年モデルのまま現在も継続して生産&販売が行われているそうです(岡山でこっそり作ってるみたい)。三菱がその気になればいつでも日本販売を復活させることもできるってことです。やっぱりアメリカ市場が『GOOD!!』としたクルマは・・・中身がしっかりしている。ゴルフだってアメリカでは1.4Lターボがカス過ぎて全く売れなかったので、1.8Lターボに慌てて載せ替えました。もちろんメルセデスCLA180や、1.4LターボのアウディA3セダンなんてのもアメリカでは販売すらされてません(だってまともに走らないし)!! 日本ではアクセラ、インプレッサ、ゴルフが『走りの良さ』で人気が高いですけども、この3台もユーザーが厳しいアメリカ市場ではシビックの相手にすらならないです。

  1300kg台に180psの1.5Lターボ。まあターボですからスペックの数字ほどには期待できないユニットだとは思いますけど、それでも日本で販売されている600万円以下のドイツ車を全滅させることができるくらいの『メリハリ』はあるんじゃないですか!?(河口さん・・・)


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JUST CIVIX(ジャストシビックス) VOL.1   

2017年5月31日水曜日

日本車をバカにしたい!!という理由で輸入車を選ぶなら・・・。

  ニューモデルマガジンXで西川淳さんが、『日本メーカーがここ数年で調子に乗ってきた!これは良くない兆候だ!』みたいなことをおっしゃってました。特にターゲットになっているのは、レクサス(トヨタ)とともに国内生産維持を掲げるマツダです。アメリカにディゼルを投入するため尿素SCRシステムを搭載する設計を盛り込むために、やや見切り発車気味に出てきた新型CX5に対して、なんだか褒めているのか、貶しているのかよくわからないですねー。

  もうオッサン達もわけわからなくなっちゃってるんですかね。どうひっくり返しても、レクサスやマツダのレザーの方が質感がいい・・・もうこれだけで大混乱しちゃうみたいです。他の産業の発達具合から考えても、同じくらいの価格でクルマを作れば、まだまだ『いいもの』を作る力が日本メーカーにある・・・というより日本メーカーの中枢がポスト団塊世代になり、海外旅行が当たり前で『良いもの』をよく味わっている世代に製品開発の決定権を持つようになった結果なんでしょうね。西川さんなどのオッサンライターが日本車の内装にメロメロになってます・・・。

  ハァ!?オッサン趣味のダッセー内装は正直言ってビミョーなんですよ!!このクルマはもっと内装のセンスが良ければ買いなのになー。そんなモデルが最近増えてますよ・・・中型・大型の日本車セダンは大体該当してる!? センスが・・・な日本車と、センスは『エスニック』で質感が・・・な輸入車と、ちょっと無理のある括りですけども、それにハマる典型的な2台を比べたらどっちがベターですか?・・・例えばアコードHVとボルボS60。

  日本車と輸入車の枠を超えてアコードとS60は共にとても素晴らしい資質に恵まれた中型セダンです。世界で最も『安全』な乗用車の1位2位はこの2台です。日本市場ではボルボS60がじわじわ売れていますが、安全性に加えて、シャシーはマツダ設計、エンジンやミッションはトヨタ系列サプライヤー(デンソー&アイシンAW)と組んでいて、各部も信頼性が高く非常に高品質なものになっています。ボルボは一時期は中国資本によって中国市場向けの中国生産に全面的に切り替わるとか噂されていたり、ネット掲示板では中国資本になってからは『VOLVOではなくボルボだ』などと批判的に扱われたりしてましたが、蓋を開けて見たら、スウェーデン政府による公的資金投入で、スウェーデン&ベルギーの欧州2工場に集約されました。

  2010年まではマツダとともにフォード傘下にあって、フォードの『日欧開発体制』において欧州フォードと開発部隊が統合され、メルセデスのようにマレーシアやタイなどに生産工場を増やしました。しかし経営母体が変わったのちは、東南アジアの工場を全て閉鎖しています。ちなみに『日欧開発体制』とは、アメリカのビッグ3が2000年代に実践した『再生』運動で、日本やドイツの開発ノウハウを持つメーカーを傘下のグループに収めることで、世界水準のグローバルモデルを生産する戦略で、バブル期に世界の頂点に立った日本が不況に苦しむ2000年代にアメリカが再び日本の生産台数を超えるという結果を出しました(トヨタやホンダの現地生産という見方も・・・)。ちなみにGMがスバル、スズキとオペル、ダイムラー・クライスラーはメルセデスと三菱です。

  話をボルボに戻すと、フォード傘下ではマツダの欧州志向という方針もあって、日欧一体での開発が進められました。量販の中型・小型車向けに関してはグループ内でシャシーやエンジンの開発競争が度々行われましたが、採用されるのはことごとくマツダ開発のものですた。B3(デミオ)/C1(アクセラ1/2世代)/CD3(アテンザ1/2世代)、MZRエンジンなど。そんな中でボルボは『簡素過ぎる』C1と『スペック高め』CD3のどちらも使い勝手が悪かったようで、2009年にその中間に位置するEUCDプラットフォームをC1を改良して作りました。これが現在のボルボとランドローバーの2車(レンジローバーイヴォーグとディスコスポーツ)に使われています。

  マツダの技術力に屈するのを潔しとしないボルボの『意地』というべきか、それとも同じくC1プラットフォームから進化したマツダのsky-Aプラットフォームよりも3年早く登場したボルボ版『スカイアクティブ』というべきか。3年のアドバンテージは特に足回りの良さにはっきりと感じられます。数年前に森慶太さんというライターが、S60はメルセデスやBMWよりも乗り心地がいい!!と書いてましたが、半信半疑で乗ってみると、確かにCクラス、3シリーズよりは『染み入る』ようなマナーの良さを感じ取れます(Cと3の混乱ぶりは結構悲惨なものがある)。4シリーズやジャガーXEならば負けてないですけども・・・。

  日本車に対して、S60のようにある程度は『主張』が効くクルマはなかなかないですねー。惜しまれつつ日本から撤退したフォードの現行マスタングが浮かびます。確かにアメ車のFRらしくボデー重量をある程度意識させるような乗り味には好き嫌いはあるでしょうけども、フーガやマジェスタではちょっと出しきれないキビキビ感は新鮮。ハンドリングは車格を考えればびっくりなくらいにキレがあります。先日フォードCEOのマークフィールズ(元マツダ)が退任したので、これで再び経営方針が変わり、右マスタングが日本に入ってくればいいですけどね。そんなマスタングを研究してきたであろうGMのシボレー・カマロが新型になって再び日本に導入される見通しで、これも日本車にはない味を存分に発揮してくれるとは思います

  BMWで日本車にはない魅力を見せてくれるモデルももちろんあります。まずは4シリーズは全般的に良いですね。あとは540i。フーガに勝てるのか!?という部分で疑問は残りますけど、フェアレディZを単純にメタボ化したフーガよりは、『スポーティ』さがウデ、足裏、尻からビンビン来る!!これは『高まる』よな〜。ターボだけど中速域でも息切れしないで、レクサスや日産の6気筒のように(回転数が)上は上で別のエンジンが作動するかのようなタフさもついてくるので、多少は無理してでも直6欲しいなー。新型M5やE63AMGならばもっと『全能感』があるのだろうけど、フルサイズセダンの一つの完結形として540iはなかなかのものだと思います。

  とってもミーハーな見解で恐縮ですけども、予算が500万円ならば、S60か4シリーズを(並行輸入で右マスタング!?)。予算が800万円以上ならば540iか、ジャガーXE-R。日本メーカーが案外層が薄いのは、この辺(D/Eセグ)のハイスペックモデルなので、『日本車なんてつまんねー』と言いたい方はぜひ検討してみてください。



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↓ボルボのフラッグシップセダン(S80)が263万円。結構安いかも。
  



  

  

2017年5月23日火曜日

いいクルマの『定義ができない暗黒時代』をぶっこわせ・・・

  なんで『クルマがつまらない』と感じるのだろうか? 理由はいくつか思いつくんですけど、
①日本メーカーのやる気がない。
②ドイツメーカーもやる気がない。
③米国・韓国メーカーは日本で売らない。
④フランスメーカーもやる気がない。
⑤イタリア・イギリスメーカーによる金持ち向けのクルマがなんだか凄そう。
⑥カーメディアがつまらないクルマを褒める。

  ①〜⑥までを要約すると、日本でクルマを買うヤツのほとんどが、固定概念ゴリゴリのオッサンやじーさんばっかり。彼らの先入観によって歪められた価値観が、そのまま日本市場の客観的イメージを形成し、いくらいいクルマを作っても高額な日本車は売れないから、日本メーカーはあまり真剣にクルマを作らない。ドイツメーカーはどんなクルマでもベタ褒めされるから、インドで50万円くらいで売られているカススペックのクルマを、ニヤニヤしながら日本で200万円で売る(それを買って満足するヤツも一定割合いる)。

  フランスメーカーだって日本市場じゃかなり差別的に扱われるので、価格設定に苦慮したりする。けど他の地域よりは高く売れるので日本からは撤退しないみたい。イタリア・イギリスのスーパースポーツはなんであんなに高いのか!?日本じゃ高くないと売れない!!ってことになっている(バブルの価値観が生きてやがる)。そしてどうもバカばっかりになってしまったカーメディアの示すものは、やたらとブレブレで『スタンダード』と呼べるものがない・・・『VWグループのクルマは絶対にいいクルマ!!』という協会の「コンプライアンス」だけは固守されているようですけど(これは冗談です!!ジョークです!!わかってるよね!!)

  『クルマ好き・じじい連合』の偏屈な価値観をぶち破って、時代の寵児に祭り上げられるような「スター」なクルマが出てこない状況になっちゃってますね。例えばトヨタが86を作れば、沢村さんとか西川さんとかフェラーリ・ライター連中は完全に上から目線で文句つけるし、マツダがロードスターを頑張ってFMCすれば斎藤慎輔さんは『小物入れがない』と完全否定するし・・・。ケータハムとかロータスとか手放しで褒めてますけど、世界的に見ても86やロードスターの方がはるかに存在意義は大きいと思うんですけど。ジジイなライターと自動車メーカー開発者との積年の確執に関しては我々クソガキの感知することじゃないですけどねー。

  ということで提案。日本のクルマ文化をもっと快適にするために!!
①日本メーカーのやる気のないクルマは買わない。
②ドイツメーカーのやる気のないクルマは買わない。
③カネに余裕がある人は並行輸入業車を使って米国・韓国車を検討してみる。
④フランスメーカーを励ます!!
⑤カネにめちゃくちゃ余裕ができたらマクラーレンかランボルギーニを買う。
⑥カーメディアを全部廃業に追い込む。

  どれでもいいけど、できることからやって行きましょう。まずは①と②。日本とドイツのクルマを『仕分け』しましょう。・・・と言っても誤解してもらうと困るけど、日本で売られている日本車やドイツ車に『悪いクルマなんてない』。島下さんとかいうライターは何を根拠に書いているのかわからないけど、マーチ、クラウン、パッソ、カローラ、プレミオ、ティアナなどはダメだっておっしゃるんですけど、これがダメだったら、欧州で売られているVWの激安廉価グレード車なんてどーなっちゃうの!?・・・まあ結局のところ『悪いクルマ』ってのはジャーナリストが作り出した幻想に過ぎないんですよ。

  マーチ、パッソ、カローラといった国民生活を支えるインフラとして作られているクルマの動力性能を、『スポーティさがなくそそるものがない』!!とかマヌケな結論をして平気で叩いているライターの『社会認識レベル』の低さにドン引きします(その手のコメントを私のクソブログに対してよこすオッサンはマジで笑えないです)。世の中の仕組みとか弁えない『お子ちゃま』が評論家とかやってんじゃねー(アホはクルマを語るな!!)。まあ・・・筋金入りのおぼっちゃま育ちとお嬢様育ちの2人が政治家やっていて、リーダー気取りで「党首討論」などしているなんとも絶望的な国ですから、評論家も読者も徹底的に感覚が麻痺しているのかなー。

  貧乏な人が「世の中が救ってくれだろう!!」なんてクソみたいな幻想を持ってはいけない。そんなことは実現不能なのは明らか。自力で這い上がって世間一般で金持ちと言われる水準にまでならないと、生きる価値のまったくない国が日本です(だからアストンマーティン買うまで頑張れ)。庶民の感覚なんてこれっぽっちも共有していないリーダー同士が同類を集めて『派閥』を作って国政を議論しているんですから、『NISA』とか『ふるさと減税』とか金持ちにしか意味がない政策ばかりが次々と実現するんです。発言・行動からも苦労知らず?にしか見えない『浅い』リーダーどもが、プーチンやトランプと渡り合えるのかい。

  ちょっと物騒な話をすると、昭和初期の政治もすでにこんな状況だったようですが、当時は『血盟団』という浄化組織がありましたし、悪い奴は殺されるという今よりも『信賞必罰』な時代だったようですね。さすがに現代の政治家もこのままだと殺されるリスクが高まることくらいはわかっているようで、いよいよ「テロ等準備罪」を成立させましたねー。こんなクソブログでテロ行為を正当化するだけでも、逮捕とかされそうで怖いですなー(私はテロには反対です!!私は政治家を殺したりはしません!!)。

  話を元に戻すと、要は日本市場でのクルマ選びで重要なのは、「いいクルマ」ばかりの中から「究極のクルマ」を探すという作業です。メーカーが持てる力の全てを注ぎ込んで作っているクルマじゃないと相対的に「浮上」できない。今売れているC-HRがそれに該当するモデルなのか!?トヨタのPRや国沢さんを筆頭としたカーメディアの大応援にややごまかされてますけど、このクルマはそもそもユニットがハマってない(と私は感じました)。「画竜点睛」っていうんですかね、これじゃダメじゃないっすか? プリウスのハイブリッドとオーリスのターボをそのまま流用するのが悪いというのではなくて、このクルマにロータスに提供している1.8Lスーパーチャージャー(220ps)を載せたグレードを作って、『トヨタは目一杯頑張りました!!』っていうならもっと素直に納得できるのですが・・・。

  ひどいこと言ってしまうと、ドイツ車の安いグレードなんて大体このジレンマにハマりますね。もうわざとダメなグレードを作っているとしか思えないです。523i、523d、318i、E200、C180、A180、CLA180、GLA180、ゴルフ(GTI、R以外の全グレード)、ポロ(GTI以外の全グレード)などなど。ポルシェは例外としてもその他はほぼ全滅です。

  やっぱりある程度のまともな『定義』が必要ですよ。前回も書きましたが、2ペダルでいいクルマを買うならフラッグシップセダンを選べ!!だけど、リストアップしたモデル以外はどーも気合が入ってないからダメ!!これ以外の小型モデルは原則3ペダルを楽しむクルマとして位置付けましょう!!・・・つーことで、人生に必要なのは「4輪DWBの2ペダル」もしくは「MT車」。もうこれだけ!!迷う必要なし!!・・・だけど少しだけ例外もありますよ!!(もちろんファミリーカーはまた別ですよ!!)

①VWゴルフGTI・・・このクルマは2ペダルでもよくまとまっていてOK!!
②BMW420iグランクーペMスポ・・・F30系の弱点をことごとく克服した執念に感服。
③BMW320iグランツーリスモMスポ・・・アイディアの勝利!!個人的にはファミリー枠
④アコードHV・・・ストラットだけど他の部分がよく磨かれていて無視できない。
⑤アテンザ・・・MTもあるけど、やっぱりATで乗るべき。他のパラメータも優秀。

まだ他にもあるかもしれないけど、この5台は文句ナシに「例外」適用!!どれもメーカーの意地がはっきりと感じられる「気持ちの良い」モデルです。ただし日本とドイツのメーカーならまだまだいいモデルが作れると思うんですよね・・・。カーメディアとオッサンユーザーがどっちもリタイアしたら、もっといいクルマできるんじゃないですか? もちろんオッサン達にも意見を言う権利は当然にあります!!しかしそこに「明確なミス」が存在すると思ったならば遠慮せずにどんどん叩くことが大事で、議論自体がもっともっと深まって「素晴らしいクルマの定義」がもっと明確になり、ユーザーが買うべきクルマを不必要に迷うことが少なくなればいいですが・・・。


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↓このメーカーはMTだけが取り柄なの!?
  

2017年5月17日水曜日

本当にいいクルマをガチで線引きすると・・・高級セダン編。

  クルマとはあくまで道具でしかないので、本来はそれぞれのユーザーの用途に合ってさえいればそれでいいものです。台所の間取りに合わせて冷蔵庫の大きさを決めるように、駐車場や近所の道幅に合ったサイズのクルマを選べばそれでいいんじゃないですかね。それでも「いいクルマが欲しいという欲望」はなかなか捨てきれないもので、自分の選んだクルマがいかにいいクルマであるかを誇示するためにブログで書いてみたり、どっかの掲示板に出没して愛車の評価を気にするなどなど・・・病的な行動が見られます。

  そんな「アホー」は放っておけばいい!!とも思うのですけども、国内外の自動車メーカーのやり方もひどいなー・・・ユーザーにはわからないレベルでコストダウンを盛り込んでみたりといったことがやっぱり多いですし、グレードやプラットホームを曖昧にするなどユーザーを煙に巻くようなクルマ作りにもやや疑問を感じるので、独断と偏見で「いいクルマ」「価値あるクルマ」というのを強引に認定してみたいと思います。納得いく結論が出せればいいですが・・・あまり自信はないです。

  まず世界基準を構築する高級車といえば・・・なんだかんだいっても日本の誇る名シリーズの「クラウン」だと思います。セダンというスタンダードなボデータイプを六十年かけて『工芸品』の域に達した!!とトヨタも自画自賛していますが、それだけの年月を通じて市場に支持されてきて、途切れることなく後継モデルを産んできたという事実だけでも『只者ではない』ことがわかります。実際に乗ってみると、やはりこれはレベルが違いますね!!・・・とりあえず感動できる。別にトヨタにヨイショする訳ではないですけども、このクルマに乗って「褒め言葉」よりも「批判」が先に出てくる評論家はちょっと胡散臭いと思っています。

  日本人の繊細な神経が極上の乗り心地を作ってきた!!これ輸入車に乗るたびに思うんですよ。確かにBMWなんかに試乗するとエンジンのストローク感などには感心しますけど、結構あからさまに欠点が露呈することが当たり前です。日本の上級モデルでは絶対に起こらないことが平気で起こる。ロードノイズがうるさいとか、ミッションが雑だとか、足回りから変にキーキーと音がするとか、右ハンドル車だと左足のスペースが圧迫されているとか、キックダウンした時のシャクリがひどいとか・・・。

  クラウン基準で輸入車を見ると、ちょっとかわいそうなくらいです。トヨタが縦置きATミッションを使い始めたのはずっと前からですけど、他のFRの輸入車は最近出てきたような縦置きミッションを使っている訳で、その洗練度からしてすでにかなりの差があります。輸入車はとりあえずクラウンに勝ちたかったらアイシンAWからミッションを調達しなければダメかも。それくらいに絶望的な差があります。

  島下泰久さんというライターがおりまして、この人はどうもクラウンに対して特に手厳しい意見をお持ちのようです。毎年年末に発売される「間違いだらけのクルマ選び」では調子に乗ってクラウンをボロクソに書いています。この人は大丈夫なのか!?と心配していたところ、徳大寺さんから引き継いだこのシリーズはどうやら売り上げが激減しているんだとか。クラウンのプロモーション戦略が全くセンス無い!!とか偉そうに書く前に本の内容自体がつまんねーんだよ!!(嘘です!!これからも続けてください)

  クラウンには他にもネタがあって超有名な辛口批評家が、目隠ししてクラウンHVの助手席に乗せられて、クルマの車種を当てるというチャレンジをしたところ、頭に浮かんだモデルは欧州車かマツダだった・・・そんなお粗末な結果になりました。10年前だったらどうやったらクラウンと輸入車&マツダを間違えるか?と思うのですが、現行モデルに関してはさ・・・沢村さんが間違えるのも無理ないですね。輸入車&マツダの個性がかなり弱まっていて、トヨタとの差を感じにくくなりました。この現状では運転しているならともかく、助手席で判断するのは相当に難しいと思います。本当につまらないこと言いますけど、「クラウンが正義だったのかー」・・・と思いますね。

  高級セダンの販売台数はラグジュアリーSUVに圧迫されていて伸び悩みが顕著です。日本では新車に1000万円とか払わなくても、300万円くらいでSクラス、シーマ、レクサスLSの中古車がたくさんあるので、これじゃあEクラスも5シリーズも新型にしたところで、なかなか売れない。せいぜい既存ユーザーに乗り換えを進めるための定期的なイベントになってしまっているようです。Eクラスも5シリーズもそれぞれDMが1〜2回来ただけでした。乗った感想はどちらも走りというよりは他の部分が魅力的なクルマになってますね。ただし商品力は確実に上がっています。どちらも先代は絶対無しでしたけど、現行は知り合いに相談されたらオススメしたいくらいです。私の先入観があるのかもしれないですが、クラウンに近くなったよなー。

  ちょっと整理すると、
①クラウンは元々優れた商品力 
②なぜかカーメディアでは批判が多い 
③プロライターの力量を持っても明確な瑕疵は見抜けない 
④世界の高級セダンはクラウンに近くなっている 

  さらに付け加えてると、現行のEクラス、先代の5シリーズになってこの両モデルはクラウンと同等のサスペンションを持つようになった(前DWB/後マルチリンク)。ミッションもトヨタ(アイシンAW)の縦置き用の質感に近いものへとアップデートしています(メルセデスは自社製、BMWはZF)。・・・なんでクラウンやフーガ(セドリック/グロリア後継)が、日本的なセダンとしてガラパゴス的に進化してきた仕様に、ドイツの世界的に有名なブランドの『顔』的モデルが寄せていくのか?

  「高級車を量販する」というやや矛盾した経営を行う
トヨタ(レクサス)・・・クラウン/マークX/レクサスLS/GS/IS/LC/RC
日産(インフィニティ)・・・シーマ/フーガ/スカイライン
メルセデス・・・Sクラス/Eクラス/Cクラス
BMW・・・7er/6er/5er
アウディ・・・A4/5/6/7/8
プジョー・・・508GT
ホンダ・・・レジェンド
キャデラック・・・CT6
マセラティ・・・ギブリ/クワトロポルテ
ジャガー・・・XJ/XF/XE
ポルシェ・・・パナメーラ

  これが日本で量販・市販される「高級セダン」に分類できるモデルの全てです。この中でホンダ、アウディ、プジョー以外は全て「クラウン型」に収束しています。『多様性』という意味では、かなり危機的な状況かもしれません。ホンダにするか、アウディにするか、プジョーにするか、クラウン型にするかの『4択』です。個人的には3ペダル(MT)に乗るという理由が無い限りは、このリストにあるクルマを選ぶべきだと思います。これ以外のモデルはフィットだろうがBMW3シリーズであろうが、基本的には程度の差こそあれ「低コスト車」という意味では同じようなものです。ただし・・・その低コストな設計の中でも、MTとは別の価値を持ったクルマもボチボチ出て来ました。次回はそれについて書きたいと思います。

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↓頭金なしリース(月額70000円)で車検等込み。新車に乗れるけど、これ安いのか?

2017年5月7日日曜日

世界の主流エンジンは全部で5種類に絞られた!?

  「日本で売られているエンジンの特色」 本来は私のようなど素人ではなく、カーメディアに長く携わってきたベテランのジャーナリストが著書などで説明することが期待される内容です。メーカーとユーザーの間にできる情報量の不均衡(格差)を少しでも是正するのがメディアの役割なんですけども、日本のカーメディアにおいては、格差を逆に増長しているような気がしてならないです。つい最近まで、多くのカーメディアでは「ガソリンターボこそが最先端のエンジンだ」とされていました。「日本メーカーも早く直噴ターボと取り入れるべきだ!!」と・・・。

  国沢光宏氏をはじめとする「ベストカー」などは、毎回のように「日本メーカーはコスト増を嫌がってターボ化しない!!」というプロパガンダを垂れ流し続け、それに感化されたであろうアホが私のブログにやってきて、「お前は間違っている、さっさとブログをやめろ!!」などなど言いたい放題でしたよ。カーメディアが何を報じていようが、自分の頭で考えているヤツこそがブログを書くべきで、国沢さんの100%受け売りに対して何も疑問に思わないような連中が首をつっこむべきではないと思うんですけどね。結局レクサスや日産が業を煮やして、露骨に下位グレードにターボ、上位グレードに自然吸気orHVを宛てがってくれたことで、「ターボって実は・・・」ということに気がつき始めたようです。

  そもそもターボエンジンって何?・・・ごくたまに本音で語るライターもいましたが、第一義にはメーカーの『利益を極大化する』エンジン『だった』と言えます。メルセデス、BMW、アウディにとっては単一のユニットに別のROMチューンをするだけで手軽にグレード分けができる『魔法の部品』でした。今でもBMWは320iと330iで同じユニットを使っていながら200万円近い価格差を作っています。もちろんROMチューン以外に、遮音材・吸音材・断熱材の量や、排気筒の本数が違ったりするわけですけども、昔みたいに1.6L、2.0L、2.2L、2.5L、3.0Lなど複数のエンジンを用意する必要がなくなりました。

  別にこれ自体は悪いことではないですけども、ユーザーの足元を見るような価格設定はさすがに心証が悪いと気づいたのか、BMW、アウディ以外のメーカーではあまりみられなくなりました。メーカーの自主規制は今後も進んでいくことでしょう。もはや少なくなったので敢えて言及する必要もないかもしれないですが、これまでのカーメディアが、このメーカーの利益ばかりを追求したエンジンを、「最先端だ!!」と伝えてしまうことは、やはりメーカーとユーザーの情報格差を『助長』していました(つまりモラルハザード)。

  2010年頃の段階で欧州に普及したターボエンジンの意義をしっかりと再定義して、著書やレビューなどで明確に発表していたライターが果たして存在したか?・・・この黒歴史(当時の無能ぶり)に立ち返ることなく、どのツラ下げてカーメディアの仕事を継続しているのでしょうか!?果たして彼らにVWや三菱の不手際を批判する資格はあるんだろうか(モラル崩壊の程度は同次元)!?と思う次第です。

  もし現在のカーメディアがいくらかマシになって、少しはまともに機能しているのであれば、日本市場で流通するエンジン(内燃機関)を特徴ごとに、例えば5種類に分類してその特徴を説明するべきだと思います(大人の事情でできねーとは思うけど)。5種類とは「低回転ターボ」「高回転ターボ/NA」「大排気量」「ミラーサイクル/アトキンソンサイクル」「ディーゼルターボ」です。各エンジンはおおよそメーカーの方針に従ってこのどれかに属するように設計されているはずなんですが、中には分類不能なものもあります。例えばマツダの1.3Lや1.5Lの4気筒など(これは手抜き?)。

  それぞれ概要を説明すると、「低回転ターボ」とは比較的にボデー重量があるモデルに使われるタイプのエンジンで、代表的なのがBMWのX1、スバルレヴォーグ、メルセデスAクラスに使われる排気量が小さい方のものです。BMWだと1.5L直3ターボ、スバルだと1.6L直4ターボ、メルセデスも1.6L直4ターボで、どちらも出力のピーク時の回転数が4400rpm、4800rpm、5000rpm程度と低く設定されています。大まかに5000rpm以下のガソリンターボはこれに分類していいと思います。主な特徴はNAと比べて低回転でトルクが豊富なことです。しかし微低速域で重量ボデーを動かす際(駐停車時)にやや欠点が露出します。これらのエンジンを1600kg以上あるモデルに充てがうと、やはり走行性能そのものに不満が出ます。1700kg以上になるとそれが顕著になります。あまり言いたくはないですが「貧乏くさい」ユニットだなー・・・と。

  2つ目の「高回転ターボ/NA」は主に高性能なスポーツモデルに使われるエンジンです。NAだと7000rpm以上、ターボでも6000rpm以上をピークにしているエンジンはこれに分類されます。NAだと
アウディの「EA824-4.2FSI(8200rpm)」
フォードの「5.2Voodoo(7500rpm)」
レクサスの「2UR-GSE(7100rpm)」
日産の「VQ37VHR(7400rpm)」
マツダの「P5-VP・RS(7000rpm)」
スズキの「M16A(6900rpm)」が挙げられます。

ターボだと
ジャガー(6500rpm)
ポルシェ(6500rpm)
アルファロメオ(6500rpm)
日産(6800rpm&6400rpm)
スバルEJ20DIT(6500rpm)
三菱(6500rpm)
ホンダ(6500rpm)
アウディ(6100rpm)
AMG(6250rpm)
フォード(6000rpm)などなど。

  他にフェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレンなどのスーパーカーブランドが当てはまります。それらを除いた1000万円以下のモデルを扱っているのに、ここに出てこないブランドは間違っても官能とは言えないはずなんです。逆にこのリストにあるエンジンを搭載するモデル選べば、それはカーメディアが賞賛する「価値ある」クルマです。それなのに日本のカーメディアに最も多く登場し、輸入車ブランドの売り上げ1〜3位に鎮座する著名なドイツブランドの名前がいずれも出てきません。失礼を承知で言うとポルシェとアウディRS以外のドイツブランドはもはや「スポーティ基準」で語る価値なしです。他にもボルボやPSAなども。それなのに「欧州ブランドの官能」とか言われてもさ・・・変態にはついていけねーよ。

  まあエンジンは「高回転」だけが全てではないです。フォード以外は全く高回転エンジンが作れていないアメリカのブランドが存在感を発揮するのが、3つ目の「大排気量」です。特にクライスラーやGMは8気筒で『OHV』という吸排気システムを積んだエンジンを使います。OHVというと70年代の日本車に使われていた旧式の吸排気システムが連想されるようで、カーメディアでもしばしばこれらアメリカの大排気量エンジンを見下すような意見がみられます(いや当たり前のように横行してます)。蛇足ながら付け加えると、4気筒が主流だった日本車のエンジンでは、80年代から吸排気弁を連動させるカムシャフトが備わるのが主流になり、1本シャフトのユニットを「SOHC」、2本シャフトを「DOHC」と呼称しました。当然にDOHCの方がハイテクで、SOHCエンジンを時代遅れ!!みたいに揶揄するのが、残念ながら90年代頃の日本のクルマ文化の一部でした。

  そんな中で、今もOHVが現役のアメリカのエンジンに対して、「正しい対処法」がわかっていないライターが多すぎる気がします。さらにコルベットのユーザーがアメ車の雑誌で「OHVをナメるなよ!!」みたいなことをおっしゃってたりします。アメリカ車を専門に扱う雑誌でもその次元なのか!?・・・これには唖然としましたね(もっとプライド持てよ!!)。クライスラーやGMがOHVのまま使い続けるのは、簡単に言えばカムシャフト機構など不要だからです。

  日本車や欧州車のように小さくてセコイいエンジンには『DOHC』化による高回転高出力化は必須なのかもしれないですが、低速から中高速まで過不足なくパワーが出せる大排気量エンジンにとってそんな小手先の技術などどうでもいいことです。それでは日本や欧州のV8がなぜ『DOHC』化しているかというと、簡単にいうと、「スーパーカーへのコンプレックスの現れ」だと思いますね。400ps、500ps、600psといったインパクトのある数字をスペック表に載せたいだけ。カーメディアもアメ車雑誌もコルベットユーザーも誰もそれを疑問に思わないのか!?クライスラーもGMもそんな馬鹿じゃないって・・・。

  4つ目の「ミラーサイクル/アトキンソンサイクル」とは、それほど大きな出力を必要としない小型車で、CVTを連動させて低燃費を実現させたり、HV用の発電モジュールに使うために、熱効率を理論的に極大化した内燃機関です。トヨタやホンダが実用化しているエンジンでは40%以上の熱効率を達成しているようです。ここでもまた疑念が湧きます。カーメディアがこれまでユーザーに、欧州車におけるガソリンターボの普及は、コストをかけることによってより「高効率」なエンジンを生み出すため!!と説明してきました。しかし市販車では世界最高を競うトヨタやホンダのエンジンは自然吸気(NA)エンジンです。つまり全てのターボエンジンは「高効率」という基準において、自然吸気エンジンに負けているのです。

  エンジンの高効率化には、結果的にほとんど寄与していないのに、無理にターボ化を推進するメリットって一体なんなんだ? モデルによって事情は変わってくるとは思いますが、考えられるのは「スペック上の高性能化を図り商品力をあげること」もしくは「6気筒エンジンを4気筒で代替することでコストを下げること」の2つです。例えば1.6L直4ターボで平均的なスペックとして、最大トルクは「25kg・m」程度になります。これをカーメディアは何のためらいもなく、「2.5L自然吸気と同じ性能」と説明します。アホか!!と言いたくなりますけど、これに騙される人がどうやらめちゃくちゃたくさんいるんですよ。私のブログにも「ポロGTIは2.5L自然吸気と同等の性能で、燃費は1.4L級!!日本車にこれに勝てるエンジンあるの!?」とかコメントしてきた輩がいましたね。これはもう末期症状なので、死ぬまでVWとカーメディアに詐欺られておけばいいんじゃない・・・。

  さて最後の5つ目は「ディーゼル」です。もはや1000万円以下の欧州車が日本で商品力を発揮できるエンジンはこれだけかもしれないですね。日本ではマツダが非常に優れたディーゼルを作ったことが有名ですが、2012年から日本にも投入されたマツダの新型ディーゼルの優位性は、わずか5年でほとんど無くなってしまいました。マツダよりも先に日本でディーゼルを展開していたメルセデスやBMWの2012年当時のエンジンは、お世辞にも褒められたものではなかったですが、マツダエンジンが登場するや、その圧倒的な「静粛性」と「高回転設計」は、あっという間に分析されてしまったようで、現行Eクラスから投入されたメルセデスの新しいディーゼルや、2017年モデルから登場したBMWの新型モジュラー・ディーゼルは、マツダディーゼルのコピーのように静かで高回転になりました。PSAも静かですし、ボルボやジャガーが静かになるのも時間の問題でしょうか。

  ディーゼルのメリットは、低回転ガソリンターボよりもさらに優れた低速トルクと経済性の高さ(ハイオクと軽油の価格差)です。これだけは割とまともにユーザーにその長所が伝わっています。BMW、メルセデス、マツダや他の欧州ブランドにとっても『生命線』と言えるエンジンなので、カーメディアもユーザーに対して誠実になったのでしょうか? EU圏内の約50%のクルマがこのタイプのエンジンを使っていると言われています。賢いEUのユーザーが選ぶだけあって、それだけ他のエンジンと比べても「合理的」な設計だと言えるのかもしれません。

  カーメディアはなかなかこの5種類のエンジンを適切に説明してくれないですから、これから車を検討される方は、クルマのイメージに合ったエンジンを選んで欲しいと思います。

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↓3年落ち、走行10000kmで300万円は安いかも。
  

  

  

2017年4月29日土曜日

珍車登場!! 「アウトランダーPHEV・S」479万円・19.2km/L

  日本のカーメディアがほとんど報じないことですけども、三菱自動車は海外ではとても人気です。特にアメリカやドイツなど自動車先進国では大人気です。かつては旧通産省の言いなり(自衛隊から随意契約取るため?)になり、「三菱は国家なり」という社是を生み出す「国粋主義的」な立ち位置から、マスコミに嫌われているみたいですけど、率先して貿易摩擦解消のために世界中に工場を建てたり、ヒュンダイ/プロトン/一汽/上汽といったアジアの新興メーカーから、フィアット/VW/BMWといった欧州の「どん詰まりメーカー」にまで幅広く技術供与を行い、外務省とも良好な関係にあったとか・・・。

  そんな三菱自動車ですが、「国粋」ゆえにか、本体の三菱重工の意向もあってか、2000年頃に巻き起こった、業界再編の流れに乗ることもなく、現在も年産100~150万台規模で推移していて、「組み立て」に関しては中堅規模に甘んじています。当然に米国、豪州、オランダの工場にサプライチェーンを伸ばすバブル時代の手法は、「IT&チャイナ」の時代には時代遅れもいいところで、次々と工場を閉鎖しています。アメリカでの生産は昨年で完全に終了していて、フォードが日本から撤退して極東&ASEANの「ローカル」に集約させています。三菱も競争が激しい米国から撤退の意向を持っているようですが、三菱がこれまで培ってきた「高性能」なイメージはそう簡単には北米から消えずに、地元のディーラーからの熱いラブコールで新型車投入が全くないままに年間10万台超の販売を続けています。

  ドイツでも相変わらずの人気です。日本では知らない人も多い見たいですが、ドイツのカーメディアを読んでいると、三菱のAWDはやはりアウディクワトロの上を行く!!みたいな絶賛記事が出てきます。ドイツ国内でユーザー評価による「品質の高いメーカー・ベスト5」に入るのは、メルセデス、トヨタ、マツダ、三菱、ポルシェ。「三菱inドイツ」では「水島のランサー」「岡崎のRVR」「岐阜のパジェロ」「チョンブリのトライトン」 世界的に有名な「三菱・四天王」が一堂に会しています。この4モデルの実力を知らないで、「ドイツ車はやっぱすごい!!」とかステレオタイプに言ってる日本のオッサンはマジで恥ずかしい・・・本当はアフリカ製なのに。

  三菱自動車を安易に批判する一般人やカーメディアに言いたいのは、三菱の直噴ターボがなければ、VW、BMW、フィアット、PSAは全て経営が行き詰まっていたと思います。しかし欧州メーカーを追い詰める可能性があったヒュンダイや中国ブランドのほぼ全てが三菱設計のエンジンを使っています。メルセデスやスマートのFFモデルも三菱の設計を使って作っています。そして北米で圧倒的な販売を誇るピックアップトラック3シリーズを開発したのは、フォードとGM。それからクライスラー・・・ではなくて三菱です。・・・そんなことを知ってか知らずかわかりませんが、「もう三菱は退場でいいよ!!」とか年配のオッサンが言ってたりすると、こんな「アホ」が偉そうに威張っているから日本社会はダメなんだろうなーと憂鬱な気分になります。世界中のメーカーが三菱の技術を理解して、クルマを作っているのに、日本のオッサンはわかってない・・・なんて。

  さて右ハンドル国ということもあって、イギリスで最も売れている「プラグイン・ハイブリッド」となっている三菱アウトランダーPHEVに、最上級モデルの「Sエディション」が設定されました。価格はなんと479万円。レクサスを除く日本メーカーのブランドで四捨五入して500万円という価格が成立するモデルは、そう多くはなく、スーパースポーツやインフィニティ車、アキュラ車を除けば、マジェスタ、クラウン、アルファード/ヴェルファイア、ハリアー、フェアレディZ、エルグランドくらいしかないのに!!世間では320万円のアルファードに乗っている奥様がセレブ顔しちゃうというのに、479万円なんて!!贅沢すぎるーーー。

  これはまさに例の「珍車」ですねー。俗にいう「三菱だから存在するクルマ」ってやつです。旧財閥系の三菱は、三菱商事、三菱東京UFJ、三菱地所、三菱重工、三菱電気、三菱ケミカルから・・・三菱鉛筆まで東証に上場しているだけで18社もありますが、これらの従業員が乗るクルマとされる、やたらハイソサイエティなモデルです。代表的なのが、メルセデスと互角の性能を誇ったと言われる「デボネア」。かつては「デボネアAMG」というモデルもありました。AMGってもちろんあのメルセデスの手作りエンジンファクトリー&チューニング部門のAMGです。「珍車」でしょ!!

  この「アウトランダーPHEV Sエディション」もなかなかですよ。なんで479万円もするのか!? ベースモデルにオリジナルパーツをあれこれ付けました!!みたいな「デコ仕様」という訳ではなくて、相当に中身に手を入れています。479万円ですから当然ながら「衝突安全ブレーキ」が付きます。圧倒的なバッテリー容量を誇るPHEVですから、できることですけども、「エンジンかからないボタン」というのが付きました。夜中にGT-Rのエンジン掛けると近所に気まずいですよね。スーパーカーのユーザーもご近所トラブルを防ぐために、自宅から離れたガレージに保管していてそこまで二輪車かセカンドカーで行く人も多いのだとか。

  それだけじゃないです。サスペンションに付くダンパー(ショックアブソーバー)に、ドイツのビルシュタイン社の専用チューニングのものを装備。一体何がしたいんだ!?「最強のSUV」でも作ろうというのか? 確かにベース車のアウトランダーはSUVとしてはボデー剛性も高く、衝突安全基準でも好成績を収めていて、JNCAPの乗員保護93.17はなかなか凄まじい得点です。ちなみに同クラスのBMW・X1は80.53という軽自動車並みです(ここだけの話だけどBMWに喜んで乗るやつはアホ)。

  アウトランダーには、ランエボ譲りの「アクティブ・ヨー・コントロール(AYC)」が搭載されていて、これは今でも世界最先端のトラクションコントロール機能で、日産の「ATTESA-ETS」やホンダの「SH-AWD」やマツダの「Gベクタリング」など日本メーカーが熱心に開発しているセンサーを張り巡らせて、AI的自動運転の要領で外輪の増幅トルクによって運転を支援するシルテムですが、三菱のAYCが圧倒的によく曲がる(高い完成度)と評判です。日本のAWDに乗ってしまうと、BMWやメルセデスなんて・・・何の技術もないなーってわかる。三菱はこの「Sエディション」でドイツメーカーの弱点を突いて勝負してきたんですね。早く英国メディアの「トップギア」で限界性能をチェックしてもらいたいものですねー。

↓米国メディアです。三菱は撤退したいはずなのに、ユーザーは盛り上がってます。

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モーターファン別冊 ニューモデル速報 第517弾 新型アウトランダーPHEV&アウトランダーのすべて

2017年4月26日水曜日

どこから上が「高級車」なのか!?

  世界はすっかり「AI」とか言っている時代に「高級車」・・・完全に時代遅れな気もしますが、家具、腕時計、紳士服でもそうですが「高級」というファクターがついている限りは、自動車産業の全体が一気にコモディティ化することを防げます。しばらくは「日本製」「イタリア製」「ドイツ製」が楽しめるのかなー。

  「どこから上が『高級車』なのか!?」例えばメルセデスEクラスはどうなの?・・・は?高級車に決まってんじゃん。中国工場がメインで作られているクルマですけども、「ドイツ製」と遜色ない出来栄えですし、そこらへんの「日本製」よりもずっといい感じの存在感があるし。メルセデスもユーザーが期待している姿をスマートにキャッチアップしていて憎たらしいくらいですわ。「自動車業界のアップル」という表現がハマってます。

  「日本製」「イタリア製」「ドイツ製」なら高級車なのか? そう簡単に定義できればいいのですけども、日本国内で販売される軽自動車やそれに準ずるAセグ車はこの3地域のものがたくさん供給されています。もちろんフランス、タイ、インド、ハンガリーからも輸入されてます。日本の某有名コンサルタントの最新刊でドイツの自動車産業についてザックリ語っていて、世界のモジュラーのデファクトを握ったボッシュとコンチネンタル、もう一方で徹底したモジュラーメーカーのVWが両翼となって、世界最先端の競争力を保っている・・・ほー。

  ドイツの自動車産業は「高級車」も「大衆車」も作れる。「ドイツだから高級車」という固定概念を否定する必要はないですけども、実際にはドイツの底力は「安価なクルマ」を作る力にあると分析しています。日本のカーメディアから語られる姿とはだいぶ違いますね・・・いや、もうアイツらはほうっておきましょう。確かにVWはトヨタやマツダが参入できない限界市場にも突入できています。自動車技術だけを比べれば、VWもマツダもトヨタも似たり寄ったり何ですけど、インド、パキスタン、バングラディシュの20億人近い市場に突入しているのはVWだけです。

  人口ベースではEUやASEANの4倍の規模を持つ南アジア市場ですが、日本メーカーではスズキ系列の「マルチ」が一応トップシェアを持っています。外部が勝手なこと言いますけど、日系メーカーで一番マインドが「アレ」な日産が「ダットサン」という廉価ブランドで攻略に乗り出しています。VWが行くなら俺らも行く!!そういう「指向性」という意味では、日産が一番熱くて、マツダがまるっきりダメ・・・。あくまで想像ですけども。いやいやマツダは「鈍い」から好きなんですけどね。

  結局のところOECD諸国に自動車を輸出するなんて、自動車産業をこれから伸ばそうという新興国でも比較的に参入障壁は低いのだと思います。日本市場でトヨタとガチンコで「価格&性能」競争を繰り広げれば、ほぼほぼ撃沈するでしょうけども、向こう見ずな経営者が、破天荒なコンセプトで高級車もしくはハイパーなスポーツカーでも作りあげて、ワンオフで納品すれば・・・多分100台くらいは売れると思います。けども日本で300万円くらいするプリウスをインドに持っていっても現状では商売にはならないです。

  ドイツの俊英メーカーVWは、トヨタのマーケティングを完全に出し抜いてインド進出を果たしています。中国でも圧倒的に優位に立っていますし、地政学的には絶望的に思える韓国市場でも日本メーカーを出し抜いちゃっています。それを日本のトップクラスのコンサルタントが激賞なのかステレオタイプなのかわからないけども評価しているんです!!つーことで、冒頭に掲げた「高級車」=日本、イタリア、ドイツ製という考えは・・・どうやら間違っていたようですね。

  


  

  

2017年4月20日木曜日

レクサス という異文化実験はいつまで続くのか?

  米国のジャーナリスト・トマス=フリードマンがグローバリゼーションを語った名著に「レクサスとオリーブの木」のタイトルにもなっているレクサス。街にマクドナルドが建っていてレクサスが走るような水準の国ならば、紛争の解決手段に内戦や侵略戦争を選ぶ理由がなくなる!!そんな豊かさの象徴だとフリードマンは言っています。

  このクルマはメルセデスでもBMWでもアウディでもない・・・レクサスだ!!同年式のライバル車には絶対に「乗り心地」「静音性」つまりNVHでは負けない!!という「志」の高さを実際に感じるだけで、レクサスのファンになってしまう人の気持ちはわかります。トマス=フリードマンも他の高級ブランドをあざ笑うようなレクサスの精度の高さ!!これこそがグローバリゼーションを推し進める「圧倒的な魔力」なのだと定義します。

  レクサスは世界を覆う「怪物」として1989年からの四半世紀を闊歩してきたにもかかわらず、「レクサスにはアイデンティティが足りない」として、これまでの「機能性」から、デザインを中心とした「アイコニック」なブランドイメージを発信するようになりました。まるで「機能性」だけではマヌケなユーザーにまで車の魅力が伝わらないから、とにかくギラギラさせよう!!「機能性」におカネをかけるよりも「外観」におカネをかける方が売り上げに与えるインパクトは確実に大きくなる!!みたいなことをコンサルタント会社がトヨタに進言しているのかも。



  そんな過渡期にあるレクサスが新たなデザイン・コンセプトを取り入れてから導入されたモデルは、果たしてフリードマンが脅威を感じた「世界最強」の姿なのか? 見た目で判断するのはやや愚かかもしれないですけど、例えば上の動画のレクサスRXなんて、これ「テスラの新型です!!」と言われても納得しちゃいます。ヘッドライトだけ妙にトヨタっぽい「一重」まぶたなんだすけども、あとはスカート部分だけやたらとメッキ仕立てになっていて、フルエアロのオプションで100万円くらいふんだくるという戦略が・・・。

  イメージカラーとしてシルバー、メタリック、チタンを配置して、どこまでも続くハイウェイを疾駆する「トランス・コンチネンタル」な長距離ピープルムーバーを想起させるデザインです。「走るジュラルミン」。これがゴチャゴチャした日中の混雑した日本の街並みには似合わない!!ってことはないですけども、結果的に日本車が培ってきた伝統をぶっ壊すことに執念を燃やす最近のトヨタが考えていることは、どうやら・・・日々クルマの良し悪しをチマチマと論じているクルマバカの頭上はるか上空を超えて「何か」を引き起こそうという「遠謀」に思えて仕方ないです。

  世界のどこに持っていったらレクサスRXは輝くのか?・・・「東京」「名古屋」「福岡」といった日本経済を牽引する活気のある大都市の中心部も、街並みにワイルドさが乏しいのでこのデザインはどうもハマらない。ニューヨーク、パリ、ロンドンといったそれなりに年月を重ねてきた大都市よりも、シンガポールやドバイ、香港といった新興の国際色が豊かな都市がちょうどいいかも。これらの都市が「アジアの熱風」として、世界中の自動車ブランドを集めて、東京MSよりも大規模なイベントを開く時代に、そこに集まった有名ブランドの中で最も「熱い」存在でいたい!!とトヨタが考えているならば、新しいレクサスのコンセプトはかなり上手くできているんじゃないでしょうか?(欧州では苦戦するでしょうけど)

  トヨタっていつからそんなに「デカい絵」が描けるメーカーだったの!!(20年辛抱してHVの権威になったじゃん)。もちろん火をつけるライバルがいたんでしょうね・・・下の動画はシンガポールだそうですが、なんじゃこりゃ!!日本でもこんな光景が見られないよなー。この光景がミュンヘンやシュツットガルトだったら、別の意味で面白いけど・・・。


 
   話は変わりますが、レクサスGSが廃止されるみたいです。北米や中国では4.9m級のフルサイズセダンとしてカムリがベースのレクサスESが販売されていて、これが日本にもGSの代わりに導入されると報じられています。ベースのカムリも北米で新型が発表されてあまりのイメチェンぶりが衝撃的です。やはり「一重」まぶたのヘッドライトなんですね。メルセデス、スバル、マツダのような「腫れぼったい」まぶたはどうも女々しく見えますけども。そしてこれもまた「テスラの新型です!!」と言われたら・・・ほぼ信じてしまうレベル。そして各部には最近の「破天荒デザイン」なトヨタ車のデザインエッセンスが散りばめられています。レクサスISのサイドライン、SAIのテールランプ、C-HRのCピラー周りなどなど。日本でも年内に発売でしょうか・・・マツダの新型アテンザ(4代目)とガチンコ対決!?

  
  メルセデスSクラスをなぎ倒すところから始まったレクサスの歴史ですが、「Sクラスと肩を並べたLS」「BMW的な要素を追求したIS、RC、RC-F」「アストンマーティンやジャガーをイメージしたLC」「ランドローバーを取り込むLX」「マツダを叩くESとNX」「アジアの風RX」・・・レクサスに行けば世界の高級車はなんでもありますよ!!無計画に見えてしっかりと際立ったラインナップを揃えているブランドなんですねー。


2017年4月17日月曜日

BMW と マツダ がちょいダメな理由

  もう一回買って見ようかな? ・・・いやでもね〜。そんな余計な思惑が入ってしまうブランドの代表格となっているのがBMWとマツダ(じゃないですか?)。短時間の試乗で良さがすぐにわかる両ブランド・・・以前ならマツダの方がアクセルもハンドリングもクイックさが際立っていてとんがっていた印象ですけど、最近ではどちらも「ニュートラル」なレスポンスにこだわっているようで、そうなってくるとFRのBMWの方がとりあえず上手く仕上がるみたいです。現状のマツダは勝ち目がない戦い!?いやいやFFのBMWになら勝ててるかな!?

  カーメディアは盛んにBMWとマツダは「他のブランドとは違う!!」みたいなことを言ってますけども、モデルによっては他のブランド(ホンダ、トヨタ、メルセデス、VW、ボルボなど)のライバル車種に負けていると思われるモデル&グレードも結構あります。・・・それが結構問題じゃないか?と思うんですよ。BMWやマツダの新車を「買う」という行為は・・・世間に「私はクルマとドライブがメチャクチャ好きです!!」と宣言するみたいなものだと思うのですけど、最近のモデルは特徴がわかりづらいので・・・よっぽど感性が研ぎ澄まされている人じゃないと安易に手を出してはいけない!!少なくとも320i非Mスポと420iMスポを乗り比べて、「全然真逆のクルマだ!!」と自信を持って叫べるくらいじゃないと厳しい気がします。

  必ずしも420iMスポが「正解です」という単純な話ではなくて、320i非Mスポだって良いところはいくつもあるんです。どんなところが良いか?端的に申しますと、トヨタにプレミオというミドルセダンがあります。1.5〜2Lの自然吸気&CVTで乗り心地はクラスのレベルを超えた非常に当たりの柔らかさを感じるモデル。その乗り心地は車重1250kgレベルのクルマとしては驚異的な水準にあります。トヨタの階級の中では、カムリ、マークX、クラウン、マジェスタへと車重が上がるにつれ磨きがかかります。・・・で320i非Mスポは完全に他所ものなんですけど、このグループの一員に混ざってもやっていけるんじゃないか?と私は感じたんですよ。だけどこれ「タブー」なんですよね。

  カムリは違いますけど、プレミオ、マークX、クラウン、マジェスタはほぼ国内専売(一部香港輸出)ですから、乗り心地は相当にソフトに仕上がってます。他の国内メーカーは全てグローバルモデルですから、なかなか太刀打ちできないですけど、外様のはずのBMWがここまで「日本的」に仕上げたことに率直に感動するんですよ。BMWの本来のGTセダンのイメージに近いのはもちろん420iMスポの方なんですけども、なんかスゲーことを成し遂げているのは320i非Mスポじゃないか?と思っています。本来のBMWが良しとしていたことを全部すっ飛ばして、日本車の懐に飛び込んできた3シリーズなんですよ。ブレーキも効かないし、ハンドリングもアクセルのレスポンスもダルい、直進安定性も落ちてます。そこまでやらないと「トヨタの一員」にはなれないってことなんだと思います。ただし日産だけは信じられないけど両立させちゃってますが・・・。

  これマツダにも全く同じことが言えます。アテンザもアクセラもハンドリングはまろやかで、足回りもダイレクト感が減りました。マツダの場合はロードスターという「飛び道具」があるので、一般モデルでどれだけ日和ってもいいという論理が働いているのか、あるいはスポーティにこだわっている開発陣が、ロードスターのピュアスポーツ度ばかりに神経質になりすぎていて、基本設計はFFである一般モデルを過剰にスポーティに仕上げることに後ろ向きになっているのかなー・・・という感じがします。色々なメーカーの開発担当者が一堂に会したどっかの討論会で、マツダの代表が「人間は足で走るんだからスポーツカーはRWDしかありえない!!」と発言し、日産だか三菱の代表が「でも人間より犬の方が速い、だから速さを追求するならAWDだ」と反論されてました。

  BMWとマツダのスポーティ視点での「勝負モデル」を挙げるならば、「420iグランクーペMスポ」vs「アクセラセダン22XD・AWD」なんですけど、全然違うタイプなので、比較のしようもないですし、どーも噛み合ってないです。ただしどっちも買って損はないですね。どちらも気合は十分伝わってくるし、他のライバル関係を比較しても「このクルマじゃないと!!」と思わせるオンリーワンな要素もしっかりあります。おそらく2Lターボ車の中で過給を意識せずにナチュラルな乗り味で、さらにハンドリングも高いレベルにまとまった中型車という意味では「420iグランクーペMスポ」は最強(ベスト)でいいと思います。たとえスカイライン200t相手でも負けていないです。

  全くカーメディアでは盛り上がっていないですけども、アクセラ22XDのオーバースペック気味なユニットをMTで「ぶちかます」走りは、2002年を境にクリーンになってしまった日本メーカーからは感じ取れなくなった「ヤバい雰囲気」があります。そのクルマの名前が「ランサーエヴォリューション」やら「WRX」やらだったら乗る側もやや身構えますけども、いかにもファミリーカー的な雰囲気の「アクセラ」がここまで暴力的に加速する「ギャップ」がいいですし、さらにマツダらしくスバルや三菱よりもハンドリングのダイレクト感があるので体に伝わってくるエマージェンシーでアドレナリンが出る走りはなかなかエグい!!これはフェルトがステアリングに絡みついているようなフィールの「WRX・S4」なんかよりもよっぽど刺激的です。けどこれってさ・・・マツダじゃないよ。

  従来のマツダが好きな連中は「420iMスポ」が刺さりますし、BMWが好きな連中は「アクセラ22XD」のダイレクトで力強いフィールは好きなんじゃないですかね? なんでこうなっちゃうか?色々と理由を考えるとこれはBMWもマツダも「二流」だからじゃないか?と思うんです。パクるのが上手い!! これに対して「一流」とはどこか?わかりやすく挙げるならば、日産、ホンダ、ポルシェ。この3メーカーは、自己基準で絶対的な進化をするだけの「マテリアル」を持ってるから、GT-R、NSX、911ターボを作るし、スカイライン、シビックtypeR、マカンといった500~600万円クラスのモデルでも「さすがだな・・・」という足跡が残せるんでしょうね。

  BMWやマツダがこの3メーカーに対して負けを認めたわけではないですけども、バブル期から2000年頃までならまだしも、現在では立ち向かおうという気概がないですね。2000年代はまだ武器があったんですよ。「E90系Mスポ」VS「プレマシー」です。どっちもかなりイカれたクルマです。お世辞にも「いいクルマ」ではないですけども、トヨタはもちろん、日産やホンダにも絶対に作れないレベルのクルマです。先代のシビックtypeRの劣悪な乗り心地は「E90Mスポ」へのリスペクトでしょうし、日産もプレマシーをOEMするという決断をしました。認めてるんですよ。良い意味で「バカすぎ!!」です。徹底的に狂っているんですけど・・・当時のBMWとマツダは本気なんですよ。

  けど何を思ったのか、どちらもその武器が「間違っていた!!」とあっさり認めて、ブランドのコンテンツからあっさり消し去ります。何が狂っているか知りたい人は中古車屋に試乗に行ってみてください。どっちも相当な「珍車」です。その「地点」を知っているファンから見れば、現行モデルはどれも「守りに入っている」「リタイア世代向けに作ってんの?」とか穿った見方をしてしまうんです。ロードスターもM2も対象年齢は65歳以上じゃないの?


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↓BMWやマツダの後釜はジャガーかな!?
  

  

  

  

2017年4月11日火曜日

軽いは正義!?・・・メルセデスとジャガーの闇。

  世界のクルマはどんどん大きくなって、あまりに大きくなり過ぎて、ちょっと小さくなることもあったりしますが、特にグローバルモデルのサイズは大きくなる一方です。トヨタ車は国内専売がまだまだ多くて、国内向けカローラ(Cセグ)やプレミオ/アリオン(CDセグ)は今も5ナンバーのままです。かつてマツダのCDセグとして販売されていたカペラは、アテンザと名前を変えて、初代アテンザは3ナンバーに。二代目アテンザはDセグのマークXを大きさで上回り、現行の三代目アテンザはEセグのクラウンより大きくなって登場しました。

  トヨタブランドのフラッグシップが、マツダやホンダのCDセグだったセダン(アテンザ、アコード)に車格で負けるわけにはいかないですよね。現行クラウンへFMCするときに、先代と同じシャシーにもかかわらず、慌てて全長を伸ばしてアテンザに車格で負けないボデーにしました。もちろんHV導入する際にキャビン&ラゲッジを確保するためでもあるでしょうけど・・・。

  クルマがデカくなれば当然に車重が増えて、動力性能を確保するためにエンジンの出力も大きくなって、燃費が悪くなるのが当たり前だと思うのですが、そこにはご存知の「エコカー減税」という制度が横たわっていて、先代と比べて一定の燃費向上を達成したクルマにその権利が付与されますから、クルマはどんどん大きくなっているのにほとんどのモデルが燃費が良くなる!!という珍現象が2010年頃からずっと見られます。

  ボデーが拡大しても燃費が上がる方法はいろいろ言われていますが・・・①軽量素材を使う。②エンジンの燃焼効率を良くする。③空気抵抗(CD値)を下げる。④ミッションとエンジンの協調を図る。⑤アイドリングストップ ⑥回生ブレーキ ⑦エアコンの省エネ ⑧タイヤ ⑨伝達効率の向上 ⑩ハイブリッド化 などなど。

  某メーカーの人から聞いた話ですが、乗り心地などを全く無視すれば50km/Lくらいは余裕で達成できるらしいです。①〜⑩まであれもこれも取り入れていくと、一般的にはどんどんドライブ・フィールが悪くなります。この中で比較的にデメリットが少ない部分から着手するのが、乗り味を意識するセダンやスポーツカーの正しい開発方法だ!!なんて勝手に決め付けてクルマを選ぶを結構わかりやすいんじゃないでしょうか。

  メルセデス、BMW、ジャガー、マツダなどのミドルセダンが「0.25」くらいで競っているのが③のCD値です。これは研究すればするほど、燃費、動力性能、静音性が全て向上するのでプレミアムブランドには必須の要素だと思います。Cクラス、4erグランクーペ、XE、アテンザは特に優れているようで、そのせいもあってか乗ってみてすぐに「いいな!!」と感じました。

  「CD値で頑張っている」これこそがハイクオリティなセダンを作るメーカーの条件!? というのも③以外の他の要素は、燃費こそ向上するもののフィールが悪くなる可能性が高いですから。具体的な車名を挙げるのは控えますが、CD値を頑張っていない中型セダンに400万円以上払うのは、ちょっと馬鹿馬鹿しいと思ってます。そしてCD値のお手本のような「この4台」をさらに比べると、CクラスとXEに関しては①の軽量化を「アルミ素材」を使ってに行っています。それに対して4erグランクーペやアテンザでは今のところは積極的な軽量化はみられません。アルミも結構好みが分かれるポイントです。

  愛知で生産されるレクサスや、栃木で生産するインフィニティは今のところアルミ素材を使うモデルは少ないです。それに対してジャガー、メルセデスに続いて、BMWも7er&5erでアルミを使うようになりました。数年前に日本ではアルミニウム製錬工場が無くなりましたが、オイルショック以降は製錬に必要な電気代の高騰によって、日本の国際競争力は低いまま推移しています。ホンダがアルミボデーの初代NSXを国内で生産する際には、発電所が併設されている栃木に専用の高根沢工場(生産終了とともに閉鎖)を用意するなど、日本メーカーが国内生産をするにあたって最も弱点と言える「アルミ」。欧州プレミアムはこれに勝負をかけているようです。

  ちなみにホンダは埼玉・狭山工場でアルミ・ボデーを採用するレジェンドの生産を行っていますが、これに使われる押出成形されたアルミ材は、群馬・伊勢崎に工場を構える国内最大手のUACJ(5741)から調達しているようです。メルセデス、BMW、アウディの上級モデルが挙ってアルミを使い、ホンダも採用しているので、当然の成り行きでしょうけども、レクサスもアルミの大幅採用を表明しています。トヨタは高級車によっぽど自信がないのか世界の傾向をすぐに真似る傾向がありますね・・・。

  アルミボデーを大胆に採用した現行のメルセデスSクラスのグレードのうち、日本で展開されている「300h」は20.7km/L、「400h」は15.4km/L ・・・これだけ見るとアルミはスゲー!!と思ってしまいますが、どちらも車重は2000kgを超えていて、ほぼ同じサイズで非アルミの日産シーマHV(1950kg)よりも重いです。ディーゼルHVの「300h」と、V6ガソリンHVの「400h」のどちらもややこしいことにEV走行可能なレベルのモーターとバッテリーを搭載している(シーマHVも同じだけど)ので、この分の重量増をアルミボデーで相殺しているとも考えられます。

  メルセデスよりも早くからアルミに取り組んでいたジャガーは、まだHVを導入していません。非アルミの3erと同じサイズながら、車重は1600kgを超えるなど、モード燃費も平凡でアルミボデーのメリットがあまり出せていないです。一体何の為のアルミなんだー。BMWもレクサスも100kg超の減量を掲げてアルミの導入をアピールしていますが、ジャガーは? フラッグシップのXJは直4ターボモデルだと5135mmの全長ながら1780kg、V6モデルで1890kgに抑えられているので、同じくアルミBMW7er(直6で1880kg)と同じ方針なんでしょうけど(XJの方が先に登場)。

  なんでアルミのXEは非アルミの3erと同等の重さがあるのか? FRシャシーで、4気筒、6気筒、ディーゼルを使い分ける・・・同じコンポーネンツをBMWとジャガーに提供するエンジニアリング会社があるのでしょうか? 「闇」ってほどのものではないですけども、欧州車が久々に獲得した日本メーカーに先行するマテリアル「アルミ」を使って、どれだけ「競争力」があるクオリティカーを作って来るのでしょうか?

  単純に高級車を軽くすれば「価値も軽く」なる可能性もありますが、20.7km/Lという意味不明なモード燃費には日本メーカーのお株を奪うくらいのインパクトがすでにあります。「環境性能」へのアプローチは、クオリティカーをこれから作っていく幾多のブランド(日独英以外にもボルボ、キャデラック、DS、アルファロメオなどありますが)にとって、思いの外に「紛れ」を生む要素になっていくんじゃないでしょうか? どっかのブランドのように「詐欺」をしてはダメですけど、後発プレミアムブランドにとっても案外すんなりと業界をひっくり返すことができるチャンスかも・・・。


2017年3月26日日曜日

トヨタに乗るリスク と VWに乗るリスク

  「クルマなんてどれも同じ」・・・84万円のアルトも1000万円のレクサスLSもクルマという意味ではほぼ同じで、「見た目」がちょっと違うだけ。そんなわけねーだろ!!っていう人の気持ちもわからないでもないですけど、レクサスとは「品質」を保障するものでもなく単なる「記号」に過ぎないです。SNSでセルフブランディングしている現代人にとってはいくらか価値がある「記号」。つまりブランド思考のユーザーを「納得するためのマーク」です。レクサスでしか成し得ない「品質」なんてものは・・・10年くらい前までは確かにありましたけど、今ではスズキだからダメ、レクサスならOKといった要素は乏しく、それを否定したいのは単なる「自己満」だと思いますよ。

  84万円でもしっかり作られている。1000万円だからといって何か特別なものがあるわけではない・・・例えばどのクルマよりもLSは安全なのか?これ結構怪しいです。昔の人は「衣類」「テレビ」「オーディオ」「パソコン」「時計」などにブランドを求めました。しかし今では同じ中国縫製の3ピースのメンズスーツも、一方は6~7万円するブランド物、一方は6000~7000円程度の中国メーカー品。しかも電車で見ていると目立つ色合いのものは後者が多いようです(誰が目が痛くなるような原色のセットアップに10万円も払います?)。5回も着れば元が取れるくらいの価格だから、過激な色でも買ってみよう!!となるのでしょうね。ファスト=ファッション化は着実に進んでいます。

  日本製のテレビに喜ぶ人々をバカにするつもりはないですけど、アメリカでは1995年以来国内産のテレビが登場していないみたいです。もう20年前にテレビ作るのは時代遅れになったわけです。日本製は高品質という「都市伝説」はありますが、テレビもパソコンもスマホも国内製造だろうが中国製だろうがどれも同じだよ・・・いつまでもそんなもの作っているから不況から脱却できないのかな? 

  これ?クルマも同じようなものじゃないですか!?もちろんクルマを構成する約1万個の部品の中には、日本の技術がないと作れないような「基幹部品」というのもありますが、高級車であっても原材料費を考えると1部品の平均単価は30~50円くらいじゃないでしょうか?その中にどれだけ「日本限定」技術が入り込めるのか!? 例えばドイツ車に乗るとすぐに気がつきますけど、日本車に搭載されているミッションの精度は恐ろしく高いです。そしてジャトコ、アイシン、マツダが作っているトルコンATの最も重要な「トルクコンバーター」はエクセディという東証1部サプライヤーが一手に引き受けています。

  エクセディのおかげでレクサスやインフィニティの上質な乗り味は作られているわけですが、他にも日本の技術が核となって輝く商品なんていくらでもあります。例えば世界中の時計メーカー(東アジアと欧州かな?)が「日本製クオーツ(ムーブメント)」を搭載した3000円程度の腕時計を作ってます。エクセディの関係者には失礼かもしれませんが、トルクコンバーターもクオーツも同じようなものじゃないっすか?電車の中でクオーツムーブメントの時計しているオッサンが悪いというわけではないですが、1秒単位で大振りに動く秒針は確かに精度がいいのでしょうけど・・・やっぱりちょっと気になる。

  クルマの趣味ってのは、メーカー開発者が込めた一世一代の大仕事によって作られたクルマを、ユーザーが「心意気」一つで大金を出して買うことで応える!!そういう気持ちの良い世界だとばかり思ってたのですけども、2000年くらいから「絞りカス」みたいなモデルが当たり前のように高級車として売り出されるようになりました。特にあのブランドとあのブランドが登場して、その2つが日本でもメジャーになるにつれて、周囲のブランドが同期してダメになってきた感があります。それを模倣したMセデス、Bイエルン発動機、Sバル、Mツダなどは最近特に薄味のモデルを次々と投入して追従してますね・・・。なんか「終わってしまった」ような気がするのは私だけでしょうか?

  プレミアムブランドにCVTを持ち込んで楽しいですかい (LクサスとAウディ)?・・・もちろんプレミアムとは北米式の販売チャンネル方式ですから単なるクルマ好きが文句をつけられる筋合なんてないわけですけど。プレミアムだからといっても必ずしも「高級」ではないし「良質」でもない・・・あくまで「プレミアムはプレミアム」でしかない。MツダのセダンとSUVの両フラッグシップは、MセデスのEクラスよりずっと静かで、レザーの質感も一気に良くなって、覆面クラウンのレザーよりもずっとよかった!!ブランド価値を求めるメーカーが愚直に「プレミアムらしさ」を追求したことで、軽く軋轢が生まれています。「Mツダは何を勘違いしているんだ!!過当競争になるだけだろ!!」と他のメーカーはブチ切れているんじゃないですか!?レクサスもアウディもプレミアムブランドとしての定着を図る時にはMツダと同じようなことしてましたけどね・・・。

  何が言いたいか? クルマがつまらない!!おそらく作っている連中も面白くないんだろうな・・・。心地よい「クルマ趣味」とは、開発者にとってもユーザーにとっても幸せを感じるクルマを作り続けることが必要不可欠ですよ!!これってどこかの大手メーカーの創業者が声高に社訓として掲げていた「アレ」と同じです。さすが日本人として初めてアメリカの「自動車殿堂」に入った人物です。21世紀におとづれるであろう自動車文化の行き詰まりをもすでに1970年代に見据えていたんですね・・・。

  オマエが本田宗一郎の信者って話だろ!!まあまあそうなのですけどね。Mツダがホンダを追いかけている時代は良かったなー。「他と同じものは絶対に作らない!!」・・・これって単なるエゴだと思われている節がありますけども、「ものつくり」ビジネスの本質を突いていると思います。豊富な資金を投入して徹底的にパクる「MANETA」と、M&Aや技術者引き抜きで他のメーカーのエキスを吸い取る「Vァンパイア・Wークス」が世界の手本になったらもう終わり・・・あとは衣類やテレビのような運命を辿るだけじゃないですかね。MセデスやKャデラックが、明日にチャイナーマネーに買い取られてももはや誰も驚かないし困らない・・・ドイツ人やアメリカ人は多少は感情的になるかもしれませんが。

  MツダやSバルは本当にこのままうまく行くと思ってるのかな?今はより価格帯の上のブランドのシェアを吸い取って成長してますけども、彼らが後からくるメーカーへシェアを奪われるのも早いんじゃないですか? NSXのスプリントAWD用ハイブリッドシステムの価値をスルーして、「もうデザイン見飽きたねー」とか嫌味を言うカーメディアが、MツダやSバルを何故かチヤホヤしてますけど、この2メーカーの利益率はちょっと高過ぎ!!それなのに肝心のクルマは、価格の割に「出がらし」感が半端ない・・・。これじゃどう頑張っても1000万円にはならない!!どこでも作れるレベルのクルマですy。トヨタやVWと同じ・・・。こんなやる気ないクルマに喜んでるくらいなら、とっととクルマ好きを廃業した方がいいよ!!そんな暴言の一つでも言い放ちたくなる気分です。今度はもっと調べて具体的に書いてみようかな・・・。



  

2017年3月19日日曜日

日本車には勝てないけど、南ア製BMWの魅力をわかってない輩が多くない?

  BMWがなかなか売れないですねー。グレード数があまりにも多過ぎて迷っちゃうのかな? それとも最近のカーメディアが直噴ターボ化されたエンジンに文句ばっかり言うので買う気が起きないのか? 「文句を付けてんのは貴様だろ!」・・・え?私はBMWを批判しているんじゃなくて、BMWに乗っている人々が上から目線で日本車をバカにしているので、「疑問に思ったこと」を指摘しているだけなんですけどね。「BMWは安全で日本は危険」「BMWの方が走る・止まる・曲がるがしっかりしている」「BMWはエンジンが良く回る」といった、オカルトな意見に対して自分なりに自信がある見解を述べてきただけなんですけどね。

  BMWブランドやクルマ自体を批判したことはないです(エンジンがうるさ過ぎて日本を走るレベルにない!!くらいは書きましたけど)。4年前のブログの書き始めの頃には「3シリーズは普通の車」と書いただけで批判されましたからね。決して「悪いクルマ」とは書いていないのに。なんでBMWファンって怒りやすいんだろ。「怒る」ってことは指摘されたことが、本当は正しいということを認識しているからだと思うんですけどね。本物のクルマ好きだったら愛車については、他の誰よりも詳しくて、何を言われても笑い飛ばせるし、反論だっていくらでもできるはずなんですけども。

  そんな「虚構」の中で生きている?ファンばかりに囲まれて少々不憫なBMWですが、手頃な価格帯のモデルがなかなか売れないらしいです。400万円台で買える318iMスポでいいじゃん。どうせ5erとか7erとか買ってもさ、日本車には勝てっこないんだからさ。変なこと気にしなくていいんじゃないですか? 車重が1550kgもあって最大136psではスペック面で不満!!とか言っている奴は、BMWの素晴らしさが何もわかってないよ。実際のところF30系3erは、日本の軽自動車の660ccターボ64psで走らせてもいいくらいだと思うけどね。

  例えばスカイラインみたいな日本のFR車は、ユルめのサスを使って、加速時には後輪を路面に押し付けるような姿勢になるけど、3erの特に非Mスポのグレード車は、タイヤが暴れるほどピーキーなトルク制御はしないし、サスの横剛性が低そうな乗り味なのに、クルマが横に流れて動力が路面に伝わらないなんてこともなく、とてもミニマムな力で効率よく走る「気持ちよさ」があります。日本の軽量なコンパクトカーみたいに軽いけど跳ねるし、自然吸気で低速トルクが安定しない・・・そう言った他のクルマが欲しくなってしまうくらいに情けないことも、3erには起きません。路面以外に無駄な摩擦がない走りというべきか?

  だから本当にBMWの良さがよくわかっている人は最も出力の小さいグレードを買うべきだと思うんです。「BMWと言ったら直6だ!!」とか未だに言う人いますけど、6気筒車の価格、衝突安全面での不安、ハンドリング性能の低下を考えると、「それほどいいか?」と疑問に思いますね。M3/M4に使われている「S55」と呼ばれる高回転を可能にした直6ターボならばあらゆる「リスク」を背負ってでも飛び込んでみる価値はあるとは思いますが、N55やB48の長所は「静粛性」において直4/直3よりも優れているくらいです。

  しかもランフラットタイヤになっているので、(6気筒の)340iはタイヤからの騒音が結構気になります。そもそもBMWに「静粛性」を求めるのがそもそも間違いで、それならばレクサスやアウディを選んだ方がよっぽどいいです。・・・ちょっとエンジン型式などが入って込み入ってしまいましたが、要するに「S55」が使われているM3/M4を買うか、最も小さいエンジンのグレードを買う!!これが正解なんじゃないの!?と言いたいだけです。

  問題は「400~500万円の価値があるか?」ですね・・・250〜350万円なら買います!!ってことです。でも日本車・輸入車問わずこの手のケースっていっぱいあるわけですよ。レクサスIS350Fスポの見積もりをもらったら760万円でした!!思わずGS買えるじゃんって。3.5L・V6を手頃なサイズで振り回したいだけなら、中古で「ブレード3.5マスター」という絶版のトヨタ車でも探せばいい(希少車だけど100万円くらいで買える)。オーリスサイズのボデーに3.5L乗せたモデルです。人気があったり飛び道具があるクルマを新車で買えば高いです。そして大体のケースでは中古車で補完することもできます。

  けど・・・BMWこそはピカピカの新車で乗るべきじゃないですか!?誰かのお古の320iを150万円くらいで買って・・・あまりにも惨め過ぎる。BMWのディーラーでも嫌われますよ。さらに上のグレードのクルマを中古で買うなんてもっと惨め・・・20歳台の若者ならばそれもアリでしょうけど、いい大人がやることではないです。M3/M4を買うくらいの熱意がないならBMWのエンスーごっこは成立しない。社会保障が手厚い欧州と違って日本は老後の不安を抱えたまま現役世代を生きなきゃいけない。厚生年金を払っていても会社が潰れたら2Fから上はチャラになりますよ!!とか不安を煽る輩がウヨウヨいる。

  もっと日本の身の丈にあった「BMWの楽しみ方」があるはず!!118i、318i、420i辺りを選んでも、日本メーカーとの違いは十分に体感できるのに、318iにはオートクルコンが付かないとか、パドルシフトが付かないとか・・・どーでもいい機能の話を堂々と持ち込んでくる評論家が多いですね。オートクルコン使ったらBMWが最も輝く中速域での走りをアクセルから体感できないですし、パドルなんて使ったら、せっかくBMWこだわって前がダウン、後ろがアップにしているシフトレバー(他のメーカーと逆!!)の意味がないじゃん!!


2017年3月10日金曜日

クルマ好きってのは・・・

  「オマエみたいな変態と一緒にするな!!」って言われてしまうかもしれないですが、クルマ好きってのは無意識のうちに長い付き合いになる愛車に「人格」を決めたがるものです。ちょうど小さな女の子がお人形さん遊びをするように、暖気もそこそこにその日最初に「踏み込む」場面が終わると「今日はご機嫌ナナメだな〜」なんて呟いてませんか!?自然吸気のガソリンエンジンを所有しているヤツ特有の症状かもしれませんが・・・。

  物の「人格化」というのは、理想的な「彼女」を想像する行為に似てるかもしれません。飽きちゃう人もいるかもしれませんが、その人格は基本的に「攻撃的」ではないので、クーラーが効かなくなったり、パワーウインドウが開かなくなったりなど、よっぽど不可解な故障が頻発しない限りは「とてもいい関係」が続けられるはずなのですが・・・(だから日本車が好き)。もしアップルのSIRIみたいな人工知能機能がクルマに搭載され始めたら、このささやかな「幸せ」は奪われるかもしれません。

  マツダ車に乗る人なんて、割と「人格化」が好きだと思うんですけど、マツダ車には例えば急発進をすると「急発進です!!」って警告だけしてくれる機能はもう10年くらい前から付いています。月に1回あるかないかの頻度なんですけども、都内の車線が多い道路で左車線の先頭で信号待ちをしていて、先の信号の右折レーンに入る時などは、十分に注意しつつも「行き」ますよね!? その際に右側がトヨタ、メルセデス、BMWなどの輸入車全般だったら楽勝でして、とりあえず警報を鳴らさずに入れます。トヨタのCVTと輸入車のAT/DCTなら確実にワンテンポ遅れるので・・・。

  スポーツカーの場合は、面子を立ててあげます。後ろとの間にできたスペースに入ります。問題なのがホンダとスバル・・・これはクルマの雰囲気を見て判断するしかないですけど、なかなか強敵が多くて、とにかく出足が鋭い。ミッションの性能もありますけど、それ以上にエンジンも優秀で、試乗すると分かりますが「どんなタイミング」でも「行け」るクルマがとても多い。まあそんなことを考えながら走っていると月1くらいで「警報」を鳴らしちゃうんですけど、その瞬間にちょっとテンションが下がりますね〜。

  そんなに文句言うならトヨタやBMWみたいに「わざと」低速で回転が上がらない仕様(燃費を伸ばす)にしろ!マツダの開発者の好みで「燃費」より「走り」に振っておいて警報で注意する!!ってなんか違う気がする。もちろん「今はちょっと踏んだなー」なんてわかってますけど、その直後に女性の声で「急発進です」って後ろからかーちゃんに注意されたような後味の悪さが嫌ですね。大好きな車なのに・・・。

  ちょっと話題が変わりますが、知人に勧められて「運命のように君を愛している」という韓国ドラマを見ました。去年末にTBSの「逃げ恥」を勧められてとても面白かったので、それ以上に楽しめるラブ・コメディーというのでワクワクしたのですが、・・・これ何ですか!?男性視聴者を「殺す」くらいの破壊力がありますよ!! ラブ・コメディーなんて男目線からすれば、ヒロインが自分のタイプかどうか?が全てだと思うんですけど、主演のチャン=ナラがとても可愛いくて、新垣結衣はあくまで日本レベルなんだなーと痛感。クルマもそうですけど韓国ってなんだかんだレベルが高い。乗ったことないですけど、この前まで日本でも買えた唯一の韓国車であるシボレー・ソニックはクラス最高レベルとのこと。

  大企業の社長という設定の主人公(男)は、このドラマが制作された2014年に新型がデビューしたキャデラックCTSで登場。レクサスやドイツ勢のようなちっこいナビシートではなくて、高級感あふれる大振りなレザーシートに、165cmというチャン=ナラがちょこんと座っている姿がいいですね。これぞクルマ!!165cmの女性が可愛らしくナビシートに座れるクルマって大型SUVかEセグセダンでもキャデラックCTS、クライスラー300Cあとはレジェンド、フーガくらいだけじゃ・・・マツダやスバルももうワンクラス上を頑張って見たらどうでしょう!?。ドラマって案外あっさりとクルマの価値観が変わったりしますよね・・・。

  別にクルマの価値観が変わったから「殺された!」というわけじゃないです。マツダ車に警告されてショボンとしたり、新垣結衣が無表情で「つれない」セリフを言う場面なんかよりも、あの「ちょこんと座る」可愛いすぎるチャン=ナラが、一旦別れた後に主人公に徹底的に冷たい態度をとるところが、(男性目線で)見ていてかなり精神的に「きつい」です。もし当事者だったら「死んだ方がマシかも!?」って思うくらい(アホか)。あまりに修羅場すぎて、ここからどーやったら復縁するんだよ!?ってレベルです。てっきり伝説のドラマ「高校教師」みたいな衝撃過ぎるラストになるのかなー!?と思いきや・・・。

  このドラマの評価をタラタラと書いているブログをいくつか読んでみても、どれも女性目線なので「事故のシーンが切なくて泣ける」とか・・・どうやら完全に男とは見ているポイントがずれているようです(当たり前かも)。イケメンの恋敵の口説き文句のシーンとかはもうアクビが出そうな感じなんですけどね・・・。つーかこのドラマ作った人は「男の視聴者」を全く考えてないのかなー? 前半のチャン=ナラと後半のチャン=ナラがまるで別人で「高低差ありすぎ(で耳がキーン・・・)」です。「女って怖いなー」しか感想ないです。

  「こんな完璧な女の子(前半のみ)なんて絶対にいないからー」で済ませられればいいんでしょうけども・・・。とりあえず助手席で佇む姿がとても可愛いし、最終回でマセラティ・グランカブリオを運転する姿も可愛いけど、修羅場だけは「怖すぎて」見てられないです。・・・もうちょっとマイルドに作れないもんですかね? メガネフェチの方にもオススメです。



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2017年3月5日日曜日

クルマ選びの新常識 「SUVとはセダンだ!!」

「クルマの種類が多過ぎて何を買ったらいいかわからないんだけど〜・・・」
「悩む必要ないさ!!『ホンモノ」と『ニセモノ』の2種類しかないから」

  冗談はさておき、「ある程度クルマがわかっている人」にとっては、1000万円以下のクルマならば、選ぶのにほとんど時間なんてかかりません。誤解を恐れずに言うならば試乗する必要すらありません。手堅く良いクルマが欲しいならば、迷わずに「ブランドのフラッグシップ」を選べばいいだけです。もしそれで満足できなかったら、もうそのブランドには用は無くなるわけですが、相当なお金持ちならともかく、年収1500万円以下の所得税低めな連中にまでスルーされるのは、メーカー側としても非常に不味いので、ある程度の品格を重んじるブランドならば、フラッグシップに関しては目一杯真剣に作っています。もし購入予算が300万円ならばマツダ、スバル、スズキで手を打ちましょう。500万円なら日産、トヨタ、ホンダ、VWなどが選べます。

  よくBMWの3er/5erとかVWゴルフ/ポロに乗っている人が「日本車はダメだねー」とか偉そうに言ってたりしますけど、そもそも選んでいるクルマから判断すると、これらの人々ってのは「クルマを解ってない」ということになります。もちろん何に乗っていても自由ですけども、こんな輩が日本車を下に見るような調子に乗った発言をしているところに出くわすと、もー聞いてられねーな・・・ってなります。まあクルマの良し悪しがまともに判断できないんだから仕方ないわけですけど、そういう輩がプロの自動車ライターとかやってたりする・・・。「日本車なんて✖︎✖︎だからさー」みたいなことを平気で書いている奴は信用しないです。

  日本車ではまず絶対にありえないようなトラブルを抱えているクルマを評して「素晴らしい」「日本車も見習え!」って・・・そんなレビューを書くやつも、掲載にOKだすやつも、それを読んで納得するやつも、・・・ぶっちゃけみんなアラフィフ〜還暦くらいのボンクラばっかり。若い頃からの愛車遍歴を偉そうに語る・・・。男の20歳代なんて「とりあえず仕事で結果出すぜー!!」って躍起になる時期なはずなんですけどね。親に生活支えてもらってクルマ趣味を楽しんでいるようなクソ野郎なんて、ニートと同じでやはり社会の感覚がだいぶ違うのかなー・・・つまり「作る側の気持ち」なんてわからないのかなー?なんて軽い偏見を持っています。

  「クルマなんて所詮は趣味」・・・・これをちゃんとわきまえているならOKなんですけどね。私もクルマが好きですけども、サーキットをグルグル走ったり、スキーのように同じ峠を何度も登ったり降ったりとかする「趣味」はないです。「クルマなんていらねー」とも思いませんし、「クルマが趣味」だとも思いません。東京近郊でずっと暮らしていると、このどちらかの意見の人間が多いかな!?と感じますが、クルマってのは本質的に「自由」と「優しさ」を求める人にはとても価値の高い「道具」だと思います。

  時間さえあれば24時間好きな時に、好きな風景を見に行くことができる。離れて暮らす両親や家族の「支え」になるためにとても重要な存在。だから絶対に安全を優先して軽自動車やコンパクトカーは選ばないし、衝突安全基準の結果を考えると全てのドイツ車なんて論外・・・。まずは長時間巡行できて家族3〜4人で乗ってもゆったりできるクルマとなるとD/Eセグの「セダン」ですかね。日本車ならばアテンザ、レガシィB4、アコードがいい!!それぞれのメーカーが渾身の仕上げをしています。欲をいえばもっと走りが刺激的だといいんですけどね・・・それは「趣味」。

  「セダンがスポーティに走ればいい!!」という考え方も悪くないと思うのですが、その方向性で一定の評価を得た、日産プリメーラ(P10)、BMW3er(E46)、アルファ156、プジョー406、マツダアテンザ(GG)といったモデルは改めて検分すると、現行のカローラアクシオくらいの狭いキャビンでしかない「実質コンパクトカー」です。欧州では人気だけども日本ではちょっとカルトな存在でしかないです。ゴルフ、アクセラ、インプレッサ、オーリス、1er、Aクラス、V40結局のところどれも「実質コンパクトカー」です。一人で乗る分にはいい選択だと思いますけど・・・。

  アメリカの新大統領が、アメリカ車を評価しない日本市場に苦言を呈した!!とニュースになっていました。「アメリカ車に魅力がないからだ!!」と日本の世論は冷ややかですけども、日本でもすっかり主流になったSUVやミニバンが最初に発売されたのは紛れもなくアメリカ市場であり、SUVの原型はウィルスだとかジープだとか言ったアメリカ車であり、ミニバンを最初に作ったのもリー=アイアコッカが率いていた崖っぷちだったクライスラーでした。

  日本人は「フォード」や「GM」こそがアメ車だと思ってますが、この2メーカーは、トヨタやホンダと同じようなラインナップを持つ典型的な「グローバル・メーカー」であり、そもそも現状では日本人から「デカくてムダが多い」などと批判されるような言われは無いんです。これに関しては20年前の知識のままに批判をする日本人が無知なだけな気がします。

  そして日本メーカーと決定的に異なる路線を採っているのがアメリカ第三のメーカーである「クライスラー」です。このメーカーこそが一応はミニバンを最初に作ったメーカーとされていて、SUVの原型となるウィルスの系譜を引き継ぐジープも傘下に収めてもいます。・・・トヨタとほとんど変わらない巨大メーカーが2つと、SUVやミニバンを生んで、(日本人も大好きな)メルセデスやアルファロメオのシャシーを使うユニークなメーカーが1つ。これが北米ビッグ3の正体なのに、日本の人々は一体何を見てモノを言っているんだろう!?(日本でも販売されているクライスラー300は、コストダウンする前の旧式Eクラスのシャシーを使っています!!)

  レクサス、インフィニティ、アウディ、BMW、メルセデス、ポルシェ、マツダ、スバル・・・日本で人気があるブランドはことごとく北米市場を向いてクルマを作っています。アメリカのライフスタイルに合ったクルマを作っているだけなのに、日本のユーザーが勝手に「世界の頂点」だと認定しています。メディアの騒ぎ過ぎが原因ではありますが、新大統領とか、アメリカのメーカーやユーザーの意識に対して「疑問」を持つ論調が目立ってますけども、日本人が選んでいるクルマだってさ・・・。日本ではクルマの満足度が低いから年々販売台数が下がっている!!アメリカ市場は逆に伸びているんですけどねー。

  「アメリカ車は、日本車やドイツ車には遠く及ばない!!」とか日本のジジイ連中が何の疑問も持たずにドヤ顔でほざいていますけど、こんな柔軟性のない連中が日本の中枢にたくさん居座っていたら、そりゃ景気も悪くなるよなー・・・。大変失礼ですが、団塊からちょい下くらい(還暦)ってのは、60年間テレビしか見てこなかった「クソ世代」でしかないのかもしれないですね。ビートルズ、長渕剛、小室哲哉にメンタリティを鷲掴みにされてしまう「ヘタレ世代」が、テレビに全てを洗脳されてほざいているようにしか見えないんですよ!! 

  これらの世代が大好きなドイツ車ってなんなんですかね。乗ってみると分かりますが、「故障」とかそういう次元の話ではなくて、ドイツ車は「動きだした瞬間」にクソさがわかるんですよ!!詳しくはまた別の機会に譲りますが、ドイツ車はオワコン、2017年ってのは、もはやそういう時代です。 実際にこれらのモデルのオーナー掲示板とか覗くとひたすらに洗脳の果ての「迷言」が飛び交ってますよ!!(興味のある人は見てみてください・・・面白過ぎて気がついたら朝になっているかもしれませんけど)

  ドイツ車の多くに見られるミッション、エンジン、排ガス、シート素材、ナビ操作、ハンドリング、静音性(吸音とエンジンマウント)、デザイン(特にリア)、MTの操作感といった数々の「欠陥」を大目にみたとしても、納得できないのが、世界的に流行をみせるSUVの解釈の低さですね・・・。ドイツメーカーにとってはアメリカや中国で手際よく「稼ぐ」ための方法論くらいにしか思ってないんじゃないですかね? ドイツの経営者にとっては「なんだかよくわからないけど売れるSUV」「クルマの文化を解さない異文化民族の『民度』に合ったクルマ」くらいに思ってるんじゃねーの!?

  何が言いたいのか?・・・世界で販売される高級車というのは、なんだかんだ言っても「アメリカ文化」の影響だけを一身に受けた存在なんだと思います。そこに日本メーカーやドイツメーカーのオリジナリティが介入する度に、「クルマの価値」に疑問が呈されるようになる。高級車のスタイルとして「セダン」が存在して、それがこの10年余りで「SUV」にとって変わろうとしています。アメリカ文化が生み出す「中身のある」価値が乗っかった時にだけ、グローバルな規模で変革が起こる。

  安倍さんやメルケルさんの管理するところでは、一部の自動車メーカーが不正をやらかしました。そしてその一国の宰相が、その国の権威を著しく貶めた当該メーカーに対して何ら厳しい姿勢で臨んだでしょうか!?数々の黒い噂をもみ消す力がある2人でも自国の自動車メーカーに対しては何も言えない!!安倍さんの口から「三菱、スズキ」といった発言はあった!?メルケルさんに至ってはVWを徹底して擁護する姿勢・・・。

  「アメリカ車なんてダメだ!!」の思想は一体どこからやってくるのでしょうか!?「終わっている政府」と「終わっている国民」がつまらなそうに暮らすだけの「2つの国」を実質的に支配しているのは誰だ!?たった1つの自動車メーカーに苦言の一つも言えない首相。そして首相のスキャンダルを追求できないで歯がゆい思いに苛まれる国民。そんな「底辺」の人々がアメリカのクルマに文句を言うなんて・・・とても滑稽ですよね。


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2017年2月25日土曜日

スポーツカーの定義は!? トヨタ86の真贋

  「彼氏にはどんなクルマでデートに来てほしいですか?」
  「やっぱりスポーツカーかな〜」

  よーし俺もスポーツカーのオーナーになろう!!そう思ってはみたものの、世間一般で言われているスポーツカーってどんなクルマなのでしょうか!? 誰しも自分の考えと世間の認識の間にそれなりのギャップを抱えていると思われるのが「スポーツカーのテリトリー」ってやつです。例えば日本の漫画が発信源となってドイツ人まで熱狂しているという「ハチロク」ことAE86型トレノ/レビン。最近もどっかのネットメディアで「ハチロクから86に乗り換えて感じる進化の痕」みたいなスポーツカー論考がありましたけども、そもそも「ハチロク」はスポーツカーなのか!?

  その昔、カローラ、サニー、ファミリアといったブランドの稼ぎ頭であった大衆向け小型車はFR車で作られていたんですけども、1972年の初代シビックの登場により次々とFF車へと切り替わっていきました。その中でFF化への切り替えがもっとも遅かったのがトヨタのカローラ派生車で、1983年にカローラがFF化されますが、トレノ/レビンはFRのまま残され、たまたま80年代の中旬までFR機構のハッチバックが残ったために「特異な存在」になったのが「ハチロク」です。よってこのクルマは厳密には70年代小型車の生き残りでありスポーツカーと呼べるものではありません。

  その漫画では、スポーツカーでもなんでもないただの実用車であるAE86が、最速を追求して作られた日産スカイラインG-TR(R32)、三菱ランサーエボリューション(Ⅲ、Ⅳ)、ホンダS2000を相手に公道レースで勝ち続けるという「あり得ない」設定を愉しむストーリーなんですけども、ハチロクがスポーツカーとして十全な構造を持っていた!!なんて扱われてしまうと、そのシャシーに11000rpmのレース用エンジン積んでいればそりゃ速いよな・・・ってスペック的に変なリアリティが出てしまって、ストーリーのカタルシス部分が破綻しているんじゃないか?って気もするんですけど、そこがアニメ的なクルマファンのユルい認識が許容してしまっているようです。

  そもそもあの漫画に出て来る純然たるスポーツカーはマツダ(RX7、ロードスター)とホンダ(S2000、NSX)とトヨタのミッドシップ(MR2、MR-S)だけ。あとはAWD化された加速の「鬼」たちと、ホンダが誇ったtypeRシリーズくらいが実戦的なマシンとして登場し、それ以外のシルビア、セリカ、フェアレディZ、スープラなどは完全に雑魚扱い・・・。実際にHOT-VERSIONなどでフルチューンした各モデルでダウンヒルを競うと、S2000とRX7の独壇場になるようですし、サーキットやラリーコースで走ればもちろんAWD勢が断然に速い。

  「雑魚」に分類されているクルマも、それぞれにストイックでタイトなボデーにシェイプアップされており、ごくごく一般的な乗用車(Cクラスとか3erとか?)と比べれば、全く別の乗り味を持っていて、ハチロク(AE86)も本来ならここに分類されるクルマです。よくネット記事のコメント欄でオッサンが「昔のクルマは良かったな〜」なんてつぶやくのは、おそらくこの辺のクルマの「ファジー」なフィールが忘れられないのだと思います。

  誤解を恐れずに言うと、ピュアスポーツカーってのは限りなく二輪車に近い存在で、加速の時は後輪を、ブレーキングの時は前輪を、コーナーでは左右どちらかのアウトの二輪にほとんど全てを乗っけて走ります。トヨタのCVT車を運転している限りでは、まず味わうことのないエキサイティングな走りができるように、特別に車重・車高やホイールベースが設定してあるクルマです。しかしあまりにピーキーな領域でせわしないコントロールが要求されると、さすがに神経が疲れてしまいますね・・・。某国内メーカーも以前はピーキーなハンドリングを売りにしていましたが、数年前からだいぶ「まろやか」なものに変わりました・・・しかし現在は見事に販売不振です。

  そのメーカーに限らず、HVになった「スカイライン」やCVT&AWDでネットリした走りがピーキーとは逆方向で衝撃的だった「WRX・S4」も良心的な価格設定にもかかわらず思ったほど売れませんでした。その反面、トヨタが心血注いで企画した「86」は、多くのオールドユーザーが求めていた「ファジー」さが存分に感じられる設計で見事にスマッシュヒットしました。これはトヨタの営業力よりも企画力の勝利じゃないかと思います。「ピュア」ではなく「ファジー」に降るところが上手い!!

  より「ピュア」な走りを求めるユーザーは86に対して辛辣な意見もあると思います。旋回時にハンドリングが一瞬バカになる現象(これもファジー?)は薄気味悪いし、コーナー立ち上がりで2速で踏むときにムダにハンドルをこじらないと前に進まないし(セダンかよ!)。同乗のエリア86のサービスマンは試乗時に「ハイ!2速!全開!」みたいに指示出ししてくるし・・・。果たしてこれがツボなのか!?FFのアテンザの方がよっぽどスッと前向くけどなー。確かにケツがスライドを関知するフィールは悪くないけど。

  86に文句がある人向けのクルマとして、より「ピュア」な仕立てになっているのが、ホンダS660やNDロードスターなわけですが、ピュアはピュアで自主規制の壁が大きいですね・・・。S660に関してはエンジンの制約がやっぱり痛過ぎる。同じ660ccエンジンで80psオーバーのケータハムのように自主規制越えを果たしてほしかったですが、わざわざミッドシップにして横置きエンジンをそのまま使える構造にした以上は、ベーシックな軽自動車と同じ横置きエンジンを使ってコストを抑えるという作戦が折り込み済みなので、出力を変えられなかったんですね。

  「ピュア」こそがスポーツカーであり、「ファジー」はスポーツカーではない!!・・・正論だと思います。やはり何らかの指針となる仕切りがあった方が、メーカーにとってもユーザーにとっても幸せなことじゃないかと・・・。ロードスターは「ピュア」、ハチロクは「ファジー」だとした時に、「86」は一体どっちになるの?ダンパー変えたところで、バカになるハンドリングが改善されたとは思えないし、プリウスと同じエコタイヤがデフォルトなせいかブレーキの弱さもすぐ露見するレベル。旋回時のスライド感と、ドライビングポジションの「2点豪華主義」に、勢いでいけてしまう価格・・・これだけで商品力・競争力は抜群!!になってしまう慢性的なラインナップ不足が問題なのかな。  


  

  

2017年2月17日金曜日

輸入車好きにナメられないクルマ(日本車編)

  相変わらずマヌケなタイトルですねー。我ながらちょっと呆れます。けれどもこういう企画をどんどんやらなきゃダメだーって思ってます。最近ではどうも「価格」でクルマの良し悪しを判断しちゃう情けないオッサンが多過ぎる気がするんです(昔からだね)。それって大学を「偏差値」だけで判断するみたいなものじゃないですか!?

  誰でも大学を卒業して社会に出れば、偏差値を尺度に大学を選ぶことがナンセンスだってわかるものですけどね。それでも「価格」や「偏差値」こそがブランドだと信じて止まない人が多いです(偏見?)。とにかく輸入車乗っている輩って、カネの無いヤツ(頭悪いヤツ)は黙ってろ!!みたいなチンケな理屈を押し通してくるんです・・・。ネット上で相手が何者かも解らないのに・・・。しかもメルセデスAクラスとかポロGTIのユーザーが・・・唖然。

  大変失礼ですが、試乗してみて、その結論がAクラスって絶対に信じられないです!!・・・それでクルマ好き!!って言い張るならこれはほぼ変態のレベル。あれほど欠点がすぐにわかるクルマはなかなか珍しいのに。ホンダのヴェゼルの方がよっぽど良くできてるって!!まずコクピットに座った瞬間に「これは買わない」ってわかるレベルだし。動きだしの瞬間に手応えが無くて、これニュートラル?なんじゃねーの!?と一瞬嫌な予感がして、加速を始めると盛大にエンジン音がキャビンに入ってくる。ディーラーの人が試乗前に慌ててカーステレオ入れる努力の意味がよーくわかる(マツダのディーラーもディーゼル試乗時にやってたけど)。けどそんなカモフラージュなんてド素人にしか通用しないけど・・・。

  別に意図もなくAクラスを批判しているわけではないですよー。まあこういったクルマを選ぶ連中に限って、なぜか徹底して日本車を軽蔑したりするんです。1000万円以上するドイツ車に乗っている常識人なら、500万円のクラウンやフーガの遮音に脅威を感じますから、日本車のスゴさが良くわかっているんですよ。けど「今はフランス車乗ってます」とか「イギリス車乗ってます」とか言ってスカしている輩は、ほぼ日本車の良さなんてわかってないって!!ベントレーやジャガーに乗ってる人は「イギリス車に乗ってます!!」なんて言わないし。MINIやプジョー208なんて「クルマの良し悪し」とは全く別の次元の存在ですけどね・・・日本で売るレベルに達してない。

  「日本車を軽蔑することが生き甲斐」なんじゃないか!?そんな人は結構いますねー。プロのライターさんに先導されてステレオタイプで滑稽なコメントを垂れ流してくれます。「輸入車の方が安全」だと言い張る人とか、「輸入車の方が走る・止まる・曲るのレベルが高い」とか本気で信じ込んでいる人がいますけど、おそらくハマーかポルシェにでも乗っているんでしょうね・・・。

  BMWとか選んでいる輩がそんなコトを吐いていたらマジで失笑です。2000年代以降のBMWを相手にするのに日本メーカーの高級車なんて持ち出す必要すらないです。(BMWの)普通車が相手なら日産・シルフィで十分。SUVならスズキ・エスクード2.4で圧倒できます。とりあえずBMWのストラット脚の1〜4erの味付けは、ほぼほぼシルフィに連なる日産のCDセグ車の1990年以降の味付けをことごとくパクってます。

  北米ではBMW320を飲み込む勢いになっているのが、新たなスポーティモデルのアイコンとなったセントラSR(シルフィに188psのターボ搭載)です。北米でじわじわと人気が出て来たCDセグのスポーツセダン市場では、このクラスにおける北米市場の雄ホンダのシビックと堂々と張り合っています。大衆ブランドの日産とプレミアムブランドのBMWですから、もちろん1万ドル程度の価格差はありますが、日産とホンダが一気に踏み出した「ターボ」戦略は日本をスキップして北米で炸裂しています。

  一方で、三菱の直噴ターボのライセンスからターボモデルを使い初めてからBMWのエンジンは、どうも最近ではもっぱら「生産効率」の方面でばかり目立っています。基幹部分が他社ライセンスですから、独自に勝手な設計変更をするのもかなりやりにくいのでしょうか・・・なんだかもう(生産効率以外の)開発自体を「放置」されているような感じすらします。

  欧州・韓国・中国・台湾のメーカーが使うのが三菱やIHIの和製ターボなのに対して、フォード、マツダ、スバル、ホンダなど独自に開発しているメーカーは、日本製ではなく新たにアメリカの巨大重工メーカーとして知られるハネウェル傘下のギャレット製ターボチャージャーを採用するようになっています。新開発の強みを生かして、旧世代の三菱直噴ターボを越える高効率なユニットを次々と作っています。ターボチャージャーの日本シェアも80%から50%くらいまで下がったとか・・・。日産の1.4Lターボが188ps。ホンダの1.5Lターボが178ps(typeRは2Lで300ps)。

  ちょっと前まで「日本も早くターボ化しないと!!欧州に完全に遅れをとっているよ!!」なんて真顔で言ってくる輩がプロ・素人問わずにいました。私の弱小ブログにも、そんなコメントが幾つも来ましたね。・・・遅れているってよりも、むしろ状況は逆で、最新のBMW・Mに使われる豪華なユニットが1990年代の日産のRB26DETTにすら追いつけていない!!っていうとんでもない状況なんですけどね。360psで登場したA45AMGが市販車では世界最強の2Lターボだと思っている人いるみたいですけど、三菱が2007年に発売したエボXの英国版は当初から400psだったんですけどね・・・。

  さてBMWのSUV。なんとなくキャビンが広くて上質なファミリーカーの代わりとして使われているようですけど、BMWがSUVに手を出して20年近くが経過して、振り返ってみるとセールスはともかく、これまでのところは歴史に名を残す名車が生まれることもなく、ただただ「惨敗」の黒歴史となっています。比較的最近になってFF横置きエンジンとなったX1は、MINIのシャシーをベースにアイシンAWを配備することで、かなり理性的なクルマになったようですが、スズキのエスクード2.4と比べたら「単なる偽SUV」でしかないです。

  ワンクラス上のX3ならばさらにメカ的に優れているのか? このクルマに至ってはドイツに縁もゆかりもない「外様」です。BMWが1〜4erで使う廉価シャシーの販売台数を嵩上げするためにボデータイプを増やしたいけども、すでにBMWには開発・生産をする余裕もない!!ということで、日系メーカーに完全に支配されてすでに仮死状態となっている幾多の東欧二輪メーカーの遊休ラインに目を付けて、そこから選んだマグナシュタイナーに全部丸投げしたクルマです。

  BMWのモノコックシャシーがベースですからオフロードの走破性は全く期待できず。オンロードでもベースモデルでは、巨体に比して非力なエンジンにガッカリ・・・しかもBMWの2Lターボは案外低速トルクが出ないことに気づかされます。ベースがFRなのでトラクションがそもそも苦しいですし、車高が高いので上屋の揺れをトルクベクタリングも付いていないアシでは捌ききれるはずもなく、大袈裟ではなくトヨタのミニバンみたいな乗り味がします(廉価なマツダにだってトルクベクタリングくらい付いてるけどね)。

  BMWにはさらに上にX5というSUVがあります。これはかつてランドローバーを傘下に収めていた時代に、本格SUVシャシーで開発された、BMWとしては極めて異色の立ち位置のクルマです。BMWにとっては、上級セダンやMモデルで使うV8エンジンの生産台数を水増しするのにちょうど良いモデルだったようです。ランドローバーにBMWのバッジが付いた!!という1台で2つの旨味が詰まった商品力が北米ですぐに爆発し、異例のセールスを達成しました。

  ただしあまりに派手に売れてしまったために、ポルシェの新規参入を招き、ご存知のカイエンによって圧倒的な性能差を見せつけられてしまいました。カイエン登場時にはすでにBMW傘下から離脱していたランドローバーは、BMWと共同で開発した「クソ」なシャシーをすぐに廃棄し、新参のカイエンに対抗するために新設計でレンジローバー・スポーツを作り、オフロードはもちろん、カイエンの得意なオンロードでも対抗するモデルへと仕上げました。

  3台のBMWのSUVの中では一番まともだと思うのが新型のX1ですが、複数のカーメディアで「とてもじゃないが400万円の価値はない」と切り捨てられています。まあ確かにホンダ・ヴェゼルが400万円で売っているみたいなものですけどね・・・。X3もX5も置かれた立場を考えると、とてもじゃないですが、価格だけで価値を判断するのは大間違いだと気付かせてくれる見事なまでの「反面教師」です。いつから日本市場はこんなマヌケなクルマに侵略を許すようになったんだろうか!?(X1以外は売れてないけどねー)





  

2017年2月4日土曜日

Liar!Liar!・・・日本メーカーも!??

  「疑り深いヤツになっちゃたのは、週刊誌のせいじゃない、オマエのせいでしょ、でも真実を知ることがすべてじゃない」

  かつてNHKのプロジェクトXが盛り上げたように、今も昔も「技術立国」であることに変わりはない日本の製造業。「ものづくり」へ情熱を燃やすことはあらゆるメーカーで尊ばれ、高い価値が置かれ、自動車産業では開発費も海外ブランドとは桁違いの金額を計上しています。もちろんメーカーだけでなく、日本ブランドのみならず世界の自動車産業を影で支える日本のサプライヤーも一丸となって巨額の開発投資で素晴らしい製品(クルマ)を作り込んでいます!!

  日本のメーカーとサプライヤーには「クルマの未来」をとことんに見据えた「正義」と呼べるものが備わっている!!そうずっと思ってきたんですけど、最近になって「何か違うんじゃねーか?」と思うことがちょこちょこ出てきました・・・。勿体ぶらずに言いますと、2016年の12月に慌ただしく発売を開始したトヨタC-HRとスズキスイフトについてです。この2台の共通点はそれぞれ1.2Lと1.0Lのガソリンターボを使ったグレードが用意されていることです。この両社のエンジンは果たして大丈夫なんでしょうか!?

  一昨年と去年と相次いで国内外の自動車メーカーの「不正」が報道されました。2015年にVWは北米でディーゼルエンジンの「ディフィート・ストラテジー」を市販車に搭載して販売したことがバレました。排ガス成分のテストは屋内でハンドル操作無しに行われますが、その方法を逆手に取りハンドル操作が無い場合だけエンジンのプログラムによって排ガスを抑える装置が「意図的」に組み込まれていたとのことです。

  この「不思議な」装置をわざわざ開発したのは、大手サプライヤーのボッシュだそうですけど、一体何考えてんだろー・・・。ボッシュは市販車には使えないことをVWに警告した!!とか弁明しているそうですが(最初から作るな!!)、北米および欧州で販売された「相当数」の市販車に実際にこの装置が供給されているわけですから、ボッシュもおそらく「クロ」だったんじゃないかと思います。

  最近では同じような装置がフィアット車(欧州のトラック)からも発見されたそうです。ただしフィアットの説明によれば、確かに指摘されたディフィートストラテジーは搭載されているが、これは合法の範囲内で運用しているとのことです。合法のディフィートストラテジー??なんじゃそりゃ!?そんなどっかの元都知事さんみたいな弁明が、れっきとした人気商売である自動車商売で通用するとでも思ってんのか・・・。とりあえずそんなウッソくっせーメーカーはこれからは「全部パス」でいいじゃないっすか!? 

  2016年には三菱自動車が「確信犯」と断定できるくらいに真っ黒な「モード燃費詐欺」を行っていたことが明らかになりました。その後スズキにも疑惑が広がり炎上しました。この騒動の影響で、燃費測定がより厳密になる法改正が予定されているようです(トヨタのロビー活動で撤回!?)。そもそも4代目プリウスの40km/Lもアクアの35km/Lもあくまでモード燃費であって、ほぼ再現性は無いらしいです。

  どうやら各メーカーが手を染める燃費広告戦略は、実際のところはかなり「グレー」なんですけども、モード燃費の意味がわかってないのに文句を言うアホなユーザーが悪い!!という「建前」になってます。自称クルマ好きにもモード燃費の意味がよくわかってない方がいるようで、以前に「オーリスはゴルフに燃費で負けているから論外」とかいうコメントを頂きましてとても返事に困りました。

  オーリスは「CVTでレギュラー対応」とゴルフは「DCTでハイオク指定」。そこそこの混雑が起こる地域に住んでいればほぼ確実にオーリスが有利ですけど、市町村に信号機が3カ所しかない!!なんていう田舎ならゴルフの方が有利になるかもしれないですけど・・・。

  CVTもDCTもZFのATもメーカーが必死に燃費仕様に仕上げてますから、乗り味は極めて「フツー」ですね。今ではトヨタユーザーもBMWユーザーも乗り味の良し悪しではなく、燃費の自己新記録を出す事で盛り上がっちゃってますね。世界でもっとも乗り味に拘っているといってもいい2メーカーなのに、トヨタの良さもBMWの良さも「乗り味」で語れないユーザーが多くなっている気がします(スバルなんかよりずっと良いぞ!!)。そんな燃費競争もなんだかやや過当気味で、適当な数値を放りこんでくるホラ吹きが結構多そうな感じですね、先代プリウスで30km/L出した!!とか、BMW320dで20km/L出した!!とか・・・。

  プリウスって混雑した一般道でも平気で15km/Lくらい出せるからスゴい訳です。そしてBMW320dもある程度の速度域の道路をスムーズに巡航すれば15km/L越えるからスゴい(そしてどちらもスバルより乗り味が良い!!)。まあそういうクルマだと思うんですけども、なんだかモード燃費の「ギリギリ」あるいは「越え」を真剣に追求する変わった乗り方をするオッサン(有名ライターでアラフィフの渡辺敏史さんが自慢してたっけ)が結構多いみたいですね。できればそういう自己満足で生産性が無いことは、他のクルマの邪魔にならないところでやったらいいと思いますよ・・・。

  「BMW320dを試してみたらせいぜい12km/L程度でしたー」ってブログ記事で書いたら、「燃費とかウソくさい!!」というディスのコメントが来たりして、BMWに憧れる人々の妄想ってちょっと怖いなーって思いましたね。そもそも「駆け抜ける歓び」とか言っているメーカーの重量が1600kgくらいあるクルマですから、現実問題として10km/L越えれば立派だと思うんですけどね。逆に20km/Lみたいな数値が出て来ることは明らかに異常で、それはもはや意のままに操ることを放棄して、ECU(エンジンを制御するプログラム)を「解読」してエンジンを最も効率的に回すなんて不毛なコトに熱中しちゃってるんじゃないの!?(渡辺敏史さんですね)

  「偽装」をするメーカーはもちろん論外ですけども、ターボの輸入車とか喜んで乗っているちょっと痛い連中が、「偽装だ!!」ってメーカーを批判するのはちょっと筋違いじゃないか?と思うんです。VWだけでなくBMWもメルセデスもやってることはほぼ一緒です。排ガスをキレイにするっていう意識は基本的にとても低いです。自動車ライターが絶賛する「直噴ターボ」という安易な選択は、私は日本の道路においては根本的に間違っていると思うのですけど、その前提においてはスバルだってVWと同罪だし、ターボ化こそ先延ばしにしているものの全エンジンを直噴化したマツダだって同じようなものです・・・。

  逆に評論家にケチョンケチョンに言われているトヨタのヴィッツみたいなポート噴射の自然吸気がなんだかんだ言って正義なんですけども、その事実を大抵の自称クルマ好きの皆様は受け入れてすらいないのが現実です。日本の公的な研究機関の発表によると、トヨタのヴィッツ、パッソ、カローラなどに使われる1.3L自然吸気(ポート噴射)は、VWの1.2Lターボと比べてNOx排出量が50分の1まで抑えられいます。ゴルフやポロのユーザーがトヨタ車をボロクソに貶し、トヨタユーザーはクルマが解ってない素人!!みたいなことを言っているのに遭遇すると、「バカはどっちだよ〜・・・」と思わず突っ込みたくなりますね。

  そんな「ポート噴射&自然吸気」にプライドを持ってきたはずのトヨタ、ホンダ、日産、スズキですが、ホンダは数年前から中型車(オデッセイ、ジェイド、ステップワゴンなど)を中心に直噴ターボを使ったグローバル車を日本でも生産&販売し始めました。さらにここにきてトヨタとスズキが直噴ターボを2017年規制が始まるギリギリになって投入してきました。なんだかなー・・・。

2017年1月10日火曜日

インプレッサやプリウスという選択は「負け」だ!!

  もちろんいいクルマですよ!!インプレッサもプリウスも。クルマにあまり興味がない人にとっては限りなくベストな選択だと思います。ただしファミリーカーの用途には少々手狭なキャビンの使い勝手はどうなのでしょうか?インプレッサに関しては燃費もやや不満かも。結局のところは、この2台の「ポイント」は同じで、どちらもクルマ好きな人々に「いいクルマだ!!」と言ってほしい!!というメーカーのプライドを賭けた設計なんですね。メーカー担当者に詳しい経緯を訊けば、グローバルで売るクルマをわざわざ「日本で生産する」ことの意義なんかを熱く語ってくれるとは思いますけどね・・・。

  アメリカや日本も含めG7諸国にとっては、国内産業の維持とは国内工場の稼働を意味していて場合によってはメーカーに多額の補助金を交付したりします。日本でも人気のレンジローバー・イヴォークは国内生産を条件にイギリス政府から開発資金が出ているそうです(親会社はインド資本)。国にそこまでしてもらわないと新型モデルの開発すらおぼつかないギリギリの状況で、税金を投入してまで何やってんだあ!?という批判もあるとは思います。

  イギリス人は自虐的に「ワーキング階級」ってのが存在することを世界に発信しますし(ギャラガー兄弟など)、この前もベントレーの工場を首になって途方にくれた若者が、テスト参加の末にプレミアリーグの名門アーセナルと契約した!!みたいなシンデレラストーリーが報道されてました。日本とは自動車産業の受け止められ方がいくらか違う状況みたいですね。日本では大手自動車メーカーは非正規雇用を生み出す「悪」みたいな捉え方がされてます。多くの自動車メーカーがJリーグのスポンサーをやってますし、マツダには元サンフレッチェの選手だった開発担当者もいたりするんですが・・・。

  レンジローバー・イヴォークはランドローバーが大抜擢した当時30歳そこそこのローバート・メルビルをチーフデザイナーに据えて大成功を収めまして、マツダ・アクセラの旧型シャシーを使ったSUVが600万円前後の価格設定なのにバカ売れしました。北米でもBMW・X3(約4万ドル)よりも高い価格設定ですが大人気です。BMWが東欧の下請け(墺マグナシュタイナー)に開発段階から製造まで丸投げしているX3(シャシーは1er、3erと同じ低コストのL7)よりも、レンジローバー・イヴォークのような旧型マツダ(フォード)車ベースのイギリス生産車の方がもちろんクルマの価値は高いですけども、ブランド力のあるドイツ勢からユーザーを奪うにはデザイン力が重要なファクターになったようです。

  フォード(マツダ)のコンテンツを使ったとはいえ、イギリス車らしい貴族的な佇まいを見せる洗練されたパッケージは、多くのユーザーにイギリスでクルマを作る意義と、それに高いカネを払う意味を納得させるに十分だったと思います。しかしクルマ好きにとっては600万円をわざわざ払って718ケイマンではなくイヴォークを選ぶのは、ちょっと違うんじゃね!?って想いも同時に巻き起こります(めんどくせー)。この選択は「負け」だな・・・。

  インプレッサもプリウスも「日本生産」の「日本スペシャル」という意味では、レンジローバー・イヴォーグみたいなクルマです。スバルやトヨタの開発担当者にとっては「日本スペシャル」という縛りの中で、世界から「ベスト」と賞賛されるクルマを作る!!という手に汗握る「熱さ」があったことも容易に想像できます。日本で生産し続ける以上はVWやPSAの途上国生産車には絶対に負けちゃだめ・・・。ポーランド製のAクラスにも負けられん!!(どう下手に作っても負けることはないけどさ)

  「日本スペシャル」でドイツ市場へ殴り込みをかける。アメリカや中国で売るよりもずっと効率が悪いですし、ハッキリ言ってほとんど儲からないと思います。それでもドイツメーカーが熱心に日本で売り込むように、最大のライバル国の市場に対しての「示威行動」は、そのまま世界への大きな発信力になる!!という計算もあるようです。ドイツ人が認めた日本車と、日本人が認めたドイツ車は世界最強ってことです。P10プリメーラ、GGアテンザ、W124、E46、TT(初代)などなど。

  ゴルフが18000ユーロ〜なのに対して、インプレッサは21000ユーロ(先代の1.6Lの価格)、プリウスは25000ユーロ〜という設定をしています。ゴルフと同じ価格に抑えこんでいる弱気なマツダ・アクセラとは考え方がだいぶ違うようです。アクセラの場合は先代まで欧州でゴルフと人気を二分するフォード・フォーカスの兄弟車という位置づけだったわけで、VWゴルフに対するセアト(VWグループのスペインメーカー)のレオン(同じMQBプラットフォームの兄弟車)みたいな立ち位置だったということもあるわけですが、スカイアクティブなら堂々と値上げすればいいのに!!

  クルマ選びってのは私のような初心者にとっても、大ベテランにとっても「粋」とか「志」を示すものだと思うんですよ。インプレッサもプリウスも「入門車」として、カーメディアで広く紹介されるでしょうけど、それをそのまま選んでは面白くねーじゃん!!こんな大ヒット間違い無しなクルマを買ってもディーラーから感謝されることは無いですし、値引き交渉でもしようものなら、めんどくせー客だな・・・って相当に嫌がられると思います。

  別に「俺が絶対に正しいから言う通りにしろ!!」なんて言うつもりは毛頭ないですけども、せっかくディーラーで新車を買うなら、不人気だけど「実はベストじゃね!?」と思えるクルマを探すのが醍醐味だと思いますね。例えば、ホンダ・アコード、スズキ・エスクード(旧モデル)、シトロエンDS5、ジャガーXE、プジョー508GT、トヨタ・マークX、日産ティアナ・・・・なんだか中途半端にデカいクルマが多いな。


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