2017年8月3日木曜日

超絶に気持ち悪いクルマが出てきた〜・・・ゲロゲロ(50歳以上は読まないで!!)。

  自動車メーカーが「走りを楽しむ人のために」とかPRする時に、良いクルマが出たことない説。ユーザーの側が単に『あまのじゃく』なだけなのでしょうか?メーカーが『スポーティ』だと煽るほどに、不思議とちょっぴりダサくみえてくるものです・・・。いや『ダサく』はないけど『駄作』だ・・。最近そんなクルマがあったっけ?実はいくつもあったのですけど名指しはやめておきます。日本メーカーも輸入車メーカーもなんど冷や飯を食ったことか。いや一台たりともまともに売れてない。胡散臭いなーと思われたらクルマってとことん売れないですよね。

  特定のクルマを挙げるのは非常に気がひけるのでちょっとオブラートに包みます。コイツはどのクルマのことを言っているのか!?とイライラするかもしれません。ただしちょっと心当たりを調べると、際限なく「イマイチだった」クルマが浮かんでくるんじゃないでしょうか。あれ!?このクルマは走りを強調しているはずなのにHVでCVTでFFだ。これ自体が悪いわけじゃないですけど・・・いや悪いですね。まずはここに疑問を差し込まないメーカー&ユーザーに問題があるのかも。

  FFのミドルセダンならキャビンもラゲッジも広く設計できるし、デザインの自由度もあるし、FF&HVなので静粛性も非常に高い。HV&CVTによって特に走り出し時のトルク感が増して、最初からスポーティな印象は演出しやすいのかも。昔の280ps級の高級セダンに似た印象!? そもそも動き出しのトルクで恩恵があるのは多人数乗車の際のスムーズな加速において最大のメリットがあるはず。しかし今では個人主義&多様化が進み、必ずしもゴルフをする人が少なくなりました(とっても楽しいですけどねー)。そういう時代においては、それを『スポーティ』と書き換えた方がはるかにマーケティング上では合理的になってきているのでしょう。ゴルフをしない人にミドルセダンを売らなければいけない時代のメーカーの苦悩が垣間見えます。

  これだけなら一見メーカーとユーザーにとってWIN-WINな関係にも見えますが、どう考えてもFF&HVのミドルセダンは『走る』という意味においてクルマの本質を履き違えている・・・そう断言したい。お前は何様だ!?と言われそうだけど、『走り』のFF車とはやはりホンダのアコード、シビック、インテグラのtypeRのように、トルクが細めの高回転型エンジンが正しい。多くの自動車ライターがかつてのホンダの自然吸気エンジンや、マツダのロータリーエンジンのトルクの細さを事あるごとに指摘しているが、これは想像力の欠如以外の何物でもないと思う(実際にホンダとマツダの高回転エンジンは世界で大絶賛)。あくまで輸入車が好きなユーザー(=エンジン回転数に興味ない人々)に迎合したレビューでのリップサービスなのかもしれないけど・・・。

  もうそろそろどのクルマをディスっているのか想像がついてきた人もいるでしょうけども、このクルマが実際に売れてしまったら、もう自動車の概念は滅茶苦茶になってしまうような気がするのです。このクルマの前のモデルが発売した頃は、まだまだHVが当たり前ではなかったので、その価値を正当な評価ができなかったけれども、とにかく『実用性』の高さだけで、(やや評判が悪かった)当時のメルセデスEクラスの代わりくらいには十分なるだろうとは思いました。しかし用途もあくまでEクラスと同じなので、決してスポーティではなかったですし、メーカーがスポーティを売りにする素振りもなかったです。



  「スポーティ」を掲げて日本の有名なメーカー2つがほぼ同時期にセダンを発売するというから今後の動向が見ものです。どちらもCVTで街中をダラダラ走ってもそれほど燃費が低下しません!!が殺し文句の通勤用(コミューターセダン)の素性は丸見えでスポーティに走る要素は・・・「セダン」というボデータイプであることだけ!?もはや「どこがスポーティなんだ?」と突っ込む気力すら湧かない・・・ミニバンやSUVよりはスポーティなんじゃないの? 

  今も世界の自動車産業を牽引する存在であり続ける日本の巨大な両雄が『スポーティ』を武器にクルマを作るという構図が矛盾に満ちているのかもしれない。同じように『スポーティ』を前面に掲げて新型セダンを投入した、アルファロメオ・ジュリアやジャガーXEは、規模が小さいブランドの小回りを生かして、「企画」段階からスポーティありきで妥協なくつくりこんでます。もう諸元表をみるだけでニヤけてしまうくらい。一方で日本メーカーはミニバンやSUVからそのまま転用したユニット使っているし・・・。これはもう日本の自動車産業全体を覆う体質(構造)の問題。これはぜひ安倍総理大臣に自動車業界に転身してもらって『岩盤規制』に穴を開けて欲しいですわ。

  日本メーカーもバブルの頃にはこだわりのハイスペックモデルがたくさんあった・・・そんな話はこの際もうどーでもいいです。オッサン世代がバブルを懐古するための『生贄』みたいなクルマがあってもいいけどさ、そんな恥さらしをやらかす度にそのメーカーは確実に損をしますよ。その昔に外部環境で成長を遂げただけの日本経済ですが、もし本当に『バブル世代は優秀だった!!』ならば、その後の経済の減速を食い止める力もあったであろうに(あいつら額面でスケールを伝えるクソみたいな話しかしないし)。

  80年代への懐古なんて、当時まだ小学生だった世代から見れば、馬鹿馬鹿しい限り。こんなクルマに付き合ってらんねー。80年代趣味をPRして売り出すメーカーは徹底的に批判して悪い兆候を潰していかないと、もう本当にクルマ文化は終わりだと思う。くたばれポンコツ・・・そして日本から消え失せろ。これ買うくらいならBMW330eをオススメしときます(コイツは正しい)。

 


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2 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝見しています。メーカーの「スポーティ」という煽りに対する貴殿の受け止め方には賛同します。あくまで私見ですが、そもそも私は同乗者のいる時にスポーティネスを追求する運転者には人として全く共感できません。したがって(複数名乗車を念頭にした)ミドルセダンの加速を「スポーティ!」とドヤ顔で言うメーカーがあったら企業姿勢を疑います。
    私は今でも、ミドルセダンは基本的に家族需要や法人需要など複数名乗車時の実用性が最優先されるカテゴリーと思っています。日本国内だけを見てもゴルフ人口が減っても法人需要は残っていますし、趣味性の高い一部のモデルを除けばマスをとらえるためには快適性能の優先度は下げられないでしょう。一般的なミドルセダンで「走りにこだわる」というコンセプトを掲げること自体やはり無理があるように思えます。
    そういう見方に立てば、基本的にミドルセダンのパワーユニットはトルク細めの高回転型よりも少し踏めば意図を「忖度」して黙って静かに加速してくれる方がより目的に適います。なのでたとえば「日本ではアコードはHVだけを売り、シビックはガソリン車だけを売る」というホンダの最近の使い分けも、DセグとCセグに対する従来どおりのとらえ方を前提としたコンサバで合理的な戦略に思えます。

    私は海外在住で2016アコード(ガソリン車)に乗っていますが、とても気持ちいい車です!R20Aという枯れたNAエンジンが素晴らしくて、トルクは2000rpm以下から出て「忖度」もしてくれますし、3000rpmあたりの中回転域のシューンという軽いレスポンスも最高です。東京の拙宅の旧型ドイツDセグ実用セダンと比べても、1ヶ月リースしたT社の2016年式ガチンコ競合セダンCと比べても、エンジンは燃費含めあらゆる面でおそらく誰が乗っても感じるくらいR20Aの圧勝。エンジンだけでなく、マス向けでありながら単独乗車時のスポーティネスと複数乗車時の快適性のどちらも太宗を実現した設計の2016ガソリンアコードは私にとって大変よいミドルセダンです(これでフロントDWBならもっとよかったです)。トルク全然細めじゃないですよー(笑)モーターには勝てないとは思いますが。

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    1. コメントありがとうございます。

      スポーティ=曲芸ではないので、実用車をスポーティに仕上げて商品力を上げるという手法は、個人的にはありだと思います。たった5年でグローバル市場のスターダムに成り上がったマツダCX5も、SUVの常識を超えたハンドリング性能が素直に評価されての40万台/年突破だったですし。

      ただしマツダはブランドアイデンティティとしてスポーティですから、わざわざ『スポーティに仕上げました』とは言わないんですけど、他のメーカーがマツダの手法をパクったような『赤いクルマ』を出してきでスポーティ!!スポーティ!!高性能!!ってうるさいんですよ。100km/h超でEV走行できるのは凄いと思いますけども・・・。しかしプリウスと同じTNGAを使って足回りもそのままのクルマにデカイ顔されるのは、スポーツセダンの本質を歪められているような気がして・・・ちょっとイライラします。

      ホンダもマツダも車重の増加に対応させるべく、トルクが太くできるターボを導入してますが、カーメディアはターボ礼賛がすごいことになっていて、ロータリーもNAのVテックも『トルク不足』ってしばしば書かれるんですよ。ミドルサイズだと30kgmくらいあって当たり前になってきてますね・・・。

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