2017年3月19日日曜日

日本車には勝てないけど、南ア製BMWの魅力をわかってない輩が多くない?

  BMWがなかなか売れないですねー。グレード数があまりにも多過ぎて迷っちゃうのかな? それとも最近のカーメディアが直噴ターボ化されたエンジンに文句ばっかり言うので買う気が起きないのか? 「文句を付けてんのは貴様だろ!」・・・え?私はBMWを批判しているんじゃなくて、BMWに乗っている人々が上から目線で日本車をバカにしているので、「疑問に思ったこと」を指摘しているだけなんですけどね。「BMWは安全で日本は危険」「BMWの方が走る・止まる・曲がるがしっかりしている」「BMWはエンジンが良く回る」といった、オカルトな意見に対して自分なりに自信がある見解を述べてきただけなんですけどね。

  BMWブランドやクルマ自体を批判したことはないです(エンジンがうるさ過ぎて日本を走るレベルにない!!くらいは書きましたけど)。4年前のブログの書き始めの頃には「3シリーズは普通の車」と書いただけで批判されましたからね。決して「悪いクルマ」とは書いていないのに。なんでBMWファンって怒りやすいんだろ。「怒る」ってことは指摘されたことが、本当は正しいということを認識しているからだと思うんですけどね。本物のクルマ好きだったら愛車については、他の誰よりも詳しくて、何を言われても笑い飛ばせるし、反論だっていくらでもできるはずなんですけども。

  そんな「虚構」の中で生きている?ファンばかりに囲まれて少々不憫なBMWですが、手頃な価格帯のモデルがなかなか売れないらしいです。400万円台で買える318iMスポでいいじゃん。どうせ5erとか7erとか買ってもさ、日本車には勝てっこないんだからさ。変なこと気にしなくていいんじゃないですか? 車重が1550kgもあって最大136psではスペック面で不満!!とか言っている奴は、BMWの素晴らしさが何もわかってないよ。実際のところF30系3erは、日本の軽自動車の660ccターボ64psで走らせてもいいくらいだと思うけどね。

  例えばスカイラインみたいな日本のFR車は、ユルめのサスを使って、加速時には後輪を路面に押し付けるような姿勢になるけど、3erの特に非Mスポのグレード車は、タイヤが暴れるほどピーキーなトルク制御はしないし、サスの横剛性が低そうな乗り味なのに、クルマが横に流れて動力が路面に伝わらないなんてこともなく、とてもミニマムな力で効率よく走る「気持ちよさ」があります。日本の軽量なコンパクトカーみたいに軽いけど跳ねるし、自然吸気で低速トルクが安定しない・・・そう言った他のクルマが欲しくなってしまうくらいに情けないことも、3erには起きません。路面以外に無駄な摩擦がない走りというべきか?

  だから本当にBMWの良さがよくわかっている人は最も出力の小さいグレードを買うべきだと思うんです。「BMWと言ったら直6だ!!」とか未だに言う人いますけど、6気筒車の価格、衝突安全面での不安、ハンドリング性能の低下を考えると、「それほどいいか?」と疑問に思いますね。M3/M4に使われている「S55」と呼ばれる高回転を可能にした直6ターボならばあらゆる「リスク」を背負ってでも飛び込んでみる価値はあるとは思いますが、N55やB48の長所は「静粛性」において直4/直3よりも優れているくらいです。

  しかもランフラットタイヤになっているので、(6気筒の)340iはタイヤからの騒音が結構気になります。そもそもBMWに「静粛性」を求めるのがそもそも間違いで、それならばレクサスやアウディを選んだ方がよっぽどいいです。・・・ちょっとエンジン型式などが入って込み入ってしまいましたが、要するに「S55」が使われているM3/M4を買うか、最も小さいエンジンのグレードを買う!!これが正解なんじゃないの!?と言いたいだけです。

  問題は「400~500万円の価値があるか?」ですね・・・250〜350万円なら買います!!ってことです。でも日本車・輸入車問わずこの手のケースっていっぱいあるわけですよ。レクサスIS350Fスポの見積もりをもらったら760万円でした!!思わずGS買えるじゃんって。3.5L・V6を手頃なサイズで振り回したいだけなら、中古で「ブレード3.5マスター」という絶版のトヨタ車でも探せばいい(希少車だけど100万円くらいで買える)。オーリスサイズのボデーに3.5L乗せたモデルです。人気があったり飛び道具があるクルマを新車で買えば高いです。そして大体のケースでは中古車で補完することもできます。

  けど・・・BMWこそはピカピカの新車で乗るべきじゃないですか!?誰かのお古の320iを150万円くらいで買って・・・あまりにも惨め過ぎる。BMWのディーラーでも嫌われますよ。さらに上のグレードのクルマを中古で買うなんてもっと惨め・・・20歳台の若者ならばそれもアリでしょうけど、いい大人がやることではないです。M3/M4を買うくらいの熱意がないならBMWのエンスーごっこは成立しない。社会保障が手厚い欧州と違って日本は老後の不安を抱えたまま現役世代を生きなきゃいけない。厚生年金を払っていても会社が潰れたら2Fから上はチャラになりますよ!!とか不安を煽る輩がウヨウヨいる。

  もっと日本の身の丈にあった「BMWの楽しみ方」があるはず!!118i、318i、420i辺りを選んでも、日本メーカーとの違いは十分に体感できるのに、318iにはオートクルコンが付かないとか、パドルシフトが付かないとか・・・どーでもいい機能の話を堂々と持ち込んでくる評論家が多いですね。オートクルコン使ったらBMWが最も輝く中速域での走りをアクセルから体感できないですし、パドルなんて使ったら、せっかくBMWこだわって前がダウン、後ろがアップにしているシフトレバー(他のメーカーと逆!!)の意味がないじゃん!!


2017年3月10日金曜日

クルマ好きってのは・・・

  「オマエみたいな変態と一緒にするな!!」って言われてしまうかもしれないですが、クルマ好きってのは無意識のうちに長い付き合いになる愛車に「人格」を決めたがるものです。ちょうど小さな女の子がお人形さん遊びをするように、暖気もそこそこにその日最初に「踏み込む」場面が終わると「今日はご機嫌ナナメだな〜」なんて呟いてませんか!?自然吸気のガソリンエンジンを所有しているヤツ特有の症状かもしれませんが・・・。

  物の「人格化」というのは、理想的な「彼女」を想像する行為に似てるかもしれません。飽きちゃう人もいるかもしれませんが、その人格は基本的に「攻撃的」ではないので、クーラーが効かなくなったり、パワーウインドウが開かなくなったりなど、よっぽど不可解な故障が頻発しない限りは「とてもいい関係」が続けられるはずなのですが・・・(だから日本車が好き)。もしアップルのSIRIみたいな人工知能機能がクルマに搭載され始めたら、このささやかな「幸せ」は奪われるかもしれません。

  マツダ車に乗る人なんて、割と「人格化」が好きだと思うんですけど、マツダ車には例えば急発進をすると「急発進です!!」って警告だけしてくれる機能はもう10年くらい前から付いています。月に1回あるかないかの頻度なんですけども、都内の車線が多い道路で左車線の先頭で信号待ちをしていて、先の信号の右折レーンに入る時などは、十分に注意しつつも「行き」ますよね!? その際に右側がトヨタ、メルセデス、BMWなどの輸入車全般だったら楽勝でして、とりあえず警報を鳴らさずに入れます。トヨタのCVTと輸入車のAT/DCTなら確実にワンテンポ遅れるので・・・。

  スポーツカーの場合は、面子を立ててあげます。後ろとの間にできたスペースに入ります。問題なのがホンダとスバル・・・これはクルマの雰囲気を見て判断するしかないですけど、なかなか強敵が多くて、とにかく出足が鋭い。ミッションの性能もありますけど、それ以上にエンジンも優秀で、試乗すると分かりますが「どんなタイミング」でも「行け」るクルマがとても多い。まあそんなことを考えながら走っていると月1くらいで「警報」を鳴らしちゃうんですけど、その瞬間にちょっとテンションが下がりますね〜。

  そんなに文句言うならトヨタやBMWみたいに「わざと」低速で回転が上がらない仕様(燃費を伸ばす)にしろ!マツダの開発者の好みで「燃費」より「走り」に振っておいて警報で注意する!!ってなんか違う気がする。もちろん「今はちょっと踏んだなー」なんてわかってますけど、その直後に女性の声で「急発進です」って後ろからかーちゃんに注意されたような後味の悪さが嫌ですね。大好きな車なのに・・・。

  ちょっと話題が変わりますが、知人に勧められて「運命のように君を愛している」という韓国ドラマを見ました。去年末にTBSの「逃げ恥」を勧められてとても面白かったので、それ以上に楽しめるラブ・コメディーというのでワクワクしたのですが、・・・これ何ですか!?男性視聴者を「殺す」くらいの破壊力がありますよ!! ラブ・コメディーなんて男目線からすれば、ヒロインが自分のタイプかどうか?が全てだと思うんですけど、主演のチャン=ナラがとても可愛いくて、新垣結衣はあくまで日本レベルなんだなーと痛感。クルマもそうですけど韓国ってなんだかんだレベルが高い。乗ったことないですけど、この前まで日本でも買えた唯一の韓国車であるシボレー・ソニックはクラス最高レベルとのこと。

  大企業の社長という設定の主人公(男)は、このドラマが制作された2014年に新型がデビューしたキャデラックCTSで登場。レクサスやドイツ勢のようなちっこいナビシートではなくて、高級感あふれる大振りなレザーシートに、165cmというチャン=ナラがちょこんと座っている姿がいいですね。これぞクルマ!!165cmの女性が可愛らしくナビシートに座れるクルマって大型SUVかEセグセダンでもキャデラックCTS、クライスラー300Cあとはレジェンド、フーガくらいだけじゃ・・・マツダやスバルももうワンクラス上を頑張って見たらどうでしょう!?。ドラマって案外あっさりとクルマの価値観が変わったりしますよね・・・。

  別にクルマの価値観が変わったから「殺された!」というわけじゃないです。マツダ車に警告されてショボンとしたり、新垣結衣が無表情で「つれない」セリフを言う場面なんかよりも、あの「ちょこんと座る」可愛いすぎるチャン=ナラが、一旦別れた後に主人公に徹底的に冷たい態度をとるところが、(男性目線で)見ていてかなり精神的に「きつい」です。もし当事者だったら「死んだ方がマシかも!?」って思うくらい(アホか)。あまりに修羅場すぎて、ここからどーやったら復縁するんだよ!?ってレベルです。てっきり伝説のドラマ「高校教師」みたいな衝撃過ぎるラストになるのかなー!?と思いきや・・・。

  このドラマの評価をタラタラと書いているブログをいくつか読んでみても、どれも女性目線なので「事故のシーンが切なくて泣ける」とか・・・どうやら完全に男とは見ているポイントがずれているようです(当たり前かも)。イケメンの恋敵の口説き文句のシーンとかはもうアクビが出そうな感じなんですけどね・・・。つーかこのドラマ作った人は「男の視聴者」を全く考えてないのかなー? 前半のチャン=ナラと後半のチャン=ナラがまるで別人で「高低差ありすぎ(で耳がキーン・・・)」です。「女って怖いなー」しか感想ないです。

  「こんな完璧な女の子(前半のみ)なんて絶対にいないからー」で済ませられればいいんでしょうけども・・・。とりあえず助手席で佇む姿がとても可愛いし、最終回でマセラティ・グランカブリオを運転する姿も可愛いけど、修羅場だけは「怖すぎて」見てられないです。・・・もうちょっとマイルドに作れないもんですかね? メガネフェチの方にもオススメです。



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2017年3月5日日曜日

クルマ選びの新常識 「SUVとはセダンだ!!」

「クルマの種類が多過ぎて何を買ったらいいかわからないんだけど〜・・・」
「悩む必要ないさ!!『ホンモノ」と『ニセモノ』の2種類しかないから」

  冗談はさておき、「ある程度クルマがわかっている人」にとっては、1000万円以下のクルマならば、選ぶのにほとんど時間なんてかかりません。誤解を恐れずに言うならば試乗する必要すらありません。手堅く良いクルマが欲しいならば、迷わずに「ブランドのフラッグシップ」を選べばいいだけです。もしそれで満足できなかったら、もうそのブランドには用は無くなるわけですが、相当なお金持ちならともかく、年収1500万円以下の所得税低めな連中にまでスルーされるのは、メーカー側としても非常に不味いので、ある程度の品格を重んじるブランドならば、フラッグシップに関しては目一杯真剣に作っています。もし購入予算が300万円ならばマツダ、スバル、スズキで手を打ちましょう。500万円なら日産、トヨタ、ホンダ、VWなどが選べます。

  よくBMWの3er/5erとかVWゴルフ/ポロに乗っている人が「日本車はダメだねー」とか偉そうに言ってたりしますけど、そもそも選んでいるクルマから判断すると、これらの人々ってのは「クルマを解ってない」ということになります。もちろん何に乗っていても自由ですけども、こんな輩が日本車を下に見るような調子に乗った発言をしているところに出くわすと、もー聞いてられねーな・・・ってなります。まあクルマの良し悪しがまともに判断できないんだから仕方ないわけですけど、そういう輩がプロの自動車ライターとかやってたりする・・・。「日本車なんて✖︎✖︎だからさー」みたいなことを平気で書いている奴は信用しないです。

  日本車ではまず絶対にありえないようなトラブルを抱えているクルマを評して「素晴らしい」「日本車も見習え!」って・・・そんなレビューを書くやつも、掲載にOKだすやつも、それを読んで納得するやつも、・・・ぶっちゃけみんなアラフィフ〜還暦くらいのボンクラばっかり。若い頃からの愛車遍歴を偉そうに語る・・・。男の20歳代なんて「とりあえず仕事で結果出すぜー!!」って躍起になる時期なはずなんですけどね。親に生活支えてもらってクルマ趣味を楽しんでいるようなクソ野郎なんて、ニートと同じでやはり社会の感覚がだいぶ違うのかなー・・・つまり「作る側の気持ち」なんてわからないのかなー?なんて軽い偏見を持っています。

  「クルマなんて所詮は趣味」・・・・これをちゃんとわきまえているならOKなんですけどね。私もクルマが好きですけども、サーキットをグルグル走ったり、スキーのように同じ峠を何度も登ったり降ったりとかする「趣味」はないです。「クルマなんていらねー」とも思いませんし、「クルマが趣味」だとも思いません。東京近郊でずっと暮らしていると、このどちらかの意見の人間が多いかな!?と感じますが、クルマってのは本質的に「自由」と「優しさ」を求める人にはとても価値の高い「道具」だと思います。

  時間さえあれば24時間好きな時に、好きな風景を見に行くことができる。離れて暮らす両親や家族の「支え」になるためにとても重要な存在。だから絶対に安全を優先して軽自動車やコンパクトカーは選ばないし、衝突安全基準の結果を考えると全てのドイツ車なんて論外・・・。まずは長時間巡行できて家族3〜4人で乗ってもゆったりできるクルマとなるとD/Eセグの「セダン」ですかね。日本車ならばアテンザ、レガシィB4、アコードがいい!!それぞれのメーカーが渾身の仕上げをしています。欲をいえばもっと走りが刺激的だといいんですけどね・・・それは「趣味」。

  「セダンがスポーティに走ればいい!!」という考え方も悪くないと思うのですが、その方向性で一定の評価を得た、日産プリメーラ(P10)、BMW3er(E46)、アルファ156、プジョー406、マツダアテンザ(GG)といったモデルは改めて検分すると、現行のカローラアクシオくらいの狭いキャビンでしかない「実質コンパクトカー」です。欧州では人気だけども日本ではちょっとカルトな存在でしかないです。ゴルフ、アクセラ、インプレッサ、オーリス、1er、Aクラス、V40結局のところどれも「実質コンパクトカー」です。一人で乗る分にはいい選択だと思いますけど・・・。

  アメリカの新大統領が、アメリカ車を評価しない日本市場に苦言を呈した!!とニュースになっていました。「アメリカ車に魅力がないからだ!!」と日本の世論は冷ややかですけども、日本でもすっかり主流になったSUVやミニバンが最初に発売されたのは紛れもなくアメリカ市場であり、SUVの原型はウィルスだとかジープだとか言ったアメリカ車であり、ミニバンを最初に作ったのもリー=アイアコッカが率いていた崖っぷちだったクライスラーでした。

  日本人は「フォード」や「GM」こそがアメ車だと思ってますが、この2メーカーは、トヨタやホンダと同じようなラインナップを持つ典型的な「グローバル・メーカー」であり、そもそも現状では日本人から「デカくてムダが多い」などと批判されるような言われは無いんです。これに関しては20年前の知識のままに批判をする日本人が無知なだけな気がします。

  そして日本メーカーと決定的に異なる路線を採っているのがアメリカ第三のメーカーである「クライスラー」です。このメーカーこそが一応はミニバンを最初に作ったメーカーとされていて、SUVの原型となるウィルスの系譜を引き継ぐジープも傘下に収めてもいます。・・・トヨタとほとんど変わらない巨大メーカーが2つと、SUVやミニバンを生んで、(日本人も大好きな)メルセデスやアルファロメオのシャシーを使うユニークなメーカーが1つ。これが北米ビッグ3の正体なのに、日本の人々は一体何を見てモノを言っているんだろう!?(日本でも販売されているクライスラー300は、コストダウンする前の旧式Eクラスのシャシーを使っています!!)

  レクサス、インフィニティ、アウディ、BMW、メルセデス、ポルシェ、マツダ、スバル・・・日本で人気があるブランドはことごとく北米市場を向いてクルマを作っています。アメリカのライフスタイルに合ったクルマを作っているだけなのに、日本のユーザーが勝手に「世界の頂点」だと認定しています。メディアの騒ぎ過ぎが原因ではありますが、新大統領とか、アメリカのメーカーやユーザーの意識に対して「疑問」を持つ論調が目立ってますけども、日本人が選んでいるクルマだってさ・・・。日本ではクルマの満足度が低いから年々販売台数が下がっている!!アメリカ市場は逆に伸びているんですけどねー。

  「アメリカ車は、日本車やドイツ車には遠く及ばない!!」とか日本のジジイ連中が何の疑問も持たずにドヤ顔でほざいていますけど、こんな柔軟性のない連中が日本の中枢にたくさん居座っていたら、そりゃ景気も悪くなるよなー・・・。大変失礼ですが、団塊からちょい下くらい(還暦)ってのは、60年間テレビしか見てこなかった「クソ世代」でしかないのかもしれないですね。ビートルズ、長渕剛、小室哲哉にメンタリティを鷲掴みにされてしまう「ヘタレ世代」が、テレビに全てを洗脳されてほざいているようにしか見えないんですよ!! 

  これらの世代が大好きなドイツ車ってなんなんですかね。乗ってみると分かりますが、「故障」とかそういう次元の話ではなくて、ドイツ車は「動きだした瞬間」にクソさがわかるんですよ!!詳しくはまた別の機会に譲りますが、ドイツ車はオワコン、2017年ってのは、もはやそういう時代です。 実際にこれらのモデルのオーナー掲示板とか覗くとひたすらに洗脳の果ての「迷言」が飛び交ってますよ!!(興味のある人は見てみてください・・・面白過ぎて気がついたら朝になっているかもしれませんけど)

  ドイツ車の多くに見られるミッション、エンジン、排ガス、シート素材、ナビ操作、ハンドリング、静音性(吸音とエンジンマウント)、デザイン(特にリア)、MTの操作感といった数々の「欠陥」を大目にみたとしても、納得できないのが、世界的に流行をみせるSUVの解釈の低さですね・・・。ドイツメーカーにとってはアメリカや中国で手際よく「稼ぐ」ための方法論くらいにしか思ってないんじゃないですかね? ドイツの経営者にとっては「なんだかよくわからないけど売れるSUV」「クルマの文化を解さない異文化民族の『民度』に合ったクルマ」くらいに思ってるんじゃねーの!?

  何が言いたいのか?・・・世界で販売される高級車というのは、なんだかんだ言っても「アメリカ文化」の影響だけを一身に受けた存在なんだと思います。そこに日本メーカーやドイツメーカーのオリジナリティが介入する度に、「クルマの価値」に疑問が呈されるようになる。高級車のスタイルとして「セダン」が存在して、それがこの10年余りで「SUV」にとって変わろうとしています。アメリカ文化が生み出す「中身のある」価値が乗っかった時にだけ、グローバルな規模で変革が起こる。

  安倍さんやメルケルさんの管理するところでは、一部の自動車メーカーが不正をやらかしました。そしてその一国の宰相が、その国の権威を著しく貶めた当該メーカーに対して何ら厳しい姿勢で臨んだでしょうか!?数々の黒い噂をもみ消す力がある2人でも自国の自動車メーカーに対しては何も言えない!!安倍さんの口から「三菱、スズキ」といった発言はあった!?メルケルさんに至ってはVWを徹底して擁護する姿勢・・・。

  「アメリカ車なんてダメだ!!」の思想は一体どこからやってくるのでしょうか!?「終わっている政府」と「終わっている国民」がつまらなそうに暮らすだけの「2つの国」を実質的に支配しているのは誰だ!?たった1つの自動車メーカーに苦言の一つも言えない首相。そして首相のスキャンダルを追求できないで歯がゆい思いに苛まれる国民。そんな「底辺」の人々がアメリカのクルマに文句を言うなんて・・・とても滑稽ですよね。


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2017年2月25日土曜日

スポーツカーの定義は!? トヨタ86の真贋

  「彼氏にはどんなクルマでデートに来てほしいですか?」
  「やっぱりスポーツカーかな〜」

  よーし俺もスポーツカーのオーナーになろう!!そう思ってはみたものの、世間一般で言われているスポーツカーってどんなクルマなのでしょうか!? 誰しも自分の考えと世間の認識の間にそれなりのギャップを抱えていると思われるのが「スポーツカーのテリトリー」ってやつです。例えば日本の漫画が発信源となってドイツ人まで熱狂しているという「ハチロク」ことAE86型トレノ/レビン。最近もどっかのネットメディアで「ハチロクから86に乗り換えて感じる進化の痕」みたいなスポーツカー論考がありましたけども、そもそも「ハチロク」はスポーツカーなのか!?

  その昔、カローラ、サニー、ファミリアといったブランドの稼ぎ頭であった大衆向け小型車はFR車で作られていたんですけども、1972年の初代シビックの登場により次々とFF車へと切り替わっていきました。その中でFF化への切り替えがもっとも遅かったのがトヨタのカローラ派生車で、1983年にカローラがFF化されますが、トレノ/レビンはFRのまま残され、たまたま80年代の中旬までFR機構のハッチバックが残ったために「特異な存在」になったのが「ハチロク」です。よってこのクルマは厳密には70年代小型車の生き残りでありスポーツカーと呼べるものではありません。

  その漫画では、スポーツカーでもなんでもないただの実用車であるAE86が、最速を追求して作られた日産スカイラインG-TR(R32)、三菱ランサーエボリューション(Ⅲ、Ⅳ)、ホンダS2000を相手に公道レースで勝ち続けるという「あり得ない」設定を愉しむストーリーなんですけども、ハチロクがスポーツカーとして十全な構造を持っていた!!なんて扱われてしまうと、そのシャシーに11000rpmのレース用エンジン積んでいればそりゃ速いよな・・・ってスペック的に変なリアリティが出てしまって、ストーリーのカタルシス部分が破綻しているんじゃないか?って気もするんですけど、そこがアニメ的なクルマファンのユルい認識が許容してしまっているようです。

  そもそもあの漫画に出て来る純然たるスポーツカーはマツダ(RX7、ロードスター)とホンダ(S2000、NSX)とトヨタのミッドシップ(MR2、MR-S)だけ。あとはAWD化された加速の「鬼」たちと、ホンダが誇ったtypeRシリーズくらいが実戦的なマシンとして登場し、それ以外のシルビア、セリカ、フェアレディZ、スープラなどは完全に雑魚扱い・・・。実際にHOT-VERSIONなどでフルチューンした各モデルでダウンヒルを競うと、S2000とRX7の独壇場になるようですし、サーキットやラリーコースで走ればもちろんAWD勢が断然に速い。

  「雑魚」に分類されているクルマも、それぞれにストイックでタイトなボデーにシェイプアップされており、ごくごく一般的な乗用車(Cクラスとか3erとか?)と比べれば、全く別の乗り味を持っていて、ハチロク(AE86)も本来ならここに分類されるクルマです。よくネット記事のコメント欄でオッサンが「昔のクルマは良かったな〜」なんてつぶやくのは、おそらくこの辺のクルマの「ファジー」なフィールが忘れられないのだと思います。

  誤解を恐れずに言うと、ピュアスポーツカーってのは限りなく二輪車に近い存在で、加速の時は後輪を、ブレーキングの時は前輪を、コーナーでは左右どちらかのアウトの二輪にほとんど全てを乗っけて走ります。トヨタのCVT車を運転している限りでは、まず味わうことのないエキサイティングな走りができるように、特別に車重・車高やホイールベースが設定してあるクルマです。しかしあまりにピーキーな領域でせわしないコントロールが要求されると、さすがに神経が疲れてしまいますね・・・。某国内メーカーも以前はピーキーなハンドリングを売りにしていましたが、数年前からだいぶ「まろやか」なものに変わりました・・・しかし現在は見事に販売不振です。

  そのメーカーに限らず、HVになった「スカイライン」やCVT&AWDでネットリした走りがピーキーとは逆方向で衝撃的だった「WRX・S4」も良心的な価格設定にもかかわらず思ったほど売れませんでした。その反面、トヨタが心血注いで企画した「86」は、多くのオールドユーザーが求めていた「ファジー」さが存分に感じられる設計で見事にスマッシュヒットしました。これはトヨタの営業力よりも企画力の勝利じゃないかと思います。「ピュア」ではなく「ファジー」に降るところが上手い!!

  より「ピュア」な走りを求めるユーザーは86に対して辛辣な意見もあると思います。旋回時にハンドリングが一瞬バカになる現象(これもファジー?)は薄気味悪いし、コーナー立ち上がりで2速で踏むときにムダにハンドルをこじらないと前に進まないし(セダンかよ!)。同乗のエリア86のサービスマンは試乗時に「ハイ!2速!全開!」みたいに指示出ししてくるし・・・。果たしてこれがツボなのか!?FFのアテンザの方がよっぽどスッと前向くけどなー。確かにケツがスライドを関知するフィールは悪くないけど。

  86に文句がある人向けのクルマとして、より「ピュア」な仕立てになっているのが、ホンダS660やNDロードスターなわけですが、ピュアはピュアで自主規制の壁が大きいですね・・・。S660に関してはエンジンの制約がやっぱり痛過ぎる。同じ660ccエンジンで80psオーバーのケータハムのように自主規制越えを果たしてほしかったですが、わざわざミッドシップにして横置きエンジンをそのまま使える構造にした以上は、ベーシックな軽自動車と同じ横置きエンジンを使ってコストを抑えるという作戦が折り込み済みなので、出力を変えられなかったんですね。

  「ピュア」こそがスポーツカーであり、「ファジー」はスポーツカーではない!!・・・正論だと思います。やはり何らかの指針となる仕切りがあった方が、メーカーにとってもユーザーにとっても幸せなことじゃないかと・・・。ロードスターは「ピュア」、ハチロクは「ファジー」だとした時に、「86」は一体どっちになるの?ダンパー変えたところで、バカになるハンドリングが改善されたとは思えないし、プリウスと同じエコタイヤがデフォルトなせいかブレーキの弱さもすぐ露見するレベル。旋回時のスライド感と、ドライビングポジションの「2点豪華主義」に、勢いでいけてしまう価格・・・これだけで商品力・競争力は抜群!!になってしまう慢性的なラインナップ不足が問題なのかな。  


  

  

2017年2月17日金曜日

輸入車好きにナメられないクルマ(日本車編)

  相変わらずマヌケなタイトルですねー。我ながらちょっと呆れます。けれどもこういう企画をどんどんやらなきゃダメだーって思ってます。最近ではどうも「価格」でクルマの良し悪しを判断しちゃう情けないオッサンが多過ぎる気がするんです(昔からだね)。それって大学を「偏差値」だけで判断するみたいなものじゃないですか!?

  誰でも大学を卒業して社会に出れば、偏差値を尺度に大学を選ぶことがナンセンスだってわかるものですけどね。それでも「価格」や「偏差値」こそがブランドだと信じて止まない人が多いです(偏見?)。とにかく輸入車乗っている輩って、カネの無いヤツ(頭悪いヤツ)は黙ってろ!!みたいなチンケな理屈を押し通してくるんです・・・。ネット上で相手が何者かも解らないのに・・・。しかもメルセデスAクラスとかポロGTIのユーザーが・・・唖然。

  大変失礼ですが、試乗してみて、その結論がAクラスって絶対に信じられないです!!・・・それでクルマ好き!!って言い張るならこれはほぼ変態のレベル。あれほど欠点がすぐにわかるクルマはなかなか珍しいのに。ホンダのヴェゼルの方がよっぽど良くできてるって!!まずコクピットに座った瞬間に「これは買わない」ってわかるレベルだし。動きだしの瞬間に手応えが無くて、これニュートラル?なんじゃねーの!?と一瞬嫌な予感がして、加速を始めると盛大にエンジン音がキャビンに入ってくる。ディーラーの人が試乗前に慌ててカーステレオ入れる努力の意味がよーくわかる(マツダのディーラーもディーゼル試乗時にやってたけど)。けどそんなカモフラージュなんてド素人にしか通用しないけど・・・。

  別に意図もなくAクラスを批判しているわけではないですよー。まあこういったクルマを選ぶ連中に限って、なぜか徹底して日本車を軽蔑したりするんです。1000万円以上するドイツ車に乗っている常識人なら、500万円のクラウンやフーガの遮音に脅威を感じますから、日本車のスゴさが良くわかっているんですよ。けど「今はフランス車乗ってます」とか「イギリス車乗ってます」とか言ってスカしている輩は、ほぼ日本車の良さなんてわかってないって!!ベントレーやジャガーに乗ってる人は「イギリス車に乗ってます!!」なんて言わないし。MINIやプジョー208なんて「クルマの良し悪し」とは全く別の次元の存在ですけどね・・・日本で売るレベルに達してない。

  「日本車を軽蔑することが生き甲斐」なんじゃないか!?そんな人は結構いますねー。プロのライターさんに先導されてステレオタイプで滑稽なコメントを垂れ流してくれます。「輸入車の方が安全」だと言い張る人とか、「輸入車の方が走る・止まる・曲るのレベルが高い」とか本気で信じ込んでいる人がいますけど、おそらくハマーかポルシェにでも乗っているんでしょうね・・・。

  BMWとか選んでいる輩がそんなコトを吐いていたらマジで失笑です。2000年代以降のBMWを相手にするのに日本メーカーの高級車なんて持ち出す必要すらないです。(BMWの)普通車が相手なら日産・シルフィで十分。SUVならスズキ・エスクード2.4で圧倒できます。とりあえずBMWのストラット脚の1〜4erの味付けは、ほぼほぼシルフィに連なる日産のCDセグ車の1990年以降の味付けをことごとくパクってます。

  北米ではBMW320を飲み込む勢いになっているのが、新たなスポーティモデルのアイコンとなったセントラSR(シルフィに188psのターボ搭載)です。北米でじわじわと人気が出て来たCDセグのスポーツセダン市場では、このクラスにおける北米市場の雄ホンダのシビックと堂々と張り合っています。大衆ブランドの日産とプレミアムブランドのBMWですから、もちろん1万ドル程度の価格差はありますが、日産とホンダが一気に踏み出した「ターボ」戦略は日本をスキップして北米で炸裂しています。

  一方で、三菱の直噴ターボのライセンスからターボモデルを使い初めてからBMWのエンジンは、どうも最近ではもっぱら「生産効率」の方面でばかり目立っています。基幹部分が他社ライセンスですから、独自に勝手な設計変更をするのもかなりやりにくいのでしょうか・・・なんだかもう(生産効率以外の)開発自体を「放置」されているような感じすらします。

  欧州・韓国・中国・台湾のメーカーが使うのが三菱やIHIの和製ターボなのに対して、フォード、マツダ、スバル、ホンダなど独自に開発しているメーカーは、日本製ではなく新たにアメリカの巨大重工メーカーとして知られるハネウェル傘下のギャレット製ターボチャージャーを採用するようになっています。新開発の強みを生かして、旧世代の三菱直噴ターボを越える高効率なユニットを次々と作っています。ターボチャージャーの日本シェアも80%から50%くらいまで下がったとか・・・。日産の1.4Lターボが188ps。ホンダの1.5Lターボが178ps(typeRは2Lで300ps)。

  ちょっと前まで「日本も早くターボ化しないと!!欧州に完全に遅れをとっているよ!!」なんて真顔で言ってくる輩がプロ・素人問わずにいました。私の弱小ブログにも、そんなコメントが幾つも来ましたね。・・・遅れているってよりも、むしろ状況は逆で、最新のBMW・Mに使われる豪華なユニットが1990年代の日産のRB26DETTにすら追いつけていない!!っていうとんでもない状況なんですけどね。360psで登場したA45AMGが市販車では世界最強の2Lターボだと思っている人いるみたいですけど、三菱が2007年に発売したエボXの英国版は当初から400psだったんですけどね・・・。

  さてBMWのSUV。なんとなくキャビンが広くて上質なファミリーカーの代わりとして使われているようですけど、BMWがSUVに手を出して20年近くが経過して、振り返ってみるとセールスはともかく、これまでのところは歴史に名を残す名車が生まれることもなく、ただただ「惨敗」の黒歴史となっています。比較的最近になってFF横置きエンジンとなったX1は、MINIのシャシーをベースにアイシンAWを配備することで、かなり理性的なクルマになったようですが、スズキのエスクード2.4と比べたら「単なる偽SUV」でしかないです。

  ワンクラス上のX3ならばさらにメカ的に優れているのか? このクルマに至ってはドイツに縁もゆかりもない「外様」です。BMWが1〜4erで使う廉価シャシーの販売台数を嵩上げするためにボデータイプを増やしたいけども、すでにBMWには開発・生産をする余裕もない!!ということで、日系メーカーに完全に支配されてすでに仮死状態となっている幾多の東欧二輪メーカーの遊休ラインに目を付けて、そこから選んだマグナシュタイナーに全部丸投げしたクルマです。

  BMWのモノコックシャシーがベースですからオフロードの走破性は全く期待できず。オンロードでもベースモデルでは、巨体に比して非力なエンジンにガッカリ・・・しかもBMWの2Lターボは案外低速トルクが出ないことに気づかされます。ベースがFRなのでトラクションがそもそも苦しいですし、車高が高いので上屋の揺れをトルクベクタリングも付いていないアシでは捌ききれるはずもなく、大袈裟ではなくトヨタのミニバンみたいな乗り味がします(廉価なマツダにだってトルクベクタリングくらい付いてるけどね)。

  BMWにはさらに上にX5というSUVがあります。これはかつてランドローバーを傘下に収めていた時代に、本格SUVシャシーで開発された、BMWとしては極めて異色の立ち位置のクルマです。BMWにとっては、上級セダンやMモデルで使うV8エンジンの生産台数を水増しするのにちょうど良いモデルだったようです。ランドローバーにBMWのバッジが付いた!!という1台で2つの旨味が詰まった商品力が北米ですぐに爆発し、異例のセールスを達成しました。

  ただしあまりに派手に売れてしまったために、ポルシェの新規参入を招き、ご存知のカイエンによって圧倒的な性能差を見せつけられてしまいました。カイエン登場時にはすでにBMW傘下から離脱していたランドローバーは、BMWと共同で開発した「クソ」なシャシーをすぐに廃棄し、新参のカイエンに対抗するために新設計でレンジローバー・スポーツを作り、オフロードはもちろん、カイエンの得意なオンロードでも対抗するモデルへと仕上げました。

  3台のBMWのSUVの中では一番まともだと思うのが新型のX1ですが、複数のカーメディアで「とてもじゃないが400万円の価値はない」と切り捨てられています。まあ確かにホンダ・ヴェゼルが400万円で売っているみたいなものですけどね・・・。X3もX5も置かれた立場を考えると、とてもじゃないですが、価格だけで価値を判断するのは大間違いだと気付かせてくれる見事なまでの「反面教師」です。いつから日本市場はこんなマヌケなクルマに侵略を許すようになったんだろうか!?(X1以外は売れてないけどねー)





  

2017年2月4日土曜日

Liar!Liar!・・・日本メーカーも!??

  「疑り深いヤツになっちゃたのは、週刊誌のせいじゃない、オマエのせいでしょ、でも真実を知ることがすべてじゃない」

  かつてNHKのプロジェクトXが盛り上げたように、今も昔も「技術立国」であることに変わりはない日本の製造業。「ものづくり」へ情熱を燃やすことはあらゆるメーカーで尊ばれ、高い価値が置かれ、自動車産業では開発費も海外ブランドとは桁違いの金額を計上しています。もちろんメーカーだけでなく、日本ブランドのみならず世界の自動車産業を影で支える日本のサプライヤーも一丸となって巨額の開発投資で素晴らしい製品(クルマ)を作り込んでいます!!

  日本のメーカーとサプライヤーには「クルマの未来」をとことんに見据えた「正義」と呼べるものが備わっている!!そうずっと思ってきたんですけど、最近になって「何か違うんじゃねーか?」と思うことがちょこちょこ出てきました・・・。勿体ぶらずに言いますと、2016年の12月に慌ただしく発売を開始したトヨタC-HRとスズキスイフトについてです。この2台の共通点はそれぞれ1.2Lと1.0Lのガソリンターボを使ったグレードが用意されていることです。この両社のエンジンは果たして大丈夫なんでしょうか!?

  一昨年と去年と相次いで国内外の自動車メーカーの「不正」が報道されました。2015年にVWは北米でディーゼルエンジンの「ディフィート・ストラテジー」を市販車に搭載して販売したことがバレました。排ガス成分のテストは屋内でハンドル操作無しに行われますが、その方法を逆手に取りハンドル操作が無い場合だけエンジンのプログラムによって排ガスを抑える装置が「意図的」に組み込まれていたとのことです。

  この「不思議な」装置をわざわざ開発したのは、大手サプライヤーのボッシュだそうですけど、一体何考えてんだろー・・・。ボッシュは市販車には使えないことをVWに警告した!!とか弁明しているそうですが(最初から作るな!!)、北米および欧州で販売された「相当数」の市販車に実際にこの装置が供給されているわけですから、ボッシュもおそらく「クロ」だったんじゃないかと思います。

  最近では同じような装置がフィアット車(欧州のトラック)からも発見されたそうです。ただしフィアットの説明によれば、確かに指摘されたディフィートストラテジーは搭載されているが、これは合法の範囲内で運用しているとのことです。合法のディフィートストラテジー??なんじゃそりゃ!?そんなどっかの元都知事さんみたいな弁明が、れっきとした人気商売である自動車商売で通用するとでも思ってんのか・・・。とりあえずそんなウッソくっせーメーカーはこれからは「全部パス」でいいじゃないっすか!? 

  2016年には三菱自動車が「確信犯」と断定できるくらいに真っ黒な「モード燃費詐欺」を行っていたことが明らかになりました。その後スズキにも疑惑が広がり炎上しました。この騒動の影響で、燃費測定がより厳密になる法改正が予定されているようです(トヨタのロビー活動で撤回!?)。そもそも4代目プリウスの40km/Lもアクアの35km/Lもあくまでモード燃費であって、ほぼ再現性は無いらしいです。

  どうやら各メーカーが手を染める燃費広告戦略は、実際のところはかなり「グレー」なんですけども、モード燃費の意味がわかってないのに文句を言うアホなユーザーが悪い!!という「建前」になってます。自称クルマ好きにもモード燃費の意味がよくわかってない方がいるようで、以前に「オーリスはゴルフに燃費で負けているから論外」とかいうコメントを頂きましてとても返事に困りました。

  オーリスは「CVTでレギュラー対応」とゴルフは「DCTでハイオク指定」。そこそこの混雑が起こる地域に住んでいればほぼ確実にオーリスが有利ですけど、市町村に信号機が3カ所しかない!!なんていう田舎ならゴルフの方が有利になるかもしれないですけど・・・。

  CVTもDCTもZFのATもメーカーが必死に燃費仕様に仕上げてますから、乗り味は極めて「フツー」ですね。今ではトヨタユーザーもBMWユーザーも乗り味の良し悪しではなく、燃費の自己新記録を出す事で盛り上がっちゃってますね。世界でもっとも乗り味に拘っているといってもいい2メーカーなのに、トヨタの良さもBMWの良さも「乗り味」で語れないユーザーが多くなっている気がします(スバルなんかよりずっと良いぞ!!)。そんな燃費競争もなんだかやや過当気味で、適当な数値を放りこんでくるホラ吹きが結構多そうな感じですね、先代プリウスで30km/L出した!!とか、BMW320dで20km/L出した!!とか・・・。

  プリウスって混雑した一般道でも平気で15km/Lくらい出せるからスゴい訳です。そしてBMW320dもある程度の速度域の道路をスムーズに巡航すれば15km/L越えるからスゴい(そしてどちらもスバルより乗り味が良い!!)。まあそういうクルマだと思うんですけども、なんだかモード燃費の「ギリギリ」あるいは「越え」を真剣に追求する変わった乗り方をするオッサン(有名ライターでアラフィフの渡辺敏史さんが自慢してたっけ)が結構多いみたいですね。できればそういう自己満足で生産性が無いことは、他のクルマの邪魔にならないところでやったらいいと思いますよ・・・。

  「BMW320dを試してみたらせいぜい12km/L程度でしたー」ってブログ記事で書いたら、「燃費とかウソくさい!!」というディスのコメントが来たりして、BMWに憧れる人々の妄想ってちょっと怖いなーって思いましたね。そもそも「駆け抜ける歓び」とか言っているメーカーの重量が1600kgくらいあるクルマですから、現実問題として10km/L越えれば立派だと思うんですけどね。逆に20km/Lみたいな数値が出て来ることは明らかに異常で、それはもはや意のままに操ることを放棄して、ECU(エンジンを制御するプログラム)を「解読」してエンジンを最も効率的に回すなんて不毛なコトに熱中しちゃってるんじゃないの!?(渡辺敏史さんですね)

  「偽装」をするメーカーはもちろん論外ですけども、ターボの輸入車とか喜んで乗っているちょっと痛い連中が、「偽装だ!!」ってメーカーを批判するのはちょっと筋違いじゃないか?と思うんです。VWだけでなくBMWもメルセデスもやってることはほぼ一緒です。排ガスをキレイにするっていう意識は基本的にとても低いです。自動車ライターが絶賛する「直噴ターボ」という安易な選択は、私は日本の道路においては根本的に間違っていると思うのですけど、その前提においてはスバルだってVWと同罪だし、ターボ化こそ先延ばしにしているものの全エンジンを直噴化したマツダだって同じようなものです・・・。

  逆に評論家にケチョンケチョンに言われているトヨタのヴィッツみたいなポート噴射の自然吸気がなんだかんだ言って正義なんですけども、その事実を大抵の自称クルマ好きの皆様は受け入れてすらいないのが現実です。日本の公的な研究機関の発表によると、トヨタのヴィッツ、パッソ、カローラなどに使われる1.3L自然吸気(ポート噴射)は、VWの1.2Lターボと比べてNOx排出量が50分の1まで抑えられいます。ゴルフやポロのユーザーがトヨタ車をボロクソに貶し、トヨタユーザーはクルマが解ってない素人!!みたいなことを言っているのに遭遇すると、「バカはどっちだよ〜・・・」と思わず突っ込みたくなりますね。

  そんな「ポート噴射&自然吸気」にプライドを持ってきたはずのトヨタ、ホンダ、日産、スズキですが、ホンダは数年前から中型車(オデッセイ、ジェイド、ステップワゴンなど)を中心に直噴ターボを使ったグローバル車を日本でも生産&販売し始めました。さらにここにきてトヨタとスズキが直噴ターボを2017年規制が始まるギリギリになって投入してきました。なんだかなー・・・。

2017年1月10日火曜日

インプレッサやプリウスという選択は「負け」だ!!

  もちろんいいクルマですよ!!インプレッサもプリウスも。クルマにあまり興味がない人にとっては限りなくベストな選択だと思います。ただしファミリーカーの用途には少々手狭なキャビンの使い勝手はどうなのでしょうか?インプレッサに関しては燃費もやや不満かも。結局のところは、この2台の「ポイント」は同じで、どちらもクルマ好きな人々に「いいクルマだ!!」と言ってほしい!!というメーカーのプライドを賭けた設計なんですね。メーカー担当者に詳しい経緯を訊けば、グローバルで売るクルマをわざわざ「日本で生産する」ことの意義なんかを熱く語ってくれるとは思いますけどね・・・。

  アメリカや日本も含めG7諸国にとっては、国内産業の維持とは国内工場の稼働を意味していて場合によってはメーカーに多額の補助金を交付したりします。日本でも人気のレンジローバー・イヴォークは国内生産を条件にイギリス政府から開発資金が出ているそうです(親会社はインド資本)。国にそこまでしてもらわないと新型モデルの開発すらおぼつかないギリギリの状況で、税金を投入してまで何やってんだあ!?という批判もあるとは思います。

  イギリス人は自虐的に「ワーキング階級」ってのが存在することを世界に発信しますし(ギャラガー兄弟など)、この前もベントレーの工場を首になって途方にくれた若者が、テスト参加の末にプレミアリーグの名門アーセナルと契約した!!みたいなシンデレラストーリーが報道されてました。日本とは自動車産業の受け止められ方がいくらか違う状況みたいですね。日本では大手自動車メーカーは非正規雇用を生み出す「悪」みたいな捉え方がされてます。多くの自動車メーカーがJリーグのスポンサーをやってますし、マツダには元サンフレッチェの選手だった開発担当者もいたりするんですが・・・。

  レンジローバー・イヴォークはランドローバーが大抜擢した当時30歳そこそこのローバート・メルビルをチーフデザイナーに据えて大成功を収めまして、マツダ・アクセラの旧型シャシーを使ったSUVが600万円前後の価格設定なのにバカ売れしました。北米でもBMW・X3(約4万ドル)よりも高い価格設定ですが大人気です。BMWが東欧の下請け(墺マグナシュタイナー)に開発段階から製造まで丸投げしているX3(シャシーは1er、3erと同じ低コストのL7)よりも、レンジローバー・イヴォークのような旧型マツダ(フォード)車ベースのイギリス生産車の方がもちろんクルマの価値は高いですけども、ブランド力のあるドイツ勢からユーザーを奪うにはデザイン力が重要なファクターになったようです。

  フォード(マツダ)のコンテンツを使ったとはいえ、イギリス車らしい貴族的な佇まいを見せる洗練されたパッケージは、多くのユーザーにイギリスでクルマを作る意義と、それに高いカネを払う意味を納得させるに十分だったと思います。しかしクルマ好きにとっては600万円をわざわざ払って718ケイマンではなくイヴォークを選ぶのは、ちょっと違うんじゃね!?って想いも同時に巻き起こります(めんどくせー)。この選択は「負け」だな・・・。

  インプレッサもプリウスも「日本生産」の「日本スペシャル」という意味では、レンジローバー・イヴォーグみたいなクルマです。スバルやトヨタの開発担当者にとっては「日本スペシャル」という縛りの中で、世界から「ベスト」と賞賛されるクルマを作る!!という手に汗握る「熱さ」があったことも容易に想像できます。日本で生産し続ける以上はVWやPSAの途上国生産車には絶対に負けちゃだめ・・・。ポーランド製のAクラスにも負けられん!!(どう下手に作っても負けることはないけどさ)

  「日本スペシャル」でドイツ市場へ殴り込みをかける。アメリカや中国で売るよりもずっと効率が悪いですし、ハッキリ言ってほとんど儲からないと思います。それでもドイツメーカーが熱心に日本で売り込むように、最大のライバル国の市場に対しての「示威行動」は、そのまま世界への大きな発信力になる!!という計算もあるようです。ドイツ人が認めた日本車と、日本人が認めたドイツ車は世界最強ってことです。P10プリメーラ、GGアテンザ、W124、E46、TT(初代)などなど。

  ゴルフが18000ユーロ〜なのに対して、インプレッサは21000ユーロ(先代の1.6Lの価格)、プリウスは25000ユーロ〜という設定をしています。ゴルフと同じ価格に抑えこんでいる弱気なマツダ・アクセラとは考え方がだいぶ違うようです。アクセラの場合は先代まで欧州でゴルフと人気を二分するフォード・フォーカスの兄弟車という位置づけだったわけで、VWゴルフに対するセアト(VWグループのスペインメーカー)のレオン(同じMQBプラットフォームの兄弟車)みたいな立ち位置だったということもあるわけですが、スカイアクティブなら堂々と値上げすればいいのに!!

  クルマ選びってのは私のような初心者にとっても、大ベテランにとっても「粋」とか「志」を示すものだと思うんですよ。インプレッサもプリウスも「入門車」として、カーメディアで広く紹介されるでしょうけど、それをそのまま選んでは面白くねーじゃん!!こんな大ヒット間違い無しなクルマを買ってもディーラーから感謝されることは無いですし、値引き交渉でもしようものなら、めんどくせー客だな・・・って相当に嫌がられると思います。

  別に「俺が絶対に正しいから言う通りにしろ!!」なんて言うつもりは毛頭ないですけども、せっかくディーラーで新車を買うなら、不人気だけど「実はベストじゃね!?」と思えるクルマを探すのが醍醐味だと思いますね。例えば、ホンダ・アコード、スズキ・エスクード(旧モデル)、シトロエンDS5、ジャガーXE、プジョー508GT、トヨタ・マークX、日産ティアナ・・・・なんだか中途半端にデカいクルマが多いな。


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