2018年11月27日火曜日

東京都府中免許試験場 の更新講習がドイヒーな件


下を向いてはいけません!!居眠りしてはいけません!!
またまた3年区切りの更新講習に参加。1日免停講習ではないですよ!!誕生日の前後期間で行う定期的な方ですが、2時間講習が唖然とする内容でした。教室への誘導などは全く申し分はなかったのですが、とにかく講習の中身がエグい・・・。最初の30分程度はひたすらに受講区分の確認、および講習を真面目に受けない人々への『対応・処罰』の話が延々と続きます。すでにこの辺からヤベー・・・って空気を感じる。


睡魔しかやってこない・・・(精神的苦痛=苦役=憲法違反)
わざわざ3850円(更新料も込みですが・・・)も払い、貴重な2時間と行き帰りの時間&ガソリン代を費やしているのだから、元警察官?かなんかのガチなネタでも聞けたらいいなとか思うんですが、担当講師はどう見ても現場未経験であることが一目瞭然であるヒョロヒョロな高齢者。口調も古臭くて、さらに段取りも悪いので、全く何を言っているのか伝わってこない。受講者に『真面目に受けろ!!』と繰り返し主張する前に、せめて聞いてもらえるような面白いネタでも仕込んでおけよ!!2時間受講しての感想は、そりゃ寝るやつも出るしトイレに行ってなかなか帰ってこないやつも出るわなー・・・って話ですねー。


いくら何でもスベリ倒し過ぎだろ・・・
何がそんなにひどいのかって!? 受講生に『死亡交通事故の補償額の最高額』を挙手で訊くという愚行に出たのですが、本人は自転車の保証でも9500万円の判決が出てる!!と伝えたかったようだが、自動車ならば1〜2億円くらいの判決はザラ(最高額は5億以上)なことはわかっているので、「だいたいどれくらいだと思います!? 5000万円!! 7000万円!! 8000万円!!」  受講生側からすると「どーせもっと高いんでしょ!!」と挙手を控えていたところ、急にじーさんの顔色が険しくなり、ややキレ気味で「9000万円!!・・・あーもういいです正解は9500万円ですよ!!」(そんなに安いの!?で拍子抜けした)受講者一同は何でキレてんのかわからずポカン・・・。秋山幸二・年俸9800万円世代と浅村・年俸5億円世代のジェネレーションギャップってヤツか!?


赤ちゃんを連れた女性にガチギレ
あまりのお寒い展開に、お母さんに連れられていた赤ん坊でも嫌気がさしたらしく、ちょっと愚図り始めたようで・・・お母さんは慌てて後方のドアから退室。するとじーさんは何を思ったか、受講生を放り出してスゴイ剣幕で廊下へ追いかけていく。残された人々は一同に「赤ちゃんだからしょーがねーだろ・・・配慮してやれよ」と思ったんじゃないでしょうか。私は「全てはじーさんのせいだ!!」と思いましたよ。少なくともこの時点で私は担当講師の人間性を疑いました。赤ちゃんを連れた女性には何があっても絶対に注意をしてはいけない世の中になっているが、これは仕方のないことだ。優遇されるのに慣れている女性には何を言っても無駄だ。注意を受けた女性が不服そうな表情なのは言うまでもない。


キレ方が不明・・・
さらに講習中盤には『安全運転自己診断チェック』なるものの記入があり、全員で同時に行っていくのですが、全項目を終えたところで、なぜか担当講師が指を指しながら私の方へ向かって突進してくる!!え!?俺はちゃんと真面目に答えたよ!!「隠れて行う取り締まりには腹が立つ・・・◯」「何度も信号で止められると、とても嫌な感じがする・・・◯」「前を自転車が走っている時は、早く追い越す・・・◯」って書いたし。


補聴器をつけた男性に再びガチギレ
どうやら注意をしに行ったのは私の後ろの男性だったようで、みんなで同時にやる作業をやっていなかったらしい。「何だよ後ろにヤベーやつがいるなー」と思ってちょっと振り返ると、両耳には大ぶりな補聴器が!!やっぱりヤベー奴はこの担当講師だ!!赤ちゃんを抱えた女性や、両耳に補聴器をつけている人に対して頭ごなしに叱りつける神経がとりあえず私には全くわからない。そこにいた誰もが「コイツにだけは安全運転しろ!!とか言われたくないわー」って思ったんじゃないですか!? 状況判断力ゼロじゃん。


トラブルが多過ぎる残念な回だったのかもしれないが・・・
大げさでも何でもなく、講習の内容が全編にわたってヒドい!!結構真面目に聞いていたのだけどさ、新設された「準中型免許」の意味が全くわからなかったよ。(テキストを読んだだけの)私が代わりに講義をするのなら、総重量5トンってどれくらいのサイズのクルマなのか説明するし、改正された経緯についても話すと思うけどね。この講義で2時間を拘束するくらいなら、2冊のテキストを読んでもらい、DVDの内容もユーチューブにアップしておけば良くないか!?もっと現場の具体的な話とかないのかーーー!!3年前は明らかに元警察官だったとわかる説明のうまい人が担当していて、『右直事故』など気をつけるべきシチュエーションとか図を書いてよく教えてくれたのになー。


とりあえず試験場に電話で苦情
今回の件はブログでネチネチ書いているだけでは全く不十分だと思ったので、帰宅後に府中試験場に「何を言っているかわからない」「段取りがひどい」「講師の一般常識を疑いたくなるような内容」「弱者(赤ちゃんがいる女性、補聴器をつけた人)への対応の酷さ」「講習内容のチェックは行っているのか!?」等々について苦情の電話を入れちゃいました。電話口の担当者は「そーでしたか、申し訳ありません。実はこの講習を担当しているのは、交通安全協会というところでして、そこに委託しているため、私どもでは先方にご意見の内容をお伝えすることしかできません。(当事者ではありません)」だってさ。


全ての行政は天下り法人(=民営化)へ・・・
・・・つまり受講料から拠出される?委託料は警察庁の『天下り』法人へ納入され、高齢者の再雇用などを謳いつつも、微々たる給料と不十分な研修しか与えられず、恥を晒すハメになる。今更に文句を言っても仕方ないけど、委託料のほとんどは警察OBの幹部の懐に入る仕組み。そーいえば駅前でも高齢者が不思議な色のビブスを付けて「自転車放置指導員」とかやってるよなー。交通整理の仕事なども警察か都道府県の天下り先が仕切っている。公務員による「高齢者を使った税金の合法的横領」ってのが街中に蔓延している。日産の退任した外国人会長をフルボッコにしている場合じゃねーだろ。


2017年10月21日土曜日

『いいクルマ』とはなんだ? その5(1位、2位)

いよいよ1位、2位ですが、あくまで(見た目以上に)『いいクルマ』ですから、それほど見栄えのする車では無いですよ!!悪しからず!!あくまで「見た目はダメそうだけど、その予想を良い方に裏切ってくれる」という振り幅のデカさを測定した上での1位、2位です。





第2位 フィアット・パンダ(213万円〜)


  もしかしたらブーイングがあるかもしれないですが、誰がなんと言おうとも、このフィット・パンダはコンパクトカーとして『正義』。長所はイタリア車らしいこと。そして短所もイタリア車らしいこと。要するに「ぶっ壊れてもいいから、アンダーステアにはしない」という気の触れたブランドが掲げそうなポリシーを貫いています。イタリアの自動車産業はスーパーカーだけじゃない!!

  おそらくこのクルマに1.6Lターボ200psみたいなエンジンを乗せてMTにしたら、日本のドライバーにはとても御せないような『じゃじゃ馬スパルタン』になるはず。アバルトみたいに足を固めてあれば、多少は無難になるけども、ノーマルの足でこの車高(1550mm)ですから、フロントタイヤのアライメントだけでなく、ボディのロール加減も考えて慎重にステアリングを切らないと、急激なトルクステアでクルマが簡単に横向いちゃうでしょう。

  トヨタが設立したGRから今度発売される200psのヴィッツ、あるいはすでに発売されているルノー・ルーテシアRS(200ps)は、ある程度まではトルクステアを抑制するLSDに類するシステムが付いた上での、200psという出力が可能(と判断されている)わけで、エキサイティングなドライブならパンダの85psでもそれなりに楽しめます。

  アンダー傾向の大きさをざっくり表すと、アクア・ヴィッツ・ポロ・ルーテシア>スイフト・デミオ>パンダといった順です。ドイツやイギリスで評判が良いのは、スイフト、デミオ辺りらしいですが、それでもパンダをはじめとするフィアット車は独自の世界観を持っていて、熱狂的なファンを獲得していることが素晴らしいです。A/Bセグ全般を見渡しても『貴重なエンスー向けの特別な1台』だといっていいと思います。運転がちょっと難しいという意味でも。

  ただし日本車やドイツ車が競い合う基準で比較したら、様々な項目で軒並みクラス最低を出すでしょう。燃費、加速性能、衝突安全性、居住性などなど。このクルマのオリジナリティがわかるユーザーだけ買えばいいと思います。三菱エンジンなど日本メーカーのコンポーネンツを使うことで商品力を高めているフィアットですが、クルマ自体は不思議と日本車にはならない。この辺がドイツやフランスとは違うよな。ポリシーがある!!そういう骨のあるメーカーこそが「いいメーカー」だと思いますし、その思想を色濃く残しているパンダは間違いなく「いいクルマ」。







第1位 三菱ミラージュ(138万円〜)

 
 「いいクルマとは何か!?」元々はこのミラージュありきで思いついた企画でした。世間の三菱自動車のイメージはあまりよくないかもしれないですが、やっぱりこのメーカーは日本車の発展のためにはまだまだ必要だと思います。旧財閥系のメーカーのせいか、不祥事を起こした時の叩かれ方が尋常じゃないですね。日産やスバルも同様のことを起こせばエライことになる!?・・・日産は今まさに渦中にいますけども。

  「西」の自動車メーカーばかりが主導権を持つとさ・・・日本車の格が下がる!? スカイラインGT-R、ランエボ、インプレッサWRXといった欧州を敬服させた超一流のスーパースポーツは、いずれも東から生まれています。マーケット的にはグローバルで成功したシビックtypeR、 S2000、NSX、RX7、ロードスターといった「西」の健闘もありますけど、「東」は正攻法でポルシェ911ターボやアウディクワトロに挑んで、トラックにおける評価を勝ち取っています。

  そんな糞真面目な「東」の御三家が、糞真面目にコンパクトカーを作ると『マーチ12SR』とか『コルト・ラリーアート・verR』とかやたら本格的で楽しいクルマが出てくるわけです。メルセデスA45AMGなんてさここら辺の技術を応用したクルマに過ぎないわけですよ(メルセデスのFFは三菱のコンポーネンツを流用)。

  三菱、日産、スバルは基本的に他社のマネはしないですね。トヨタとホンダがプチバンをヒットさせても、全く関心を示さなかった(三菱はスズキから、スバルはダイハツからOEM)。「東」のメーカーは営業が下手だからさ。技術で評価されるしかない。欧州で頑張っているルノーを支える日産。フィアット、BMWに技術供与を行う三菱(重工の方だけど)。そしてPSAにAWD車とEVを供給する三菱。

  世界の「EVシフト」に日本勢が乗り遅れている!!とかカーメディアが騒いでいますけども、21世紀型のEVの量販普及車の先駆けといえば『三菱iミーブ』であり、英国で一番売れているPHEVは『アウトランダーPHEV』であり、アメリカで一番売れているEVは『日産リーフ』なんですけどねー。結局は日本の「東」が切り開いているんです。

  もし三菱の技術供与がなかったら、フィアット、BMW、VW、アウディ、PSA、ヒュンダイ、クライスラー辺りはとっくに滅びていたし、ほぼ全ての中国メーカーはエンジンが作れていない。そしてブランド単位で見ると、もっともハズレなモデルが少ないのも、マツダでもスバルでもなくおそらく三菱。いや三菱だよ・・・デリカD5なんて他のメーカーには作れない。

  そんな三菱ラインナップの末端にいるタイ生産のミラージュですが、三菱が期待する人口6億人の新興市場ASEANでカルト的人気を得ているようです。ASEAN地域では、ホンダ、ダイハツ、三菱の日本3ブランドが、他の日本メーカーよりも優位に、ASEAN市場に合致するモデルを開発しています。ASEAN市場の人々はお目が高いです。メーカーの技術の高さをしっかり見抜いている!!

  K沢さんもホンダに対して300万円するシビックを日本に入れる前に、東南アジアからコスパ抜群のキレのあるモデルを入れろ!!とおっしゃってますが、実は東南アジア市場での日本車シェアは99%で、もっぱら品質で中韓メーカーの侵攻を跳ね返しているようです。世界の自動車メーカー幹部が口々に「難攻不落」と言う日本市場で鍛えられた、静かで整備性に優れている小型エンジンに、他を圧倒する車体製造技術を武器に、日本市場でも十分に通用するレベルのクルマが人気なんだそうです。

  タイ生産車を輸入し始めた頃の日産マーチはやや評判が悪かったですけども、この三菱ミラージュはASEAN向けっぽい地味なデザインとは裏腹に、日本市場に集う世界最強のコンパクトカー軍団をライバルにしても相対的に上位の成績を収められるクルマになっています。プジョー208、ルーテシア、ポロのユーザーが不用意にミラージュ乗ると、三菱ってやっぱすげーな・・・って感激すると思います。2位のパンダとは全く逆で、日本&ドイツのコンパクトカーとして実力十分(クルマの素性としては)。

  デザインが気に入らないならアクアでも買えばいいさ。MTが無いのは確かに寂しい。ハンドリングは弱アンダーの中道路線。ユニットはエア過給もモーター過給もない。変に高度になっている日本のBセグ市場を考えれば、ほぼ「野生」。小手先のことなんて何もしていません(そのうちラリーアートが出るかもしれないが)。

  素材が貧弱だから、必死で『NISMO』だとか『GR』だとか『モデューロ』だとかで濃い味付けをする努力は否定しませんけどねー。変速のつながり具合だとか、ブレーキングだとか、1000kgのボデーに80psのユニットなどなど、Bセグの原型に忠実なクルマは、もう東南アジアから持ってこないと日本生産ではもう存在しないのかもしれないです。そういう意味でやっぱり三菱&ミラージュは日本に必要だと思うんです。



最新投稿まとめブログ


2017年10月6日金曜日

『いいクルマ』とは何だ? その4(4位・3位)

さてベスト4に突入しました。10位ゴルフ、9位デミオ、8位イグニス、7位ルーテシア、6位インプレッサ、5位パッソ。なかなかの「いいクルマ」の定番が揃えられた!!と自負していますが、もっと凄いことになってますよーー!!!4位から上は、もはや「単なる」いいクルマでは終わらない!!伝統・文化・革新・価値観・・・その全てを超越した次元のクルマばかりが登場します。ここからが本番だー!!



第4位 ホンダ・Nワン(118万円〜)



  ホンダNワンですが、このクルマには相当に『感動』しましたね。前の社長である伊東さんが「軽自動車には無限の可能性」と力強く言っていた意味がよーくわかりました。あくまでもこれは想像ですけども、伊東・元社長の心を強く揺さぶって「軽自動車」へと向かわせたのは、ダイハツ・ムーブとスズキ・ワゴンRという二強の傑作車だったと思います。ムーブの静粛性とワゴンRの走りのよさを、矛盾させることなく1台のクルマに凝縮させて、これまでに無いような軽自動車を作ろう!!それがこの「Nワン」の出発点だったのでは。

  高級車は『静か』で当たり前です。ホンダもレジェンドやアコードHVだけでなく、オデッセイ、ジェイド、シビックといった300万円クラスのクルマは、エンジンを回しても静かです。フィットやヴェゼルはエンジンが回ってしまうと、ちょっとエンジンマウント部とキャビンとの間の消音が十分に機能しない「粗」が出ます。日本市場専用車となる軽自動車は、グローバル車であるフィット派生車よりも「静粛性」に神経を使っているようです。つまり普通車でミニバン以外の国内専売が作れないホンダにとっては、軽自動車で目一杯頑張って日本市場に報いようとしているのかも。これはダイハツやスズキにも同じことが言えるのですが・・・。

  カーメディアがあまり大ぴらに言わないことですが、実は軽ターボの加速性能は普通車のほとんどより上です。最速になるアルトターボRS/ワークスは、ゼロヨンタイムが18秒ちょうどくらいなのに対して、ゴルフ1.2ターボ、オーリス1.2ターボ、インプレッサ2.0NA、プリウスのいずれも18秒台半ばですから、Cセグのほとんどのモデルを上回っています。まあこのCセグ4台はいかにも「ファミリーカーですか!?」ってテイストのマイルドな出足ですからね・・・。やはりゼロヨンで大切なのは車重と排気量で、ゴルフGTIやアクセラXD(2.2L)なら15秒台です。

  アルトターボRS(670kg)よりも200kgも重いNワン・ツアラー(870kg)ですが、ほぼ同じ車重で同じエンジンを使うS660(840kg)も18秒ジャストくらいなので、ややタイムは遅くなるとはいえNワン・ツアラー(ターボモデル)ならば、ほぼCセグに乗ってる感覚に近い加速をします。「走り」で高性能軽自動車のエースに君臨していたワゴンRは、ホンダの参入により抜本的な改革を行いました。ワゴンRスティングレーは、車重を790kgまで低減し、ホンダのトルクフルな軽ターボエンジンに対抗するために、マイルドハイブリッドを導入します。

  ホンダも660cc(200ps)エンジン搭載の試験マシンで421km/hを達成し、圧倒的な世界世界記録を打ち立てるなど、スズキを挑発して・・・いやいやスズキに軽自動車からの撤退を決断させようとしているみたいです。スズキもダイハツも呆れちゃいますが、Nワンは、ムーブを徹底研究しているようで、「普通車を食った」と言われている先代ムーブのインパクトをそのまま取り込んでます。ムーブの方が車内は広いのですが、走りとの両立を狙ってワゴンRに準じるサイズとし、ムーブより一回り小さいボデーに吸音材と詰め込んでいます。

  極めて合理的な設計ですが、それを破綻なく遂行できるホンダの基幹技術と、普通車でトヨタの鼻を何度も明かした、インテリアを作るアイディアをそのまま軽自動車に応用していて、ワゴンRでもムーブでもないオリジナルな「Nワン」という世界観をデビューモデルですでに十分に構築できています(リアシートの跳ね上げは斬新かも)。ホンダの技術者・魂は本当に素晴らしいですわー。





第3位 トヨタ・カローラフィールダー(162万円〜) 



やっぱりこのクルマは外せないなー。スーパーの駐車場でこれに乗っている主婦は非常にスマート(知的)に見える。確かにこの世代よりも前のカローラを愛用していた人にとっては、「もっと頑張れ!!」という部分もあるのでしょうけども、100万円台のクルマで究極の実用性を追求した!!ってトヨタが胸を張るならば、お見事!!と言うしかないです。

カローラの現状については様々な意見があります。まだまだ7世代目のVWゴルフに対して、カローラはさらに長い歴史を持っていて11世代目になります。一般的にはゴルフ、シビック、フォーカス、アクセラ、インプレッサと同じCセグメントとされていますが、現行カローラとは別にトヨタにはオーリス&北米カローラというグローバルCセグが存在します。

現在ではホンダ、日産、マツダ、スバル、三菱がいずれもミニバンを除いて国内専用モデルを設定するのが難しい経営を強いられています。王者トヨタだけがセダンやワゴンにおいても国内専用モデルの販売を維持できている。そういう極めて特殊な状況が正確に理解できていないままに、カローラの性能を過小評価するカーメディアが多く、ヴィッツ(Bセグ)の設計を使ってコストダウンをしている!!との批判もありました。

しかしトヨタにはカローラアクシオの上位にプレミオ/アリオン、マークX/カムリ/SAI、クラウン、レクサスLSといったコンサバなセダンヒエラルキーが維持されており、LSが『Lセグ』、クラウンが『Eセグ』、マークX/カムリ/SAIが『Dセグ』、プレミオ/アリオンが『Cセグ』と律儀に設計を変えて配置している都合上、アクシオは『Bセグ』になるのは極めて自然な流れでは!? 価格もBセグ相当に設定されていますし。

そういったことを正確に伝えるのがカーメディアの役割だと思うのですけどねー。つまり現行カローラとは・・・。古き良き日本のクルマ作りが息づく『聖域』だと思いますね。環境性能&エネルギー効率に優れた(徹した)エンジン。アクアと同じ15インチのタイヤに、日本車を世界に認めさせたCVT技術。全てが全てVWゴルフとは真逆の設計なんです。

カローラ(1.5L自然吸気)23.0km/Lに対して、ゴルフ(1.2Lターボ)21.0km/Lなのでモード燃費が近接しているように見えますが、実際に都市部を走ってみれば燃費には相当な差があることに気がつきます(ハイとレギュの違いもあるし)。どちらが良い悪いではなく、トヨタにはトヨタの、VWにはVWの狙った領域ってものがある。ちょっと偉そうですが、それがわかっていてこそ「クルマ好き」って呼べるんじゃないでしょうか!?


最新投稿まとめブログ




2017年9月23日土曜日

『いいクルマ』とはなんだ!? その3 (6位、5位)

前々回、前回に引き続き、『いいクルマ』について存念なく語ります・・・よかったらお読みくださいませ。ちなみに10位VWゴルフ、9位デミオ、8位イグニス、7位ルーテシアと下位は「妥当」なモデルが並びます。今回からいよいよ上位トップ5に突入!!(今回からが本題です!!)



第6位 スバル・インプレッサ(192万円〜)


  スバルのファンに怒られてしまうかもしれないですが、実はインプレッサって、確固たる市場を持っていない流浪のクルマです。地に足がついていない!?という表現が適切かどうかわかりませんけども、なんか収まりが悪くないですか!?スバル自体が北米主体で残りは日本、あとはAWDが必要な市場でちょこちょこ売っているメーカーなので、インプレッサがクラストップ!!なんて地域はないです。

  ゴルフ(欧州/中国)、シビック(全米)、プリウス(全日)、アクセラ(全豪)みたいに出せば、グローバルでバカスカ売れるから作り続けているモデルとは、立ち位置がやや違います。それぞれの市場で販売されてはいるものの、トップシェアのCセグ車には遠く及ばず・・・。ゴルフ、シビック、プリウス、アクセラはいずれも年間で40万台規模の販売を誇りますが、スバルで40万台と言ったらブランド全体の約半分に達する数字。

  Cセグのシェアでは各市場で2番手以下。クラストップへ挑む立場で設計されている!!という意味では、プジョー308と似たようなところがあります。『AMP2』という新しいプラットフォームで登場した308と、『SGP』のインプレッサ。どこか似てますよね。デザインが・・・って話ではなくて、「地味さ」が。

  ちなみにスバル車の半数以上は北米でバカ売れのアウトバックとフォレスターで占められています。販売価格はフォレスターが22000ドル〜、アウトバックが25000ドル〜。ちなみにVWのパサートが22000ドル〜、ゴルフGTIが25000ドル〜の設定です。VWの売れ線が17000ドルのジェッタ(1.8Lターボ)や19000ドルのゴルフ(1.8Lターボ)なのに対して、フォレスターやアウトバックが主体のスバルですから、ポルシェの次に利益率が高いのも納得です。なんでアウトバックとフォレスターなのか!?スバルのAWDはアメリカ基準だと、その性能の高さがかなり激アツなのだとか・・・北米にはスズキもいないですし。

  スバルにおいてインプレッサって何なのか!?北米では18500ドル(2L自然吸気)程度でスバルのボトムを担っています(今年に入ってやや売れ行きがよくなったらしい)。日本のスバル好きにとっては「スバルの原点」とか言われて神聖視されているみたいですが、「スバルの骨格」こそ使っているものの、もうそれだけー・・・の「素」のモデル。「素バル」です。

  特定のユーザーへ向けての作り込みをしないクルマってのがどんどん減ってます。どのメーカーもユーザー

  北米と同じ2LモデルFF車は216万円。うーん。もう少し価格を抑えてくれたら、「3位」以内にしてたかも。非常に恣意的な基準で恐縮ですけども、やっぱり「いいクルマ」ってのは販売価格に「真心」が感じられるか!?ってのが大きいです。






5位 トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン (115万円〜)



  いよいよトップ5です!!ココからは一気にギアが上がって、試乗したらもう大好きになりました!!ってモデルばかりが登場しますよ!!ゴルフとかデミオとかインプレッサとか、(メーカーが)理屈っぽいところの定番モデルとは、いい意味で全然違います!!

  インプレッサよりもっと地味な登録車ですね〜。価格も真心特価の115万円。このパッソ/ブーンはダイハツが開発を担当しているのですが、ダイハツの軽自動車を含めたラインナップの中でもミラ/ミライースの次に低価格を実現しています。ムーブよりも安い!!

  なんだよ低価格が売りのクルマかよ!!って思って乗ると・・・結構心に響きますよ。感受性の強いクルマ好きなら泣いちゃうかも。もし愛車がプ◯ョー208とか、V◯ル◯とかMI◯Iとかだったら、「あれ!?負けてるかも!!」ってなるんじゃない!?。とにかく「技術」の塊。価格の高低に関わらず日本車が持っている基幹技術の高さが一番よくわかるクルマ。VWやらGMやらが小型車が得意な日本メーカーを傘下に収めたがる理由はこれか!?14インチでも滞りなく加速するし、よく止まる!!やたらと大径を履かせるトレンドがちょっとアホみたいに思えてくる(要はカッコつけだろ!?)。

  勘違いして欲しくないですけども、小型車においてはドイツ車の文脈って全く無用なんですわ。クルマのデリケートな挙動を司る「二大部位」である、サスとミッションにわざわざ「金属質」な手触りを混ぜるなんて、ダイハツもホンダもスズキも真似る必要なし!!そんな味付けはドイツメーカーとマツダ、ボルボがやってればいいって・・・。日本のコンパクトカーは「ウレタン」の手触りでいいんですよ!!

  道路の大きめの継ぎ目や段差で走りが破綻するって!? 別にレースしてるわけじゃないからさ。田舎のうねった旧道とか、ダート気味の旧道でも走ってみなよ!!ウレタンブッシュとCVTの粘るトルクがいい感じだから。DCT&ターボのドイツ車だと低速での制御に神経使うんだよねー。しかもシートの下から絶えず蹴られているような乗り味になるし。

  でね・・・最後に気がつくんだよ。VWやBMWよりも、ダイハツの方がボデー作るの上手いんじゃないの!?ってことに。そして自然吸気エンジンって気持ちいいなーって。・・・もちろん高速道路を巡行したり、箱根ターンパイクを駆け上がったりするならドイツ車の方が具合はいいのは間違いないけどさ。

  要はシチュエーションによってベストなクルマって変わってくるわけですよ。非ドイツ的な味わいという意味では、ダイハツってキャラ立ってるんですよ!!・・・日本車的って意味ではないですよ。ドイツ車的、日本車的とはまた違う、ダイハツ的な味わいってのがあるんですわ。ドイツと日本は根っこで繋がっているんですよ、手練手管な円熟って意味で。けどダイハツには「若さ」がある!!サプライヤーのギミックに頼ることなく、メーカー開発者が果敢にチャレンジしている!!大きな岩を動かそう!!みたいな破天荒さがあるんです!!・・・わかる人にはわかるはず!!


最新投稿まとめブログ

2017年9月15日金曜日

『いいクルマ』とはなんだ!? その2 (8位、7位)

前回に引き続き、「〇〇はいいクルマだよ〜」と言われることが多いクルマのランキングを発表していきます。ランキングとはいえ完全に独断と偏見で選んでいるだけですのでご了承くださいません。ちなみに10位はVWゴルフ、9位はマツダ・デミオでした。どちらも当たり前過ぎるのでとりあえず序盤に出しておこう!!という『演出上の恣意的判断』がありました。そして順位にそもそもあまり意味はないです。

第8位 スズキ・イグニス(138万円〜)

  スズキ・イグニス。このクルマの何が凄いか!?なんでしょうね・・・よくわからないけど引きつけられるって人は多いんじゃないですか。それはつまり
デザインがいいってことでしょうね。

  エクステリアもインテリアも新しいスマートモビリティを作る!!という意思統一の元でデザインされています。イグニスに一番近いライバル車は、用途&ライフスタイルで比べると「BMW i3」あたりじゃないでしょうか。スズキ以外の日本メーカーの5ナンバー登録車は、車幅は1695mmギリギリまで広くとり、ホイールベースや全長、全高もある程度は同じサイズに治っていて「横並び」な感じですけども、このイグニスは登録者と軽自動車の決して狭くない間をうまく埋めています。

  実はこのゾーンには、アバルト595やスマートフォーツー・ブラバスなど、300万円以上する「プレミアム・マイクロカー」市場ってのが存在しています。いわゆる欧州の「プレミアムAセグ」ってやつですけども、イグニスはそこに巧妙に紛れ込むことに成功しました。小型車といえばスズキだろ!!なんですけども、純粋に小型車の性能ではなくて、
エクステリア&インテリアでBMWi3と互角に渡り合ってしまった!!まあこれだけのモデルを投入しているわけですから、欧州におけるスズキの爆発的な増益も頷けます。

  このクルマの肝は、「コンパクトカーではない」こと。サイズ的にはコンパクトカーならぬマイクロカーなんですけども、2000年頃に日本でバカ売れした「リッターカー」とは意味合いが全く違うのです。デミオでもフィットでもヴィッツでもない!!もちろんアクアでもない!! スズキのラインナップでイグニスだけが持ち得る「何か」。これこそが現在のSUVブームさえもひっくり返すくらいの「起爆材」であり「パンドラの箱」かも。

  ミネラルグレーメタリックでフルエアロ(オプション)の個体を偶然に見かけた時に、はっきりとわかりました。このクルマはコンパクトカーである前に「かっこいいクルマ」なんだと。現代においてクルマの価値は多様化していますが、あらゆるシーンにおいて「エッジ」なデザインであること!!これがクルマを借りないで買うと言うユーザーにとっては非常に重要なんだってことです。スイフトやバレーノにはない魅力。そこに気がついてしまったら!!もう絶賛するしかない「いいクルマ」ですわ。しかも130万円台〜なんて!!


第7位 ルノー・ルーテシア(199万円〜)

  欧州で一番優秀なクルマとして大いに市民権を得ているクルマです。日本でも間違いなく売れるデザインではあるんですけども、ルノーの供給体制は貧弱で、ディーラー網も各都道府県に1つ程度、東京都が10、神奈川県が5では、空白地帯だらけです。母親にどうかな!?と思っても東京西部には八王子にあるだけ。実家からすぐのところにはメルセデスベンツがあるってのに!!自宅の近くには、小平と三鷹があるのでそこそこルノー車を見かけるのですが、ディーラーのキャパが・・・。BMWムラウチと比べると小さいし。

  本気でルノーが売る気があるならば、資本提携関係にある日産や三菱のディーラー網で売ればいいわけですけども、果たして「ルーテシア・ゼン」は兄弟車の「ノートe-POWER」を押しのけるだけの破壊力はあるかな〜・・・。

  Bセグも販売地域の規格に合わせるために、日本メーカーでは車幅を変えた作り分けが行われるようになっています。昔のアテンザ、アコード、オデッセイなどが北米版だけワイド仕様に作っていましたが、Dセグの世界基準は北米ベースで決まり、現行のアテンザ、アコードは北米サイズです。・・・が今度は廉価で作り分けなんて不要だったBセグで始まりました。真っ先に取り組んでいるのがスイフト。マーチ(マイクラ)はワイドになった新型が日本には入って来ないで、旧型の継続販売が続いています。その前に作られたノート、ルーテシアの兄弟車でも、ノートは5ナンバー、ルーテシアは3ナンバーに作り分けられています。

  「早く!!欧州マイクラを売ってくれ!!」という人々に向けて、日産ディーラーでルーテシアを用意するのもいいんじゃないでしょうか!? もちろん「ルーテシアe-POWER」とかいう茶番は要りませんよー!!日本市場であえてゲトラグ製DCTに乗るって
いう変なこだわり!? 同じく3ナンバー化しているMINIよりも張りのあるドアはもっともBセグから遠い地点にあるクルマなんだと実感できるほど!!(インテリアの趣向ではMINIが優れているかもしれないけど)。 欧州マイクラを求めるユーザーの希望は全部叶えているんじゃないの!?

  100km/h走行時が2500rpmとエンジンがそこそこ回ってしまうので、これ1台で「高速道路もOK」というわけにはいかないですけどね。高速も走る人は1.6Lターボのルノースポーツ284万円を買う必要があるのですが、こちらもエンスー度が高いわりに200万円台のスペシャルプライス商品です。


最新投稿まとめブログ

2017年9月8日金曜日

『いいクルマ』ってどーいう意味だろう!?ゴルフ と デミオ

  「スイフトはいいクルマだ」「ゴルフはいいクルマだ」「デミオはいいクルマだ」「インプレッサはいいクルマだ」・・・とかよく聞きますけど、形容詞は「いい」だけしかつかなくていいのかな!? 細かい説明なんて面倒だし大して伝わらないから省略なのかな!?

  日本語の奥深さなのかもしれないけど、この「いい」の意味はなんとなく伝わっています。直接的にはちょっと表現しづらいから、単に「いいクルマ」で済ませているだけで、本当の意味は「見た目はそう見えないけど、実は想像以上にいいクルマ」ってことです。しかしクルマ好きってのは、かなりの割合で『?』なので「いいクルマ」の意味が勝手に飛躍していきます。

  さらに余計なことを言うと、『いいクルマ』ってのは、結局のところ『?』なファンによってその性能を過大評価されやすいクルマの総称です。ただただシンプルに余計なものを付けずに、工場のラインからドカドカと吐き出される量販車でしかない。良くも悪くもそのメーカーのスタンダードでしかないクルマを、他のモデルとの比較で「いい」という形容詞はちょっと無理があるような・・・。まあこれもある種のクルマの楽しみ方なんでしょうけど。

  人々に愛されている「いいクルマ」の中でも特に最強の1台を決めよう!!これぞ「究極のいいクルマ」って言いふらすことができる1台はどれだろう!? 見た目ではとてもいいクルマではなさそうだけど、実際に試してみるとあまりの感激に「衝動買い」してしまいそうなクルマを10台選んでみました!!

第10位 VWゴルフ(249万円〜)


  もう慣れちゃったのでそれほど驚くこともないですけども、この極々平凡なエクステリアのクルマがなかなかすごいです!! 欧州でも中国でもベストセラーになっていて、日本でも常に輸入車のトップを争う(現在は2位)くらいに広く知られたクルマです。欧州や中国ではリーズナブルな価格設定も人気の秘密になっているのですけども、日本でも250万円〜買えるので、下手すると最近高騰気味の日本車よりも安上がりになることも!!

  メキシコで組み立てて、中国で内装をしたドイツメーカー車が、日本車と同等の価格なのにそんないいクルマなはずはない!!と思うかもしれないですが、同じクラスで300万円台のメルセデス(ポーランド製)やBMW(南アフリカ製)よりも、駆動系の仕上がりが完全に一枚上手です。メルセデスが1.6Lターボ、BMWが1.5Lターボなのに対して、1.2Lターボもしくは1.4Lターボを使うゴルフ。エンジンの質感は3ブランド共に大差ないです。

  大きなアドバンテージはミッションで、まずZF製8ATを使うBMWは出足でかなりもたつきます。さらにひと昔前のCVTのようなちょっと滑る感覚が出ます。ある程度は軽快さが欲しいCセグにはちょっと不似合いだと思いますし、ペダルへの応答性という意味でも問題ありかも。もし小型/中型にトルコンATを使うならやはりマツダのように幅広いロックアップ(起動時にはDCT的な力強さが得られる)で機敏に動けるギミックが必要不可欠だと思います。

  それに対してメルセデスとゴルフの両FF車はDCTを使用。アルファロメオなどちょっとギクシャクするブランドもありますが、メルセデスとゴルフのDCTは大きく破綻するような瑕疵はないです。まあこれがA/CLAクラスとゴルフが売れている要因の1つだと思いますね。ただし、動き出しの繊細なところでは非常識なアクセルの踏み込みは全部キャンセルしてしまう機構が組み込まれているようで、ちょっとフワフワする踏みごたえのアクセルフィールがメルセデスの方で特に強く感じました。つまり・・・ドイツの3陣営の中ではVW/アウディがCセグに関してはベストな乗り味かな!?と断言できます(サスも負けてないですし)。とにかくミッションとサスでクルマの印象は大きく決まりますけど、そこを押さえているゴルフとVWは素晴らしいってことです。

  そんな「ドイツ予選」を勝ち抜いたゴルフに対して、本命不在の日本代表・・・。アクセラ、インプレッサ、プリウス、シビックといずれも「ゴルフには負けない!!」と関係者が同音異口に述べてますけど、なんかどれもそれぞれに「思想強すぎ」な気がするんですよねー。そりゃいくつものパラメータにおいて日本勢はゴルフを凌駕しているかもしれませんが、もし『自然体』という評価項目があればゴルフには勝てない!?ゴルフの『強み』は良くも悪くも『プレーン』なところでしょうか。新登場の1.5Lエンジンが年内には日本にやってきてやや弱点だったエンジンフィールも改善されるようです。


第9位 マツダデミオ(138万円〜)

  第10位のゴルフもそうですが、このマツダ・デミオも先代モデルがWCOTY受賞ですから、今さらに「いいクルマ」ともてはやす必要もないかも。先代が3代目で現行が4代目ですから、マツダの設計上では同じ世代のシャシーを使っています。このシャシーだけはフォード時代に設計されているので、今でも兄弟車のフォード・フィエスタと近い関係にありますが、あちらはちょっと前までWRCでカッ飛んでいた「Bセグのスーパースター」です。なんとも優秀な双子。

  なんでそんなクルマが9位なのかって!?(ちなみにゴルフはちょっと有名過ぎだから)  デミオの場合はクラス水準で非常に優秀なのはわかるんですけど、実際に乗ってみると結構残念なところがあったりするんですよ。まあ間違いなく「いいクルマ」なんだろうけど、ちょっと疑念がある。もしかしたら「いいクルマではない」かも・・・って。

  まずは運動性能について。このクルマですけど、「本当にマツダ車!?」って思うくらいに制動力が低い。特にディーゼルモデル。まさか先代の重量を基準に策定されたブレーキをそのまま使っている!!なんてお粗末なことはないでしょうけども、もうちょっと機敏に減速Gがあってもいい気が・・・。

  あとはもっとフレキシブルにドライバーの着座位置やステアリングホイールのポジションを変えられたらいいのになー。マツダ車に期待するところって360度ビューモニターとかじゃなくて、チルト、テレスコピック及び座面の調整しろをトヨタ86に負けないくらいにして欲しい。ステアリングが86くらいビヨーンと出てくるのがデミオのイメージに合っているかも。あと座面調節のレバーの材質が初期のものは非常に残念だった・・・文句がある奴はLパケを選べってことか!? 確かにLパケなら、エクステリアとのギャップはもっと大きくなって「いいクルマかも」



もうすでに選定は終了していますが、8位〜1位は次回以降に順次書いていきたいと思います。


最新投稿まとめブログ




2017年9月3日日曜日

ドイツ車が無くなる・・・そんな現実を受け止められますか!?

  沢村慎太朗さんの最新刊「午前零時の自動車評論13」が発売されました。この単行本シリーズは筆者が書いているメルマガの記事をテーマを選別して加筆修正をしてまとめているものです。メルマガを書いたタイミングと単行本の発売のタイムラグを感じさせない沢村さんの普遍的な文体もさすがですが、まずはメルマガで尖兵的な議論を煽り、大衆へと徐々に浸透した頃に単行本でわかりやすくダメ押しするという一連の沢村さんの「布教活動エンターテイメント」におけるバイブルです。

  この13巻でも、なんだか『終末的』な様相を呈してきた大手メーカーによる自動車作りを、慎重に言葉を選びつつも「その限界」について厳しく言及しています。ここ数回の傾向としては、VW、メルセデス、BMWといったドイツブランドが標的にされてきましたが、さすがに毎回同じ趣向では飽きられてしまいますので、今回はターゲットを変えて日産、マツダ、トヨタに不意打ちを仕掛けています。かなり辛辣な内容で、ティアナ、NDロードスター、プリウスのオーナーが読んだら結構がっかりする内容かもしれません。

  このシリーズですが12巻までは執拗なまでにVW、メルセデス、BMWの闇に切り込み、ドイツ車にはこれっぽいの正義はない!!あるのは「悪行三昧」だけ!!と散々に罵っていました。「しかし」というべきか「やはり」というべきか、その『預言』が、いよいよ現実に欧州メディアで赤裸々に語られることになりました。ドイツメーカーは「談合」によってあらゆる経営環境への疑念を『非合法かつ非道徳的な方法』で排除していたことが連日のように暴露されています。

  そーいえば、なんでドイツ車の衝突安全基準はユーロNCAPだけ高い数値を出すのだろうか!?北米NCAPやJNCAPではBMWの全モデルがホンダの3列シート車に完敗してしまうのに・・・。ユーロNCAPとJNCAPは評価する観点があまりに違いすぎるから!!とドイツ車を徹底擁護する評論家やブログ素人もたくさんいましたけど、今ではみんな知らんぷりを決め込んでますねー。今では気安くドイツ車に関わると大怪我するから!!ってBMWなんかに対してやや冷たい気がします。5シリーズを盛り上げるメディアがほとんど出てこないし・・・。

「疑念」が全て現実になってしまった「ドイツ・カルテル」事件が表沙汰になって、ちょっと極論かもしれないですが、もう日本市場におけるドイツブランドはポルシェを残して他のブランドは全て終わっていくのかなーという気がします。もう存在意義が見出せない・・・。日本で好調なメルセデスでさえも沢村さんによって徹底的に叩かれてしまっていて、さらに性格が悪い!?筆者はこの13巻において、この20年あまりにメルセデスが大失敗してきたことを時系列で列挙しています。

  過去20年間の日本市場において、ドイツ車の存在は決して無視できるものではなかった!!カーメディアはその設計を高く評価し、ユーザーもある人は夢中になり、ある人はある程度の憧れを持ち、ある人はその輝きを認めた・・・が20年経ってみて、最初から正しかったのは「ドイツ車なんて大したことはない!!」と言い放ってきたホンダ、日産、マツダの開発陣だった。

  ドイツメーカーがグルになって排ガス不正、衝突安全不正、サプライヤーとの健全な取引を妨害・・・などの一連の不祥事よりも、ドイツ車を20年間もの間、多少の疑問はあったにせよ、決定的な判断を下せないままに認めてきてしまった日本のクルマ文化そのものが、絶対に癒えることのないトラウマを刻まれたことのショックが大きいですねー。

  「高級&高性能なクルマに乗りたい!!」という需要をどこのブランドが代わって吸収できるのか? 現状の輸入ブランドにおけるメルセデスへの圧倒的な支持は、「都民ファーストになんだかんだ票が集まる」という消極的な日本社会の活力の無さを象徴している気がします。テスラやマセラティはやや(かなり)敷居が高い!!それだったら600万円くらいで手に入るようになった『AMG』や『M(が付くやつ)』あるいはポルシェのミドルSUVのマカンくらいにしておこう!!・・・とバブル世代を中心に誘導されているようです。

  日本を代表する高級車であるクラウンの次期モデルはいよいよシャシーが一新されて、ドイツ車から離れた層を再び吸収するくらいのポテンシャルを目指しているみたいですけども、カムリの『電車ユニット』を縦置きにして搭載しつつも、そのポテンシャルを最大限に発揮するための軽量化を織り込んでくるシナリオが見え見えですから、このパターンはどうも・・・な結果になりそーな。『ゼロクラウン』の時のような新時代・欧州化をキーワードとして再びぶち上げるんでしょうけども。どーでしょうか!?ドイツ車は腐っていた・・・果たして日本車は!?





最新投稿まとめブログ