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200万円台 第4位は・・・DS3 

  「シトロエンは正義だ!」・・・まあいろいろご意見はあるとは思いますけども。なんといってもシトロエンの特に「DS」ブランドのクルマは見栄えがいいです。日本車やドイツ車はどうしても「車格」が気になってしまって、買った後に絶対に後悔する姿がリアルに想像できてしまいます。例えば3シリーズを買ったとして、どこかでマヌケな面した5シリーズ乗りに遭遇したらなんかムカつくでしょう。頑張って5シリーズを買ったとしても、6とか7に乗ったいわゆる「 BMW乗り」に出くわしたら、「5シリ乗りの分際でドヤ顔かい?(笑)」とガツンとやられます。   それじゃあと粋がって7シリーズを選ぶと、ドライブしても高速のSAか交差点角のコンビニくらいにしか停められない・・・なんて不便なカーライフになるでしょう(「親分」サイズ)。考え過ぎですかね? でもBMWに真剣になれない理由がまさにこれです! そんなこといちいち気にしない「能天気」で「ハッピー」な人になりたいな〜(笑)。ただはっきりと言えることは、私(たち)が神経質すぎるのではなく、全ては「BMWの戦略」だということです。下位グレードのクルマにはユーザーには必ず劣等感を「植え付ける」ような仕掛けがされているのです。4や5シリーズはともかく、1〜3シリーズに乗る・憧れる人は失礼ですが、よっぽど無神経かクルマ音痴と言わせてもらいます(ミニバンは除くけど)。   それに比べてシトロエンDSブランドが発信する「潔さ」はとても気持ちのいいものです。やっぱりこのブランドは「正義」ですね。・・・結局のところメルセデス、BMW、アウディ、レクサス、シトロエンDSといった「プレミアムブランド」からどのモデルを選んでも、新車で買ったならばそこそこ羽振りがいいんだな・・・っていう雰囲気は十分に出せるでしょうし、知り合いを乗せてあげれば「いいクルマだね!」と褒めてくれる要素には、とりあえず事欠かないでしょう。褒められる要素をしっかり用意しているクルマ・・・それがプレミアムカーです。じゃあその中でもっともコスパが良く「褒められカーライフ」を満喫できるクルマは?・・・それがDS3だと思います。   最初に断っておくと、DSブランドは・・・PSA(シトロエン、プジョー)と基本設計を同じとするクルマですから、「いかに高速道路を安定して走るか?」といった尺度ではドイツ勢

200万円台・第3位はレガシィB4

  「乗用車とはこういうものだ!」というスバルの素晴らしいほどのコダワリが出た傑作車だと思います。このクルマは一見しても、あまり良さがわからないのですが(わかりにくい)、いろいろとクルマを観察してその設計における理念がどんなものかを想像すると、現在の日本市場でクルマが選ばれる基準が、かなり怪しいブームに乗っかっていて、レガシィはそんな風潮とは一定の距離を置きつつ、徹底的に「正しく」作ったクルマなんだ・・・そしてそれを裏付けるような「発見」が次々とあります(まああくまで素人目線でのことですけどね・・・)。   そもそもこの「レガシィB4」ですが、カーメディアの反応は全般に非常に低調です。日本で販売されている主要モデルに主筆が評価を下すという体裁で、毎年発売されている「間違いだらけのクルマ選び」シリーズにおいて、レガシィB4はD・Eセグセダンの中では、クラウンと並んで非常に評価が低い1台となっています。さすがに「真っ直ぐ走らねぇ!」とまで言われたクラウンほどキツくはないですけども、昨年版に引き続き2016年版でもやはり酷い書かれようでした(というより無視?)。アメリカで競合しているカムリやアコードが日本市場ではさっぱり売れないのだから、このクルマも当然にダメです!って一理あるかもしれないですが、これはプロの文章とは思えないくらいビックリなんですけど・・・。   主筆は「ニッチなスバルがこんなぼやけた商品作ってどうする!」などと言ってますが、まあ確かにそう言われても仕方ないかな?・・・クルマに関してはあれこれ真剣に作ってますけど、その良さが結局のところいまいちユーザーには伝わっていないのは事実です。プロのライターだって見過ごしてしまうくらい!? それでも、いざミドルセダン(DEセグセダン)を買うと決意して比較検討に入ってみれば、200万円台なのにパワーシート&シートヒーターが標準(しかもリアシートもヒーターが!)だということが判明して、このクルマのスゴさの片鱗がわかるはずです。え?なんでスバルはここまで気が利いているの!?トヨタグループ入りするってこういうことなの!?   「ミドルセダンの『肝』はシート」 セダンを買ってそれを使うあらゆるシーンを想像してみてください。まずはひたすらに優雅に座っていられる、非常にコンフォータブルで至れり尽くせりな「シート

200万円台・第2位 プリウス!!!

  まだ発売して間もないので、今後はいろいろな不具合が噴出してレビューされるかもしれないですけども、これはなかなか「とんでもないクルマ」が出てきたと思いますね。もちろんいい意味で!    2013年にVWゴルフ(7代目)が大きな話題になりましたが、愛知県にあるトヨタの研究所で極秘にゴルフがたくさん分解されている!みたいな業界のウラ情報が結構ガセが多い某クルマ雑誌に書かれていましたが、どうやらそれに関しては本当だったようです。今回、トヨタから発表されている新型プリウスの技術概要を見ると、スタンプ材(超高張力鋼板・ホットプレスなど呼称は複数あります)を基本骨格とするであるとか、レーザー面溶接を使うであるとか、2年くらい前に話題になったVW自慢の車体技術を余さずフォローしているのがわかります。   当時はVW陣営から「プリウスからの乗り換えが多い!」といった情報がリークされるなど、完全に挑戦状が叩き付けられた形になりました。しかしこういう時(身の程知らずがナメてきた時!)のトヨタはかなり本気でやる事が多くて、これまでもしばしばホンダや日産が血祭りに挙げられて痛い目に遭ってきました・・・。それにしても先代からの振り幅が大きい!スーパーFMCですね。もはや廉価HVで片付けられるシロモノではないと思います。   まさかプリウスが、「車体剛性を高める=走行性能・衝突安全の向上」に邁進する高品質車の新しいスタンダードの先頭グループに入るとは・・・。ドイツや日本のメーカーは、これまで培ってきた技術力を生かして新興国のメーカーに差をつけるクルマ(付加価値の高いクルマ)作りへと舵を切りつつあって、VWやマツダなど従来は大衆ブランドとされていたところが、いち早くこの流れに乗って業績を伸ばしました!   クルマの付加価値にはいろいろなファクターがあるのですが、近年はビッグサプライヤー(大手部品メーカー)が、クルマを研究して自動車メーカーへと提案する時代みたいで、メーカーが価格を上げてでも「いいクルマを作る!」と決断しさえすれば、高級車で実績があるザックス、ビルシュタイン、ZF、ゲトラグといった確かな技術力を持つドイツ系サプライヤーがすぐに協力してくれるようです。それらに対抗するKYB、ショーワ、ジャトコ、アイシンAWといった日本メーカーも控えています。それでは自動車メーカーは