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Nワン・モデューロX ホンダを理解するカギになるモデルかも

  ひと昔前とは大きく変わって、日本車もブランドごとに特徴がでてきたな!と大雑把な印象を持っています。その中でも特にホンダのクルマは個性的で、いろいろ考えて作っているんだろうなと想像できるのですが、ラインナップ全体を見渡すと、あれ?っと思うところもあります。   例えば・・・、長距離で使うクルマと、専ら短距離ばかりのクルマでは、当たり前ですが作り方が違います。5時間走り続けてもぜんぜん疲れないクルマというのは、基本的な運転動作がとにかく楽に作られています。低回転からしっかりとトルクを出してスムーズに加速できて、どんな速度域でも安心して握れるハンドルと、きっちり踏んだ分だけ効くブレーキ。さらに優れた静粛性であったり、コクピットにおいて圧迫感を感じないだけの広さと無理ない姿勢で走れる運転環境・・・あとは当然に乗り心地でしょうか。   ホンダの日本市場におけるラインナップを見たときに、「長距離向け」としてオススメできるモデルがあまり見当たらないです。フラッグシップのレジェンドは、長距離サルーンにするには車体が大き過ぎますし、ハイブリッドのみの設定なので高速を定速巡航するにはベストのパワーユニットとは言えません。ハイブリッドだけになってしまったアコードも同じことが言えます。   ミドル級の排気量2〜2.5Lの直4自然吸気ユニットを搭載して、CD値(空気抵抗)も低くおさえつつ、ゆとりのある車内空間をもつ長距離車がない!という状況です。ちょっと前までは自信を持ってオススメできるオディッセイがありましたが、現行モデルからはなんとフラッグシップ・ミニバンへと華麗に転身してしまいました。その後釜として登場したのがジェイドですが、こちらはホンダ新開発のダウンサイジングターボを搭載するフィット派生のプラットフォーム車で、静音性(ターボはうるさい)・足回り・車体剛性といった基本的な性能が先代オディッセイ(アコードベース)からワンランク下げられていて、長距離適応性は下がってしまいました。   カーメディアからもホンダの基本的な開発姿勢に疑問?といった見出しが増えまして、その内容を鵜呑みにはしないですけども、いよいよホンダはスポーツカーと乗用車を大きく分けて考えるようになったのかな?・・・と時代の流れに寂しさを感じることもあります。シビックtypeRが700万円越えになるとかで