2017年7月12日水曜日

トヨタのスポーティなクルマたちの「秘密」。

  新型カムリHVが発売になりました。大変身!!とのことですが、なるほど車体寸法からもトヨタの思惑が透けて見えますね。個人的に最近のセダンは「全長✖️全高」の数値がとても大事で、セダンのスタイル(=セダンの価値)を大まかに決めてしまうのかなーと思っています。

  ちなみに先代のカムリは2011年に登場して4850✖️1470mmだったのですが、発売当初は『HVらしくない自然なスタイリング』が大人気でまさかのバックオーダー発生だったようです。それが翌年に現行のアテンザが発売になり、これが4865✖️1450mmで登場します!!わずかの差なんですけども、人間の眼ってすごいです!!だいぶ違って見えます。

  トヨタもわずか1年でカムリフィーバーが終わってしまったことへのリベンジとして、新型は4880✖️1445mmで登場しました。わずか15✖️5mmの差ですが、アテンザよりもより優れたプロポーションを弾き出しています。どうやらトヨタはこのアテンザというクルマを初代からかなり意識しているようです。

  日本ではそれほど話題にならなかったですけども、海外では大喝采された初代アテンザ。トヨタはこれに対抗してアテンザ発売の翌年にマークXを出して「スポーツセダン」として売り出すのですが、初代も二代目もアテンザの寸法を意識したかのようなサイズです。初代アテンザ(4675✖️1430)、初代マークX(4730✖️1435)、二代目アテンザ(4735✖️1440)、現行マークX(4770✖️1435)。

  別にマークXはグローバルモデルではないのですけどねー。確かにアテンザは世界でよく売れましたけども、日本市場では翌年に新型マークXが出てくるのでヒットに繋がらなかった!!という見方もできるかも。3代目アテンザに関しては、翌年に新型マークXが発売されなかったから、その影響で日本でも話題となって予想以上に売れた!?

  3代目アテンザはサイズ(上記)が一気に大きくなり、当時発売されていたクラウンと同等の大きなサイズになったので、もはやマークXでは安易に追従できなかったみたいです(マツダの作戦勝ち!?)。アテンザの翌年にFMCを行なった、クラウンも慌てて4895mmまで全長を伸ばしました。さすがに国内屈指の高級セダンが、アテンザよりも小さいのは不味いだろという判断か!?

  さて新型カムリですが、4885✖️1445mmで登場します。これは間違いなくかっこいいでしょう!!さらにクラウンのように車幅1800mmにこだわって妙に細長い車体になる訳でもなく、バランスの良いゆったりしたスタイルです。トヨタが『憎い』のは、カムリを『バカ売れ』するくらいにまでは真剣に作らない余裕なところで、レクサスやクラウンの販売を邪魔しない程度にサクっと作るんですよねー。適当なクルマをターゲットにして。

  トヨタが素晴らしいのは、ターゲットに選んだクルマがどれも「一流」のものばかりであること。このアテンザ以外では、トヨタ車の手本になっていると思われるクルマは、「BMW3シリーズ」「VWゴルフ」「ホンダストリーム」などなどファンが多い実力派モデルばかりです。

  BMW3シリーズをコピーしたのはおなじみの「アルテッツァ/レクサスIS」シリーズです。3シリーズの2世代前になるE46をアルテッツァがコピー。FF車ばかりのラインナップの中に突然にFR車が出てきてハチロクの再来とか言われてましたけども、欧州で当時大人気だったE46の後に出てきた多数のフォロワーの中でも「出色」だとイギリスメディアからも好評でした。その後E90系を先代のレクサスISがフォローし、M3に対抗してIS-Fが対応し、F30系には現行のレクサスISが対峙しています。M4にはRC-Fが・・・。

  VWゴルフを意識した最初のトヨタ車は2001年に登場したカローラランクス/アレックスで、当時の4代目ゴルフに沿った製品設計で、1.6L自然吸気が主流のゴルフに対して、1.5L自然吸気で対応。さらに4代目ゴルフが搭載したアウディ製の1.8Lエンジンに対抗するために1.8Lも用意され、さらにシビックtypeRのVテックに対抗すべく、ヤマハ製のロータス・エリーゼR用の高回転ユニットまで持ち込みました。

  ゴルフが大躍進の5代目に進化すると、トヨタも全力で追従して車名をオーリスに変更。欧州向けモデルにはリアにダブルウィッシュボーンを仕込みゴルフと同等の足回りを作ります。その欧州向けの足回りを使い、さらにゴルフR32に対抗するために、トヨタのハリアー用のV6横置き3.5Lを搭載する特別なモデルには、ブレードという別の車名が与えられ3ナンバー化されました。この頃のトヨタはハリアーもMR-Sもセリカもそうですが、結構弾けてましたね。まだまだ中古でタマ数も多いので気に入った人はぜひご検討くださいませ。

  トヨタが作るクルマが、必ずしも優れた走行性能を持つとは限らないのですが(意図的に走りを抑えるモデルもあるみたい)、トヨタがターゲットにしたモデルに関しては、間違いないですね!!これらを選ぶというのはアリだと思います。「アテンザ」「3シリーズ」「ゴルフ」「ストリーム(現行ジェイド)」の4台は「トヨタのお墨付き」と考えてもらっていいと思います。もっと色々増えないかな!?トヨタさんよー!!他の車も色々選んでコピってみてくださいませ。




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