2014年4月22日火曜日

スカイラインのターボ化は絶対反対!

  もう決定事項のようなので今更なんですが、新型スカイラインにメルセデスの2Lターボエンジンが搭載されるようです。日産の狙いとしてはベースグレードのスカイラインに設定されていた「2.5L・V6」という、ほぼ日本と中国でしか使っていない(グローバルで使いにくい)エンジンを置き換える狙いがあるようです。

  ちょっとややこしいのですが、北米市場でこのクラスの主力エンジンとなっているのが「2.5L・直4」エンジンで、トヨタカムリはHVを除くとこのエンジン1種類だけでDセグセダンのトップシェアを築いています。去年まではホンダアコード(2.4Lと3.5L)と日産アルティマ[ティアナ](2.5Lと3.5L)がそれぞれ直4とV6の2グレード体制で続き、3強を構成していたのですが、今年に入り3位にフォード・フュージョンが食い込むようになり日本メーカーに衝撃を与えているようです。

  フォードが示した戦略はなかなか斬新なもので、日本メーカーのお家芸と言われるHVの進化版プラグインHVをフュージョンに設定したり、「2.5L・直4」のベースエンジンよりも高額の設定になる「1.5L・直4ターボ」のグレードを新たに作りました。もちろん高額なだけあって、最高出力はトルクも馬力も2.5Lを上回ります。さらに日本でも発売されているボルボV40のハイオク仕様「1.6L・直4ターボ」も同時に設定されているのですが、なぜか1.5Lターボはレギュラー(ガソリン)仕様で、これとほぼ同じ出力ができます。もしこのエンジンが日本に導入されたらなかなかスゴいことに成りそうですが、PM2.5の規制が盛り込まれる日本の排出基準に将来的に適合しないので発売はなさそうです。

  やはり世界で5本の指に入る巨大メーカーフォードが本気でターボエンジンを開発すれば、かなりの衝撃を業界に与えるようで、この「エコブースト」ショックが北米で主に展開するトヨタ・日産・ホンダ・スバルに与える影響は絶大なようです。さらにフュージョンには270psに達する2Lターボもあり、これはBMW328iの245ps(2Lターボ)を上回る高性能で3万ドル(=320iと同価格)というのも好評なようです。フォードは北米のライバルメーカーを徹底マークしてことごとく潰す作戦に出ていますが、それが大きな成果を生みつつあります。

  さらにフォードはフュージョンHVもすでにアトキンソンサイクル化が進んでいて、ホンダがひっそりと日本で販売している30km/Lのカタログ燃費を誇るアコードHVと同等の熱効率を達成しているのだとか!かつて日本メーカーをここまで苦しめる高効率エンジンを作る外国メーカーはあったのか?

  現在日本で販売されている欧州ターボは欧州のCO2排出基準のみを抑えた旧式が主流で、出力や燃費は二の次というものが目立ちます。そのほとんどは直噴ターボなので、平成27年の日本の排出基準に適合しておらず、それまでに全て姿を消すか何らかの代替エンジンになると言われています。その中でも去年マイナーチェンジをしたメルセデスEクラスに搭載されている2L直噴ターボはいち早く新開発の機構を加えてどうやらその基準を潜ったようで、これがスカイラインと新型フェアレディZに搭載されるようです。

  日産としてはフォードに対抗するための戦略としてメルセデスの2Lターボの採用を決めたようですが、たとえ日本の排出基準をギリギリ通過したとしても、日本車の平均よりも50倍も上回るPM2.5排出のエンジンを量販グレード(最下級グレード)に用いることは、日産の評判を大きく落とす結果につながるんじゃないでしょうか? とりあえずネガティブキャンペーンを微力ながら行っていきたい!


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