2014年5月1日木曜日

フェラーリが高価なのは、日本のコメが高いのと同じ理由!?

  フェラーリのクルマって何であんなに高いのでしょうか? ロレックスとかシャネルとか、バブルの頃に流行ったブランドはことごとくメッキが剥げて、今では「影響力」はかなり限定的になりました。自動車ブランドも例外ではなくBMWやアルファロメオって「何?」っていった「冷めた」時代なわけです。そんな時代でもフェラーリは全く左右されることなく「スーパーカー・ブランド」として殿様商売を続けているように見えます。

  そもそも「スーパーカー」って何?ですよね。世の中には数千万円から数億円の価格での「オーダーメード」のクルマというのがありまして、これはフェラーリやポルシェをベースにして、内外装からエンジンのチューンナップまでを細かく請け負ってくれるそうですが、これとは違って「スーパーカー」は完全なる既製品です。要するに「これくらいの価格ならば売れるだろう」という立派なマーケティングに基づいて生産が行われています。

  そしていくつかのメーカーが参入して、それなりの競争が発生しますから、「目安となる価格」というのが存在していて、大まかに「1000万円クラス」と「3000万円クラス」に大別されます。かつてはフェラーリも本国などでは1000万円クラスのモデルを発売していたようですが、今では全てのモデルが「3000万円クラス」になっています。

  3000万円の価値があるクルマって一体どんなの?何がすごいの?と思ってしまいますよね。「R35GT-R」「レクサスLS」ちょっと古いですが「ホンダNSX」といった日本車の歴史の中でも最高峰に位置する名車よりも、さらに3倍も高いって・・・。しかもさらにビックリなのは、これだけの価格を付けておいて「失敗作」みたいなクルマがぞろぞろ。デザインは平気でアメ車や日本車のものをパクるし。ホンダのNSXの「アルミボディ」が良さそうだからこれもパクる。それでも世界中の顧客からひっきりなしにオーダーが入る。

  何もかもが全くの規格外!これはスゴいぞ!そして何より人気を不動のものにしているのが、クルマ業界でもっとも活発に発言する存在、つまりライター達が盲目的に憧れるクルマであること。メルセデスCクラス乗ってます!と公言するライターはほとんどいないが、フェラーリF430乗ってます(乗ってました)というライターはほぼ全員がそれを口にする。なぜならフェラーリ乗っているというだけで、そのライターの知見は広いを解釈され仕事がし易くなるからでしょう。「ライターたるものフェラーリくらい持って所有すべき」というオーラが「クルマ好きならフェラーリを目指せ!」と読者に伝わります(私もそんなプレッシャーを感じてます)。

  クルマの本質を逐一見て行けば、GT-RやLSやNSXとそれほど変わらないし、むしろ劣っているところもあるわけです。それでも人気は留まる所を知らない・・・。とてもじゃないけど日本のブランド力ではあり得ないこと!とみなさん思っていらっしゃるようですが、フェラーリと同じようなものが日本にもあります。それは日本の「ブランド米」。世界の米穀価格と比べて約14倍高いと言われる日本産の「お米」ってだれも疑問に思っていないですけど、これはフェラーリ並みにスゴいことですよね。200万円の「トヨタMR-S」と3000万円の「フェラーリ458イタリア」。MR-Sでも十分に楽しい!ってことはよく解っているのですが、日本中で458イタリアを喰っているわけです。

  日本のお米が高いのは、農家の収入を保証する枠組みが敷かれているからです。日本政府はとてもうまく仕組みを作っていて、おそらくTPP加盟後もこれが大筋で守られるでしょう。フェラーリも同じで、このブランドの塗装工の年収はなんと3000万円くらいなんだそうです!欧州の職人もまた日本の農家と同じように、社会の枠組みの中で守られています。徐々に規制緩和が進んでいるとは言われていますが、特定の技能を持った職人しか参入できない領域が、欧州にはまだまだ多く残されています。

  

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