2014年3月16日日曜日

長く付き合えるクルマとは・・・

  日本人はクルマを次々に乗り換えるのが好きみたいで、メーカーもそんな潮流に迎合して!というよりも利益重視でモデルサイクルの短いクルマを連発するのがバブル以降の習わしのようです。5年6年掛けて作ったクルマを2年も経たずに絶版にするなんてもう普通になりました。全てはクルマを知らない(関心を持たない)ユーザーが大多数だという現実が悪いのでしょう。

  どこのメーカーのクルマも同じで広告費を使って初期受注だけは盛大に獲ってもその先はどんどん先細り。1年後にはもはやマイナー車種。評論家も無責任なもので、発売時は挙って大絶賛していたホンダCR-Zがいまやボロクソに言われる有様(ホンダの改良努力が地味すぎなのも問題だが・・・)。どうせトヨタ86もこのままだと同じ運命を辿るのだろうな。

  そんな悪しき潮流に敢然と立ち向かったのがスバル。現行のレガシィとインプレッサは発売直後から反応がイマイチだったのですが、2012年にアイサイトを搭載してから流れは一気に変わり、アイサイト付きの上級グレードばかりが売れるという珍現象が発生。デビュー時は「史上最悪」との酷評もあった現行レガシィもライバル・アテンザのFMCで割安感が増して売れ行きが伸びてきました。気がつけば鳴り物入りのアテンザとほぼ同数の売上。

  レガシィの場合はアイサイトや外部環境の変化に加えて、このクルマのグランドツアラーとしての完成度の高さが発売時には十分に伝わらなかったゆえの「過小評価」もあったように思います。いまや「アウディ?いやレガシィでしょ!」みたいなクルマ(高速安定性・オールウェザーのAWDセダン!)として地位を確立した感じがあります。

  初期から売上が低迷すると「これは失敗作」として諦めてしまうケースもあるようですが、メーカーによっては「たとえ売れなくてもこれは世紀の大傑作車だ」と自信を持ってラインナップに残すこともあります。レガシィもその好例ですし、代表的な例でいうとマツダ・ロードスターやスズキ・ジムニーといった個性派が多いでしょうか。こういうクルマには開発者の魂が宿る?というべきか、長く乗っていられるクルマになる傾向が強いようです。

  かつては欧州メーカーの多くが8年以上といった長いモデルサイクルを採っていましたが、最近では日本車やアメリカ車の悪しき商業主義的習慣が広がったようで、プレミアムブランド(メルセデス、BMWなど)も大衆ブランド(VW、プジョー、フィアットなど)もかなり短くなってきました。代表的な輸入車であるゴルフも以前は8年スパンだったものが、4年なりました。BMWも今のところ6年程度のようですが、車種が増えて生産調整もかなり細かく行われるようになっていて、まもなく発売するM235iや435iコンバーチブルなど来年にはもう売り切れで買えなくなってる可能性すらあります。

  こうも短いとユーザーレビューが出揃う前にMCや年次改良が次々と行われ十分に吟味できないですよね。どんなところが壊れやすいのかは、試乗じゃとてもわかりませんし、実際の乗り心地なんて購入して半年1万キロくらい走ったクルマじゃないとわかりません。それなのにBMWなどは発売から二年も経たずに突然にエンジンを6気筒から4気筒に換えるなんて暴挙に出た事もありました。どうやら納得して買うのが難しい時代のようです。





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