2014年3月6日木曜日

アバルト595 いろんな意味で「熱い」ドライブができる。

  クルマを初めて買う時に、密かに気になるのが輸入車。日本で一番ポピュラーなのはドイツ車ですが、ドイツブランドの持つ本当の価値を求めるならとりあえずは1000万円は必要なんですよね。もちろんそれよりも安いクルマはいくらでもありますが、日本車との大きな違いを感じるのはちょっと難しいと思います。そもそもドイツブランド自体が元気が無さ過ぎで、まともに売れているのは東アジアだけ。現在では欧州各国だけでなくクルマ好きなアメリカ人やドイツ人からも大きな失望を買っているんですよ。

  アメリカなんて空前の高級車ブームが到来しているのに、マセラティ329%リンカーン142%ジープ138%ジャガー130%インフィニティ126%アキュラ114%・・・。完全にドイツブランドは蚊帳の外なんです。理由は単純明快で、ここ数年の新型モデルが揃って「カス」だから。残念ながら例外すら見つかりません・・・。ドイツ車が「カス」だったら、フランス車やイタリア車はどうなっちゃうの?ってことになりますが、彼らは彼らの出来る範囲で必死に日本人ユーザーの関心を買うべく、精進に励み個性を良く生かしたクルマをコンスタントに送り込んでくれます。

  一昨年くらいからアベノミクスの影響とも言われていますが、日本市場では輸入車にとって追い風が吹いています。もちろん知名度が最も高いドイツ車が恩恵を得ているのですが、ドイツ勢の2トップになっている「ステマ大好き」VWと「21世紀の安売り王」メルセデスの勢いはホンモノです。しかしそれを凌ぐ勢い(増加率だけですが!)で日本に増殖しているのが、イタリアの「アバルト」とフランスの「ルノー」です。

  ドイツブランドは揃いも揃って先代より何がよくなったのかいまいち分からないクルマばかりを連発しています。スペックでクルマを判断するのはよくないのですが、FMCであからさまなスケールダウンが行われ、それに失望した声がネット上にも溢れていたりするのです。それでも台数を増やすところがいまいち謎なんですが・・・。それはさておき、「アバルト」と「ルノー」はこの1年で着実に成長したと実感できるブランドなんです。

  「アバルト」に惹かれる人々は、口々に「輸入車ブランドとしての正しい姿」だと絶賛します。もちろん「フェラーリ」も「ポルシェ」も「BMWアルピナ」も「マセラティ」もみんな正しいです。それらのブランドと同じ意味でアバルトは正しいのです。「日本メーカーが作らないけども、魅力あるクルマ」これこそが輸入車の第一義的な姿なわけですが、アバルトはこれを満たしています。厳密な分類では、スズキのスイフトスポーツやトヨタがたまに限定発売するヴィッツターボと同類なのですが・・・。

  「アバルト595」はこのブランドの旗艦モデル。知らない人の為に言っておくと、親会社のフィアットが作る「フィアット500」という小型車に、エンジン換装を含む大規模チューンを施した、スポーツブランドチャンネルによるコンプリートカーです。ちょうどスバルのインプレッサを子会社のSTIがチューンして「WRX STI」として発売するのに似ています。ベース車のフィアット500は欧州版の軽自動車といえるAセグ車で「ツインエア」という高性能版でも85psの出力なんですが、これを1.4Lターボに換装して約2倍の160psまで引き上げているのが「アバルト595」です。ちなみに135psの「アバルト500」というのもあります。

  「フィアット500ツインエア」だと元気に走ってオシャレな軽自動車くらいの印象で220万円。軽自動車の最高峰にして日本が誇る「ワゴンRスティングレー」でも134万円ですからちょっと開きがありますよね。「アバルト595」となるとAセグになるので軽自動車に規定がある日本車はライバルにはなれません。1つ上のBセグでもスイフトスポーツ168万円と限定モデルのヴィッツターボ270万円くらいしか対抗馬になりません。この2台をさらに上回る出力、しかも日本車を敵に回しても小柄なボディを生かして互角の軽量ボディのアバルト595が319万円ですから、もちろん趣味のクルマなんですけど、かなり魅力的な輸入車になりますね。

  このクルマ内装もオシャレな上、ドライバーシートとナビシートの間隔が当然に狭く、そこそこ仲良くなった相手とのドライブデートに使ったら・・・「このクルマ買って良かったな〜!」ってなりますよ。必ず。まあそういうイメージで使えて、さらに運転も軽快で楽しい。160psのパワーがあれば林道ドライブにも使えます。デメリットはというと、どうしても居住性に劣るので長時間ドライブに向いていないことでしょうか・・・。



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