2019年6月4日火曜日

MAZDA「美しく、走る」の経済効果



MAZDAの狙い
 安倍首相のお膝元・山口県で、さらに世界を揺さぶる高性能車を造ると宣言しているMAZDAのCMは「報道ステーション」でよく見かける(絶妙な政治的立ち位置!?)。自動車メーカーのCMは「自動ブレーキ」「燃費性能」「車内の使い勝手の良さ」が盛んにアピールされる騒々しいものが多いけど、ただただ「MAZDAのクルマは美しいです」というメッセージを伝えるだけ。子供の間でバズらせる狙いのキャッチーなCMソングも一切なし。人気のアイドルや俳優を使うこともない。ホンダの真似!?


「日本は美しくない」・・・ってことか!?
具体的な機能については一切言及しない。「性能について言うまでもない、マツダが作るのだから!!」なのか、「スペック競争では分が悪いから触れない・・・」なのか、どっちとも理解できるのが今のMAZDAなんだけども、そんなことはどーでもいいくらいに、「美しく走る」って何?から始まって、ヴィジョン・クーぺ・コンセプトみたいな世界を黙らせるエッジの効いたデザインの量販車が発売されたら、一体どんな格好したオッサンがこのクルマをコロがすんだろうか!?とあれこれ余計なことが気になる。電車やバスで見かけるような・・・ヨレヨレ感が半端ないオッサンばかりの日本社会で「美しさ」という観点で適正なユーザーを見つけられるのだろうか!?


MAZDAのビジネス
朝まで生テレビでいかにも公明党な口調の議員が熱弁していた。引用というほど正確には覚えてないけど、「日本経済が今後成長をしていくためには、産業全体で発想の転換が必要であり、一人当たりの所得を再び上昇に転じるためには、より付加価値の高い商品を作る必要がある」・・・だってさ。アメリカや中国で生産されるモノやサービスに、その実用性に見合った価格以上は払っていない。付加価値が高いと判断して少々高い価格を受け入れるのは日本や欧州のアパレル、家具、クルマ、ウイスキーじゃないか!?


貿易部門があれば儲かるよー!!だってさ・・・
経済成長と産業が生み出す付加価値にはあまり相関性はなさそうだ。同じ議員が指摘していたのは、日本企業の中でも貿易部門を持っているかいないかで収益力にかなりの格差が生じているらしい。日本向けに商品を作っていてもダメですよ!!と言いたいのだろうけど、国内専売モデルをまだまだ多く抱えるトヨタの利益はなかなかの数字だ。日産も国内で収益の大半を確保しているらしい。まともそうな議員に見えたが、それでもマクロな認識はそんなもんなのだろう・・・。


「社会保障」が大好きな国民
誰に確認するまでもなく、日本では「社会保障」に重大な疑義が生じている。愚かなことだけども日本の労働者は「所得」よりも「社会保障」をインセンティブにして働く。相対的に自分の「社会保障」は手厚いと感じればそれで満足できるらしい。多くの高齢者は「自分たちは若者より恵まれている」と納得しているし、正社員や公務員は、「その他の非正規労働者よりも恵まれている」という低レベルな認識のまま定年まで突っ走る。これでは経済成長なんて無理だろうよ・・・。


頑張ったけど、「非生産」でしかなかった・・・
あんまり認めたくないけども、日本社会は・・・北朝鮮くらい歪で不健全な構造の上になんとか成立している。「所得」より「社会保障」を多くの人が望んでいる結果、その「社会保障」が「より高齢」で「より正規」な立場の国民に偏って与えられていることでギリギリのバランスを保っている。財務諸表の上では生産性・将来性が全くない大企業でも「福利厚生」さえぶら下げておけば人材は集まってくる。平成の30年間で国民の平均所得が100万円ほど下がったのは、高齢化では説明できないほどの失態だ。平成の官僚と企業トップの仕事ぶりを「結果が全てのプロフェッショナル」な観点から評価するならば・・・「非生産」「無能」以外に適切な表現が見つからない。


憲法改正議論は茶番
ついでに言っておくと、安倍内閣はさっさと憲法を改正すべきだ。第9条ばかりが議論されているけど、日本政府がこれから憲法違反することなく改革を実行するためには第25条を変えなくてはならない。「健康で文化的な最低限度の生活の保障」はもうできません!!と介護や医療の現場は強く訴えるべきだ。「社会保障」が十分に与えられない立場の非正規労働者はどんな大企業でも国や地方公共団体でもたくさん雇用されている。誰もが全ての国民に第25条の内容が保障されているなんて呑気なことは思っていない。しかしそんな憲法違反につながる重大なる瑕疵は日本のほぼ全ての職場が抱えているのが現実だ。


「コンスル」安倍晋三・・・
自分が誠実な人間だと言うならば、政府に第25条の廃止を訴えるべきだ。物事の本質にたどり着くことのない「朝まで生テレビ」は茶番でしかない。・・・繰り返すけど「所得」ではなく「社会保障」をインセンティブに働く日本社会は二度と浮上することはない。アメリカや中国とは全く逆だと言わざるを得ない。「憲法改正」についてまともに議論ができる高尚な日本人なんてほとんどいない。なぜなら日本社会は「民主主義」なんてものは欲しくないからだ。彼らは「寡占的政権」に対して「パンと見世物を!!」と叫ぶ2000年以上前の人々と本質的には変わらないのだから・・・。


社会を変えることば
「美しく、走る」というメッセージは日本市場にはちょっとした可笑しさを与えるだろう。誰もおまえなんか見てねーよ!!・・・しかし、これはマツダの自意識過剰などではない。マツダがあと何年くらい世界で活躍できるかわからない。平成の最初の方からずっと難しい局面を迎えてきた。フォードにFCAにトヨタに助けられ何とか生き残ってきた。もはや何のプライドもないけど、日本にわずかに残った売り上げ3兆円規模のメーカーの1つとして大いに社会に責任を持つ存在でありたい。八方塞がりの日本社会だけども、MAZDAが考えるに「美しく、走る」ことで何かきっかけが見えるんじゃないか!?


輝く人材力とは・・・
米中交渉が活性化して両国の実務レベルのトップの役人をテレビなどで見かける。日本の政治家や官僚と比べても、中国もアメリカも実にスタイリッシュだ。特に中国側の顔ぶれを見て、これじゃ日本はまるで歯が立たないなと感じる。間違いなく日本側より「美しい」外見をしている。自動的に政治家や官僚になった「二世」ばかりの日本に対して、中国のエリートは自己投資をして自らを磨いている(ように見える)。


自分の頭で考える時代
悩める日本社会に対して「美しく、走る」はとても意義深いメッセージだと思う。日本のライバルとなる経済大国のエリートは何もかもが洗練されている(ように見える)。マツダもそんな世界の最先端を走る人々に支持されるブランドでありたいと率直に感じているのだろう(K沢とかS水のようなダサい奴らに何を言われても構わない)。なぜ日本では貿易部門を持つ会社の業績が圧倒的に良いのか。当たり前だけどそれは日本社会が「個人消費」を減らしているからだ。


稼いでこそ人生・・・カルロス=ゴーン
日本の消費冷え込みを高齢化で安易に説明してはいけない。労働所得(人件費)を抑えることでなんとか生き残っている日本企業が多く、増税で政府のツケを払わされている。平成で失われた個人消費は、設備投資や公共事業へ姿を変えるはずだが、「内部留保」や「裏金」になっているのが実情だ。末期的な日本経済を、ポテンシャルの意味では世界の投資家はとっくに見放しているけど、「コンスル」の戦略で日銀が株を買い支えてくれていることでなんとか関心をつないでいる。人件費を「搾取」する経営者だけが悪いわけではない。「所得」より「社会保障」や「正社員の地位」に重きを置いていることに違和感を全く感じない(上の世代の)労働者が世論を形成してしまっているのはもっと悲惨なことだ。彼らの多くはカルロス=ゴーンを憎んでいるようだ(別に社員でも株主でもないのに)。ゴーンが「稼ぐ」ことで周囲の人々をどれだけ幸せにしてきたか!?に全く想像力を巡らせることはない!?


気づけ!!お前らはダサい!!
ヤフコメで「若年労働者」だったり「非正規雇用」だったりを心配するコメントをして自分のメンタルを保っているだけのオッサンには、それが愚かな行動であることを教えなければいけない。それがとてもダサいことであることを伝えてあげるべきだ。しかしそんな暇はない(どーでもいい)。可哀想だが無視するしかない。彼らの行動が愚かであることを社会が周知するようにならない限り日本経済は再浮上することはないだろう。さらに皮肉を込めて言うならば「NHKスペシャル」などのドキュメンタリーが彼らの情報源となり、国民のダサさを助長していたりする・・・笑。


最高のライフスタイルを追求しろ!!とマツダは言っている
平成の30年は低迷を続けた。新しい時代も暗黒のままだったら、1970年以降に生まれた世代にとっては悲しいことだよな。新しい時代になり、何もかもが変わるべき時に「美しく、走る」というメッセージはとてもタイムリーだ(おそらく狙ってやっているのだろう)。MAZDAは最高にクールだと思っていたが、ここまで崇高なポリシーを秘めた企業だったとは・・・。MAZDAに乗り、最高にクールなファッション、靴&時計を身につけ、アルコールは700mlで5000〜8000円くらいする最高の気分を演出してくれるものを飲もう。その全ては自分の行動の自信につながるだろう。





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