2013年12月31日火曜日

ボルボV40が日本車のお手本?

  日本人のクルマ離れを助長している原因が、「暑苦しい」系のクルマ雑誌(ベストカー、カートップ、ニューモデルマガジンX、ドライバーなど)であれこれ語られていますが、大抵どれも的外れだったりします。トヨタの社長も認めているように、売上ありきのクルマ作りが優先された弊害という点は大筋で間違っていないのですが、間違っていることが分かるのと、正しい方向へ向かうことは全く別のものではあります。

  私が思うに、クルマ離れの一番の原因は、クルマ雑誌を書いている連中とクルマが大好きと自称している人々が、揃いも揃って絶望的にセンスが無いことだと思います。年末に届いたニューモデルマガジンX2月号の中で、1年の総決算としてボルボV40が「ざ総括COTY」に選出されていました。またしてもこの雑誌が・・・。

  「ざ総括」は基本的にはトヨタ、ホンダ、日産、マツダを☆3つでこき下ろし、輸入車、スバル、三菱に☆4or5を与えるというブレないスタンスの企画で、輸入車で☆3つになっているクルマは高確率で「欠陥車」という指標はそこそこ信頼できます。ちなみに今年の「欠陥車」相当はプジョー208、クライスラーイプシロン、メルセデスAクラス、ルノールーテシア、アウディA3の5台でした。ルーテシアの低評価にはやや違和感がありますが、他は「買っては行けない」評価は妥当だと思います。ゴルフ7が☆5つなのに、共通設計のA3はなぜ☆3つ?というのもまあ良心的というべきか・・・。

  ちなみにクラウン、IS、アテンザ、アコードといったセダンはいずれも☆3つです。まあこの手のクルマを敵視する人々向けの雑誌ですから、目くじらを立てるほどじゃないです・・・。まあこの辺の事情はなんとなくわかります。さてCOTYに選ばれたV40の選考理由が「日本車がなんとかお手本にできるレベルだから(笑)」だそうです。本人達は上手い事言っているつもりかもしれませんが、この辺にセンスの無さが滲み出ています。そもそも日本メーカーがV40の真似をしたところで一体誰が満足するのでしょうか?もしV40の完コピがスズキから同じ価格で発売されたとしても、果たしてこれがスイスポより良いクルマとしてジャーナリストが絶賛するとは到底思えないのですが・・・。

  クルマを初めて買う人が、もしこの雑誌を読んでV40を選んだとして、本当に幸せになれる可能性は低いと思います。本人が何も感じないバカならば問題はないでしょうがけど。クリスマスに横浜と軽井沢に行ってきましたが、横浜では駐車場で目の前にアストンマーティンが留まっていましたし、軽井沢でもポルシェやらロータスやら本気モードの輸入車がたくさんいました。本物の輸入車乗りは日本車には用意されていないモデルという前提があって日本車よりも割高であっても合理的に出費をするものです。

  V40はボディスタイルは日本車でもありふれたものですし、車重はクラス平均を遥かにオーバーし、1.6Lターボはパワーに振り過ぎていてバランスが悪く、FF車の経験が浅いボルボにはまだまだハンドリングの熟成でホンダ、マツダ、スバルに差をつけられています。さらに酷いのがリアデザインで、これはほとんどのドイツ・北欧の輸入車ハッチバックに共通していますが、1シリーズもAクラスもA3もゴルフ7も全てトヨタのヴィッツにすら負けています。こんなクルマのどこを取って「COTY」と評価しているのでしょうか?「日本車の行くべき場所を示した」・・・こんなメチャクチャな提言に振り回されてまたくだらないクルマが量産されるのでしょうか?



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