2019年3月13日水曜日

日本メーカー車と輸入ブランド車の決定的な「差」とは?



最新モデルに惹かれる
2019年3月現在の話ですけども、「ホンダ・インサイト」と「プジョー508」ならどっちが買いなのか?・・・結構悩みます。どっちもブランドの渾身の1台であり、それぞれに「エッジ」を効かせて自己主張している。同クラスのトヨタ・マークXなんて出る幕では無い・・・ついでに言ってしまうと、Cクラスやおそらく新しくなった3シリーズを選んだところで、インサイトより各所の仕上がり精度は下回るでしょうし、508の凝ったデザインに比べれば「つまらない」とまでは行かないけど「物足りない」印象が拭えないモデルでしか無い。


ネームバリューが実るまで
わかりきったことですが、快適さを求めるならばインサイト。アルファロメオ・ジュリアのような優れた操縦性やデザイン性による魅力なら508。見事なまでのコントラストと描いています。ちょっと断定的で恐縮ですけど、3シリーズ、Cクラス、マークXよりもインサイトと508は随所に優れた要素を感じるのですが、それでも販売面で劣勢が予想されるのは、やはり単純に「ネームバリュー」が足りてないってことなのだろう。ユーザーがそのクルマの輝きを受け取って、ある程度の規模で共有されれば「ネームバリュー」というブランド力が付いてくるけども、まだまだ駆け出しのブランディングであることを、HONDAもプジョーも十分にわかっていて、このジャンル(Dセグメント)では「挑戦者」という謙虚な立場をとっている。その姿勢にふさわしい実にアグレッシブに「攻めた」設計&デザインが光る。


「違い」がわかるユーザーが文化をリードする(カーメディアはくたばれ)
2000年代中盤以降に日本市場にも押し寄せたレクサスは、ちょっとしたトレンドを産み、今ではすっかりメルセデスを超える販売を確保しナンバー1プレミアムブランドとしての土台を築きましたが、その成り立ちからして、愚直なまでにドイツプレミアムへ追従したこともあって、どことなく「ドイツ車=正統、日本車=亜流」みたいな雰囲気がカーメディア周辺に今も漂っています。どっちが正統だろうが、亜流だろうが何の価値もない「定義」に過ぎないのでどーでもいいのですが、ドイツ車と日本車あるいは輸入車と日本車を区切るポイント・・・もっとわかりやすいとクルマは面白くなるのだけど。



もう世界基準プレミアムはオワコンだ・・・
自動車にも「地理的表示GI」みたいな変なコダワリが欲しい。新型インサイトはやはり繊細な日本メーカーだからこそ作れたモデルだと感心するし、新型508は「MINI」のようだ独特の世界観を、平凡でつまらなくなっている「Dセグサルーン」で炸裂させよう!!というメーカーの野心的な姿勢が見て取れる。プジョーにとってDセグがフラッグシップになることが、ドイツプレミアムやレクサス、インフィニティ、アキュラに対するアドバンテージになっている。アルファロメオ・ジュリアにも同じことが言えるかもしれない。




輸入ブランドの明暗が分かれる
レクサス、MAZDA、HONDAがジワジワと本気を出して来ている中で、日本市場における輸入ブランドの立ち位置はかなり厳しいものがある。メルセデス、VW、BMWの3強が不本意な2018年を過ごした。それぞれに「Aクラス」「ポロ」「X2」という日本市場での拡販にもっとも貢献できそうなモデルがフルモデルチェンジ/新発売をしたのに、全く反応がなかった・・・。これまでは輸入ブランドの新型モデルは特別に審査されることもなくカーメディアが絶賛してきたのだけども、この3モデルに関してはかなり辛辣なレビューを見かけた。Aクラスもポロも批判すべきは先代モデルだったんじゃねーの!?X2に関しても3シリーズに乗っているプロライターが軒並み非情な宣告・・・このクルマはF30より良くできていると思うが。


売れるはずのモデルが全然ダメだー
Aクラスやポロは先代モデルの段階でファンを増やせなかったのが痛い。X2は現行のBMWでも指折りの高い理想を掲げた設計だと思うんですけどねー・・・。どっかの素人バカブロガーが「Aクラスは三菱シャシー!!X2はホンダシャシー!!」だと鬼の首を取ったように騒いだりするからイケないのかもしれないな。ブランド力を求める日本のユーザーにとって興味が湧かない・・・ってのは一部の見栄っ張りな人々には当てはまるのかもしれないけど、手軽な輸入車だから悪いってことはないよなー。この3モデルに共通する「欠点」は、例えば古ぼけた初代、二代目のフォルクスワーゲン・ゴルフに乗ってみるとよーくわかるかもしれない。


30年前の輸入車の魅力
普段プリウスやアクアに乗っている人が、二代目ゴルフに乗ったらびっくりしてもう気が気じゃないかもしれない。どストレートにフロアに響く甲高いエンジン音を聞いたら「あれ?故障しているの?」って思うだろう。キャビンの立て付けはスズキのジムニーを思わせる。スチールの軋む音が聞こえてくる。決してボロくはない。プリウスやアクアでブロック屏に突っ込めばフロント部のパネルは「おせんべい」になるだろうけど、二代目ゴルフなら無傷で突き破りそうな「塊」感がある。


音を楽しむ道具
ついでに言っておくと、クルマって色々な部分が動いているんだな・・・とよくわかるくらいに各部から不協和音が響く。ブレーキ一つで、ペダルの付け根の干渉音、キャリパーがガサツに動く音、パッドが鳴く音、タイヤの摩擦音までオマケでついてくる。アクセルオンすれば、インジェクターの音?ピストンの音?それからエキゾースト。それらがシンクロしつつ何やら床下からの微振動すらリズムが変わる。これだけのサウンドが楽しめるのならば・・・あらゆるリスクを背負ってでも輸入車を選んでみたい。


今も感覚は変わっていない・・・
最新のクルマなら日本車だろうが輸入車だろうが、古ぼけた機械音などはしないのだから、そんなこと考えても無駄だろうな・・・と思いつつも、数年前から日本市場でとても好調なあるブランドのことが頭に浮かんだ。スムーズなBMWエンジンを搭載しているけども、アクセルオンでクルマの姿勢がスッと変わりタイヤのフィールや、軋むボデーと車軸部、ちょっとスライドしたり・・・そうだMINIだ!!


MINIのデザインをパクっても意味はない
ダイハツがちょっと前にトヨタにもOEM供給しているモデルでMINIのデザインをモチーフにしていた。ホンダも軽自動車NワンではMINIをかなり意識したと思う。しかしこの両モデルは低価格で十分な機能性を持っていたけど、決してMINIにはなれなかった。デザインをパクっても、クルマそのものを日本メーカーの「マナー」で作ってしまっては、MINIの本質には決して近づけない。


知性無きカーメディアは消えるべき
2019年。某カーメディアは「すでに日本車と輸入車に技術的な差はほとんどない」としてカーメディアとしての自らの価値に否定的な見解を示していた。果たしてそうだろうか!?技術的な部分では相互に補完できるだろうけども、それぞれの国に、全く違う道があり風景がありクルマを愛する人がいるのだから、それぞれのクルマ文化は違った側面を持つはずだ。レクサス、日産、HONDA、MAZDAがあまりにマナーが良い日本だからこそ、MINIがカルト的な人気を得るのだろう。「MINI」「新型インサイト」「プジョー508」・・・他にもまだまだあるだろうけど、カーメディアはこれらのモデルが持つ「精霊」のようなスピリッツを語り尽くせた!!とでもいうのだろうか・・・。


「日産ノート・小型車の流儀とNISSANの誇り」







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