2019年2月25日月曜日

2019年 入門に最適な一台とは?(日本車編)


クルマ選びは楽しいけど・・・
新車はムカつくくらいに高いし、中古車も「良いクルマ」にはテキトーなプレミアが付く時代。購入前には後悔しないように念入りに調べるのですが、これまた厄介なことに「事前審査」の段階で却下されてしまい、ことごとく購入にはたどり着けず・・・って人は多いと思います。これ買っておけば大丈夫ってクルマがほとんど無い。とりあえず輸入車に乗っておきたい!!って人には「中古車」は妥当な選択な気もするんですけど、ニューモデルマガジンXという雑誌の中古車屋のライターが「最近の輸入車の修理は地獄だ・・・」とか書いていた(ビビらせんじゃねー)。人気の日本車の中古価格はどれもプレミア気味。新車で買った方が耐用年数を考えるとお得な気もするけど・・・とりあえず「コレならどーだ!!」という現行モデルを5台選んでみました(ベースモデルが300万円を超えないという条件)。価格は新車の本体価格です。


第5位 マツダ・ロードスター(255〜381万円)

 

沢村慎太朗さんが決めた「最強の入門」
まあいわゆる「エリートコース」って奴ですね。誰にも負けないピカピカの車歴を作りたいという完璧志向の人の入門車としてはおそらく最善の選択だと思う。このクルマに乗る意義は今更に説明不要かとは思うけど、ラダーフレーム車(本格クロカン車両)用を除けば、日本の量産メーカーではトヨタ&日産が高級車で使っているだけになったFRシャシーですが、マツダが50年にわたる専用設計スポーツカーの「火」を消さずに脈々を受け継いできた秘伝のシャシーで作ったスポーツカーであり、これが世界でも大人気で、ポルシェ911と人気を二分するスポーツカーにおけるスーパースター。


こだわり抜いたシャシーと高回転ユニット
スカイアクティブの第一世代から第二世代へと移行するらしいが、このロードスターのシャシーはそんな商業主義的・俗物的になっている商品群とは無関係で、古のマツダの技術を今に伝えている。総額で300万円くらいで買えるけどその中身は、ロータスやアルファロメオ4Cといった欧州の「俊英」ピュアスポーツに全く引けを取らない。自然吸気で7000rpmオーバーできるユニットは、もうHONDAにもアウディRSにもBMW・Mにもないんだよな・・・。


第4位 トヨタ86/スバルBRZ(252〜496万円)



よくできてる!!
単純にロードスターからピュアを減らし、ユーティリティを上げるといったスライドを施した設計がベースのトヨタ&スバルの合作スポーツカー。コントロール性などピュアさに関してはロードスターにやや引けをとるけど、4座で利便性を高めつつも見事な低重心で中途半端に長いホイールベースを感じさせないコーナーリング性能を見せる。ハンドリング、シャシー性能、高回転ユニット、ボデーの剛性、サッシュレスだけど機密性を高めるドア技術・・・などなど見所はたっぷりあります(批判するオッサンはクルマ音痴)。とにかくトヨタとスバルの水準の高い基幹技術がお得なまでに詰め込まれている。制作にかかる手数は明らかにMAZDAロードスターよりも多いけど、ほぼ価格は同じくらいなので、コスパもかなり素晴らしい・・・素直に感動できる1台。


違和感を楽しめばいい
「器用過ぎる」のが嫌っていう人も一定割合はいるだろう。確かにこの86/BRZは無理やりに「スポーツカー」の世界観に押し込められるような窮屈さを感じる部分もある。実際に居住性も物理的に窮屈だが・・・。レクサスLCやホンダNSXなどのラグジュアリーな価格帯のスポーツモデルだと「上質」な乗り味がなんだかセダンぽい仕上がりだったりするけど、このクルマはマークX、プレミオ、カローラアクシオみたいなトヨタサルーンのゆったりな乗り味とはまるで世界観が違う。かと言ってインプレッサG4やWRX・S4といった基本設計を共有するスバルのセダンとも違う。AWDではなく車重も200kgくらいは軽いので当たり前ではあるけど。このクルマで後悔するとしたら、その辺のフィーリングの違いじゃないだろうか!?間違いなくお買い得な設計なんだけどな。




第3位 三菱エクリプスクロス(253〜310万円)



SUVを走らせる技術
大人気の「SUV」からあえて選ぶとしたらコレかな。まーSUVなんてどれも同じですよ。BMWに「X2」というちょっと変り種が1台あるけど、あれはSUVがファミリーカーとして喜ばれる「美点」をエゴであっさりと放り投げてしまった、なかなかの快作(問題作)であって、他のSUVはどうしてもマツダだろうがポルシェだろうが腰高で、おぼつかないフットワークを小手先の技術でどーにかしようとしても、セダンやスポーツカーの走りからはワンランク落ちる。それでもSUV市場で利益を上げなければいけない日本メーカーはかなり必死で、日産、マツダ、スズキ、スバル、三菱はよりフラットな走りを求めて「トルクベクタリング」機構を相次いで採用してきた。


メカ度で選ぶならば・・・
その中でも三菱エクリプスクロスは、伝説のランエボの時代からAWDやディファレンシャル(前後左右の回転差を調節する機構)に関する技術を培ってきたメーカーが、世界の趨勢を見てSUV向けに磨き上げてきたモデルだけに、メカ好きにはたまらない1台だ。メルセデス、フィアット・クライスラー(FCA)、プジョーシトロエン(PSA)、プロトン、ヒュンダイ・キア他、多数の中国メーカーにもODAの一環として提供されてきた三菱設計のシャシーとエンジンを使っているけど、供給開始から15年以上が経過してもなお、日産CMF、マツダスカイアクティブ、VWのMQBといった2010年以降の新しいシャシーと十分に渡り合える戦闘力は素晴らしい。Aクラス、ジュリエッタ、ジープチェロキーなどすべて三菱シャシーだ。

第2位 スバル・レヴォーグ(286〜405万円)



スバルの聖域・ど真ん中
5位から3位までちょっと「思想」重視だったので、より「実用性」と「走り」を高いレベルで融合させたモデルを素直に選ぶとしたら、やっぱりスバル・レヴォーグ。現行モデルはまだまだ旧世代のシャシーのまま販売されていまして、新型シャシー投入を待っての買い控えが発生していますが、2013年末の発売以来まああよく売れましたね。輸入車(Cクラスや3シリーズ)が新車で買えるくらいの価格帯なんですけどね。


ちょっと貯金を頑張って2Lターボ(300ps)を選びたい
ちょっと入門車にするにはお高い気もしますが、361万円の「2.0GT-Sアイサイト」というグレードが、スバル車の実力を存分に味わうには良い。廉価版の1.6Lターボ車は170psに出力が抑えられていますが、それもそのはずで「オンデマンド」と呼ばれるタイプのAWDシステムが乗っていて縦置きエンジンながらもほとんどの時間をFF車として走ります(FFでハイパワーはコントロールが難しくなるので抑えてある)。縦置きにFFだと余計なデフを経由するためトルク&パワーが落ちるので、フライホイール(エンジン内の出力部)で170psの最高出力からタイヤ部分においては横置きエンジンのFFよりも落ち込みが大きくなります。86やBRZがエンジン200psで、タイヤ部では170psに落ちるのと同じ理由。


86やロードスターに負けない「本気」がある
300psの2Lターボ車は、さすがに「オンデマンド」では使い切れないパワーなので、「フルタイム」AWDが採用されていて、これがエンスー的にはかなりポイントが高い。やっぱりSTI以外のスバルに乗るならWRX・S4かレヴォーグの2Lターボ。WRX・STIのものとは別なのですが、レヴォーグ&WRX・S4のために新設された86/BRZのAWD版のようなシステムを使います。FR車のようなコーナリングとAWD車の再加速が実現するシステム。実際に中速コーナーを抜けてベタ踏みしてみると、ハンドルから「本気」の手応えが伝わってくる。4輪スライドを抑え込むように震える車体は、確かに病み付きになるかも。単純に加速性能も360万円のモデルにしては破格。



第1位 マツダ・デミオ (139〜227万円)

スイフトではない!!

やっぱり日本の入門車といったらスイフトではなくて、こちらだと思います。別にスイフト/スイスポが悪いってことはないのですが、スイフトは現行モデルになってトヨタヤリス(ヴィッツ)やVWポロと適切な距離が取れていなくて、なんとなく「モヤモヤ」したモデルになってしまった。それに対してマツダの現行デミオには一点の曇りもない!!・・・というわけではないけど、NDロードスターと同じく「スカイアクティブって何!?」な、古のマツダシャシーを使い続けている所に妙味があります。ちなみに兄弟モデルは、欧州Bセグで最強のスポーツモデルとして知られるフォード・フィエスタ。


ラストチャンス
英国市場でもMINIより圧倒的な人気を誇るフィエスタは欧州フォードが誇るコンテンツ。トップギアでも英国代表としてMINI以上によく登場します。同じシャシーを使うデミオだけあって、日本の某カーメディアが実施したテスト(上の動画参照)でも、完全にMINIを子供扱いしている(MINIってそもそもガキのオモチャって感じの佇まいだけどさ)。何より重要なのは、デミオがフィエスタのシャシーを使っているのではなくて、その逆でマツダが開発したシャシーがフォードでも使われているってこと。2000年代のマツダはフォードグループの中で輝く最強のシャドー・コンストラクターだったわけですが、そんな「古(いにしえ)のマツダシャシー」モデルが買えるのもあとちょっと!?現行ではNDロードスター、デミオ、CX-8の3車種だけです(3台ともスカイアクティブシャシーよりいい感じなんだよなー)。




ちなみに6〜10位はコチラ・・・理由は考えてみてください!!乗ればわかる!?この10台以外はハズレ!!だと断言する。
第6位 ホンダ・フリード(188〜274万円)
第7位 MAZDAアクセラ(182〜331万円)
第8位 MAZDA・CX-3(212〜306万円)
第9位 MAZDAアテンザ(282〜419万円)
第10位 ホンダ・ジェイド(239〜308万円)



「ちっこい輸入車に乗る輩に対する慇懃無礼な偏見」





最新投稿まとめブログ





0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。