FF車の選び方。
フロントにエンジンを搭載し、フロント車輪で駆動のクルマを一般に『FF』と言います。「FFなんて絶対に嫌だね・・・」とかいう人もいるくらいで、実際に比較的に価格が安いクルマに多く採用されています。クルマのことなんかあまり気にしないヤツが喜んで乗るクルマがFFだ!!なんていうひどい偏見もまかり通ってます。まあ大衆車の大部分がFFであり、高級車のほとんどがFRで作られているのは事実です。
高級車ってのは6気筒、8気筒、12気筒といった大排気量のエンジンを積むので、FFでは対応できない!!とされていて、あのホンダがFFの高級車に挑みましたがあまりうまく行きませんでした。それでもアメリカでは6気筒を使ったFFセダンがよく売れていて、アコードやレクサスESなどが人気です。マツダのアテンザも先代モデルではフォード製のV6を積んでいました。それが最近ではHVやターボ化によって直4で高級車として十分なスペックを出すユニットが次々と登場していてFFモデルを取り巻く環境も大きな変化を迎えています。
ちょっとバカにされがちな(バカにされてる)FFですけども、クルマの良さが本当にわかっている人に言わせれば、あらゆる面で非常にアドバンテージが多い設計と言えます。そのメリットは大きく分けて3つありまして、①スペースの有効利用と静粛性 ②直進安定性&制動性能の向上 ③スポーティな走り です。あれ!?1つおかしいぞ!!って思った人は、クルマのことがマジでわかってないっすよ!!
日本市場で大人気なミニバンやコンパクトカー、軽自動車は、①のスペースの有効利用に大きく支えられてクルマづくりを可能にしています。ダイハツムーブのショッキングなまでの広さだったり、歴代オデッセイやフリードなど3列をうまく形成するキャビンレイアウトの巧みさはFFによる「低床化」が大きく効いています。またDセグのFFセダンの後席スペースやキャビンスペースは、軽くワンクラス上(Eセグ)のFRセダンを上回ります。HV化されていないティアナ、アテンザならば、FRのクラウン、フーガ、レクサスGSよりも断然に広いです!!しかもキャビンの下にプロペラシャフトが通っていないので非常に静粛性が高いです。
FFのアテンザとFRのBMW3er。どちらもディーゼル車同士の比較です。清水さんが必死に取り繕っていますけども、強風などの条件がなくても、素人が高速道路流すだけでも十分にわかるくらいに両車の差ははっきりしてます。このオッサンもプロなんだから、最も決定的な差が生まれている理由は、ホイールベースが若干アテンザの方が長いことと、CD値(空気抵抗係数)においてメルセデスCクラスとトップ争いをするアテンザと、それに関する数値を一切公開しようともしないBMW3erとの設計ポリシーの違いをしっかり指摘しろよ!!最近発売されたホイールベースが2920mmまで拡大された320dグランツーリズモを持って来ればもっといい勝負ができそうですけども・・・。
隣のスタッフも『アテンザの方が直進性はいいね』と言われて意外そうに『あっ!?そうですか・・・』と応じているあたりクルマわかってないんじゃないですか・・・!?一体この人々は素人ばかりが集まって何やってんだ。このあともっとやばい結果が出ちゃうんですよ・・・清水さんもぶったまげてます。
BMWが止まらないのは今に始まったことじゃないよー。BMW試乗するたびに『ちょっとゆるいよなー』っていつも思う。パッドのダストはやたら出るくせに制動力は二流。対するマツダは、冗談抜きでポルシェに匹敵する圧倒的な制動性能持ってます。清水さんの加減など関係なく、ドライ路面での100km/hフルブレーキのテストでも、320i(ガソリンモデル)では42m台なのに対して、アテンザ25S(ガソリンモデル)は39m台が出ているのでその差は歴然!!ちなみに先代のGGやGHのアテンザならば38m台が出ていて、これでもFMCの大型化で制動力が低下していると言われてるんですけどねー。最もGGやGHは足回りから豪華仕様で安っぽいアフリカ製の『21世紀型BMW』とは完全に出自が違う!!
さてFF車で乗用車を作っているマツダの開発者も、『スポーツカーはFRで作るべき』と主張しています。まあサーキットモデルに関してはコーナー脱出時の加速のタイミングがある意味で『全て』ですからFRやAWDが当たり前なんでしょうけども、乗用車に関しては『横滑り防止』時代になってからというもの、FRもコーナー出口で踏んでもすぐにキャンセルされちゃうのであまり意味がない。マスタングもM4も『トラックモード』なるものを用意して『横滑りキャンセル』で対応しています。
なんかややこしいですが、そもそもFRでそれなりに重量がある乗用車を『横滑り防止』無しで走らせるのはかなり無謀です。大雨が降ったらもう前に進まないです。よってトヨタも日産もFR車に関しては、横滑り防止が日本でも義務化( FFも!!)された2012年よりずっと前から数世代前のクラウンやスカイラインにすでに装着されています。横滑りに縛られてほとんどFFと変わらない乗り味、しかも大排気量エンジンを積むでもなく、最近では軽自動車みたいな3気筒を縦置きしてFRに積んでいるBMWってちょっとバカっぽいですよね。これを「FRだから!!」と喜ぶ日本のカーメディア&クルマがわかってないオッサン達。一生アフリカ製でも乗ってろ!!
さてFRに一定の価値を見出しているマツダの開発者が、エゴむき出しに作って世界を驚かせたNDロードスター!!これがフィアットにOEMされていて、日本でも『アバルト124スパイダー』として発売されています!!これにいちゃもんを付けたのが、『BMW1シリーズはクラス唯一のFRだから素晴らしい!!」との名言(迷言)で知られる西川淳というオッサンライターです。「124スパイダーよりも595の方が断然に刺激的だ!!」と間接的にマツダをディスる!!
確かにレンタカーでお馴染みの1L自然吸気の旧世代ヴィッツを元気よく走らせると結構楽しい!!『マリオカート』とは言わないけどもさ。鹿児島県の僻地にある母方の実家に行く時は鹿児島空港のトヨタレンタカーで借りるんですけども、60kmの道のりが楽しい!!もちろん道が空いてるし、信号がほとんどないから!!というのもありますが、若い頃にカローラランクすZエアロで走りを覚えたおかげで、何より体に馴染むのが早い。フロント荷重だけで加速も減速も自在。車重が軽いだけあってハンドルも遊びこそあるものの、応答遅れみたいな症状はなく、いたってプレーン。ブレーキも効きよりも軽さで制動距離が抑えられるし、ミドルサイズと違って50km/hで十分に『速さ』を感じます(BMWやアテンザならちょっと遅いなーと思って踏んですぐに気がついたら100km/h手前!!)。
コンパクトカー限定の話ですけども、『体感スポーティ』ってのもFFであることの非常に大きなメリットだと思います。西川さんがアバルトについて言いたかったのはおそらくこのことだと思われます。あまりこの「FFスポーティ」の魅力の部分を取り上げられることは少ないですけども、『VWゴルフGTI』などもFFスポーティを商品力の柱に据えて作ってます。このクルマの場合はヴィッツよりも直進に関してはスピード感が麻痺します(ステアリングの反力がそれなりにあるから)。しかしステアリングを一度切ると、絶妙なまでのリアの粘りのなさ(ホイールベースの短さ)が、いい味出してます。ちょっぴりスリリングな味。
しかも200psオーバーの余裕の出力を使っての『Sモード・キックダウン』というアトラクションもあります。これがBMWやマツダのディーゼルにも負けないくらいのいいトルク感出してるんですよ!!ぐんぐん進んでいく!!多少は乗り心地を放り出してもドライビングフィールを大事にするクルマ作りは、散々にユーザーを裏切ってしまった現行の3シリーズやアテンザへの強烈なアンチテーゼになってます!!
FRだからとりあえず優遇!!みたいな感覚を共有しているカーメディアとオッサン読者が勝手に盛り上がっているのに水をさすつもりはないですけども、直3/直4のFRでロードノイズ、空力、プロペラシャフトからの三重苦の騒音に狭い車内・・・。加速性能も制動力も中途半端。さらに横滑り防止で雁字搦めで全くスポーティでもない。そんなクルマを価格だけで、日本が誇るクラウンと比較して『クラウンよりも断然にいい!!』と言い張るベストカーのK沢さん。誰かこの方にクルマとは何なのかを一から教えてあげてよー!!
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↓アコードユーロR 9000rpmまで回るフェラーリ級エンジン搭載で176万円!!安い!!安すぎる!!
高級車ってのは6気筒、8気筒、12気筒といった大排気量のエンジンを積むので、FFでは対応できない!!とされていて、あのホンダがFFの高級車に挑みましたがあまりうまく行きませんでした。それでもアメリカでは6気筒を使ったFFセダンがよく売れていて、アコードやレクサスESなどが人気です。マツダのアテンザも先代モデルではフォード製のV6を積んでいました。それが最近ではHVやターボ化によって直4で高級車として十分なスペックを出すユニットが次々と登場していてFFモデルを取り巻く環境も大きな変化を迎えています。
ちょっとバカにされがちな(バカにされてる)FFですけども、クルマの良さが本当にわかっている人に言わせれば、あらゆる面で非常にアドバンテージが多い設計と言えます。そのメリットは大きく分けて3つありまして、①スペースの有効利用と静粛性 ②直進安定性&制動性能の向上 ③スポーティな走り です。あれ!?1つおかしいぞ!!って思った人は、クルマのことがマジでわかってないっすよ!!
日本市場で大人気なミニバンやコンパクトカー、軽自動車は、①のスペースの有効利用に大きく支えられてクルマづくりを可能にしています。ダイハツムーブのショッキングなまでの広さだったり、歴代オデッセイやフリードなど3列をうまく形成するキャビンレイアウトの巧みさはFFによる「低床化」が大きく効いています。またDセグのFFセダンの後席スペースやキャビンスペースは、軽くワンクラス上(Eセグ)のFRセダンを上回ります。HV化されていないティアナ、アテンザならば、FRのクラウン、フーガ、レクサスGSよりも断然に広いです!!しかもキャビンの下にプロペラシャフトが通っていないので非常に静粛性が高いです。
FFのアテンザとFRのBMW3er。どちらもディーゼル車同士の比較です。清水さんが必死に取り繕っていますけども、強風などの条件がなくても、素人が高速道路流すだけでも十分にわかるくらいに両車の差ははっきりしてます。このオッサンもプロなんだから、最も決定的な差が生まれている理由は、ホイールベースが若干アテンザの方が長いことと、CD値(空気抵抗係数)においてメルセデスCクラスとトップ争いをするアテンザと、それに関する数値を一切公開しようともしないBMW3erとの設計ポリシーの違いをしっかり指摘しろよ!!最近発売されたホイールベースが2920mmまで拡大された320dグランツーリズモを持って来ればもっといい勝負ができそうですけども・・・。
隣のスタッフも『アテンザの方が直進性はいいね』と言われて意外そうに『あっ!?そうですか・・・』と応じているあたりクルマわかってないんじゃないですか・・・!?一体この人々は素人ばかりが集まって何やってんだ。このあともっとやばい結果が出ちゃうんですよ・・・清水さんもぶったまげてます。
BMWが止まらないのは今に始まったことじゃないよー。BMW試乗するたびに『ちょっとゆるいよなー』っていつも思う。パッドのダストはやたら出るくせに制動力は二流。対するマツダは、冗談抜きでポルシェに匹敵する圧倒的な制動性能持ってます。清水さんの加減など関係なく、ドライ路面での100km/hフルブレーキのテストでも、320i(ガソリンモデル)では42m台なのに対して、アテンザ25S(ガソリンモデル)は39m台が出ているのでその差は歴然!!ちなみに先代のGGやGHのアテンザならば38m台が出ていて、これでもFMCの大型化で制動力が低下していると言われてるんですけどねー。最もGGやGHは足回りから豪華仕様で安っぽいアフリカ製の『21世紀型BMW』とは完全に出自が違う!!
さてFF車で乗用車を作っているマツダの開発者も、『スポーツカーはFRで作るべき』と主張しています。まあサーキットモデルに関してはコーナー脱出時の加速のタイミングがある意味で『全て』ですからFRやAWDが当たり前なんでしょうけども、乗用車に関しては『横滑り防止』時代になってからというもの、FRもコーナー出口で踏んでもすぐにキャンセルされちゃうのであまり意味がない。マスタングもM4も『トラックモード』なるものを用意して『横滑りキャンセル』で対応しています。
なんかややこしいですが、そもそもFRでそれなりに重量がある乗用車を『横滑り防止』無しで走らせるのはかなり無謀です。大雨が降ったらもう前に進まないです。よってトヨタも日産もFR車に関しては、横滑り防止が日本でも義務化( FFも!!)された2012年よりずっと前から数世代前のクラウンやスカイラインにすでに装着されています。横滑りに縛られてほとんどFFと変わらない乗り味、しかも大排気量エンジンを積むでもなく、最近では軽自動車みたいな3気筒を縦置きしてFRに積んでいるBMWってちょっとバカっぽいですよね。これを「FRだから!!」と喜ぶ日本のカーメディア&クルマがわかってないオッサン達。一生アフリカ製でも乗ってろ!!
さてFRに一定の価値を見出しているマツダの開発者が、エゴむき出しに作って世界を驚かせたNDロードスター!!これがフィアットにOEMされていて、日本でも『アバルト124スパイダー』として発売されています!!これにいちゃもんを付けたのが、『BMW1シリーズはクラス唯一のFRだから素晴らしい!!」との名言(迷言)で知られる西川淳というオッサンライターです。「124スパイダーよりも595の方が断然に刺激的だ!!」と間接的にマツダをディスる!!
確かにレンタカーでお馴染みの1L自然吸気の旧世代ヴィッツを元気よく走らせると結構楽しい!!『マリオカート』とは言わないけどもさ。鹿児島県の僻地にある母方の実家に行く時は鹿児島空港のトヨタレンタカーで借りるんですけども、60kmの道のりが楽しい!!もちろん道が空いてるし、信号がほとんどないから!!というのもありますが、若い頃にカローラランクすZエアロで走りを覚えたおかげで、何より体に馴染むのが早い。フロント荷重だけで加速も減速も自在。車重が軽いだけあってハンドルも遊びこそあるものの、応答遅れみたいな症状はなく、いたってプレーン。ブレーキも効きよりも軽さで制動距離が抑えられるし、ミドルサイズと違って50km/hで十分に『速さ』を感じます(BMWやアテンザならちょっと遅いなーと思って踏んですぐに気がついたら100km/h手前!!)。
コンパクトカー限定の話ですけども、『体感スポーティ』ってのもFFであることの非常に大きなメリットだと思います。西川さんがアバルトについて言いたかったのはおそらくこのことだと思われます。あまりこの「FFスポーティ」の魅力の部分を取り上げられることは少ないですけども、『VWゴルフGTI』などもFFスポーティを商品力の柱に据えて作ってます。このクルマの場合はヴィッツよりも直進に関してはスピード感が麻痺します(ステアリングの反力がそれなりにあるから)。しかしステアリングを一度切ると、絶妙なまでのリアの粘りのなさ(ホイールベースの短さ)が、いい味出してます。ちょっぴりスリリングな味。
しかも200psオーバーの余裕の出力を使っての『Sモード・キックダウン』というアトラクションもあります。これがBMWやマツダのディーゼルにも負けないくらいのいいトルク感出してるんですよ!!ぐんぐん進んでいく!!多少は乗り心地を放り出してもドライビングフィールを大事にするクルマ作りは、散々にユーザーを裏切ってしまった現行の3シリーズやアテンザへの強烈なアンチテーゼになってます!!
FRだからとりあえず優遇!!みたいな感覚を共有しているカーメディアとオッサン読者が勝手に盛り上がっているのに水をさすつもりはないですけども、直3/直4のFRでロードノイズ、空力、プロペラシャフトからの三重苦の騒音に狭い車内・・・。加速性能も制動力も中途半端。さらに横滑り防止で雁字搦めで全くスポーティでもない。そんなクルマを価格だけで、日本が誇るクラウンと比較して『クラウンよりも断然にいい!!』と言い張るベストカーのK沢さん。誰かこの方にクルマとは何なのかを一から教えてあげてよー!!
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↓アコードユーロR 9000rpmまで回るフェラーリ級エンジン搭載で176万円!!安い!!安すぎる!!
いつも楽しく拝見しています。ご指摘のとおりESP前提ならFFもFRも実質的には大差ないかもしれませんが、ただやっぱり気分が違いませんか?(笑)私の父はまさに「FFなんて絶対に嫌」という人で、定年後は「植木を持ち帰れるFRはこれしかない」と買ったアルテッツァジータに七十過ぎても乗り続けています。私の方は初めて買った車がPS13シルビアでしたが、ESPもなく雪道で悪戦苦闘してその後はFFオンリーです。ご指摘のFF車の利点はどれも賛同しますし、特に前輪がほとんどの仕事を受け持つ下りワインディングでは「FFフロントDWB最強」と自己満足できますが、ときどき後輪に対して「主体的に仕事する意思がないよね」と受身の社会人をディスるみたいな気持ちを抱いてしまい、FRや4WDの「4輪で役割分担している感じ」がうらやましくなります。そんなことは気にせずFFで実利を取ればいいんでしょうかね?
返信削除コメントありがとうございます。
削除FFが優れていて、FRが劣っていると主張したいわけではないですよー。ポルシェやアストンマーティンがFF車になるなんて想像もつかないですから。6気筒以上の鼻先が重く感じるユニットを積んでいるならFRがいいですし、FFはどうしても立ち上がりでトルクステアが発生するので200ps以上だとちょっと使いにくい部分もありますし、FFとFRは補完する関係にあると思うんです。しかしそれを無視してレビューを書くカーメディアを批判しつつ、初心者に正しい情報を提供しようという意図です。自分の経験上、初めてクルマを買った頃に、こういう情報がすぐ手に入ったらよかったなーと思ったので、需要はあるんじゃないかと・・・。