2014年10月10日金曜日

日本カーオブザイヤーという”茶番"の季節がやってきました!

  昨年は初めて輸入車が受賞した「日本カーオブザイヤー」の10ベストカーが発表されました。この賞は1980年に始まり今年で35回目を迎える歴史あるもので、記念すべき第1回はマツダの歴史に燦々と輝く5代目BDファミリアが受賞しました。その後もソアラ、シビック、MR2、アコード、シルビアといった日本のモータリーゼーションを牽引した名車が続々と登場しています。伝説の日本車豊作の年1989年はやはり世界を驚嘆させたセルシオが受賞しました。2007年の第28回まではホンダ車がやや多い気がするものの、28台いずれ劣らぬ名車ぞろいで、その選択の素晴らしさに疑いの余地は全くありませんでした。

  しかし翌年の2008年(第29回)でGT-Rではなく、トヨタIQが選ばれた辺りから変調を始め、日産リーフが圧勝したり、ホンダCR-ZとVWポロが激しく競ったりするのを見て、30年に渡るこの賞の重みが吹っ飛んでしまった感があります。この時期の審査員は氏名と得点が赤裸裸に公開されていて、おそらく全員が自身の名前を削除したいとか思ってるのではないでしょうか。それにしても今回の選考委員も見事なまでに「軸のぶれた」評論家がたくさん揃いました。主要雑誌でメイン記事を書いている高名な方々ではありますが、とりあえずI井M道、I川M照、O本K一郎、O沢Kジ、K岡H明、K口Mぶ、K下T之、K島T也、K沢M宏、S水K夫、N川J、M下Hとざっと有名どころだけでも12人のグダグダ評論家が集結しています。彼らの過去の著作物を検索すると、今とは真逆のことを言っていたりすることがたくさんあって、ガチンコ主義でこんな"茶番"に関わらなくても仕事がいくらでもあるF野R一郎さんやS村S太朗さんが、徹底的に軽蔑している「同業者」とは彼らのことを指しているようです。

  ちなみに10ベストカーの内訳は国産6(デミオ、スカイライン、レヴォーグ、ヴォクシィ/ノア、ハスラー、Nワゴン)輸入4(Cクラス、308、i3、ジープチェロキー)です。すでにこの時点でヴェゼル、WRX、アクセラ、ハリアー、コペン、マセラティギブリ、アウディA3セダンといった売れ線が見事に予選敗退してます。これにはメーカーの意図があるようで、ホンダとしては受賞などしなくても売れまくっているヴェゼルよりも、もっと売りたいNワゴンを推していると考えられます。マツダもアクセラより日本で台数が稼げるデミオで旋風を巻き起こしたいようですし、トヨタもハリアーより圧倒的な量が期待できるヴォクシィ/ノアに賭けているようです。スバルもWRXより現実的な出力のグレードがあるレヴォーグの大ヒットに期待するようです。

  おそらく多くの評論家が得点を入れる割合が「国産3輸入2」というバランスになりそうです。上記の12人に関しては「国産1輸入4」くらいの極端な人が続出するかもしれませんが・・・。全体60人の1/5を占める「グダグダな12人」の選考はまずCクラスとi3に入れたところから始まり、残りの3台はとりあえずプジョー応援キャンペーンとばかりに308を優先して残り2台がデミオ・スカイライン・レヴォーグ・ジープチェロキーで割れるでしょう。残りの48人もまあ同じような投票になると思います。女性はヴォクシィ/ノアと308、i3、Cクラス、デミオの女性目線のモデルに集中するでしょう。まさか欧州COTYに続いて308の受賞!という結果は無いと思いますが、どうやら最有力はCクラスというのは揺るがないでしょう。

  日本COTYの30年を超える歴史から見ると、今回最も相応しいクルマはスカイラインでしょうか。しかし先述の「グダグダ12人」は連載を持つカー雑誌でそれぞれに根拠に乏しい日産批判を展開していますから、日産好きを公言するN川Jでもおそらく5点以上を付けることはないでしょう。もはや茶番イベントとしてすっかり定着してしまったので、今更になってマスカイラインが選出されるのも何だか白けてしまいますから、Cクラスかi3が選ばれればいいと思います。選考方法は60人の評論家が持ち点25点を10台中5台に振り分け、かならず1台は10点にしなければいけないというものです。やり方こそ若干違うものの、本質的にはオリンピックやW杯の開催地を決めるようなノリで行われているようで、当然にメーカー側から審査員への"アプローチ"というのは存在すると言われています。

  昨年はゴルフが選ばれて、審査員の多くがVWから接待を受けていたことに、日本車ファンから憤慨の声が上がってました。しかしむしろ、VWが日本市場をそこまで真剣に考えてくれていること自体には、それほど悪い気はしません。今年はメルセデスとBMWが日本サッカー協会会長が貰ったような「高級腕時計」を配っているのかもしれませんが、両社が日本市場なんてどうでもいいと思っていれば、それすらやらないでしょうし、実際のところそこまでする価値は無いような気もします。もし「グダグダ12人」の中から日本車に10点を入れるものが続出したならば、もともとこの12人は輸入車雑誌の主筆でもありますから、いよいよメルセデスやBMWは日本市場を見限ったと考えても良さそうです。

  「グダグダ12人」の中でもワールドCOTYの審査員も務める大物・O沢Kジは、昨年の審査結果を受けて「輸入車ブランドにもどんどん門戸を開いていかないと我々も苦しいのよ・・・」と殊勝にも本音を漏らしておられました。とはいえこのイベントが私物化された"茶番"であると暗に認めたような発言に、一人の自動車ファンとしてがっかりしたのも事実です。ファミリア、ソアラ、シルビア、セルシオ、シビックと栄光に包まれた歴史に完全にぶっ壊してくれました。O沢Kジが「ここらで輸入車を選んであげないと・・・」という意見も分らないでもないですが、その前に日本経済に多大な貢献をしてきた軽自動車を選んであげるのが先だろ!とツッコミたくなります。今回もCクラスが「500点」獲得する一方でハスラーが「10点」なんていうシビアな得点差が予想されますが、それに一体何の意味があるの?と思わざるを得ません。


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