2015年9月25日金曜日

VWとBMWがピンチ! クルマ好きなら報道される前に気がつくだろうに・・・

  アメリカでVWのディーゼルエンジンにあっては成らない偽装があったと大々的に報道され、今度はBMWにも飛び火しました。BMWはすでに日本でもディーゼルを発売しているので、騒ぎが大きくなればBMWの日本販売の7割を占めるという、ディーゼルを買ったユーザーの肩身がどんどん狭くなるかもしれません。ちょっと不憫ですね。

  とは言うものの、今回の一件をきっかけに日本のユーザーもクルマ選びのあり方を考える必要があるのではないでしょうか。カーメディアの評論家が必ずしも正しいことを書いているとは限らないし、場合によっては出来の悪いクルマを売るために買収されているかもしれない・・・と理解できるくらいのメディアリテラシーが要求される薄汚い世の中になってしまいました。

  大学進学率がアホみたいに高いせいか、日本人全体が「自分は高等教育を受けて頭が良い」と過信しているスマホ片手の「情報馬鹿」に成り下がっているように感じます。そんな世相を反映してか、クルマのブログをせっせと書いていると、中には記事の内容が気に喰わないという人々がしばしばブチキレたテンションで反論してきますが、その内容から「情報馬鹿さん」であることは結構簡単に見抜けます。こちらもブログ書いているくらいですから、こりゃウィキペディアから引用しているなとか、評論家が使う常套句だなとかほぼ100%解りますから。

  例えば、レクサスISにHVが設定されたときに、某有名評論家が雑誌で「なんでリチウム電池を使わないんだ!」なんて書いているのを見かけて疑問を感じたことがありました。そこでその記事を引用した上で「リチウムはニッケル水素よりも発熱処理が難しいからレクサスは万全を期したんじゃないの?」と自分のブログでツッコミを入れたところ、「ニッケル水素よりリチウムが性能がいいのは常識だろ!オマエは馬鹿か!」みたいなコメントが来ました(笑)。

  「バカはどっちだよ〜」と思いながらも三菱のEV開発者がその苦労をまとめた本があったので、「読め!」とばかりに紹介しておきました(その後反論なし)。新型NSXの実験車両も燃えてましたが、高性能になればなるほどにリチウムは急激に発熱するのも常識だと思うのですが・・・。有名評論家が偉そうにバカ言ってるのが諸悪の根源なんですけどね・・・。レクサスがコストをケチってるって?それはドイツ車の方だろが!!!VWやBMWが失態した今だったら割をすんなり納得してもらえそうです。

  私はそもそもVWやBMWを手放しで褒めている人間を私は信用しません!この2ブランドのクルマはビックリするぐらいにツッコミどころが満載です。ちょっと誤解を招く表現かもしれないですが、この両ブランドのクルマは不思議なことにどれに乗っても「余った部品を寄せ集めて作った割にはよく出来ているクルマ」という印象が強いです。実際は「余った部品」なんてことはないのですが、右ハンドルのVWとBMWに乗ると、左手の近くのパーツは良くできているけど、右手が触れるあたりのパーツは徹底的に安っぽい・・・。面白いことに右は左の引き立て役になっているんですね。

  VWやBMWに好意的な人は左手付近ばかりを見て「よくできてる!」と絶賛し、そうではない人は右手付近を見てガッカリするわけです。3シリーズもゴルフもそうですが、左手がジャガーで右手がカローラ・・・それぞれ別のクルマであるかのような錯覚に陥ります。「左手だけでもジャガーならいいじゃん!」・・・まあそうかもしれないですね、しかし左手もよくよく見るとミッション回りだけが高級です。ちょっと視線を上げてインパネのセンターに備わるカーナビのモニター回りがすでにクルマの雰囲気にマッチしていない。インテリアコーディネーターもお手上げの別パーツ主義!東アジア仕様だから適当だとは思いたくないですが・・・。

  「ブランドに弱い」「情報馬鹿」・・・このような特徴を持つ東アジアの人々を攻略する知恵を身につけているVWやBMWはしたたかです。まずこの2ブランドに関してほぼ全ての雑誌は批判的なことは絶対に書きません。左手・右手の話だけでなく、VWのミッションはホンダやルノーのDCTよりも完全に出来が悪いですし、BMWの直4ターボはガソリンもディーゼルも振動が酷く、まず常識的に考えても、乗ってノイジーで、踏んでもニュルニュルして掴みどころがない(制御感がない)アクセルフィールですし、ハンドリングもなんだか期待はずれ・・・。とりあえず直すとこ全部直してから日本で売ればいいのにな・・・と思うのですが、どちらもあまりそういうところに興味がない(日本市場に興味が無い)ようです。

  BMWのディーゼルなんて実際に乗ってみれば「こりゃダメだ・・・」なんて割と誰でも言える感想だと思います。しかしそういう発言は法律で禁止されているかのようで、沢村慎太朗さんのような自由過ぎるジャーナリストしかタブーを犯しません。みんな内心では「ダメだ・・・」と思っているけど、誰もBMWを悪く言わないから「まあいっか・・・」って気分で買っているのでしょうか?(さすがに言い過ぎですか?) でも報道されてからBMWの技術は未熟だったなんて初めて知ったよ!みたいなガキの意見が聞かれますが、すでに日本で発売されているBMWディーゼルは「ウルサくて・燃費悪くて・回転しなくて・主力も低くて」とまったく取り柄がないわけです。さらに付け加えると未熟だからではなくて、コストをかけずに何もしていないだけです。

  「1000万円以下のBMWには手を出すな!」「VW買うなら2L以上のクルマ限定!」がこの数年の両ブランドを見てきた中での私なりの結論です。この2つのブランドがそれぞれどの価格帯のクルマに多くの投資を行っているのか?を考えれば、おのずと満足度が高いクルマはどれか?なんてわかってくるものです。よって今回の報道があろうがなかろうが、それぞれのブランドには、「満足できるクルマ」と「出来損ないのクルマ」があることになんら変わりはないです。くだらない報道を真に受けて慌てたり掌返しをするのでなく、しっかりブランドを見据えてクルマの価値を見定めるというユーザーとして当たり前のことを続けるだけですね・・・。がんばれVW!がんばれBMW!


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2015年9月8日火曜日

自動車雑誌よりも LEON の方がクルマ選びのタメになる!?

  ちょっと発売日が古いですが、男性ファッション雑誌「LEON」がクルマ特集をやっていたので、休暇中にちょっと読んでみようと購入してみました。「モテるクルマ選び」という非常にキャッチーなタイトルが付けられています(わぉ!)。「モテる」なんて自動車の専門誌では絶対にありえない特集ですね。大変失礼ですが、国沢(光宏)さんとか松下(宏)さんとか「男捨ててる」ようなライターが、今さらに「モテるクルマ」を語ったところで説得力なんてないですけどね。

  最近はやたらと「つまらない」と散々な評価のカーグラフィックですが、渡辺(慎太郎)さん、中村(昌弘)さんの2トップの書く文章に色気が無いのが根本的な理由なのでは?と感じています。やはりこんな編集部が「モテるクルマ」なんて企画をぶち上げることは今さらに無理だと思いますし、松任谷さんが語っても若い人には届かないでしょう。ちょっと指摘させてもらうと、10月号からマセラティ・ギブリの長期レポートが始まりましたが・・・このクルマを語るという心構えが全く無いですね。どういう人がこのクルマに1000万円払うのか?ナンパの道具とはいいませんけども、やはり色気を感じさせるクルマとブランドの魅力があってのことだと思います。しかし渡辺さんはなんとも無機質過ぎてギブリなのかフーガなのかよく解らないレポートに感じます。マセラティですよ!

  さて「LEON」の特集ですが、これでトヨタ86とか出てきたら大爆笑!なんですけど、出版不況にもめげずに堂々と続けている大手ファッション雑誌ですから、そんなチャチな不始末などするはずもなく、出てくる車種と理由が斬新でこれがなかなか説得力があります。まあ「クルマといえばSUV」といった一般ユーザー感覚の切り口は、クルマ好きであればとりあえず面食らいます。専門誌では「SUV=新種のファミリー・カー」というスタンスからはみ出ることはなく、ブランドがBMWでもポルシェでも、あくまで「肩の力が抜けたファミリーカー」という位置づけです。決してSUVをメインストリームには置かないわけですが、「LEON」のような一般誌では「セダン=ファミリーカー」であって「SUV=モテ車」という大前提から始まります。

  「CUV」なんて用語は自動車専門雑誌では全くと言っていいほど見かけないのですけど、今回LEONではじめて知りました!マカンとかレクサスNXのような都市型SUVを指して使う言葉みたいです。この「CUV」こそが今のクルマ選びのトレンドだ!と断言しています。確かに今をときめくトヨタとVWの2大グループがそれぞれの高級ブランドの新たなイメージアイコンとして、気合いを入れて作ったクルマが同じクラスで同時期という完全ガチンコなわけですから、自動車産業の趨勢を考えても「CUV」への注目度は高いはず。しかし自動車専門雑誌で「マカン」と「NX」を同じ土俵に挙げて比べる記事などほとんど無く、この2台に関してはあくまでタイアップによるメーカー情報を垂れ流すだけの、俗に言う提灯記事ばかりだった気がします。

  マカンやNXこそが「基本」だとする「LEON」の誌面構成はさすがに斬新で、真っ先にオススメされているのがマカンのベースとなる直4モデル!・・・グレードに関しても自動車専門誌とは全く真逆のチョイスです。マカンのベースモデルこそが「Simple is Best!」と断言!上級グレードはなんだか「ポルシェへの憧れ」が強過ぎてやや微妙なクルマ好きの雰囲気が出てしまうのだとか・・・。LEONの読者層(ジローラモみたいな格好のオッサン)は、このクルマをかつてのターセルやカローラⅡのように下駄車として使い倒せと指南しています。

  もちろんターセルやカローラⅡとは書いてませんが、ヴィッツやマーチをかわいく乗るのとも違いますし、インプレッサやアクセラだとちょっとスポーティ過ぎで、ちょうど良い雰囲気が「ターセルやカローラⅡ」だなと私が判断しました。もちろんマカンやNXはインプやアクセラよりも力強い走りをするハイスペック車ですけど、それをターセルやカローラⅡのように気軽に乗るスタンスが「粋」ってわけです。なるほど・・・って確かにグラサンのガイジンモデルがポージングすればとても様になっていますね。

  カイエンよりもマカンでしかも直4ターボ。先ほども書きましたが変に高級な感じを出すと、ブランドヒエラルキーの頂点に立てるならいいけど、そうでないなら逆に下品。確かにそこら中で見かけるカイエン(非ターボ)にはどうもあまりオーラがない気が・・・(セレブ願望?成金ぽい?)。マカンにしても、とにかくポルシェ!というチョイスが一般人の目線では「嫌味」に受け取られることもあるでしょう。けれどもポルシェというブランドは、その走行性能だけでなく、日本メーカーに匹敵するほどの非常に高い耐久性が備わっているので、「選び抜かれた道具」という意味合いも多分にありますし、分別のあるオトナから見れば「マカン2L直4ターボ」は十分にエスプリが薫る選択だと言えます。

  さらに「LEON」は一般誌ですから特にポルシェにこだわるわけでなく、国産車でも同じような乗り方が出来る例として「レクサスNX」と「レヴォーグ」が挙げられています。確かに言われてみればそれぞれブランドの上位モデルに当たるレクサスRXやレガシィアウトバックよりもエクステリアデザインの意匠が凝縮されていて「モード」な外観を呈してます。オシャレなオッサンのマシンに成りうるクルマは、輸入車・日本車に無数にありますが、そのなかから「外れ無し!」を厳選するとするならば、ポルシェ、レクサス、スバルから1台ずつ・・・、もちろん他にもランドローバーやメルセデス・ゲレンデなどいかにも「LEON」ぽい定番チョイスもあるわけですが、マツダ?日産?BMW?なんてガキが乗るブランドだ・・・なんてメッセージが込められているように感じました。

  「LEON」にとってはスカイラインもアテンザも「クルマじゃない・・・」という厳しい評価のようです。確かにスカイラインとかアテンザとか乗ってるオッサンはみんなダセー格好してるしな・・・。もうちょっと身だしなみとかなんとかならないかな?と思うことがありますね。メーカー自身はオシャレなブランドだと思っているようですが、マツダさ〜ん!!!LEONに完全に無視されてますよ〜!!!

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