2014年6月29日日曜日

スカイライン に続いて レクサスNX でターボ導入だそうで・・・

  「レクサス」はもちろんですが、「スカイライン」も今や完全に高級車の仲間入りを果たしました。どちらもアメリカ市場ではすんなり受け入れられたのですが、欧州の自動車産業主要国(ドイツ、イギリス、イタリア、フランス)ではメルセデスやBMWの厚い壁に阻まれています。まだ参入して間もないインフィニティ(海外でのスカイラインの販売ブランド)はともかく、レクサスは2011年の落ち込み以来、回復の手がかりすら掴めていない状況です。

  ドイツやイタリアでの「レクサス」のブランドでの販売台数は月販100台に届かず、これは米国の新興EVメーカー「テスラ」と同程度の水準に過ぎません。アメリカ人が「自動車市場最高の完璧な乗り物」と評した「LS」をドイツのアウトバーンを250km/h以上で安定に走行できるHV車として開発された「レクサスLS600h」をもってしても欧州の厚い壁は壊すことが出来ませんでした。LS・2代目GS・2代目ISの主要3車種がドイツで相手にされないとしたら、どこの国でこの性能を使い切るんだ?というほどの過剰気味のスペックをわざわざ開発した意味はあったのか?ということになります。「出る杭」は打たれるじゃないですが、さすがに性能を上げ過ぎて思わぬ「反感」を買った部分もあるのではないかと思います。現行の「IS」は動力性能もデザインもドイツ勢が全く相手にならないほどハイレベルです。

  HVの性能を比べても、メルセデス、BMW、アウディの「マイルドHV」なんてトヨタに惨敗したホンダの初期形システムみたいなものですから、トヨタの「フルHV」の燃費性能との間にはかなりの実力差があります。ただしアウディA6HVとレクサスGS450hを比較した実験によると、一般道では約40~50%ほどGSが優れていますが、高速区間ではA6もGSもそんなに変わらないようです。「ストップ&ゴー」が日本よりも少ないと言われる欧州での仕様環境だと、ブレーキを踏む回数が少ないですから「フルHV」のメリットはそんなに出せない一方で、こういう環境では、日本ではまったくと言っていいほど役に立たないガソリンターボが欧州ではそこそこ使えたりします。

  レクサスはこれまで「LS」と「GS」にはガソリンNAとHVを、「IS」に関してはガソリンNAとディーゼル(欧州専売)を設定してきました。しかしなかなか打開できない欧州市場に痺れをきらしたのか、来年以降は中国市場を見据えて自社で開発した2Lターボを、「IS」と「GS」の底辺グレードに追加する見通しだそうです。これまでヤマハとの供給契約に基づいてV型6気筒2.5LのラインナップをマークX、クラウン、IS、GSの4車種に設定してきました。これらはリーズナブルながらも静音設計に優れた「ご隠居車」として日本では熱い支持を受けてきたわけですが、最量販のクラウンが現行モデルにてHVへの乗り換えが大幅に進んだことから、いよいよ廃止される見通しなんだとか。

  中国の人は、「日本メーカーはターボを中国で出し惜しみ」していて、「日本に行けば、ガソリンターボの日本車がたくさん走っている」と思っている人が結構多いみたいです・・・・確かに「軽ターボ」はたくさん走ってますけど。トヨタも日産も「先端技術を中国に投入していない!」という誤解に基づく厳しい眼で見られている部分もあるようです。そういえばちょっと前に、「インフィニティ」と「レクサス」それぞれが「中国生産に前向き」というニュースがありました。それに続いて相次いでの「ターボ設定」ですから、なんだか両メーカーの意図が分った気がしませんか? 「メルセデス」「BMW」「アウディ」「キャデラック」といったライバルは全て中国生産が盛んですから、当然といえば当然ですが・・・。

  「中国生産」と「ターボ設定」というプレミアムブランドの新しい常識に、レクサスもインフィニティも追従したわけですが、果たしてそれが自動車好きの人々が望んでいる方向性か?というと大いに疑問が残ります。結局のところ欧州市場や北米市場でメルセデスの主役を張っているのは「ダウンサイジングターボ」か?というと、実際は全然違うわけです。あくまで中国で売りやすい「コストを抑えた」プレミアムブランド車のスペックにちょうど良いのが「2Lガソリンターボ」だというだけの話です。

  書いてる本人は「2Lターボのドイツ車」なんて全く興味がないくせに、「日本メーカーもやっとターボを投入・・・」みたいな論調で煽っている記事を見かけるようになりました。もちろん最凶最悪の偏向雑誌「ニューモデルマガジンX」です・・・。ホンダのリコールやマツダの『闇返金」?などわけのわからない事は一生懸命に叩くくせに、トヨタと日産が中国でPMxを大量に出す「直噴ターボ」を生産・販売して、東アジアそして日本の環境(大気汚染)をどんどん悪化させようとしていることに関しては何も言わないのでしょうか?果たしてどれだけ影響があるかはわかりませんが、「できれば止めてほしい!」というのが日本に住んでいての率直な感想です。なんでトヨタは「HV」「FCV」だけという姿勢を貫き通さないのか?って大々的に批判すべきところでは・・・。

  もちろん既に「ターボ」で稼いでいる「VW」「アウディ」「メルセデス」「BMW」「キャデラック」「ボルボ」「プジョー」「シトロエン」「ルノー」「フォード」そして「ズバル」「日産」も日本の環境をどんどん悪化させる「悪徳企業」なので、本来なら全て断罪すべきです。「直噴ターボ」に乗るヤツは全員「クズ」なんて過激なことは言いたくはありませんが、気持ちの中ではそう思ってますし、これ以上環境を悪化させないためには、「"直噴ターボ"は絶対に買ってはいけない!」ともっと啓発していくべきではないでしょうか。

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  ↓相変わらずのDQNっぷりが目立つ低能雑誌・・・
 

2014年6月27日金曜日

ハスラー、コペン、アクセラ・・・200万円あったらどれを買う?

  本体価格が180万円!乗り出しが200万円!まあ決して安い買い物ではないですけど、そのクルマに満足できるならば、なかなかいい買い物じゃないでしょうか。具体的にフィナンシャルプランを挙げてみると、とりあえず頭金100万円入れておけば、あとは「残クレ」ならば月々1万円程度の負担でいけます。1ヶ月辺り駐車場が1万円、保険が5000円、ガソリンが8000円くらいとすると、3万3000円でクルマが持てます。最近のクルマならばガソリン8000円で1000km近く走れます。

  2年前に発売されたトヨタ86は、発売前に「200万円で買える!」と散々に煽っておきながら、最終的に「300万円コース」になってしまいかなりの落胆&批判もあったようです。しかしその後、自動車ユーザーの「切実なる想い」は着実にメーカーに届いたようで、200万円をターゲットにした「欲しくなるクルマ」が次々に企画されるようになりまいた。そして「クルマ離れ」が叫ばれる時代に、スズキ・ハスラーやマツダ・アクセラは発売とともにメーカーの予想を大きく上回るバックオーダーを抱え、嬉しい悲鳴となりました。

  トヨタ、日産、ホンダといったグローバルでの勝ち組にとっては、このようなユーザーに擦り寄った200万円のクルマなんて経営上の優先すべきことではないようですが、中堅の独立系メーカー・スズキやマツダにとっては生き残りのために「ユーザー本位」のクルマ作りでひたすらに好感度をアップし続けないといけない宿命にあります。もちろん「勝ち組」にも巨大組織全体を食わせていかなければいけないわけで、トヨタが次期プリウスに5000億円の資金を投下するなど、「一か八かの勝負」をするという意味では「中堅」と同じ苦しみがあるようですが・・・。

  少なくとも、マツダアクセラとスズキハスラーの2台は、「新車でも買ってみるか!」という気分にさせてくれるクルマじゃないかと思います。「アクセラ」の1.5Lガソリンモデルと「ハスラー」のターボ・上級グレードが価格でほぼ同一です。ただしハスラーは軽自動車なので各種税金が安く設定されている恩恵が得られます。この新型2台の他にワクワクできる既存のヒットモデルとして、「スバル・インプレッサ」と「スズキ・スイフトスポーツ」辺りが200万円で収まる「満足モデル」として市場の支持を受けています。そして新たに発売された「ダイハツ・コペン」がこの争いに参戦してきました。

  スズキ、マツダにトヨタ系列のダイハツとスバルがなかなか程よいバランスで好勝負を展開しています。日本の自動車メーカー同士はライバルとはいってもそれ以上の「仲間意識」があるようで、200万円という価格で中堅メーカーが切瑳琢磨しているところに、日産が「シルフィ」をぶち込んだり、トヨタがリアサスを強化した1.8L「オーリス」を無理やりねじ込んだりしようとしません。過当競争でメーカー同士が疲弊するのを「合法的」なやり方で避けているのがなんとなくわかります。シルフィとオーリスの日本価格はVWゴルフとほぼ同等ですから、両メーカーともにこれだけ国内で売る気を見せないとやはり販売は低迷します。しかしグローバルではしっかりと売れているので日産もトヨタも別に痛くも痒くもないのですが・・・。

  さて200万円で買える「素晴らしい」5車種の内どれを買えばいいのか? これは完全に使い道によって分かれると思います。東京近郊に在住で山形県や三重県あたりまでドライブで旅行に行きたい人は、「グランドツアラー」的な要素が強調されているアクセラやインプレッサがいいでしょうし、せいぜい活動範囲が近隣の都道府県程度で、そこから外へは行かないという人は「スペシャルティーカー」的な特長が売りの「スイフトスポーツ」「コペン」「ハスラー」から選べば楽しいカーライフを不自由なく送れると思います。片道2時間以上乗るならやっぱり「アクセラ」「インプレッサ」が断然に楽ですし、高速道路の走行にも向いていますが、個性という点では「スイフトスポーツ」「コペン」「ハスラー」が際立っています。

  自動車雑誌の評価ってのは、たいしてアテにならないものですが、今月号の「ニューモデルマガジンX」がスズキハスラーを大絶賛してました。日本車でここまでべた褒めされる例は滅多になくて、マツダのアクセラでも「まあまあ」の★3つだったのですが、ハスラーは輸入車しか貰えない★4つを獲得しました。まあおそらく言いたいことは、輸入車と直接ガチンコにならない軽自動車なら気楽に評価できるけど、アクセラみたいにVWに喧嘩売ってるモデルは絶対に評価しないというクソ意地悪い考えが根底に渦巻いているのでしょうが・・・。日本車が欧州車を超えようとするなんて断じて許さん!とか言われてもね。
  
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2014年6月24日火曜日

横浜 はセダンの街。その2

  前回の続きになりますが、とある土曜日の夜に夜景を見に埼玉西部を走り「返す刀」で横浜の夜景まで見に行ってしまいました。R16で保土ヶ谷バイパスに入る最終信号のところで、アルファード(トヨタの最上級ミニバン)のオッサンに信号GPを挑まれ「やれやれ・・・」みなさん本当にクルマが好きですね!ということで軽くお相手を・・・といっても緩い上りカーブのコースですから、まともに考えればFFのNA車同士なので、cd値(空気抵抗)に勝るセダンが絶対的有利。しかも緩い登りが続く区間なので、前輪サス(こちらはDWBでアルファードはストラット)がしなやかに動かせて、タイヤをしっかりグリップさせられるので、圧倒的にトラクション(駆動輪にどれだけ重心がかかるか)もこちらが有利。

  たとえ相手が3.5L車(アルファードは3.5Lと2.4Lの2グレード)だったとしてもそこそこ良い勝負にもちこる?と思いつつ待っていると、フライング気味に前に出るアルファード・・・。「ちょっと卑怯じゃないですか?」そんなセコいことをするのは2.4L車だなと確信して、とりあえず出足の良さを生かして横にならぶ・・・。ナビに「急発進です!」と怒られることもなくスッと横につけると、楽しそうなオッサンの横顔が見える。いやあクルマ好きって本当にガキですね! 家族が乗せてるのそっちのけで楽しんじゃってる様子です。登り区間なので、エンジンの特性を比べてもトヨタのロングストロークとマツダのショートストロークでは、低速トルクへのアプローチが違うので、とりあえず登り勾配ならばマツダが有利。しかも噴け上がりのスムーズさもマツダに分があるので、車重を含めて考えても高速域からの伸びにしても、あるいは走行安定性にしてもバイパス区間でマツダ車に挑むなんて愚かじゃ!・・・とか考えながら走ってるのは楽しいです(我ながらバカですねぇ・・・)。

  さて保土ヶ谷バイパスに入り自動車専用の「ほぼ高速道路」区間ですが、4車線をむやみにレーンチェンジを繰り返しながら進む軽自動車やミニバンが多くてこれには閉口します。「もし軽自動車が突っ込んできたら?」って考えると憂鬱ですよね。おそらく自分達は助かって、相手はクルマがペチャンコになってほぼ確実に死ぬだろうから、たとえこちらに非がないとしても一生のトラウマになってしまうよな・・・。ニュース見てると死ぬのは古い日本車と軽自動車ユーザーばかりな気がします。スズキ・ハスラーとか高速に増殖して暴走するようになったらやだな・・・。軽自動車で高速道路を走るドライバー(しかも暴走)はどれだけ周囲をナイーブにしているか少しは理解してほしいと思います。

  田舎モノの私にはこんなに広い道路はなかなか経験がないので、とりあえず自分の車線を守ってスムーズに走っていると、後ろから一つ目ライトの車両が接近してくるのが見えます。なんだあれは?白バイか?と思い、引き離すのをちょっと躊躇していたら、1つ目ライトのSUVが左車線へ移ってから追い越しをかけてきました。なんとも人騒がせな・・・。「直線番長」ばかりが湧いてしまう都会の道路って取締車両も多いですし、いろいろ気掛かりなことも多くなんかつまらないですよね。走っているクルマもカスばっかりだし・・・とにかく安全でセンス抜群の「セダン」が少ないのが物足りないです。

  しかし目的地の横浜に着くと、そこは「セダンの楽園」でした。みなとみらいから山下公園付近までの街路はどこもオシャレなセダンが似合う街並です。さすがは横浜!そこいら中の駐車場が24時間空いていて、しかも週末だろうが深夜料金は1時間たったの100円なんていう素晴らしいところもあります。午前0時を過ぎても山下公園には、そこかしこにカップルがいて、なんともラブ&ピースな環境ですね。日本はとても幸せな国なんだなというのを改めて感じます。昼間に来ると人が溢れていて、駐車場もなかなか入れなかったりするんですが、夜中は贅沢なまでの夜景と広大な公園スペースを堪能できます。横浜に在住じゃない人にとっては、まさにクルマ持っててよかったな!と実感できる瞬間ですね。

  ただし横浜のドライブデートはやはり大きめのセダンに限りますね!週末の夜中になれば、近隣から集まってくる旧車がパレードやっております。旧型のシボレー・インパラなどがびっくりするくらいの数で集まっていて(別に暴走行為をやるわけではないです)、なかなか壮観です。ちょっと見かけてしまったんですが、新型アクセラセダンは深夜の横浜ドライブデートにはちょっと向かないですね・・・クルマがちっぽけに見えてしまいます。アリストターボを楽しむ外国人や、VIPカーで徒党を組んで"集団交際"している埼玉&群馬ナンバー車。とにかく夜の横浜は大型セダン率が高い!これはとても素晴らしいことだと思います。とっても平和な雰囲気で楽しめますので、ぜひデートカーには次の「国産12セダン」から選んで頂ければ!と思います。目安の予算も入れておきます。
  「レクサスLS(1000万)」 「レクサスGS(700万)」  「レクサスIS(500万)」
  「クラウン(500万)」   「マークX(400万)」    「カムリ(400万)」
  「フーガ(700万)」               「スカイライン(500万)」     「ティアナ(350万)」
  「アコード(400万)」           「アテンザ(350万)」             「レガシィ(350万)」


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2014年6月22日日曜日

横浜 はセダンの街。

   久々に、日程にも天候にも恵まれた土曜日。しかもオイル交換を終えたばかりで朝から埼玉・群馬・長野・山梨辺りの県境を楽しみたい気分でしたが、連れの都合も加味して、夕方からのナイトクルーズを選択しました。早めの夕飯をR299沿いの行きつけのハンバーグ屋で済まして、ちょっと運転に神経を使う夕闇の中、奥武蔵グリーンラインという夜景スポット満載の尾根林道を突きすすみます。長雨と高めの気温のせいか夏草の生育が早く、両脇から道路へと伸び放題。なかには折れたきの枝が転がっていたりもするので、スピードレンジがいつもよりも数段低く、運転しててちょっと酔いそうに・・・。

  5、6月はほとんど林道を走っていなかったせいもあって、コーナーでの旋回するイメージがどうも不十分でハンドルを切り足すことも多く、助手席の連れも「いつもと違う?」という様子を敏感に感じ取っているようです。何度となく走っているルートが草のせいで全く別の道に見えてしまい、初めてのコースを走る時のような遠慮を右足が勝手にしてしまいます。車速がいつもと違うと、当然にハンドリングも違ってくるので、全体にギクシャクしたドライビングに・・・下手くそだな。どんなコーナーでどんな勾配でも滑らかにクルマを動かせるようにならないと、セダン乗りとして失格だなと思いますね。

  土曜日とはいえ、こんな暗がりの中を、わざわざ辺鄙な場所にある林道を走る人はさすがに少なく、約2時間の林道区間ですれ違ったのはわずかに1台!街灯も人家の灯りもなく、眼下に見える夜景と星空と以外に外の明かりはなく、対向車のハイビームがブラインドコーナーであっても遠くから確認できます。ずっと単独走行していると対向車にちょっとホッとしたりします。こんな時間のこんなところで出会うドライバーですから、乗っているクルマもやや個性的で「ホンダCR-Z」でした。もちろん信号なんてありませんから、基本は快適そのもので平均車速もウン十キロくらいですが、野生動物がとても多いので視界が開けないところはゆっくり走ってます。シカ・ウサギ・キツネ?・タヌキが出て来て、今回初めてお会いしたのは、なんとニワトリさん!です。堂々と道を塞いで座っていてどいてもらうのに5分くらい待ちました・・・。

  夜景スポットに着いて車外に出ると、ちょっと生温い夏の夜の空気感で季節を感じます。辺りは誰もいないのでここが埼玉か?と思うくらいの静けさ・・・。昼間だったらハイキング客やバイカーが大挙して押し寄せてきて「テーマパーク」化してしまうので、この時間でしか楽しめない「良さ」があります。日々喧噪の中で生活している身にとっては間違いなく安らぎの時間です。この前まで大学生だった連れも今年の4月から社会人になり、すっかり「仕事人間」になっているので、こういう「非日常」がとても心地よく感じるようになったみたいです。

  ぜひ新社会人の皆様も仕事を頑張って、好きなクルマを買って、気の合う人を乗せて、「夜の林道ドライブ(デート)」を楽しまれてはいかがでしょうか? 夜景や野生動物くらいしか見るものはありませんが、「余計なものを見ない」というのは、現代社会においてはとても幸せなことじゃないかと思います。ヘッドライトが照らす狭い領域は、車速を上げればさらに狭くなり、視覚に変わって聴覚が研ぎ澄まされ、BGMがとてもよく聴こえてきます。特に信号もなく、前を遮るクルマもない中をひたすらに走っていると、「これは現実か?」とちょっと不思議な気分になったりします。

   林道ドライブが佳境に入ったら、「今、なんか変な声が聞こえた!」なんてホラーな演出を織り交ぜれば、多少は長いドライブだったとしても最後まで車内は楽しく和んだものになるでしょう。この日は演出ではなく、本当に私の耳に聞こえました・・・。林道も後半に差し掛かったところで、助手席で好きな曲に合わせて熱唱する連れの歌声に混ざって、低い男性の声が聞こえたような気がして、「今、なんか聞こえた!」と何気なく言ったらこれが予想外に効いてしまったみたいです。変な「ドキドキ」感のまま往復4時間の行程を走っても、連れは「まだまだ乗り足りたい」といった様子。帰りはいつもと違うR16を使ったのですが、「横浜」と書かれた「青看」を見て、「この道は横浜にいけるの?」とノリノリで訊いてきます。鎌倉とヤビツ峠ならわかりますが、秩父から横浜まで関東平野を横断して山と海を一晩で回るなんてちょっと無謀と思いましたが、そんな経験はこれまでなかったので、まあいいか・・・行ってみよう。

  ということで23時を過ぎてR16をそのまま進み東京と神奈川の県境を通過して、「ダブルヘッダー」のドライブに突入しました。それにしても土曜の夜の横浜はやっぱり刺激的ですね。下の写真は1万円程度の安いデジカメで撮ってきたものです。「漆黒」の埼玉をこのカメラで収めるのはなかなか難しいですが、横浜は夜景のレベルが高すぎるのでカメラなんてなんでもOK!ですね。それにしてもミッドナイトの横浜は何もかもが洗練され過ぎで、大自然との埼玉とは完全にベクトルが逆ですが「非日常」を楽しめます。 続きは次回に。


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↓ちなみに愛車はコレです。
林道も横浜もオシャレに乗れるマツダの傑作セダンだと思います。

2014年6月20日金曜日

ホンダCR-Z のMCには次期NSXやタイプRのヒントが・・・。

  ホンダというメーカーは、今もっとも日本で「誤解」されやすいブランドかもしれません。かくいう私もホンダに対して自ら理解を深めようという努力を怠ってきたことを棚に上げて、何度となくブログ上で、「ホンダのやることは意味不明」みたいなことを書いこともあったような気がします(まあ初心者なんで許してください)。まあ言い訳をするようで恐縮ですが、「ホンダのやる事が難解すぎる」ので、理解するのに途方もない時間がかかってしまうというのはあります。

  エンジンの開発競争は、自動車メーカーの体力を奪う消耗戦になる傾向が強く、最近ではシャシー以上に統合が進んでいる分野になっています。日産のフェアレディZやエルグランドが使うエンジンを救急車にも使ったりしています。ミニバンや救急車と同じエンジンを載せていて、スポーツカーですよ!っていう売り方にちょっと違和感があるかもしれませんが、この日産VQエンジンは6気筒のNAエンジンの中では「世界最高」の出力を誇る名機です。世界のあらゆるメーカーの量産車用エンジンで、これを超える性能のものはないですから、こんなことを言ってもナンセンスですけど、メルセデスやBMWなどは救急車やミニバン以下のエンジンを使っていながら「高級車ぶって」いるに過ぎません。

  トヨタもホンダもこの日産のVQエンジンに肉薄できる水準のエンジンを持っていて、どちらも日産と同じように高級車と高級ミニバンに共通してこれらのエンジンを搭載してきました。ガソリンエンジンへの執着を見せる日産に対し、トヨタとホンダは1997年にHVの販売競争を開始、さらに来年(2015年)からは燃料電池車(FCV)の一般向け販売を相次いで開始する見込みで、環境技術への投資で世界に先行するメーカーと言えます。世界最大の巨大メーカーを形成し、グループ外メーカーへの技術供与にも積極的なトヨタに対し、社外のメーカーと技術の共有をほとんど行わないホンダの技術は、日本の評論家によってその全貌を解説される機会が少なく、ベールに包まれている感があります。

  冷戦終結後の1990年代から、世界の自動車メーカーがM&Aを繰り返しましたが、次世代技術への巨大な投資を先行させていて、今後の見通しに自信を持っていたトヨタとホンダは技術の流出を嫌って、外国資本の参加を拒否し続けました。当時から日産はVQではありませんが、RBという世界最高峰の6気筒エンジンを持っていましたし、直4エンジンならばマツダとホンダが、直3エンジンならばスズキとダイハツが、世界の頂点に位置していました。マツダの技術はフォードグループ(ジャガー、ランドローバー、アストンマーティン、ボルボ等)の基幹技術の中核になり、スズキといすずの技術はGMグループ(キャデラック、マーキュリー、シボレー、オペル等)に吸収されました。米軍に納入される車両やそれをベースに作られたハマーのエンジンはいすずのものを使っています。

  また三菱が独自に開発したターボエンジンとEVの技術もメルセデスによってことごとく接収されましたし、GMグループから離脱したスズキはその後VWに翻弄され、小型車技術の多くを奪われた後に、約束を反故にされるという詐欺まがいにやり方に業を煮やし、現在も訴訟を継続中です。メルセデスは系列の部品メーカーに三菱のターボ技術をコピーさせて生産しているため、現在は大手メーカーでは唯一、三菱からターボチャージャーの供給を受けていません・・・。元々は日本メーカーの技術だったメルセデスやVWの直4ターボが、いまでは輸入車の一番の売れ筋だなんて、いくらなんでもゲルマン民族にやられ過ぎな気がするのですけどね。

  バブル期の日本メーカーが湯水の如く開発資金を注ぎ込んで作った技術が、世界の自動車産業を支えているというのは、日本人としては誇らしい限りですが、地に足を付けて、世界から尊敬されるメーカーとして歩み続けるホンダやトヨタは常に次の世代へと目が向いています。世界の自動車技術が共有され、どのメーカーのクルマも大きな違いが無くなってきた「フラット」な時代での、確かな成長戦略としてホンダは「栄光ある孤立」を選択し、ドイツメーカーや韓国メーカーには存在しない技術を武器に独自路線を歩んでいます。日本の評論家は欧州車には見られない機構を持つというだけで、「語るに値しない」という論調があったりするので、ホンダの技術を自ら進んで解釈して、その先進性を分析しようとする評論に出会うことはまずありません。

  ホンダが昨年(2013年)にHVスポーツカーのCR-Zにマイナーチェンジを施しましたが、そこでさりげなく導入された、コクピットのボタンを押すことでモーターによるアシストを10秒間だけ使うことができるというシステムが、世間で大きく評判になることはありませんでした。日本で使われるほぼ全てのHVはモーターアシストが車載コンピューターの自動選択によって行われますが、それをマニュアル化すること自体は「スポーツカー」というクルマの性格を考慮すれば、歓迎すべきことだと思います。モーターを電動ターボとして捉える見方はスバルのHV参入によって一部では一般的になってきたようですが、ホンダやスバルの設計思想が日本の評論家にある程度共有されるようになるには、欧州メーカーが参入するのを待つ必要があるでしょう。

  エンジン内部の作りがどのメーカーも洗練され大きな差が無くなりつつある中で「過給器のマニュアル化」という試みは「クルマの個性」を重視する視点においてはとても重要なことだと思うのですが、多くの評論家が黙殺してしまいました。しかしこの技術は次期NSXにも使われるでしょうし、おそらく数年後にフェラーリの多くがHV化されるようになった辺りで、大きく脚光を浴びるようになると思います。

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2014年6月18日水曜日

「BMWってどうなの?」と訊かれた時の当たり障りのない言い回し。

  まだクルマの種類もあまり知らない段階で、BMWやボルボといった比較的日本でもポピュラーなブランドの輸入車を見て「かっこいい!」と感じるか、「高い!」と感じるか、あるいはその両方を感じるかのどれかが素直な感想だと思います。最初から「ダサくて、しかも安い」と感じる人はだいぶ特殊な環境で生きてこられた方だと思います。」

  私の場合は、やはり「高い!」でした。世の中には「高い!」を喜ぶ人々もいるようですが、乗り出しで500万円するというBMWやボルボの実車を見た時には、「え!?」という戸惑いが残念ながらありました。貧乏性の私からみれば「500万円もするならば、もう少し豪華に魅せてくれてもいいのでは?」と・・・。しかし輸入車ブランドからみれば500万円のモデルなどは中級以下のステータスしかない!という厳しい線引きがあるので、やはり仕方がないわけです。そして乗り出しで1000万円するようなクルマは、やはり道で見かけるとジ〜っと見つめてしまうほどに「個性的」で、ちょっと悔しいですが経験値の低い私ごときではBMW6/7やボルボS80あたりのクルマを見かけると「いいなぁ・・・」と完全に魅了され、家に帰って価格を調べてたりします・・・。

  BMWとボルボこの2つのブランドは、少々失礼な表現かもしれませんが、「ロレックス」や「オメガ」といった時計ブランドとイメージが被ります。クルマに詳しくない人に「BMWってどうなの?」と訊かれると「まあロレックスみたいなものですよ」とか言うと妙に納得してくれます。もちろん言葉を継ぎ足して、「ロレックスと同じで機能性の高さには見るべきものも多いですけど、世界ではロレックスよりもセイコーの方が有名じゃないですか〜、それはやはりセイコーの機能性は果てしなく完璧に近いわけです。」・・・とまあ調子のいいことを言ったりしてます。

  これだけだとなんだかバカっぽい説明なので、「フェラーリ」が時計ブランドでいうところの「パテックフィリップ」で、「ランボルギーニ」が「ヴァシュロン・コンスタンタン」・・・・「マセラティ」が「フランクミューラー」?で、「ポルシェ」が「ゼニス」で、「ベンツ」が「ロンジン」・・・「アウディ」が「タグホイヤー」といったとこかな・・・なんてかなり金額に支配されている愚かな分析を披露してます。「グランドセイコー」が「レクサス」で、「ロイヤルオリエント」が「マツダ」、「シチズンカンパノラ」が「スバル」(もちろん他の日本メーカー車も素晴らしいですが、あえてこの3ブランド)。結局のところどこの腕時計が付けたいか?でその人に合った自動車ブランドも決まってくるんじゃないか?といったことが伝わればいいかなと思ってしゃべってます。

  BMWやボルボは確かに高いですけども、やはり「ポピュラー」さというのはとても大きな魅力です。マンションが林立するエリアの青空駐車場にフェラーリが停まってたら(そんなことはまず無いですが)、クルマ買う前にガレージを用意しろ!とか思われていまいますけど、BMWやボルボなら当たり前のように停まってますし、洗車をサボっている感じのものもたくさんあります。これは「実用車」という割り切りで使っている分にはとても好感が持てるのですが、「日本車とは異次元の高級車!」とか勘違い発言をレビューしている人を見かけると、BMWやボルボに一体何を感じているの?と思ってしまいます。

  同じように、ロレックスも実際のところ社会人1年目の新人が付けていても、別にそれほど嫌みではないと思います。時計が好きで、ロレックスが自前のムーブメントを100年以上に渡って「一貫生産」してきた由緒正しいマニュファクチュールだということをよく知ったうえで、その機能性の高さを人に伝えられるだけの情熱を持っていれば、むしろ好感がもてるくらいじゃないでしょうか。カルティエやハリー=ウインストンのように最近になってカネにモノを言わせて技術屋を引き抜いて、「自社生産ムーブメント」などと盛んに宣伝するジュエリー・ブランドよりもずっと「筋」が通っています。

  FR設計や前後重量配分など、もはやブランド全体とは言えなくなってきましたが、主要モデルでは今もなお強いこだわりが見られるBMWと、「オイスター・パーペチュアル」(=防水防塵・自動巻き)というスタンダードを守るロレックス。「バブルの産物」というイメージを避けるために所有しない!というのも良いし、その優れた機能性を理解して愛用するというのも良いし、あくまで所有者の人間性による部分が大きいんでないですか? というのが私の「嘘偽りの無い」BMWとロレックスに対する想いです。

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2014年6月15日日曜日

断言しよう!日本でドイツメーカー車を買う人の95%はクルマに興味が無い。

  日本におけるドイツ車価格は、まだインターネットが無くてクルマの価値そのものを判断する材料に乏しかった「バブル時代」に高騰したまま現在に至っています。同じクルマがアメリカでは3〜5割は安く買えるのに、アメリカでドイツ車はそれほど人気にはなっていません。アメリカではスカイラインと比べられないくらいの安物に、なぜか日本ではスカイライン以上の価格が付けられています。まあ簡単に言うとドイツメーカーが日本人からボッタクっているわけですが、別に彼らが悪いわけではありません。その価格を決めている(決めさせている)のは紛れもなく、日本のユーザー達の動向なわけです。

  「性能が良いから多少は高くても仕方がない」といって彼らは買うわけですが、それが本音ならば、性能で上回っているのですからいくらで売ろうと文句を言う筋合いはないでしょう。しかし現実には「性能が悪いうえに、価格も高い」ドイツ車がそこそこ売れているわけです。日本車には希少な8気筒エンジン車を選ぶ、あるいはBMWの直列6気筒に乗りたいというなら、まだ理解できるんですけど、そういう「選ぶべき」クルマのシェアはドイツ車に限ると現在ではわずか5%以下でしかありません。

  実際のところ95%以上のドイツメーカー車ユーザーは「価格が高いから」ドイツ車を好むのだろうと思います。彼らの意識は大抵は「日本車なんて貧乏くさくて乗ってられるか!」という意識に囚われています。まあいろいろと反論もあるかもしれませんが、「日本車を選べない」ということは結局のところ「クルマに対する理解力が無い」わけです。自分の知識や感性をフル動員しても「日本車(レクサスを除く)を選択肢に入れられない」という人は、とりあえず日本車についてあれこれ言うのだけは止めとけ!と言いたいですね。現実には恐ろしいことに、日本の自動車ジャーナリストの多くがこのタイプじゃないの?という気がするのですが・・・。

  ドイツメーカーの技術が日本メーカーに比べて低過ぎる!と言いたいわけではないです。そもそも巡航速度が違う日本市場で、日本車を超える乗り心地(NVH=騒音・振動・突き上げ)なんてどんなに投資しようとも常識的な範囲では絶対に無理です。現実にクラウンやセルシオの乗り心地で、そのままドイツでの速度まで引き上げて安定して250km/hで走れるようにした「レクサスLS600h」というクルマには相当な研究開発費が投入されているわけです。どう考えてもドイツメーカーが日本の為にそこまでやるメリットはないですよね?

  最近になって、自動車評論家の間でも、ドイツ車は「走る・曲る・止まる」がしっかりしている!なんていうことを書く人もだいぶ少なくなってきました。未だにこんなことを書いていたら評論家として完全にオワコンです。いまやドイツメーカー車は(日本車に比べて)「走らない・曲らない・止まらない」が新しい常識です。北米雑誌のテストを見てみると、ホンダやマツダのブレーキング性能に対してメルセデス・BMW・アウディ・VWのいずれもが言い訳できないほどに大きな遅れをとっています。そして最新もポルシェもまた豪華になり過ぎたせいでかつての強力なブレーキングが影を潜めてきています。

  なぜドイツメーカー車は日本車よりもブレーキが効かないし、燃費も悪いのか?もうお気づきだと思いますが、全ては日本メーカーが持つ「軽量化技術」が異常なレベルで進化しているからです。車体が軽いわりに北米でのクラッシュテストでは、日本車が上位を独占してドイツ車を寄せ付けない圧倒的な強さを誇っています。これはもはや自動車メーカーの実力ではなくて、東アジアにビッググループのほとんどが集中して凌ぎを削っている鉄鋼メーカーの実力によるところが大きいです。メルセデスやジャガーなどは車体の軽量化にアルミ素材の使用率を上げて対応しようとしていますが、日本では鉄鋼メーカーが自動車メーカーに対し、ほぼ全てスチールで組み上げているにも関わらず「軽い」フレームを提案してくるそうです。余談ですかジャガーのクラッシュテストの結果は酷いです。

  日本車だろうがドイツメーカー車だろうがこのような一般論で、あれこれ議論したところで、そのクルマを「気に入るかどうか?」が購入に当たっては最大のポイントになります。私もマツダのアテンザ(先代モデル)というクルマに乗っていて、アテンザについてのブログを書いてもいるのですが、クルマの価格だけを見てナメてかかってくる人は例外無くドイツ車ユーザーです。この人達は何を考えてクルマを選んでるんだろうか?と心配になってくるほどです。内装?ドイツ車よりマシですよ、別に過剰品質を求めてもいないですし。静かだし、安全だし、車内も広いし・・・。というか中途半端なドイツメーカー車なんて「ダサい」としか思わないのに、なんで「高級車」乗っている態での上から目線なんだろうか・・・。いつまでバブル気分?

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2014年6月12日木曜日

平日の昼間に都庁まで行ってきた・・・(くだらん"自分語り"恐縮です)。

  ある手続きを都庁に申請していたが、早く済ませたいなら直接来いというので、仕事やすんで行ってきました。関東地方の方ならご存知だと思いますが、私のような東京西部に住む田舎モノは公共交通機関を使う際はJR新宿駅から行くことになります。港区など東京の中心部にお住まいの人々に対しては、田舎モノが集うJR新宿駅を避けて来庁できるように、都営大江戸線という地下鉄に「都庁前」という駅が置かれています。確かに田舎モノの私でも、なんだか不衛生な感じで通るだけで翌日はおかしな咳をしてそうなので、JR新宿駅は使いたくはないですね。「意識」と高い港区の住民なら尚更じゃないでしょうか。港区の為に1兆4千億円の巨額投資にとは・・・。

  東京西部に住む人間にとってのマストアイテムが実は自動車です。都庁への用事ならば駐車料金は30分で150円で済むので、最近割高のガソリン代を入れても鉄道より安く済みます。ということでドライブがてら昼下がりに都庁まで行ってきました。沿線所得が日本一だとか吐かしている京王井の頭線が走る辺り(杉並区)から、東京京都で小学生の学力ナンバー1と言われている小金井市、そしてセレブの街とか勘違いしている国立市まで伸びる「東八道路」という幹線道路を経由すれば夜中なら新宿まで30分、昼間だと50分の道のりです。

  マセラティとAMGとLSしか走っていない港区(やや誇張)に負けない「意識」の高さを誇る「東八道路」沿道住民の居住区ですから、とりあえず営業車両(トラック、ダンプ、軽バンなど)を除けば、輸入車率は50%を軽く超えている印象です。さすがは「憧れの街」吉祥寺界隈に集う「意識」の高い人々!ちなみに私の自宅は「東八道路」から北上しJR中央線を超えて、「青梅街道」に近いところなので、まったく仲間意識はありません。あしからず。

  とりあえず東京西部の住民の必死な「中流意識」を感じるのが、異常なまでに軽自動車率が低いことです。軽自動車40%輸入車10%という全国平均値が、合算されてここでは輸入車50%になっているようです。スズキのディーラーも実家のある東京の西端部の方に半数が集中していて、人口カバー率で考えると、杉並区や武蔵野市周辺から多摩ニュータウンがある多摩市や八王子市にかけての一帯は、スズキが完全に放棄しているといってもいいくらいです。また神奈川県西部にいけばたくさん見られる「中古軽自動車専門店」の類いは東八道路沿いには一切ない(スズキは1店あるが)ので、ちょっと店構えを工夫し「プレミアムKカー」専門店みたいな宣伝をして、ハスラー、コペン、Nワンなどを店頭に並べれば、結構繁盛しそうな気がするのですが・・・。

  ディーラーが無くてスズキが買えない人々は一体どんなクルマに乗るのか?可哀相なことに、スズキよりも割高なのに性能面でスズキ車の足元にも及ばない、欧州版「軽」に乗ってらっしゃいます。港区ではまず見かけないような珍車「アウディA1」を見かけましたし、他にも「フィアット500」「ミニ・クーパー」「アルファ・ミト」などなど・・・、ポロやUP!だけは意地でも買わないという変なポリシーも同時に垣間見えます。ミトとA1は新車では割高感が否めず買い物上手とは思いませんが、フィアットやミニに関しては200万円前後で買えないこともないので、個性的なクルマを上手に買うという「コスパ感覚」はやはり洗練されていると言うべきでしょうか。

  もちろんガチの「お金持ち」も登場します。クルマはもちろんW221「S550」です。東京では実はレクサスが嫌いな人が多いんですよね・・・。都心で見かけるLSはかなりの割合で「神戸」ナンバーだったりしますし、東京の人が関西にいくとレクサス率の高さに違和感を感じると思います。東京西部の地主さんや社長さんの定番のクルマと言えば「S550」です。新型のW222もすでに何度も見かけていますし(試乗だったかもしれないですが)、とりあえず「東八道路」ではメルセデスが唯一無二の存在になってるみたいです(くどいですが、この地域に個人的に仲間意識は全く持っていません!)。そしてセダンではその次に多いのがクラウン。あとはレクサスとBMWの小さいの(ISと3シリーズ)が見られるくらいで、そもそもセダンの絶対数が少なくて、SUVの人気が目立ちます。アテンザを転がす身としては、「誰も知らないクルマ」みたいでちょっと嬉しくなってしまいます。まあ休日になれば八王子方面からの流入があるので、クルマの「生態系」もだいぶ変わるのですが・・・。

  新宿で最も高いビルとして知られる立派な都庁舎ですが、スタイリッシュな外観とは異なり、職員の皆さんが働いていらっしゃるスペースは、書類の整理もできていない「汚いゴミ箱」みたいな場所です。使っているパーテーションもすぐに倒れてしまいそうな背が低くて安っぽいものですので、とりあえず立派過ぎるという批判もあるようですが、中身はまったく税金の無駄使いはなさそうです。

  ただし劣悪な職場環境で職員の皆様は多少イライラされているようで、ちょっとしたことですぐに怒られます。とくに手数料が発生しない手続きをお願いする時は、手みやげの一つでも持っていかないと、まったく話を聞いてくれません(考えてみれば当たり前のことですが・・・)。特に恐ろしいのが電話です。問い合わせるときは事前にシミュレーションをし、相手の質問に瞬時に明瞭な返答ができるように訓練しておかないとすぐに心証を害してしまいます。税務署員よりも100倍恐い都庁職員・・・。


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2014年6月10日火曜日

レクサスCT を煽る ヴェゼル の貫禄。

  先日の埼玉県某所でのことです。ブラック塗装のレクサスCTとこれまたブラック塗装のホンダ・ヴェゼルが前後に並んで走っているのを見かけました。別に煽っているというほどではなかったかもしれませんが、2台の距離はやや近くて色の質感などを比べるには持ってこいの距離感でしたね。これまでレクサスの高品質を信じて疑ってこなかったですけども、メッキパーツの使い方からブラックの高級感まで、「ヴェゼルの圧勝」という印象を受けました。

  レクサスCTはHV専用車で、ヴェゼルも当初からHVモデルを前面に押し出していて、「トヨタVSホンダ」のHV戦争が思わぬところで再び勃発しているのですかね。知らない人の為に付け加えておくと、1997年にホンダとトヨタは相次いでHV量産モデルを発表し、お互いに相手を強く意識した「大人げない」宣伝合戦の末、資本力に勝るトヨタがプリウスの価格を改定し、捨て身の「ダンピング戦略」でホンダを突き放したという「流血の過去」が現在でも両陣営の間では燻っていて険悪だといわれています。

  さらに蛇足ですが、去年ホンダがフィットのFMC(フルモデルチェンジ)に合わせて、カタログ燃費ナンバー1を誇っていたトヨタ・アクアを超える新開発HVシステムを投入し、普通車市場で完全に独走状態だったアクアのシェアを減らすことに成功しました。そのフィットの派生モデルがコンパクトSUVモデルの「ヴェゼル」です。フィットよりもだいぶ割高に設定された価格にも関わらず、コンパクトSUVのブームと予想を上回るスタイリングがウケて、とうとう2014年4月のSUV販売ランキングでトップに踊りでました!消費税増税で同時期に発売されたハリアーやエクストレイルが台数を半分に落とすなか、ハスラーとともに販売を落とすことなく快走しています。

  最近の都市型SUVは「程よい高級感」が好評と言われていますが、プレミアムブランドのレクサスCTまで「喰って」しまう実力ですから、かなりの「本格派」といっていいと思います。一方レクサスの最低グレードモデルでレクサスユーザーからも「あれはレクサスではない!」みたいな差別的発言なども聞かれるレクサスCTですが、クルマとしての完成度は非常に高く、先代のGSやISといったコンセプトが十分に定まらない中途半端だったモデルよりも、親会社のトヨタのイメージをそのまま高級に仕立てたクルマとして世界的に評価は高いです。プリウスと同じパワートレインながら、足回りやアクセルのレスポンスなどプレミアムブランドに相応しい載り味にブラッシュアップしてあるので、300万円のプリウスに対して、400万円のCTという価格設定自体は妥当と言えます。

  またレクサスCTを次世代のスタンダードと捕えるライバルメーカーも多いみたいです。WCOTY2部門で「ファイナリスト」になったマツダ・アクセラもまたその1台で、トヨタから提供を受けたHVをさらに改良して、レクサスCTを超えるアクセルとブレーキのフィーリングを実現しています。ただしアクセラの場合は他のガソリンやディーゼルのモデルがとても評価が高いせいか、HVを選ぶ人の割合は30%程度に留まっていてまだまだ少ないので、マツダとしては今後販売に力を入れていくみたいなことが最近どっかの雑誌に書いてありました。デザインや内装も高級化するCセグハッチバックの最先端と言ってもいいほどにスタイリッシュな仕上がりなので、なんだか安っぽい1.5Lではなくハイブリッドを選んで優雅に乗りたい気もします。

  マツダディーラーの担当者も、レクサスCTよりも100万円安くてとりあえず互角以上の出来のアクセラHVには将来性を感じていたようですが、アクセラよりもさらにレクサスCTに対して執念を燃やしていたであろう、ホンダ・ヴェゼルもとても良いできですね。特に買うなら絶対に「ブラック」というくらいにコンセプトがよくまとまっています。アコードHVもそうですが、やたらとガンダムみたいな顔になっているホンダのフロントデザインを目立たなくさせる色が「ブラック」なのかな?という気がします。それにしても塗装が弱いと言われていたホンダが、レクサスを上回るような発色のクルマを作るようになってしまいました。それにしてもマツダを筆頭に日本メーカーの逃走技術の素晴らしさが、最近では良く感じられるようになりましたね・・・。


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2014年6月6日金曜日

30歳になったら「スモールカー」&「スポーツカー」は卒業すべきだ・・・

  先日、都内某所でなかなかショッキングな光景を見かけました。お母さんが運転する2シーターの「スマート」の助手席に小さい子供が2人・・・。チャイルドシートなんて「知りません!」と言わんばかりの堂々とした走りっぷりでした。当然シートベルトなんて機能していないでしょうから、急ブレーキを踏めばフロントガラスに小さな2人が顔面から突っ込んでいく可能性もあるでしょうし、衝突すればエアバックの衝撃で2人とも圧死するかもしれません。どういう事情があったのかわかりませんが、子供の様子を見ると明らかに兄弟で、日常的にこういう乗り方をさせられているのが想像できます。

  確かにスマート・フォーツーは需要が極端に少ないため、中古車価格は相当に低く50万円程度でドイツ車に乗る事ができ、しかも他の人とは違うクルマが選べるという意味では賢い選択なのかもしれません。しかし私も完全に釣られましたが、街行く人に「アホか?」と思われる乗り方をしてまで、旦那の趣味か奥さんの趣味かわかりませんが、自分のポリシーを優先させるのは、決して「オシャレ」では無いように思います。

  以前、30歳で子供が生まれたので、スポーツカーを売り払ってメルセデスSクラスに乗り換えたという人が、「オンリーメルセデス」で紹介されていました。もちろんお金持ちの家にうまれたボンボンな人のようですが、少なくともクルマの選択における「センス」はとっても「オシャレ」と思います(選択の幅が広いのがうらやましい)。なんだかんだ言っても、クルマ選びの根本は「使用目的に適っているか?」だと思うんですよね。

  しかし現実には「このブランドに絶対乗りたい!」という盲目的な選択の成れの果てが、冒頭のスマート・フォーツークーペの3人乗りという滑稽な姿なんでしょうね。最近じゃ人気のドイツブランド車が、「スモールカー」(Cセグ以下)じゃないと価格面で売れにくくなっているようで、家族5人乗車のAクラスや1シリーズをよく見かけるようになりました。私の偏見かもしれないですが、せっかく300万円以上も投入して買ったクルマなのに、乗っている人は狭いところに押込められて、まったく楽しくなさそうに見えます。

  これも「使用目的」を完全に間違えて選択してしまっているパターンで、その多くが初回車検までに間違いなく買い替えを余儀なくされるんじゃないでしょうか。そもそも30歳をこえたクルマ好きの男性が1シリーズを買って10年乗り続けるという可能性は、よっぽどの事情が無い限りほぼゼロに近いと思います。30代で購入して10年乗れば40歳になってもCセグに乗り続けなければいけません。その事を考えると、まず購入の段階で選択肢に入らなくなるような気がするのですが・・・。

  ディーラーは言葉巧みに2〜3年ごとに乗り換えて、ステップアップを勧めてきますが、10年後を見据えてちょっと高いグレードのクルマを買っておいたほうが、長い目でみるとお得になります。そう考えるともはやCセグ車の日本における価値なんて無いんじゃないか?という気すらします。ホンダや日産がこのクラスのクルマを日本で売らなくなっと理由は、この辺にあるような気がします。

  クルマのブログを幾つか書いているのですが、いつも訳分からない「文句」をコメントしてくる人のほとんどが、「ゴルフ」「Aクラス」「1シリーズ」のユーザーと思われる人々です。それらの車種がよく私の記事の批判の矛先になっているという事もありますが、おそらくこれらのユーザーは何も考えず(何も知らず)にクルマを選んでいるんじゃないか?とそのコメント内容から伺えたりします(大変失礼な物言いで申し訳ありません)。

  私の意見がどうこう以前の問題として、どの場所でどの自動車に乗るかは、服装と同じくらいに「常識」が必要になります。毎日スポーツカーで通勤するライフスタイルが受け入れられているのは極めて狭い範囲に限られます。スポーツカーは例えるならば「水着」みたいなものです。大事な商談相手を迎えにいく恰好が「水着」だったら失礼極まりないでしょう。軽自動車は「ステテコ姿」、B/Cセグは「Tシャツ&短パン」といったところでしょうか、どちらもTPOをわきまえた選択ではありません。「セダン」かエスティマクラスの「ミニバン」を選ぶのがまともな感覚じゃないでしょうか。

  600万円するセダンなんて簡単には買えないよ!という声も当然にあるでしょう。しかしセダンは高額なものばかりではありません。日産が最近発売した新型ティアナはゴルフやAクラスと同じくらいの価格で十分に買えます。FFセダンですから、お客様をもてなす後席は800万円くらいするメルセデスやBMWの高級セダンよりも広くてゆったりしています。ある事業で独立して経営者になったばかりの若年実業家にとっては「最高の社用車」と言えます。こんなにも素晴らしいクルマが、なぜか「批判の嵐」に取り巻かれています。もうどんな人々が批判しているかお分かりですよね? 30歳過ぎても平気で「スモールカー」や「スポーツカー」買っちゃうような人々にはティアナやスカイラインHVの価値なんておそらく死ぬまで解らないでしょう。


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2014年6月3日火曜日

ターボ車は2020年に先進国市場から消えるってのに・・・

  今月号の雑誌を読んでいたら、ちょっと気になる記事がありました。半年ほど前に同じ連載で、「日本メーカーはコスト増を嫌ってターボ化しない!」という「意味不明」なことを平気で書いていたライターが、今度は一転して「1.2Lターボは全く燃費がよくない、これでは日本では使いものにならない・・・」みたいなことを書いていて、見事な掌返し?っぷりに目が点になりました。

  え〜・・・なんで突然にまともなことを書き始めているんだ?「ターボは時代の最先端」とかいうプロパガンダを垂れ流す「設定」を簡単に変えちゃダメじゃないですか!あなたの記事を読んで消費税増税前に駆け込みでなけなしの退職金を注ぎ込んでゴルフとかAクラスとかCLAとか買っちゃった人がたくさんいるだろうに・・・。私の弱小ブログにもこのライターの以前の記事に勇気づけられたような、「ターボは時代の最先端」とか勘違いしちゃってる人から、私が書く「ターボ不要論」にガンガン苦情コメントがやってきましたよ!

  今じゃこういった無能な自動車ライターの「太鼓持ち」仕事のせいで、直噴ターボでPM2.5を日本車の50倍も撒き散らすクソみたいなドイツ車がバンバン売れちゃいましたよ!もはや福島の放射能よりも脅威にすら感じます。・・・子供の健康に甚大な被害を及ぼす可能性があるので、以下の乗用車を使っての保育園への乗り付けはご遠慮ください・・・「BMWとメルセデスの6、8、12気筒のNA車を除く全てのドイツブランド車」。もし私が保育園の園長だったらこんな張り紙をしたい気分です。

  数字上はそうとは思えないですが、中国では欧州車が大人気で、日本車はターボが無いから人気がない!と同じ雑誌の別の記事に書いてありました・・・。これもまた由々しき問題です。欧州メーカーが東アジアでターボモデルを大量に売り捌いた結果、日本へPM2.5がたくさん飛来してしまっているようです。とりあえず中国でのトップシェアのVWと第2位でターボ好きな韓国メーカー・ヒュンダイを全力で叩かないと、日本の大気汚染は半永久的に終わらないでしょう。トヨタやホンダには中国でもっと必死でHVモデルを売りさばいてもらわなければいけません。それなのに無能なライター達が日本メーカーのやる気を無くさせるようなネガティブキャンペーンを連発するのには閉口します。

  とりあえず直4ターボとか直3ターボとか積んだ欧州車を、繁華街で走らせたりするのだけは止めてもらいたいものです。だれもいない田園風景の田舎から出てこないでもらいたい!都市部でこういう欧州車に乗っている人は、ちょっと言葉が悪いですが「石」を投げられても文句言えないレベルです。これはブラックジョークですが・・・(けど実際に多いと思いますが)、耳鼻科や内科の「お医者様」が率先してこの手のドイツ車に乗っているようなら「モラルハザード」で逮捕してもいいと思います。専門家なんだからそれくらい百も承知で患者が増えることを見越してPM2.5を拡散するしてるのでしょうから・・・。

  ただし幸いなことに、ターボ車は欧州や日本からは順次姿を消します。ランエボが無くなり、日産がHVで次期GT-Rを開発しようとするのにはいくらかの理由があります。2020年の排ガス基準は欧州・日本・米国でそれぞれ過去最大級に厳格化されます、その結果、現在日本で発売されているVW・BMW・メルセデス・アウディのターボ車(安いグレードのクルマ全て)は姿を消すと言われています。日本メーカーが国内市場向けにターボを開発しようとしないのは、すでに国土交通省から事前に通知がされているため、販売期間が限定されてしまい開発費用が回収できないからです。ホンダは新興国市場で回収できるとして開発を進めていますが・・・。

  そんな「爆弾」エンジンを熱心に褒め称えるジャーナリストもどうやら減りつつあるようですが、何もわかってないマヌケな人々は今日も環境負荷の高いアホみたいなクルマを「ドヤ顔」で乗っています。全モデルがターボという血迷った設定にした結果、予想以上に売れていないスバル・レヴォーグも当然の結果だと思います。日本人ユーザーの情報収集力をナメるな!


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